アルゼンチンから故郷ポーランドへ…「家(うち)へ帰ろう」
アルゼンチン出身パブロ・ソラルス監督(兼脚本)の「家(うち)へ帰ろう」(12月22日公開)は、ナチスによるユダヤ人に対するホロコーストの記憶を大衆レベルで簡明に描いた快作です。アルゼンチンに住むユダヤ人の老人が、スペイン、フランスを経てポーランドへ向かう旅に出る。目的は、第2次世界大戦のホロコーストから逃れる際、自分の命を救ってくれた親友に自ら仕立てた“最後のスーツ”を手渡すこと。監督は、自分の祖父の家で“ポーランド”という言葉がタブーであったことから発想を得、自身のアイデンティティーを確認するために避けて通れないテーマを、感動のロードムービーとして完成させたという。その結果、2017年釜山国際映画祭WorldCinema部門や、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018国際コンペティション部門に出品されるなど、...アルゼンチンから故郷ポーランドへ…「家(うち)へ帰ろう」
2018/12/27 16:50