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わくわく CINEMA PARADISE 映画評論家・高澤瑛一のシ https://blog.goo.ne.jp/eiichitakazawa

半世紀余りの映画体験をふまえて、映画の新作や名作について硬派のエッセイをお届けいたします。

映画会社の宣伝部勤務を経て、映画雑誌の編集部に約39年間在籍。並行して映画評論を執筆。主な著書に「事典映画美」「映画に見るアメリカの青春」「ラストシーンをもう一度/名画のエンディングBest80」など。

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2014/09/27

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  • 老い、生と死、家族の絆―インドの感動作「ガンジスに還る」

    インドから、感動的な作品がやってきました。弱冠27歳の新鋭シュバシシュ・ブティアニ監督(兼脚本)の「ガンジスに還る」(10月27日公開)です。舞台は、インドのなかでも有名な聖地“バラナシ”。第2の主役ともいえる雄大なガンジス河が流れるこの地は、生と死が混沌とする神聖な場所として知られる。ガンジスの水はすべてのものを浄化するため、この世の苦しみから解き放たれるといわれており、この地で最期を遂げることは最大の喜びとされている。実際、映画の主役である父ダヤのように、死期を悟った人々がインド国内から数多く押し寄せるという。そこには、インド特有の死生観のあり方が、色濃く浮かび上がってくる。誰にでも訪れる“死”というテーマを、ユーモアと人情味溢れるタッチで描き、かつ家族の絆をからませてつづる、心温まる感動作になっています。...老い、生と死、家族の絆―インドの感動作「ガンジスに還る」

  • 樹木希林&黒木華共演―茶道の世界「日日是好日」

    人気エッセイスト、森下典子が茶道教室に通う日々を綴った「日日是好日お茶が教えてくれた15のしあわせ」が映画化されました(10月13日公開)。監督・脚本は、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(10年)、「まほろ駅前多田便利軒」(11年)、「セトウツミ」(16年)などの才人・大森立嗣。主演は、黒木華、故樹木希林、多部未華子。大森監督は、茶道を極める過程で自然や人生の奥深さを知る若い世代の心理を丁寧につづっていきます。同監督としては珍しい静謐の世界―「茶道とは無縁の僕が原作を読み終えて、いたく感動していました。ひとりの女性が大人になっていく過程で、きらびやかな宝石とは違う、胸の奥にずっと、でも密かにある大切なものに、お茶を通して気付き、触れていくお話です」と言う。タイトルは、「にちにちこれこうじつ」と読む。故樹木希林...樹木希林&黒木華共演―茶道の世界「日日是好日」

  • フェルメール+愛と欲望のドラマ「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」

    「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」と願った作家が、肖像画のモデルとなった女性と禁断の恋におちる画家の物語を書き上げた。作家の名は、イギリス出身のデボラ・モガー。17世紀のオランダでは、絵画とチューリップが二大ブームを巻き起こしたという。レンブラントやフェルメールらの絵画や、チューリップが投資や蒐集の対象となり、人々は熱に駆られたそうだ。こんな時代を背景に、フェルメールの絵から抜け出してきたような登場人物らが繰り広げる愛の事件の顛末。原作者が共同脚本も兼ね、やはりイギリス出身で「ブーリン家の姉妹」のジャスティン・チャドウィックが監督を手がけたのが、「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」(10月6日公開)です。フェルメールの絵をモチーフに、愛と欲がからんだミステリー。同時に、富者と貧しい者との対比や有...フェルメール+愛と欲望のドラマ「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」

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