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わくわく CINEMA PARADISE 映画評論家・高澤瑛一のシ https://blog.goo.ne.jp/eiichitakazawa

半世紀余りの映画体験をふまえて、映画の新作や名作について硬派のエッセイをお届けいたします。

映画会社の宣伝部勤務を経て、映画雑誌の編集部に約39年間在籍。並行して映画評論を執筆。主な著書に「事典映画美」「映画に見るアメリカの青春」「ラストシーンをもう一度/名画のエンディングBest80」など。

シネマパラダイス
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豊島区
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2014/09/27

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  • 銃を取ってISに挑む“太陽の女たち”―「バハールの涙」

    フランス出身の女性監督エヴァ・ウッソンが手がけた「バハールの涙」(1月19日公開)は、自由・女性・新しい世界のために武器を取って戦う女性たちの事実に基づいた作品です。2014年8月3日、ISの攻撃部隊がイラク北部のシンジャル山岳地帯に侵攻。地域一帯が一斉に襲撃され、そこで暮らしていた少数民族ヤズディ教徒が奇襲攻撃を受けた。逃げ遅れた男性は皆殺しにされ、女性はひとり残らず捕らわれた。主人公のバハール像は、エヴァ・ウッソン監督が内戦の続くクルド人自治区におもむいて取材した女性戦闘員たちとの実体験から生まれたという。先ごろ2018年ノーベル平和賞を受賞し、自らも性暴力の被害者として、その実態を世界に訴え、女性たちの救済に尽力するシンジャル出身・ヤズディ教徒のナディア・ムラドと境遇を同じくし、ひるまずに立ち上がりISと...銃を取ってISに挑む“太陽の女たち”―「バハールの涙」

  • 生涯、己のスタンスを貫いた男「ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー」

    世界中の若者たちに衝撃を与え、“青春のバイブル”といわれた小説「ライ麦畑でつかまえて」を生み出した作家J(ジェローム)・D(デイヴィッド)・サリンジャー(1919~2010)。この名作誕生までの半生を映画化したのが、ダニー・ストロング監督・脚本・製作のアメリカ映画「ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー」(1月18日公開)です。アメリカ文学の常識をくつがえした小説で、教育委員会のボイコットを受け、さらに80年代にはジョン・レノン暗殺犯やレーガン大統領暗殺未遂犯の愛読書だったとか。寄宿学校を退学処分になった16歳の少年ホールデン・コールフィールドが、故郷のニューヨークをさまよう数日間の物語。10代の孤独や鬱屈を表わすスラング混じりの粗野な口語文体で、大人や社会の欺瞞を衝く語り口が特徴です。この伝説の小説を生...生涯、己のスタンスを貫いた男「ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー」

  • 2018年公開・外国映画ベストテン

    新年、おめでとうございます。恒例の2018年公開・外国映画ベストテンを選んでみました。詳細は、以下の通りです。※①「馬を放つ」(監督:アクタン・アリム・クバト/キルギス・フランス・ドイツ・オランダ・日本)②「ガンジスに還る」(監督:シュバシシュ・ブティアニ/インド)③「女は二度決断する」(監督:ファティ・アキン/ドイツ)④「家(うち)へ帰ろう」(監督:パブロ・ソラルス/スペイン・アルゼンチン)⑤「運命は踊る」(監督:サミュエル・マオズ/イスラエル・ドイツ・フランス・スイス)⑥「エリック・クラプトン~12小節の人生~」(監督:リリ・フィニー・ザナック/イギリス)⑦「ロープ/戦場の生命線」(監督:フェルナンド・レオン・デ・アラノア/スペイン)⑧「はじめてのおもてなし」(監督:サイモン・バーホーベン/ドイツ)⑨「バン...2018年公開・外国映画ベストテン

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