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熊野まゆ
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2014/04/10

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  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第四章01

    城の舞踏会でサディアスと踊ったあと、アリアには常に護衛が付くこととなった。 サディアスは単独行動をしていることが多いが、王族ならば本来、常に複数の護衛が付くものらしい。 サディアスとパトリックはメディエッサとの交易に向けて日夜を問わず執務と調整に励んだ。その甲斐あって、医学大国メディエッサから一定量の人材を確保することに成功する。 メディエッサから医者を呼び寄せて一ヶ月が経つと、ロイド…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第三章10

    軽快なワルツに合わせてくるりくるりと回る。流れる景色のなかでサディアスだけはずっとそこにいて、力強く腰を抱いてくれる。 (不思議……) うまく踊れるだろうかとあれほど悩んで尻込みしていたのに、どうしてかスムーズにステップを踏むことができている。 氷の王子はダンスが下手でだれの手も取らないのではないかとまことしやかに囁かれていたが、その噂は、だれもが見惚れるようなふたりの優美なダンスに…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第三章09

    舞踏会当日。 クリスタルモチーフのドレスは身に着けているだけで人目を引く。 「ねえ……両手と両足が同時に前へ出ていない?」 城のダンス・ホールに入る直前だった。バーサに指摘され、アリアは「うぇっ!?」と奇怪な声を上げる。 「なあに、そのおかしな声。アリア、あなた緊張しすぎよ。そんなことで殿下と踊れるの?」 「で、殿下と踊るかどうか……まだ、わからないわ」 ふだん彼はホールの高いと…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第三章08

    行動を起こさないアリアを見てサディアスはそれを彼女の同意と捉えて、秘芯にふたたび指をあてがった。蜜のあふれ口をまさぐった指だ。ぬめり気を帯びた指先が敏感な肉粒をすりすりと擦る。 「あ、あぁっ……んぅっ……!」 頭のなかが真っ白になった。快感以外の感情が一瞬で排除されてしまったようにも思えてくる。それくらい気持ちがよくて——ほかのことを考えている余地がない。 「アリア? まだ……『だめ…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第三章07

    「あっ……!」 恥丘に指が当たると、そのすぐ下がドクンッと脈づいた。 サディアスの指が秘裂をそっと撫で上げる。 アリアは血相を変えてそこを手で押さえ、横向きになって背を丸めた。 「ゃっ……だめ、です……! そこ、は」 ——だって、さっきからなんだかおかしいんだもの。 独立した器官のようにトクトクとひとりでに脈づいているし、なにかよくわからないものがそこからあふれ出してきている…

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