セイネンキレジェンド22話
2ラウンドのゴングが鳴り直也はリングサイドの椅子へ戻ろうとするが直也の足運びと歩く平衡感覚に変化が見られた。直也の身体は左に傾きやや疲れた感じリングの床を見ながらリングサイドの椅子に座った。ガードも甘くなっていった事を気にする会長やコーチだったが康志は冷静に直也を見ていた。「どうした、直也?」「え?なんで?」「お前まさか左腕を見せてみろ」「はい」「直也お前、左腕を痛めたな」相手のパンチを打たれ続けた事で腕は赤くなり左腕はしびれがあり直也は息を荒くしていた。相手の選手は直也と同じ右利き、それだけに左腕にパンチが集中していた。ノックアウトKO勝ちを相手の選手は狙っていたのだ。勝利の為の左腕を痛めた直也にコーチは次のラウンドで動きが止まればタオルを投げると直也に告げていた。「コーチ、タオルを投げるのは次の試合に...セイネンキレジェンド22話
2024/10/27 07:12