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大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」
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https://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948
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さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です。多くのジャンルをさ
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327回 / 365日(平均6.3回/週)

ブログ村参加:2014/09/26

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大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」

大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」さんの新着記事

1件〜30件

  • 山本功児は、『人間の条件』を読んでいた

    脚本家大石静かによれば、彼女は法政大の山本功児と付き合っていて、愛読書『人間の条件』をすすめると、まじめな彼はちゃんと読んだそうだ。付き合っていると言っても、セックスはもちろん、手も握ったことはなかったそうだ。当時、大学の野球部員と付き合うのが流行っていて、私の知り合いの子も、法政大学野球部員と付き合っていた。ただ、小柄だったので、プロにはいかず、ノンプロの選手になった。山本も、ノンプロの後、巨人の一塁手で入団した。世界の王の時によく入ったと思うが、たまに代打で出ていた。あまりにもったいないとのことで、ロッテに移籍し、レギュラーとして活躍し、後には監督にまでなった。さて、このように大ヒットした『人間の条件』だが、今回見てヒットの理由が分かった。山本功児は、『人間の条件』を読んでいた

  • 維新の連中の知的水準 イソジン吉村

    大阪の吉村知事と、松井市長が、イソジンがコロナウイルスを減らす効果があったと発表した。患者を分けて、イソジンで1日4回嗽をした法は、ウイルスが減ったというのだ。口内を殺菌していれば、ウイルスが減るのは当然で、体内、肺に入ったウイルスは減るのだろうか。この考えは、トランプの「抗マラリア剤が効く」との発言と同様で医学的意味はない。ともかく、この「研究」とやらの症例が、たった41人というのだからすごい。こんな程度では、到底まともな研究とはいえないだろう。維新の連中の発想というのは、非常に単純で、「大阪都構想」の目的である、二重行政の解消も、病院や図書館等の複数あった方が良いものもある。およそ、維新の連中の知的水準を疑いたくなるのは、私だけではないだろう。維新の連中の知的水準イソジン吉村

  • 山本かんさい、死去

    デザイナーの山本かんさい氏が亡くなられたそうだ。彼とは、パシフィコ横浜の時代、あるイベントの講演者としてきてもらったことがある。正確な時期は憶えていないが、たぶん1989年の秋で、パシフィコ横浜の実施設計ができ、それに基づく模型も作り、さらに横浜全体のプロモーションビデオもできたので、お披露目のイベントによんだのだ。名称は「コンベンション・クルーズ」とつけて、東京から大型クルーズ船で東京港をクルーズし、その間に講演や紹介をして横浜の大桟橋に着けて懇親会を開くというものだった。たぶん、パシフィコ横浜の他、横浜コンベンション・ビューローとの共催だったと思う。なぜ、こんなことを企画したかといえば、多くのコンベンション関係者は、実際に横浜を知らず、結構遠いところだと思っていることだった。また、船に乗り、海から東京や川崎...山本かんさい、死去

  • 育鵬社の教科書を選択せず

    横浜市の教育委員会は、中学の公民と歴史の教科書について、来年度からは育鵬社のを選択しないことを決めたそうだ。私の知り合いには、「横浜の公立中は、育鵬社なので私立に行かせた」という人もいたくらいだったが。今の教育委員長の大場茂美氏は、私が市会議長の秘書のときに、助役の秘書だった方で、教育長の鯉渕信也氏は、パシフィコ横浜では、私の後任の企画係長で、ウォーマッド横浜を実施した人である。お二人とも、私とは異なり、非常に穏健で良識的な人であるので、当然の結果だろう。だが、私は、「教科書問題」については、根本的な疑問をもっている。教科書というのは、そんなに国民の精神や思想を支配するものなのだろうか、である。もし、右派の教科書が使われると国民は右派になり、左派の教科書だと左派になるとすれば、国民の主体性はどこにもないことにな...育鵬社の教科書を選択せず

