大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」
住所
出身
ハンドル名
大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」さん
ブログタイトル
大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948
ブログ紹介文
さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です。多くのジャンルをさ
自由文
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更新頻度(1年)

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大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」さんの人気ランキング

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大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」さんのブログ記事

  • 『脱獄・広島殺人囚』

    1974年に東映京都で作られた脱獄囚・松方弘樹の話。はじめ、昭和22年のこと、、米軍用品の横流しのトラブルで、松方は汐路章を銃殺してしまい刑務所に入れられる。そこから、刑務所の職員、入獄してくる者などと次から次へと反抗し、喧嘩して罪が重ねられるが、めげずに脱獄する。例によって刑務所ものなので、全身裸になる「カンカン踊り」や集団入浴などが入り、タバコの火のつけ方、手渡し方披露される。ともかく松方が演じる男の脱獄への執着は尋常ではない。途中、松方の他、梅宮辰雄、西村晃の3人で広島刑務所を脱獄するが、西村は止めようとした米軍トラックに撥ねられて即死。松方は、四国に渡り、山奥に住む妹の大谷直子のところに行く。そこは非常な山奥で、室田日出男らの朝鮮人が、牛を殺して売ってもうけている。密殺は、明らかな法違反で、牛、豚、馬等...『脱獄・広島殺人囚』

  • 奥川、佐々木投手はすぐにプロ野球へ

    甲子園大会も大阪の履正社の優勝で終わった。今回も、奥川や佐々木のような優れた投手が話題になった。私が希望するのは、すぐに日本のプロ野球に入ってほしいということだ。日本のプロ野球で、大学出で、200勝以上したのは、杉下と村山しかいない。南海で、38勝4敗の信じがたい記録を1959年に記録した杉浦忠も200勝できなかったし、怪物と言われた巨人の江川卓に至っては、135勝である。杉浦は、投げすぎで手が血行障害になったものだが、江川は、高卒の後、法政大学、さらに米国留学等の無駄な時を過ごしたためである。5年間無駄にしたのだが、1年当たり10勝すれば、200勝を超えるのも不可能ではなかったはずだ。投手は、20代前半が一番球が早いと言われており、早くプロ球団に入って活躍したほうが良いと思う。できるなら阪神に入って、ノー・コ...奥川、佐々木投手はすぐにプロ野球へ

  • 最初に見たのは『新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ』

    一昨日に見た藤田敏八監督の『新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ』だが、ノートを見ると3年後に池袋の文芸地下で見ている。沢田幸弘監督の『濡れた荒野を走れ』と2本立てだった。私は、この頃藤田敏八が一番好きだった。その軽さ、自由さ、とりとめのなさなどだったと思う。だが、友人の下川博にそれを言うと、「それは映画だから可能なことで、(当時我々が一緒にやっていた)演劇では無理」とのことだった。その通りだが、よく考えると、藤田敏八は、大学時代は劇団俳優座にいて、役者をやっていた。その1950年代中頃は、サミュエル・ベケットが日本で紹介されたころで、多分彼はベケットから大きな影響を受けたはずなのだ。ベケットの、筋の展開がよくわからず、とりとめがなく進んで行き、いきなり破局に行く。こうした「不条理性」は、藤田敏八の作品の根底にも影響して...最初に見たのは『新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ』

  • 「馬の背を分く」

    国立映画アーカイブで『新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ』を見て、横浜に戻ろうとすると、天気予報のとおり銀座付近で豪雨になる。だが、蒲田に来ると止み始める。こうした夏の夕立のことを馬の背を分くというが、もっと局所的なことを経験したことがある。早稲田大学では、夏休みに未取得の単位を取るため特別授業を行うことがあり、ある年、私はサッカーを取っていた。夕方、高田馬場駅を出てバスに乗ったときは、まだ黒雲だった。それが、馬場下に来て、授業が行われる体育館に来ると大雨になった。サッカーの授業だったが、外のグランドでは練習は無理なので、教室での授業になったと思う。2時間後、授業が終了したときは、完全に雨は上がっていた。こうした夕立も昔はよくあったものだが、近年はそうしたものもない、ただただ暑いだけの日々であるのは、本当に参る。「馬の背を分く」

