太平洋ひとりぼっちではなく、日本国ひとりぼっちだったのだ。
1962年の堀江謙一の太平洋横断航海を基にしたのは、石原裕次郎主演の映画『太平洋ひとりぼっち』だが、これを見ると非常に興味深い。堀江は、地元はもとより、大学、ヨット仲間にもひとりの友人もいない。西宮港を密かに出た時、見送ってくれたのは,ハナ肇だけ。その意味では、当時の堀江氏は、「太平洋ひとりぼっち」ではなく、「日本国ひとりぼっち」なのだ。最後、父親の森雅之はマスコミの前で言う、「二度とさせないようにします。皆さんにご迷惑かけないようにします」と誤るのだ。堀江氏の今回の壮挙となると、この50年間の日本も大きく変わったと言えるだろう。NEWS.YAHOO.CO.JP堀江謙一さん、83歳で単独無寄港太平洋横断を達成世界最高齢(毎日新聞)-Yahoo!ニュース米サンフランシスコから日本に向けてヨットで航海していた...太平洋ひとりぼっちではなく、日本国ひとりぼっちだったのだ。
2022/06/06 21:32