  • 『実録・ジプシー・ローズ』

    1974年の日活ロマンポルノ、監督は最多登板の西村昭五郎、舞台で踊子が踊っていて終わると、客席に正訓氏がいて、坂本長利が近いずいてきて挨拶する。1950年、舞台上に大きな額縁があり、その中に半裸のローズが立っていて、伸ばした手にヨハネの首を支えている。戦後、始まったストリップの「額縁ショー」である。すると、ローズは、ヨハネの首を舞台に叩きつけ、身にまとっていたショールを脱ぎ捨てて、一人で踊りだす。びっくりするスタッフの坂本と演出家の五条博だが、客は大いに受ける。ローズは、大きく踊るが、さらに腰を大きく動かすグラインドをしていき、これでストリップの大スターになっていく。このとき、彼女は15歳だったというのだから、現在では児童福祉法違反で駄目である。彼女は全国を巡業し大スターになるが、次第に酒に溺れるようになり、日...『実録・ジプシー・ローズ』

  • 『松竹映画30年』

    今村昌平が川島雄三の『相惚れトコトン同志』の助監督だった時、「川島さん、なんでこうんなくだらない映画を作るんですか」と聞いた。すると川島は即時に「金のためです」と言ったそうだ。この『女優と名探偵』も、ややその感じの作品で、期待外れだった。だが、この前に上映された『松竹映画30年』は、良かった。1950年、松竹が1920年に映画を作りだしてから30年とのことで、この間の名作をつなげたものなので、面白いのは当然だが。始まりは、五所平之助の『伊豆の踊子』で、これはすでにトーキーが『マダムと女房』で始められていたが、五所がわざとサイレントで撮ったもので、松井翠声が解説する。松井は、われわれの世代では、ボクシングやプロレスのリング・アナウンサーで知っていた人だが、元は活弁だった。これを見て驚くのは、この1950年時点で、...『松竹映画30年』

  • 横浜港の2本 『紅の流れ星』『唐手三四郎』

    昨日、今日と、横浜港が背景の映画を見た。『紅の流れ星』は,神戸港ではないかと思われるかもしれないが、神戸港とタイトルの出る桟橋の近くでロッキングチェアーで昼寝する渡哲也のシーンから、明らかに横浜の大桟橋である。その他、この名作のほとんどは、神戸ではなく、横浜で撮影されたもので、その極めつけは、渡と浅丘ルリ子が乗るジェットコースターは、浅草の花屋敷である。その他、渡が浅丘を連れまわして立ち話する、石井富子との元赤線は真金町で、榎兵衛との中華街は、横浜の中華街の裏だと思う。横浜港の2本『紅の流れ星』『唐手三四郎』

  • 催涙ガスには、レモンを

    アメリカのブラックマターライブ運動はじめ、香港など世界中で市民の運動、デモンストレーションが行われている。そこで警察側が使うのが、催涙ガスで、これは結構利くのだ。この催涙ガスに、特に涙が止まらない時は、レモンが有効である。なぜ、利くのかは知らないが、レモン汁は、催涙ガスに対する一番の方法である。催涙ガスには、レモンを

  • 敗戦野手・北條は、早く二軍に・・・

    昨日のヤクルト・阪神戦は、意外にも藤浪が好投だったが、ヤクルトの高橋奎二はさらに良くてまったく打てない。2回にヤクルトが連打で1点を入れただけで、藤浪は村上からも三振を取るなど、非常に良かった。ところが、7回にショートの北條が、3回もエラーする。そのエラーは、到底プロ野球のレベルではなかった。左投手だからと言って、木浪を外して北條にする意味はどこにもない。どうせ大して打てないのだから。本当に鳥谷を解雇したツケが来ているのだと思う。鳥谷の打撃が落ちているからと言って北條のようなひどい野手に比べれば、はるかにましだった。誰か解説者が言っていたが、今故障中のマルテが戻ってきたら、大山をショーㇳにする方法もあると思う。大山は、結構器用な野手なのでできるのではないかと思う。敗戦野手・北條は、早く二軍に・・・