  • 『新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ』

    1970年なので、ダイニチ映配の配給、日活製作。北関東の刑務所から渡哲也が出て来てタクシーに乗り、新宿に行く。西口に着くと6000円で、「横浜に行ってくれ」と言って、山下埠頭入口に着くと8500円。新宿から横浜まで、当時は2500円だったのかと驚く。原田芳雄が、金に不足の渡に代わって払い、飲みに行く。1軒目は不明だが、2軒目は、伊勢佐木町にあった根岸屋であり、ここの実景が撮影されているのは大変に珍しい。黒澤明の『天国と地獄』で、山崎努が麻薬を受取るのが酒場があるが、この根岸屋がモデルなのは有名。その他、あそこに出てくる伊勢佐木町は、全部東宝の撮影所に作られたセットであり、実景と勘違いしている人も多いほど、立派なセットである。原田は、新宿に渡を連れてきて、スナックをやらせている女・梶芽衣子の弟が、LSDの取引の時...『新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ』

  • 吉本問題の根本は

    吉本問題も、泰山鳴動して鼠一匹になりつつあるようだ。この問題の根本は、芸人が多過ぎることで、今2万人もいるというのだから、異常である。以前、島田洋八が言っていたが、漫才ブームのころ、「若手漫才グループは20組くらいしかなかったそうだが、今や2万人もいる」のだそうである。ネットなど、活動の舞台が増えているとはいえ、そうは儲けられないだろう。となると、ギャラが下がることになる。これも昔のことで恐縮だが、亡くなった前田武彦が言っていたが、「前田さんのギャラで、5人の若手芸人が雇えるので、前田さんは・・・」とのことだった。要は、テレビが芸を必要としない、トーク番組ばかりになってしまったので、無芸・芸人が蔓ることになったのだろうと思う。結局は、テレビ局の経営不振が最大の原因となるのだろうか。時代の推移の結果となるわけか。吉本問題の根本は

  • 『人間の壁』

    昔、横浜で見たが、もう一度見ようと阿佐ヶ谷に行くと満員だったが、なんとか座れる。ここは、フィルムセンターが休館の月曜日は避けたのだが、夏休みのせいか女性が多い。原作は、石川達三で脚本は八木保太郎で、短い挿話で話が続く。今回見て気づいたのは、製作に大東映画が入っていること。これは、滋賀の映画館チェーンで、後に今井正の『キクとイサム』や山本薩夫の『武器なき戦い』を作る会社である。要は、この時期から邦画は2本立てとなるが、大手の系列館は良いが、独立系は作品がまわって来ない場合があるので、独自に制作することになったのだと思う。この傾向は、後にピンク映画全盛となっていくのだが、それは先の話。佐賀県の日教組の話で、田舎の小学校の女教師香川京子が、津田山市に赴任してくると、極貧の家庭の子が多数いる。炭鉱をクビになったので、崖...『人間の壁』

  • 広島には、なんで変わった名前の選手が多いのか

    夕方,食事にでて家に戻って、テレビのプロ野球中継で横浜・広島戦を見ていたら、広島は塹江という投手が投げている。なんて読むのだろうか、まさか「ざんえ」ではないと思うと、「ほりえ」だった。なぜか、広島には、昔から珍しい姓の選手が多い。備前などという選手がいて、結構いい投手だった。梵は、まさか「ぼん」と読むのかと思っていたら、「そよぎ」だった。前は、上水流という選手もいたと記憶していたら、つい最近までは、下水流という選手もいた。「じょうすいりゅう」でも「かすいりゅう」でもなく、「かみずる」と「しもずる」である。漢字文化圏でも、日本は姓名が多い方だそうだが、本当に珍しい姓があるものだと思う。広島には、なんで変わった名前の選手が多いのか

