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わくわく CINEMA PARADISE 映画評論家・高澤瑛一のシ https://blog.goo.ne.jp/eiichitakazawa

半世紀余りの映画体験をふまえて、映画の新作や名作について硬派のエッセイをお届けいたします。

映画会社の宣伝部勤務を経て、映画雑誌の編集部に約39年間在籍。並行して映画評論を執筆。主な著書に「事典映画美」「映画に見るアメリカの青春」「ラストシーンをもう一度/名画のエンディングBest80」など。

シネマパラダイス
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2014/09/27

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  • アルゼンチンから故郷ポーランドへ…「家(うち)へ帰ろう」

    アルゼンチン出身パブロ・ソラルス監督(兼脚本)の「家(うち)へ帰ろう」(12月22日公開)は、ナチスによるユダヤ人に対するホロコーストの記憶を大衆レベルで簡明に描いた快作です。アルゼンチンに住むユダヤ人の老人が、スペイン、フランスを経てポーランドへ向かう旅に出る。目的は、第2次世界大戦のホロコーストから逃れる際、自分の命を救ってくれた親友に自ら仕立てた“最後のスーツ”を手渡すこと。監督は、自分の祖父の家で“ポーランド”という言葉がタブーであったことから発想を得、自身のアイデンティティーを確認するために避けて通れないテーマを、感動のロードムービーとして完成させたという。その結果、2017年釜山国際映画祭WorldCinema部門や、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018国際コンペティション部門に出品されるなど、...アルゼンチンから故郷ポーランドへ…「家(うち)へ帰ろう」

  • 人種暴動の実話をもとにした感動ドラマ「マイ・サンシャイン」

    1970年代、ロサンゼルスの街を車で走っていると、路傍で燃える車両を目撃したものです。同行者によると、人種暴動の現れだということでした。トルコ出身の女性監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンが手がけた「マイ・サンシャイン」(12月15日公開)は、1990年代初頭に起こった大規模な人種暴動をもとにしたヒューマン・ドラマ。1991年、LAでふたつの事件が起きた。黒人男性が、白人警官たちから理不尽な暴行を受けたロドニー・キング事件と、15歳の黒人少女が万引きと間違えられて韓国系の女店主に射殺されたラターシャ・ハーリンズ射殺事件。後者は、保護観察処分と500ドルの罰金という収監なしの判決が下る。人の命を奪っておきながら、事実上無罪のような判決に怒りが湧き上がるLAの街。映画は、これらの事件を背景にヒロインと家なき子らとの心...人種暴動の実話をもとにした感動ドラマ「マイ・サンシャイン」

  • “ギターの神様”の壮絶な人生「エリック・クラプトン―12小節の人生―」

    グラミー賞を18回受賞、ロックの殿堂入りを3回果たすなど、長年音楽界を牽引し続ける世界的スーパースター、エリック・クラプトン(1945~)。彼の壮絶な生きざまを振り返ったドキュメンタリーが、リリ・フィニー・ザナック監督のイギリス映画「エリック・クラプトン―12小節の人生―」(11月23日公開)です。ジェフ・ベック、ジミー・ペイジとともに、世界3大ギタリストのひとりにあげられているクラプトン。お金や名声よりも音楽性を優先し、愚直なまでにブルースに身を捧げ、天才の名をほしいままにしてきた。だが、私生活では欲望と愛情、快楽と幸せの区別もつかないまま、いつも“何か”を探してさまよい続けてきたという。そして、酒、ドラッグ、女、音楽、すべてのものに溺れていく。1960~70年代のミュージックシーンを再現、本人自身の率直な告...“ギターの神様”の壮絶な人生「エリック・クラプトン―12小節の人生―」

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