  • 『巨大なる戦場』

    1947年12月、ニューヨークでクリスマスプレゼントを買っている、元米軍将校カーク・ダグラスに、ユダヤ人の若者が来て、「われわれは、パレスチナでアラブ側と戦うが、素人なので教えてくれ」と頼まれる。欧州ではノルマンディー上陸作戦等で武功をあげたが、もう妻アンジー・ディツキンソンと平安に暮らしたいと思っているが、強い要望で、パレスチナの海岸に行く。そこでは、欧州の収容所、さらにキプロスから来た老若男女が海岸に上陸しているところ。イギリスはもとより、アメリカも、ユダヤ人が勝つわけはないと思い込み、アラブとの面倒な紛争を起こすのは嫌っている。この辺の状況は、今と大きく違っていて面白い。カークは、弱いものの味方的感情で、ユダヤの若者を指導することになるが、様々な組織があり、バラバラで、武器はおろか、軍服も階級もない烏合の...『巨大なる戦場』

  • 横浜の二つの開発

    横浜では、今、二つの開発が話題となっている。一つは、言うまでもなく山下ふ頭の「IR・カジノ」で、もう一つは、瀬谷区の元上瀬谷通信基地跡地である。山下のカジノは、港運協会の前会長の藤木幸夫氏の反対で有名になっているが、もともと受託業者と目されていたラスベガス・サンズが日本撤退を発表したので、かなり後退したように見える。このサンズの撤退は、現在の「コロナウイルス」により、大きな収益が臨めないからだろうが、もう一つ山下再開発には問題がある。それは、山下地区は、基盤整備を含めて事業者が再開発することで、この条件が負担として大きかったのではというのが、私の考えである。これは、以前みなとみらい関係者から聞いたことで、彼は「基盤整備をせずは、横浜市の責任放棄で、こんなことはなかった」と怒っていた。そのとおりで、みなとみらいも...横浜の二つの開発

  • 『映画監督・小林正樹』

    以前、読んだが、図書館で借りて読んだので、じっくりと読めず、今回買ってゆっくりと読む。小林は、私にとっては新藤兼人と並び非常に苦手で、そのまじめすぎるところが、見ていて辛いのだ。ただ、今回じっくりと読んで再認識したのは、小林は戦争にずっとこだわってきたなということだ。小林と言えば、『人間の条件・三部作』だが、その他にも劇映画として、広田弘毅首相を主人公に『東京裁判』を作る企画があり、八住利雄の脚本も作られていたのだそうだ。これは、予算面で駄目になるが、後にこれは記録映画『東京裁判』になる。また、日活が山本薩夫監督で作った、五味川順平の『戦争と人間』も、テレビで作る企画もあったとのことだ。それほどまでに小林が、太平洋戦争にこだわったのは、自分の体験から来ているのは、間違いない。彼は、実際に大きな戦闘にには遭遇しな...『映画監督・小林正樹』

  • 『ヨーム・キプール 勝者なき戦場』

    1973年10月6日、エジプトとシリア軍がイスラエルに攻め込む。この日は、ユダヤ教の「ヨーム・キプール贖罪の日」で、一日何もしない日だったので、シナイ半島、ゴラン高原の双方でイスラエル軍は敗退する。これは、戦後の中東戦争で初めてのイスラエルのアラブ側への敗北で、イスラエルの不敗神話が壊れた時だった。イスラエル軍が敗北したのは、もちろん「ヨーム・キプール」だったためだが、さらにイスラエルは大きな常備軍を持たず、戦争になると予備役を招集して増強させる体制でもあったためだ。これは、民主主義国では、予算の問題があり、議会は絶えず軍事費の削減を求めるからで、日本に真珠湾攻撃されたアメリカもそうで、直ちに臨時招集を掛けて陸海軍を増強したのだ。この映画の始まりは、招集を受けた二人の若者が任地に車で行くところで、途中で将校を載...『ヨーム・キプール勝者なき戦場』