  • 『泣いてたまるか・定期便の源さん』

    テレビの『泣いてたまるか』から渥美清の『男はつらいよ』が生まれたのは有名だが、これも『泣いてたまるか』からスピンアウトした作品。監督は宮崎晃、主役は坂上二郎、男はつらいよのように、持てない中年男のところに、美女が来て・・・という同様な話。だが、『男はつらいよ』ほどに面白くない。渥美清の演技の上手さを再認識させられるが、それよりも坂上と渥美との芸質の差を感じさせる。長距離トラックの運転手の坂上は、福島で少女榊原るみを乗せ、赤羽駅に連れてくる。恋人が西武線にいるという。坂上は、38歳で、何度も見合いを繰り返しているが、不細工なのでいつもまとまらない。弟は、白タク運転手の萩本欣一で、彼らの母はミヤコ蝶々で、坂上と二人で都電が走る荒川で暮らしている。喫茶店の女が倍賞千恵子、アルバイトが佐藤我次郎と『男はつらいよ』的世界...『泣いてたまるか・定期便の源さん』

  • 『日本のいちばん長い日』

    昨日は、人と会って飲み、朝は少し頭がぼーつとしていたので、8月15日特集で放映されたのを見る。1967年版で、何度も見ているが、数年前に原田真人が作ったものとは格が違う。それは、出ている者も、スタッフも皆戦争を経験しているからで、二度と戦争はしてはならないとの思いがこもっている。8月15日の、昭和天皇の玉音放送に至る最高戦争指導会議、閣議、御前会議等の会議、会議が続く。いかにも日本は官僚制に毒されていたなと思う。戦時中も官僚主義は健在だったのだ。降伏に反対する将校は、畑中、井田、椎崎等でクーデターで放送を阻止させようとするが、勿論失敗する。これは、天皇が戦前まで持っていた、立憲君主制の君主と統帥権者としての軍事指導者との矛盾の現れだと思う。最後、志村喬の下村情報局総裁に向かい部下の江原達怡が聞く、「こんなことし...『日本のいちばん長い日』

  • 『わかれ雲』

    1951年の、スタジオ8作品で、新東宝から公開された。東宝争議の後、監督の五所平之助、製作の平尾郁次が作った製作プロダクションで、ここには撮影の三浦光雄や後に日本ATGを作る井関種雄らも参加していた。小渕沢に降りてきた女学生の中で、沢村契恵子は、発熱して倒れてしまう。近年のドラマだと、即妊娠となるが、診療所の医師沼田曜一の診察で、肺炎と診察される。農村の調査に来た女学生は、大塚道子、岩崎加根子、関弘子、宮崎恭子らで、若手新劇女優である。沢村は、歌舞伎の沢村宗十郎の娘だとのこと。彼女の母は死んでいて、義母福田公子と上手くいっていないために、やや素直さに欠ける娘となっている。旅館の主人は中村是公、妻は西洋かぶれの岡村文子、娘はダンス好きの倉田まゆみ、その他、町の人間とした柳谷寛など。女中に川崎弘子がいて、彼女のやさ...『わかれ雲』

  • 『忘れられた映画 ひろしま』

    ETVで、関川秀雄監督の『ひろしま』について制作と公開の事情が放送された。随分と間違いの多い番組だと思う。この映画は、当初配給予定だった松竹からは公開されず、細々と公開されたいうのだ。それがまず大違い、独立系の新星映画社から配給されて、それなりに公開されたのだ。ものを知らないというのは恐ろしいもので、関大の永井という先生に至っては、「オクラ」とさえ言っているが、大間違えである。解説の佐藤忠雄先生が言っているように、作品としては悪くない。私は、数年間に調布の市民ホールで見たが、結構面白い映画である。ただ、この映画で一番盛り上がっているのは、戦時中のシーンであり、明治以降の近代史で戦争が最大の国民的イベントであったことを教えてくれる。富国強兵が最大のスローガンだったのだから、当然だろう。この映画の原作を基にしたのに...『忘れられた映画ひろしま』

