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わくわく CINEMA PARADISE 映画評論家・高澤瑛一のシ https://blog.goo.ne.jp/eiichitakazawa

半世紀余りの映画体験をふまえて、映画の新作や名作について硬派のエッセイをお届けいたします。

映画会社の宣伝部勤務を経て、映画雑誌の編集部に約39年間在籍。並行して映画評論を執筆。主な著書に「事典映画美」「映画に見るアメリカの青春」「ラストシーンをもう一度/名画のエンディングBest80」など。

シネマパラダイス
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豊島区
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2014/09/27

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  • シリアスなファミリー・メロドラマ「人魚の眠る家」

    堤幸彦監督の「人魚の眠る家」(11月16日公開)は、東野圭吾のベストセラー小説の映画化です。プールで溺れた娘が意識不明のまま、回復の見込みはなしと宣告される。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく。残酷な状況下で迫られる究極の選択、先の読めない展開、根底から揺るがされる善悪の価値観、そして理屈と常識を超えていく愛という感情の脆さと強さ。ドラマの底流に、臓器提供と、ANC(人口神経接続技術)というIT技術をからめて語られるミステリーだ。「明日の記憶」「悼む人」「天空の蜂」など、サスペンスフルなエンタテインメントを得意とする堤幸彦監督が挑んだシリアスなファミリー・メロドラマに仕上がっています。※2児の母・播磨薫子(篠原涼子)と、IT機器の会社を経営する...シリアスなファミリー・メロドラマ「人魚の眠る家」

  • 伝説の歌姫、苦渋の人生「バルバラ セーヌの黒いバラ」

    フランスの俳優で監督のマチュー・アマルリックがメガホンをとり、出演も兼ねた「バルバラセーヌの黒いバラ」(11月16日公開)は、伝説の歌姫バルバラ(1930~1997)の実像に迫った異色作です。「黒いワシ」「ナントに雨が降る」などの名曲で知られ、1950年代からシャンソン界の女王として君臨したバルバラ。彼女はユダヤ人として生まれ、少女時代にはナチスの占領下で迫害を受けた。そして両親との葛藤、特に「黒いワシ」に秘められた父親による近親相姦の痛ましい傷跡、80年代には猛威をふるったエイズ禍に対峙したという。本作には、バルバラを演じる女優ブリジット(ジャンヌ・バリバール)が、撮影しながらバルバラと内的な会話を交わし、次第に歌姫にとりつかれ、徐々に現実とフィクションの境界が消え去り、攪乱されてしまうという<入れ子構造>の...伝説の歌姫、苦渋の人生「バルバラセーヌの黒いバラ」

  • 狂乱のマネー・ゲーム!「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」

    1980年代初頭のロサンゼルス。“西のウォールストリート”と呼ばれた街で、わずか1年足らずで2億5000万ドルもの取引をするまでに成長を遂げた投資グループがいた。彼らは<ビリオネア・ボーイズ・クラブ>と呼ばれ、娯楽と快楽のために、投資家から金を騙し取っては豪遊することを繰り返す。ジェームズ・コックス監督の「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」(11月10日公開)は、実在した社交クラブと、実際に起きた詐欺・殺人事件をもとに映画化されたという。真実と嘘が入り混じる疑惑の事件を題材に、“汚れた金で結ばれた友情”の顛末を描いた作品。人気若手俳優たちが、前代未聞のスキャンダルに挑んでいます。※1983年、ハリウッド・スクールの同級生だった金融の専門家ジョー(アンセル・エルゴート)と、プロテニス選手のディーン(タロン・エガートン...狂乱のマネー・ゲーム!「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」

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