  • 『流転』

    1956年の松竹京都の時代劇で、主演はエースの高田浩吉。彼は、歌舞伎の三味線方で、杵屋の高弟で非常に上手く、団十郎(市川段四郎)が自分が踊りやすいように手を増やしたのに憤激して、団十郎と対立してしまう。彼は、浅草の掛け小屋で踊っている香川京子を見て、素質を見抜き、彼女に踊りと自分の三味で、団十郎を見返してやろうと決意する。だが、香川の父親で、彼女にたかっている父親(山路義人、この悪役は非常によく、私は好きだ)が小屋に火を付けて混乱した時に、山路を刺してしまい、お尋ね者になり、地方に逃亡する。博多で、銭に窮した高田が、自分の三味を質に入れるが、取り戻そうとすると、高田を追ってきた香川京子が受けだしていたことを知り、香川を追って江戸に行く。この辺のサスペンスは面白く、さすがに井手雅人の脚本である。最後、江戸にもどり...『流転』

  • 「週刊現代7月25日号」の「坂本九と吉永小百合がいた時代」でコメントしました

    週刊現代の7月25日号の特集記事「坂本九と吉永小百合がいた時代」で、二人と時代についてコメントしました。二人が共演した秀作に『上を向いて歩こう』があり、国立競技場を坂本、吉永、さらに浜田光夫や高橋英樹らが歌いながら行進してくるシーンは良い。さらに、そこに日本中の老若男女の姿が挿入されるが、これは助監督たちが撮ってきたもので、そこも非常に優れている。これは、1964年の東京五輪に向けて社会のすべてが上昇していく日本を象徴しているといえる。もう一つ、重要なことは、この坂本、吉永、浜田光夫の共演作は『一人ぼっちの二人だが』になる。ここでは、浅草の半玉の吉永が、坂本と浜田の力で救われ、それをヤクザの小池朝雄が許してハッピーエンドになる。この吉永、浜田、小池の関係は、次の『泥だらけの純情』で見事に結実し、吉永と浜田の心中...「週刊現代7月25日号」の「坂本九と吉永小百合がいた時代」でコメントしました

  • 高橋英樹時代劇の二つの違い

    高橋英樹時代劇と言えば、『男の紋章』であり、これは主に松尾昭典が監督していた。高橋の時代劇には、鈴木清順監督の『刺青一代』もあり、これはヤクザの幹部を殺した英樹が、その組からまた狙われて、返り討ちにするが、弟で絵画生の花ノ本寿が、間違って子分を銃殺してしまう。「満州に行こう」とのことで、日本海側の港に来るが、船があり、小さな電車があるので、撮影は銚子のようだ。そこで山内明の山下組の飯場で二人は働くが、高橋英樹は、山内の妹の和泉雅子に惚れられ、花ノ本寿は、山内の妻の伊藤弘子を好きになり、木彫に彫る。最後、英樹が殺した神戸組の連中が追いかけてきて、大出入りになり、清純の美学を見せる。小林旭の『関東無宿』のように、横移動から、座敷の唐紙を次々と開けると、色が変わる。そして、花ノ本寿は、殺され、高橋秀樹は、警察に引かれ...高橋英樹時代劇の二つの違い

  • 『黒澤明から聞いたこと』 川村蘭太 新潮新書

    黒澤明と知合いだったことを自慢しているだけの本という批評もあるが、これを読むと、晩年の黒澤明と家族の様子はよくわかる。要は、黒澤の周りには、久雄と和子の子供、さらにその友人などしかいない風景である。川村は、映画好きの父親に連れられて子供時代から映画を見ていて好きになるが、大学時代には映画会社は新卒の定期採用はなく、CM会社に入る。だが、両親の近くのアパートに住んだことから、加藤晴之・和子夫妻と知合い懇意になる。当時は、加東大介の息子、黒澤明の娘夫妻だった。『暴走機関車』、『トラ、トラ、トラ』以後、周囲に誰も映画人がいなくなった黒澤プロダクションにとって、映画製作以上に収益事業と目されたのが、CM製作で、川村は、黒澤久雄の会社に入る。久雄の会社は、黒澤エンタープライゼズで、一応別会社であるが、彼と妹の和子、さらに...『黒澤明から聞いたこと』川村蘭太新潮新書