  • 『秋刀魚の味』のこと、いろいろと

    映画『秋刀魚の味』を見ると、いろいろなことを思う。まず、笠智衆の家は、どこかとのこと。息子の佐田啓二・岡田茉利子夫妻のアパートは、池上線の石川台駅近くであることは明確である。その近くらしいので、池上線か目蒲線のどこかだろう。笠は、「私が近いから・・・」と笠が行く、中学の国語の教師だった東野英二郎がやっているラーメン屋・燕来軒は、その店の感じから見れば、蒲田あたりだろう。そうなると、東野の店で偶然に再会した元海軍での部下だった加東大介の紹介で行き、亡くなった妻に似ているとして、笠と佐田が行く岸田今日子がやっているバーは、大森あたりだろうと思う。大森は、戦前から海岸には料亭や三業地があり、山側には喫茶店やバーなどがあった。それにしても、小津の、中学の教師・東野英二郎の描き方はひどい。鱧をハムと間違え、サントリーのダ...『秋刀魚の味』のこと、いろいろと

  • 『秋刀魚の味』を見て

    久しぶりに小津の遺作の『秋刀魚の味』を見る。面白いところと変なところがある。時代の変化を感じるのは、女性の生き方である。笠智衆が勤めている会社(川崎の石油企業らしい)では秘書のような女性がいるが、24歳くらいで皆結婚して辞めている。それは、牧紀子で、美人だが演技は今一つだった女優である。笠の中学時代の友人北竜二が再婚した若い妻は、環三千代で、小津の趣味がわかる。環は、宝塚出身で、関西のテレビによく出ていたが、なぜか松竹映画にも出ていて、小津のこれや、中村登の『古都』にも出ている。ここでも岩下志麻の友人で、特に意味のない役だが、可愛いので画面が華やかになる。要は、昔の映画は、美男美女で、『秋刀魚の味』でも、女優は岩下志麻、岡田茉利子、牧紀子、環三千代と美人ばかり、男優も佐田啓二と吉田輝男で、二枚目ではないのは、三...『秋刀魚の味』を見て

  • 指を骨折した投手といえば・・・

    DeNAの投手パットンが、ベンチで冷蔵庫を殴って指を骨折したそうだ。これは大問題で、彼の投手生命に影響するかもしれない。彼の前に、指を骨折して投手生命に影響した投手がいる。阪神の外人投手バッキーである。彼は、190センチ以上の長身で、カーブとストレート、さらにナックルボール等があり、全体に威力があり、村山実と共に阪神の投手陣の中心だった。小津安二郎の遺作『秋刀魚の味』では、川崎球場での大洋戦に登板しているバッキーが見え、打者は桑田武である。そして、1968年9月18日、甲子園での対巨人戦に出て、王選手と対戦した。その日は、かなり執拗に内角攻めをして、顔近くのストレートが投げられたとき、あの温厚な王選手が、怒ってバットを持ってバッキーに向かうように見えた。すると「ビンボールだ」として、巨人の選手がベンチから飛び出...指を骨折した投手といえば・・・

  • 吉本興業は、戦前から・・・

    吉本興業の問題で、政権との癒着も問題視されているようだ。だが、芸人と政治の癒着は、今に始まったことではない。能楽の世阿弥と言わなくても、戦前の日中戦争中には、吉本興業は、「わらわし隊」を作り中国に芸人を派遣して戦地慰問した。この時の飛行機は、朝日新聞のもので、戦争は新聞の販売拡張に非常に寄与したのである。まあ、『ハムレット』にも、王様のご機嫌をとる道化が出てくる。芸能人とは本来そうしたもので、松本人志が、常政権寄りの発言をするのも、ある意味当然のことなのである。吉本興業は、戦前から・・・

