chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
熊野まゆ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2014/04/10

arrow_drop_down
  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第一章10

    アリアの豊かなふくらみの先が尖ってくる。そのようすをサディアスは興味深そうにしげしげと眺めていた。 彼の両手が腕を這い上がって肩まで動き、そのあとは柔らかな双乳へ向かって下りていく。 「もう、ずっと……きみに触れたくて仕方がなかった」 心なしか彼の呼吸が荒い。 「きみの……ドレスに隠されている部分はどうなっているのだろうかと、そんなことばかり——ああ、いや……こんなこと、言うつもり…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第一章09

    とたんに、物憂げだったサディアスの表情が晴れやかなものに変わった。 「でも、全身——は、ちょっと……」 釘を刺しても、サディアスは嬉しそうなままだった。 「では、どこまでならいい?」 微笑みをたたえて、サディアスはアリアの耳や首、鎖骨を撫でたどり、彼の両手は下方へ向かう。 「……ここは?」 ドレスの胸もと、ふくらんでいる部分を手のひらで覆われた。 「っ……!」 アリア…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第一章08

    「きみに、堂々と話しかけることもできない己が不甲斐ない……」 ——でもそれはきっと、私のため。妬み嫉みの的になるから。 「このままではいけないと、思っている。きみはもう……年頃だ」 頬ずりをされ、触れ合う肌が熱を持つ。 「近いうちに必ず事を起こす。待っていてくれ」 耳もとで、吐息まじりの低い声を紡がれた。脇腹のあたりがぞくぞくっと戦慄≪わなな≫き、またしても下半身に熱溜≪ねつ…

  • 氷の王子は花の微笑みに弱い 第一章07

    「本当、サディアス殿下は今夜も氷のごとく冷ややかね」 「バーサ! 来ていたのね」 アリアは声がしたほうを振り向く。 リトルフ侯爵令嬢、バーサは幼い頃からの気の置けない友人だ。舞踏会だけでなく茶会でもたびたび顔を合わせる。 バーサは扇で口もとを隠しながら小さな声でアリアに言う。 「でも、アリアの前では違うのでしょう?」 「う——……ん、もぅ……! バーサったら、からかわないで」 …

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、熊野まゆさんをフォローしませんか?

ハンドル名
熊野まゆさん
ブログタイトル
くまの恋愛官能小説
フォロー
くまの恋愛官能小説

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用