  • 『パブリック・図書館の奇跡』

    こういうのを見ると、アメリカの福祉政策のひどさがよくわかる。オハイオ州のシンシナティ中央図書館の周囲で、冬、凍死者が出る。シンシナティは結構寒いのか、ここはシカゴにも近く、シカゴは、非常に寒いので有名だが。職員のグッドソンは、実際に利用者と接触する部署で、なかには彼の対応に苦情をいうものもいて、訴訟にもなっていて、地方検事からは注意を与えられている。館内には、ホームレスの高齢者の利用が多く、特に黒人の利用者が多い。オハイオ州は、黒人の人口はそうは多くないようだが、大都市は多いのだろうか。私が横浜市中央図書館にいたとき、夏季にビデオ等の視聴コーナーで、ホームレスの体臭がひどいと言った苦情があったが、大きなトラブルにはならなかった。寒波が襲来したとき、利用者が6時の閉館を過ぎても館外に出ず、50人くらいが立てこもっ...『パブリック・図書館の奇跡』

  • 森田必勝らは・・・

    日学同の赤ら顔の森田必勝の姿は、早稲田大学の構内でよく見た。また、元一水会の鈴木邦男氏も、早稲田大学にいたようだ。この森田や鈴木は、右派の学生運動で活躍していた。だが、彼らは次第に、生長の家系の「生学連」に負けたとのこと。そこから、森田は、三島由紀夫の盾の会に行ったようだ。この生学連系の連中は、現在の日本会議の事務局的メンバーになっているらしい。右派の運動もいろいろあるものだと思う。森田必勝らは・・・

  • 銅像にペンキを塗った連中

    アメリカで、かつて英雄とされてきた銅像の主が、実は人種差別者だったとのことで、銅像を引き倒す運動が起きている。1960年代の日本の早稲田大学構内で、大隈重信の銅像が白ペンキで塗られるという事件があった。1967年のある日、構内に行くと銅像の前で学生が騒いでいて、見に行くと大隈公の顔が白く塗られている。日学同(日本学生同盟)の森田必勝がいきり立っていて、「誰がやったンだ!」と叫んでいた。「知ってるよ」というと言えという。もちろん、言わなかったが、やったのは私もいた劇団の周辺にいた連中だった。彼らは、早稲田でいろんなことをやって喜んでいる学生だった。そして、彼らも含め劇団の連中は、ある館を占拠し、稽古場を作り、芝居をやっていた。そこに慶応から来ていたのが、つかこうへいである。その後、群像新人賞で村上春樹の『風の歌を...銅像にペンキを塗った連中

  • 『親バカ子バカ』

    藤山寛美と渋谷天外の松竹新喜劇作品の映画化で、寛美の当たり役の「あほう」役である。ただ、これは今では作れない喜劇だなと思う。寛美は、医療機器メーカー社長の天外の息子だが、あほうで、今日の言葉で言えば中程度の知的障害者である。読売テレビで大ヒットし、ひところ声帯模写でも、寛美のあほうぶりを真似する人がいたが、今はいない。これが、知的障碍者への差別につながるからだろう。もちろん、寛美には芸があるので、それ自体が批評性を持っているが、それを抜いてやられると、ただの差別になってしまうのだ。冒頭に天外の邸宅が出てくるが、その地下で寛美はロケットを研究していて、発射したロケットが1階の床を破って出てくる。ここにも、スプートニクショックの影響があったのかと思う。ソ連の人工衛星打ち上げ成功の「スプートニクショック」の影響は大変...『親バカ子バカ』

  • 森崎東、死去

    映画監督の森崎東が亡くなられた、92歳。多くの訃報に出ていないことを書く。彼は、松竹の監督だったが、大船ではなく、京都撮影所の助監督だった。松竹は、元は言うまでもなく歌舞伎で、古臭いところもあったが、意外にも非常に新しいところもあり、日本の映画で女優を使ったのは、松竹蒲田が最初なのだ。日活には、女形がいたのだから信じがたいことだろうが、本当である。1922年に松竹が映画製作を始めた時、画期的なことの一つが、女優の採用と現代劇を作ることだった。小津安次郎や五所平之助の諸作も、その上にあった。だが、これはあまりヒットしなかったようだ。そこで、主に京都で作られたのが時代劇で、林長二郎(長谷川一夫)の作品が大ヒットし、松竹のドル箱になる。その後、蒲田撮影所から大船になり、城戸四郎の指導の下に、松竹大船映画は、戦だが前の...森崎東、死去