  • 入江洋祐、死去

    朝刊によれば、俳優の入江洋祐が亡くなったと出ている、84歳。彼は、元劇団三期会、現東京演劇アンサンブルの代表で、1960年代は、多くのテレビ番組に出ていた。劇団三期会は、その名の通り、俳優座養成所の3期生で、愛川欣也もいたと思う。入江の作品で著名なのは、溝口健二監督の『赤線地帯』で、三益愛子の息子を演じていて、売春婦の母を軽蔑し、三益を失望させた。京マチ子に続く入江の死で、『赤線地帯』に出ている主要俳優は、若尾文子だけになった。ご冥福をお祈りしたい。入江洋祐、死去

  • 『家庭教師』

    1940年の松竹映画、監督は大庭秀雄、主演は水戸光子。彼女は、フランス語の家庭教師として、三浦充子を教えに十津川家にやってくる。家は、彼女と内気で詩を書く兄の徳大寺伸と母親で、父はいないのに、富豪なのは不思議だが。戦後は、お色気伯母さんの三浦充子が、女学生を演じるのがおかしい。水戸には、許婚の三原純がいて、彼は小学校の教師だが、大陸で移住者のために行こうとしている。要は、満州移住だが、これは非常に問題のある事業で、国内の不況の解決策の一つとして大騒ぎされ、長野県で重点的に行われた。だが、満州にはもともと住民がいたわけで、それを「強制的」に取り上げて移住させたもので、戦後の引き上げの悲劇の原因となる。さらに、国内に戻ってきても土地はすでになく、第二の悲劇になる。水戸光子の出現で、暗かった家が明るくなり、徳大寺は、...『家庭教師』

  • 『港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ』

    1976年に、蒲田ロキシーで見て、あまり感心しなかったが、今回見てみるとそうでもない。もちろん、ダウンタウンブギウギ・バンドのヒット曲の映画化。話は、鹿児島から来た早乙女愛が、横浜で行方不明になった姉ヨーコを探すもので、中心となるのは横浜のディスコでのダンスクィーンコンテストである。ヨーコも前年に優勝したとのことで、負けた金持ち娘多岐川由美の代理の原田美枝子との対決となる。マラソン・ダンスで、16人いた参加者は、最後は早乙女と原田の巨乳対決となるが、早乙女がダンスが上手くないので盛り上がらない。マラソン・ダンスは、1930年代にアメリカで流行したイベントで、ジャズ歌手のアニタ・オディも出たことがあるそうだ。こういう最新の若者風俗は、日活が上手で、国立大学の松竹は下手である。もちろん、早乙女が勝ってクィーンになり...『港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ』

  • 『さよならはダンスの後で』

    監督の八木美津雄は、前に川崎で見た『あの波の果てまで』が非常に良かったので、これもどうかと見に行くと大変に良くできていた。ただ、この人は真面目な方のようで、あまり派手なところがなく、ハッタリに欠けるところがある。話は、弟の藤岡弘が家出をしたというので、桑野みゆきは駅に急ぐがバスが事故で止まったので、通りかかった沢本忠雄の車に乗せてもらい駅で藤岡と恋人と会うが、なんと二人は駆け落ちして東京に行くという。桑野は、旅館で働いていて、戻るとなんと客は、沢本という偶然。彼は、小林旭、川治民生と日活の「三悪」として売り出されたが、暴力的な小林や川治とは異なり優しい二枚目で、松竹のメロドラマに合っている。二人は惚れ合ってしまうが、沢本には会社の部長大森義夫の娘と婚約していて、これが足かせになる。桑野は、旅館で義理の叔母沢村貞...『さよならはダンスの後で』

