銃を取ってISに挑む“太陽の女たち”―「バハールの涙」
フランス出身の女性監督エヴァ・ウッソンが手がけた「バハールの涙」(1月19日公開)は、自由・女性・新しい世界のために武器を取って戦う女性たちの事実に基づいた作品です。2014年8月3日、ISの攻撃部隊がイラク北部のシンジャル山岳地帯に侵攻。地域一帯が一斉に襲撃され、そこで暮らしていた少数民族ヤズディ教徒が奇襲攻撃を受けた。逃げ遅れた男性は皆殺しにされ、女性はひとり残らず捕らわれた。主人公のバハール像は、エヴァ・ウッソン監督が内戦の続くクルド人自治区におもむいて取材した女性戦闘員たちとの実体験から生まれたという。先ごろ2018年ノーベル平和賞を受賞し、自らも性暴力の被害者として、その実態を世界に訴え、女性たちの救済に尽力するシンジャル出身・ヤズディ教徒のナディア・ムラドと境遇を同じくし、ひるまずに立ち上がりISと...銃を取ってISに挑む“太陽の女たち”―「バハールの涙」
2019/01/30 14:02