  • 今年のダンスは・・・

    録画しておいた『アッちゃんのベビーギャング』を見る。中村勘九郎が、当時いたずらっ子で有名だったことから作られた喜劇である。勘九郎の父の小林桂樹は、妻の淡路恵子と共に、会社の専務有島一郎の邸宅の向いの家に引っ越してくる。成城らしいが、まだ道路は舗装されていない。東京でも1961年は、そんな状態だった。有島の妻は久慈あさみ、妹は浜美枝で、彼女も有島の会社で働いている。コネ入社だろうが、当時はそれは普通だった。平社員の小林が近所に来たとのことで、彼は有島の碁の相手から、銀座のバーのマダム・坪内三詠子との浮気の誤魔化しまで付き合わされる。もちろん、有島の浮気はばれて、久慈に激怒されるが、「これは森繁久彌との『社長シリーズ』と同じだな」と思う。と同時に、このサラリーマンが、上司の相手をさせられるというのは、松竹の戦前の「...今年のダンスは・・・

  • 東京、大阪ではなぜ維新が強いのか

    都知事選で、小池百合子が圧勝した。大阪では、もともと維新が強く、今回の選挙では、都知事選に出た維新推薦の小野氏の得票は、港区等では宇都宮候補を上回ったそうだ。これで、いずれ行われる国政選挙で、維新は東京で多くの候補を立てるに違いない。なぜ、大阪や東京等の大都市では、維新のような党が受けるのだろうか。それは、大都市ほど格差が激しいからだと思う。港区で小野候補が受けたのは、やはりタワーマンション等の高額所得者には、新自由主義的施策を支持しているからだろう。また、大都市ほど、コンビニ店員などの非正規労働者が多いので、彼らは皮肉なことに、彼らを切り捨てる新自由主義的施策の党を支持するのである。かつて、ドイツで、一番被害を受けた中産階級が、ナチスを強く支持したことと同様である。やはり、小泉・竹中以後の新自由主義的施策の間...東京、大阪ではなぜ維新が強いのか

  • 5位になる 阪神タイガース

    昨日のヤクルト戦で、阪神がなんとか勝ち、中日が広島に負けた。その結果、阪神が5位になり、ビリから脱出した。セ・リーグで一人負けだったのが、なんとかまともになってきたようだ。先発秋山の後のリリーフも、馬場、岩崎、スアレスとつなぎ、小川を出さなかったのは良かった。まだ先は長いので、なんとか優勝争いに加わってほしいと思う。矢野監督は、守りのチームを目指しているようで、これは正しい。伝統的に阪神は守りのチームであり、前の金本は「超変革」を掲げ打力重視のチームにしようとして失敗した。チームの伝統というものは、そう簡単には変えられるものではないので、これで良い。今の阪神は、投手の西とキャッチャーの梅野のチームであり、この二人を中心にやっていってほしいと思う。5位になる阪神タイガース

  • 『ボブ&キャロル&テッド&アリス』

    1969年のポール・マザースキー監督作品。ナタリー・ウッドとロバート・カルプが、山中の研修施設に行く。そこは、コンミューンのようなところで、ヌーディㇲトのような連中もいる。室内で、講師の語りで、自己解放セミナーが行われていて、ナタリーもロバートも自己を解放することに成功し、幸福を得る。ロスのレストランで、二人は友人のグールドとダイアン・キャノン夫妻と食事し、これも楽しい時間になる。ロバートは、映画監督で、サンフランシスコに行った帰り、自宅に戻った時、録音の助手の女とセックスしたことを告白する。セミナー以後、互いに一切の嘘は付かないと決めたからだ。だが、これが二組の夫妻に大きな枷を与えることになる。弁護士のカルプが仕事で疲れた帰り、妻とセックスしようとするが、ダイアンは疲れていて拒否し、カルプも散歩に出ようとする...『ボブ&キャロル&テッド&アリス』

