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わくわく CINEMA PARADISE 映画評論家・高澤瑛一のシ https://blog.goo.ne.jp/eiichitakazawa

半世紀余りの映画体験をふまえて、映画の新作や名作について硬派のエッセイをお届けいたします。

映画会社の宣伝部勤務を経て、映画雑誌の編集部に約39年間在籍。並行して映画評論を執筆。主な著書に「事典映画美」「映画に見るアメリカの青春」「ラストシーンをもう一度/名画のエンディングBest80」など。

シネマパラダイス
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2014/09/27

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  • 「なぜ、何のために戦っているんだろう?」――「運命は踊る」

    イスラエルの新鋭監督サミュエル・マオズが、「レバノン」に次いで発表した作品が「運命は踊る」(9月29日公開)です。同監督は、20歳になったばかりのころ勃発したレバノン戦争に砲手として従軍、壮絶な戦争体験をした。本作も、自らの体験をベースに、運命の不条理さ、人生のやるせなさを描き出したものです。とりわけ、ギリシャ悲劇を思わせるスタイルで、沈痛なファミリー・ドラマとして戦争の実相をとらえた点がユニークだ。イスラエルの社会状況を盛り込みながらも、普遍的な家族のドラマに仕上げた。その結果、ヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリ(銀獅子賞)を受賞。本国でも、イスラエル・アカデミー賞であるオフィール賞で最多8部門受賞。各国の映画祭でも数々の受賞に輝いた。2018年、ヴァラエティ誌が毎年発表している観るべき10人の監督にも選...「なぜ、何のために戦っているんだろう?」――「運命は踊る」

  • 火星に思いを馳せる―映画と、SF小説と…

    去る7月31日、火星が地球に大接近。以後、晴れた夜には、火星・土星・木星の星座ショーを楽しみました。最近は、西に傾く時間が早いけれど、まだ火星くんの姿を楽しめます。ところで、その頃から火星を主題にしたSF小説も読み始めました。まずは、巨匠レイ・ブラッドベリの「火星年代記・新版」(ハヤカワ文庫・写真)。27編の短編から成る、ショート・ショート構成の火星クロニクル。はじめ人類は探検隊を送りますが、その人々はなぜか帰還しない。そこで描写される火星人は、硬貨のようにキラキラ光る眼と黒い肌を持っている。しかし、そのうち火星人は姿を消し、地球の人々が移住を開始。その背景には、地球で壊滅的な戦争が起こり、人類は火星に植民しなければならなくなるのです。SF小説なのに、なぜかリアルで、近未来での隣の惑星への人類の接近がスリリング...火星に思いを馳せる―映画と、SF小説と…

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