同窓会で昔好きだった女性と再開した。お互いに既婚者で子供がいる。私たちはけがえのない存在になれるか
同窓会で昔好きだった女性と再開した。お互いに既婚者で子供がいる。私たちは男女の垣根を越えて、お互いにとってかけがえのないない存在になれるだろうか、時に真っ直ぐに、時に気持ちを探りあいながら言葉を紡ぎ合う。100パーセント純愛ストーリー(今のところ...)
晴天の霹靂 予想外の展開に自分の下心が恥ずかしくなった episode 7
その喫茶店は人気のある店で、いつも駐車場は一杯になる 喫茶店に着くと「由紀」は駐車場で1台だけ空いている場所に立って駐車スペースを確保してくれていた。 カジュアルな格好をした「由紀」を見るのは初めてだった。 軽く挨拶してお礼を言って中に入り、店員に案内され禁煙席の一番奥へと向かう。 店内は、平日の午前という事もあり高齢者が多かった。 「高齢者ばかりなので知り合いいなさそう、大丈夫かなっ」 ほっ…
ついにきた、「会ってもっと話しがしたい」と言ってきた。決戦は水曜日 episode 6
夜になって「由紀」にメールを返す。 由紀からまたメールが来る。 またそんな繰り返しが三日程続き 「会ってもっと話しがしたい」というメールが入る。 ついにきたか、 嬉しかったが、不安もある。小さな町だし女性と二人で会っているところを知り合いに見られたらうちらにその気がなくても、それこそ大変な事になる。 つい3日前までは心が満たされて、もう十分だったのに もっと話したい、会いたいと思ってしまうの…
数年に一度しか会わない相手に真正面からぶつかって失敗したって死ぬ訳じゃない episode 5
次の日は妻と二人で映画を見に行く約束をしていた。 昨日飲みすぎたせいか二日酔いで頭痛がしていたが約束は約束なので出かける事にした。 しかし、妻とは基本的に見たい映画が違うので、入り口の所で分かれて「見終わったら電話して」という、まぁいつものパターンだ。 妻は「白ゆき姫殺人事件」、私は「ローンサバイバー」を見た。 この映画の謳い文句には「プライベートライアン」以来の最高の戦争映画と書いてあったが…
同窓会に臨む時、昔の記憶を思い出し相手によって話す内容をまとめておけば、百戦殆うからず episode 4 後編
「由紀」と二人となり、向こうもそれを望んでいたような目をしている。 いや、もしくは決闘場にあって、自ら望んで戦いに立ち向かう覚悟を決めた戦士ような目かもしれない。 座敷でお互いに正座して少し斜めに向き会って、でも膝と膝がこすれ合うぐらいの近さにいる。 よし今こそと、何日もかけて30年も前の記憶を思い出し、順序をまとめて頭に叩き込んでいた事を一気に話し出す。 人間の脳とは不思議なものだ、 昔ばな…
同窓会に臨む時、昔の記憶を思い出し相手によって話す内容をまとめておけば、百戦殆うからず episode 4 前編
駅前の居酒屋で「同窓会&板橋先生のお疲れさん会」が始まったのは 2014年3月の最終週の土曜日。 年度末の最終週という事もあり、前回より出席者は少なかったが、先生はとても喜んで出席してくれた。 板橋先生はユーモアがあって話しが上手だが、厳しい一面も持っている。 特に歴史教育においては戦争の悲惨さや過ちなど、ここでは書けないような事まで... 今から考えると、それは教育委員会の方針と違うんとちゃいますか…
「懐かしいね~、久しぶりだね~」で終わらせない同窓会にする為に考えた方法 episode 3
「同窓会大好き仕切り屋」の公男から電話が入ったのは2014年1月。 「板橋先生が3月で退職だから、同窓会も兼ねて一度お疲れさん会やろうか、連絡がつく人に連絡をして欲しい」というような事だった。 同窓会をやる事に異論はないので協力する事にする。 何人か連絡をしているうちに、登録されている「由紀」のアドレスが目に入ってくる 「誰か女子が連絡するだろう」と思ったが、3日ほど迷った挙句、取りあえずメールを…
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