  • ヴァネッサ・レッドグレーブが出ていた 『ミラル』

    「映画に見る中東戦争」で、『ミラル』を少し見たが、1947年クリスマスがレバノンのホテルで行われるシーン。タイトルにあったように、ヴァネッサ・レッドグレーブが出てきた。この1947年は、翌年に第一次中東戦争が始まる直前の時期だが、ホテルでは普通のクリスマスが祝われていた。キプロス島などにいたユダヤ人が、地中海からパレスチナの海岸に上陸し、1948年3月にイスラエル建国を宣言する。ただちに周囲のアラブ諸国が攻め込み、中東戦争になり、劣勢のイスラエルが勝利し、この時からパレスチナ難民が生まれる。これをアラブでは、ナクバと言い、破局、災厄の意味であり、今日までパレスチナ人は、ヨルダン川西岸地区とガザ地区に閉じ込められている。このイスラエル・パレスチナ問題は、言うまでもなくユダヤの金の力によるが、もう一つ欧州の「贖罪意...ヴァネッサ・レッドグレーブが出ていた『ミラル』

  • 『春高楼の花の宴』

    山本富士子、鶴田浩二共演の映画なので、大したことないと思っていたが、なかなか面白かった。原作は、川口松太郎、脚本は衣笠貞之助と相良準こと楠田清である。楠田は、映画史的には、黒澤明の『わが青春に悔いなし』の映画化の時、同じ題材のゾルゲ事件を扱っていると企画会議で問題になった『命ある限り』を監督した人であり、衣笠の弟子で、共産党員だったそうだ。東宝を辞めた後は、衣笠の映画、演劇作品の脚本を書いている。音楽家芥川比呂志の共同住宅に、友人の鶴田浩二が来る。彼らは、作曲家で、しかも邦楽を基にした音楽を作っている。具体的には、伊福部昭や早坂文雄のことかと思うが、その辺は不明。鶴田は、琴の宗家筑紫流・滝沢修の家で育てられたが、家元の座を狙っているとか、山本との間等の噂から家を出ていたのだ。芥川から山本のことを聞いて、鶴田は、...『春高楼の花の宴』

  • 『元禄忠臣蔵・前後編』

    1941年に作られた松竹京都の大作。昔、どこかで見たが、新藤兼人が書くようにかなり退屈な映画に見えた。確かに前篇はつまらなくて、今度も寝てしまったが、後篇は面白い。新藤兼人は『ある映画監督の生涯』では、「これは空虚な大作で、セットの大きさのみ」と書いているが、そうでもないように思える。これは言うまでもなく、真山青果の戯曲『元禄忠臣蔵』が基で、後篇では『お浜御殿綱豊卿』と最後の『琴の爪』が良い。特に、徳川綱豊の市川右太衛門が非常に良い。右太衛門と言えば、大げさな芝居の旗本退屈男だけの役者とみられているが、ここでは台詞もきちんと抑えて演技している。さらに、最後の『琴の爪』での、小姓姿の高峰三枝子が大変に美しいのにはあらためて驚く。やはり、「美人だなあ」と思う。そして、新藤兼人も指摘しているが、普通はクライマックスの...『元禄忠臣蔵・前後編』

  • 「セ・リーグ審判は、みな反巨人」

    巨人のエースだった堀内は、現役引退後、解説者をやっていたことがある。その時、彼は巨人の現役中は、「セ・リーグ審判は、みな反巨人で、自分たちは不利な判定をされている」と思っていたと言った。普通のファンから見れば、驚くべき発言である。巨人の全盛時代、「長嶋ボール、王ボール」があったのは誰でも感じていたことだったのにと思う。当時は、審判は、元選手だった人も多く、王者巨人への遠慮もあり、巨人びいきはあったと私たちは、常に感じていた。だが、当の巨人軍の選手は、逆に審判は、反巨人的立場だったと思い込んでいたようだ。これは非常に驚くことだが、世の中にはよくあることである。たとえば、現在の安倍晋三政権は、「一強他弱」で、強権的だが、彼らの方から見れば、むしろ敵ばかりで、常に攻撃を受けているとの被害者意識の政権であるかもしれない...「セ・リーグ審判は、みな反巨人」

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