  • 『嵐をよぶ楽団』

    1961年の宝塚映画で、井上梅次得意の音楽もの。ジャズのフル・バンドをやっていた父親の跡を次ぎたい宝田明が、様々な苦労をしつつバンドを作る話。面白いと思えば非常に面白く、バカバカしいと思えば、大変にバカバカしく見える作品である。「井上梅次は、もう古い」と断言したのは、早稲田の映研の金子裕君で、そう信じていたが、20年くらい前に黄金町のシネマジャツクで見て、「意外と面白いじゃないか」と井上を見直した作品。冒頭に、雪村いずみが大キャバレーで歌っていて、途中でピアノの宝田が、自分勝手に弾きだして大問題になるシーンがある。ここは、宝塚映画のスタジオではなく、実際に大阪にあった大きなアルサロだと思う。宝田の母親は、水戸光子、父の元マネージャで、プロモーターは阿部徹、別府に旅公演に行くが、トンズラするマネージャーは山茶花究...『嵐をよぶ楽団』

  • 昔の名前で出ています みんなの党

    N国党と、渡辺喜美議員が一緒の会派を作り、「みんなの党」を結成したそうだ。渡辺は、なんだったのかと思うと、みんなの党の後、日本維新の会から参議院の比例区で出て当選していたのだった。その後、無所属になっていて、今回昔の名前で出ることになったわけだ。みんなの党も、できた時は非常に人気があったが、その後は大したことはなく終わった。要は、自民党内の「余計者」の集まりにしかすぎなかったわけだ。自民党の余計者は、維新の会も同類だが、大阪という地域性があるからまだ続いているのだと思う。昔の名前で出ていますみんなの党

  • これぞ類は友をよぶ

    N国の立花孝志議員が、丸山穂高議員に入党を呼びかけて合意になったという。本当にくだらない連中である。これぞ、「類は友をよぶ」である。NHKに、安倍政権よりの姿勢などの問題はあるだろう。だが、BSでの映画、野球中継など、一番見ているのがNHKであり、私は受信料を年間の引き落としで払っている。吉本興行に代表される、民放のくだらないバラエティ番組よりも、NHKの方がはるかにましである。私は、「国民を吉本から守る会」ができたら、1票を入れるね。これぞ類は友をよぶ

  • 高校野球は、プロではないのだから

    岩手大会の決勝で、大船渡高校の佐々木が出ずに、花巻東に負けて甲子園に出られなくなった。見に来た観客には、不満もあり、「なんで出さなかったのか」の声もあるようだ。だが、当たり前のことだが、高校野球はプロではない。見せて、人を集めるのが目的のプロなら、無理しても出すべきだろうが、高校野球はプロではないのだから当然である。高校野球は、プロではないのだから

  • 「そんなに嫌なら、国を出て行けばよい」

    アメリカのトランプ大統領が、民主党のコルテス議員等に「嫌ならアメリカから出て行け!」と言ったそうだ。この嘘つき者の言うことが本当なら、アメリカにいる権利のあるのは、ネイティブ・アメリカンしかいないことになる。さて、このような言動を行なった政治家が日本にもいた。吉田茂である。彼は、1950年代に北朝鮮帰還運動が起きたとき、大賛成で「彼らのような不逞の輩は国に帰したほうが良い」と言った。吉田の言には一理あり、メーデー事件、大須事件、吹田事件の「三大騒擾事件」のとき、日本共産党内の朝鮮人グループがいたことは事実だったからだ。そのような「面倒な連中」は、北朝鮮に早く送ってしまった方が日本のため、というのが吉田茂の考え方だったのだ。北朝鮮帰還運動は、社会党、共産党がやったことのように誤解している連中が多いが、事実は違うの...「そんなに嫌なら、国を出て行けばよい」

  • 明日町子、死去

    今朝の新聞に明日町子が死んだことが出ていた、99歳。明日町子と言っても、誰も知らないだろうが、私ももちろん舞台は見たことがない。ただ、後年の映像は見たことがあり、映画『ムーラン・ルージュの青春』である。戦前とは少し違う場所らしいが、ムーラン・ルージュは新宿東口にあり、1960年代は新宿名画座になっていた。そこは、日活の三番館くらいで、古い日活作品を上映していて、鈴木清順作品等を見た。また、地下はピンク映画をやっていて、それはつい最近までやっていたようだ。だが、法違反の撤去命令が貼ってあり、今は完全になくなった。時代を作った女優のご冥福をお祈りしたい。明日町子、死去

  • 『白蛇伝』

    1958年、日本で最初の長編アニメ映画として作られた作品。話は、中国の伝説「白蛇伝」で、これは豊田四郎監督で『白夫人の妖恋』があり、豊田好きの私としては高く評価しているが、それに比べれば漫画映画という限界もあり、やや感動に欠けるものとなっていると感じられた。話は、幼い頃に助けた蛇の化身の美女から惚れられ、美男美女の恋物語になるが、いろいろと邪魔が入り、一度は別れるが、最後は一緒になる。音楽が木下忠司で、ディズニーのような大シンフォニーであるのが凄い。声は、森繁久彌と宮城まり子のみで、二人が全部を演じるのはさすがである。主なスタッフ、キャストでご健在なのは、宮城まり子にみだろう。国立映画アーカイブ『白蛇伝』

  •  『春の若草』

    1954年の松竹映画、笠智衆が学校の柔道の先生で、彼の娘月丘夢路と笠の弟子の三橋達也、須賀不二男、三島耕、須賀の妹でピアニストの草笛光子らのメロドラマ。筋は結構こみいっていて、月丘は三橋が好きだが、三橋は草笛から思われて、行動的な草笛に押されて婚約してしまう。だが、草笛を狙っている金融業者の諸角啓二郎がいて、須賀は、父親から継いだ会社の社長だが、事業に苦労していて諸角から金を借りていて、諸角は草笛との結婚させてくれれば借金をなくすと脅している。三橋が、国語の教師で貧乏だとか、西欧的な草笛と日本的な月丘との対比等いろいろあるが、どこか散漫。最後は、月丘は三橋と、三島は草笛と結ばれ、諸角は、悪事を暴かれていずれ逮捕されることが示唆されて終わり。筋が散漫な原因は、原作が雑誌の連載なので、クライマックスを次々に作ってい...『春の若草』

  • 『高校生番長・深夜放送』

    DNマークが出てきて、「これは駄目だろう」と思うと、その通りダメだった。DNとは、もちろん敗者連合のダイニチ映配だが、大体つまらなくて、特に大映がひどかった。大映の「ヤングパワー・シリーズ」では、公開時に『新宿番外地』を見てひどいと思ったので、他は見ていなかったが正解だったと分かった。新宿の女子高校生が深夜ラジオに電話してきて、会話のとおり列車自殺する。そこから高校生が投書をしている話になるが、脚本が高橋二三という年寄りなので、全然ダメ。最初のDJは、EH・エリックだが、次からは男は古賀なんとか、助手は松坂慶子。主人公は、2017年に亡くなった八並映子で、当時18歳くらいだが、おばさん顔で女子高生には見えないのが最大のネック。彼女をめぐって秀才の篠田三郎と不良の小野川公三郎の争いになり、八並は結局どちらともセッ...『高校生番長・深夜放送』

  •  ニュース映画でよく見たのは

    1950年代に映画館に行くと、劇映画の前にニュース映画があった。外国のニュースもあり、メトロニュースとか、フォックス・ムービートーンニュース等が上映されていた。そこでよく上映されていたのが、アメリカの人工衛星ロケットの失敗だった。ロケットが上昇すると思うと、いきなり倒れたり、上昇が止まって爆発したりした。そんな時に、ソ連が人工衛星を打ち上げたニュースが飛び込んできた。これは大衝撃で、日本でも一躍理工科ブームが起き、野口悠紀雄氏も、日比谷高校から東大理工学部に行ったくらいだ。実は、ソ連は何度も実験に失敗していたらしいが、伏せていたのだ。だが、ソ連とアメリカのロケット技術には、大きな違いがあった。ロケットの推力方式が、ソ連は固定燃料だったが、アメリカは液体燃料だった。システムとしては、液体燃料の方が優れているらしい...ニュース映画でよく見たのは