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2014/04/06

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  • 夜の散歩を題材に短編小説を書いてみた 真夏の夜のノック

    真夏の夜のノック 第一章:夏の始まりの音 夏が訪れると、夜の静寂を切り裂くように響く、窓ガラスに打ちつけられる虫の音に、ハッと心臓が跳ね上がることがある。その乾いた一撃に、驚きと同時に、ああ、今年もこの季節が来たのだと、どこか懐かしい、夏の始まりの知らせのように感じるものだ。 蒸し暑さが肌にまとわりつく、真夏の夜。アキラはいつものように散歩に出ていた。ダイエットのためという名目だが、実際は、夜の闇に身を浸し、日中の淀んだ空気を洗い流す、ささやかな癒しの時間だった。30歳手前。仕事のストレスで凝り固まった体が、アスファルトを蹴るたびに軋む。車の往来が途絶えた住宅街の細い道を選んで歩く。街灯の明か…

  • 予想外の感動が待つ!? ハーレムRPG『ブルーブレイカー・剣よりも微笑みを』

    予想外の感動が待つ!? ハーレムRPG『ブルーブレイカー・剣よりも微笑みを』 『ブルーブレイカー・剣よりも微笑みを』は、 一見するとただのバカゲーのように思えるかもしれません。 1997年にヒューマンからセガサターンで発売されたこのゲーム (PC-FX、プレイステーションにも移植)、 当時のレトロゲーム市場で異彩を放っていました。 甘い砂糖からしょっぱい塩へ:先入観を打ち砕く物語 最初の印象で「これってバカゲー?」と決めつけるのは、よくあることです。 このゲームの導入を見れば、誰もがそう思うでしょう。 しかし、その先入観でプレイを始めたプレイヤーは、 まさかのシリアスな展開に心を強く揺さぶられ…

  • 友情崩壊?いや、友情育むRPGボードゲームの革命児『ドカポン王国Ⅳ・伝説の勇者たち』

    友情崩壊?いや、友情育むRPGボードゲームの革命児ドカポン王国Ⅳ・伝説の勇者たち 最近、気づけばRPGばかり遊んでいませんか? 冒険の旅に出て、レベルを上げて、強敵を倒す……それはそれで最高に楽しい。 でも、たまには違った刺激が欲しい! カップラーメンばかりじゃなく、たまにはカップ焼きそばも食べたくなる、 そんなあなたに朗報です。 RPGの奥深さとボードゲームの手軽さが奇跡の融合を果たした、あの伝説のゲームが、 今、あなたの心を鷲掴みにします! そう、今回ご紹介するのは、 1993年にアスミックから発売されたスーパーファミコンの神ゲー、 『ドカポン王国Ⅳ・伝説の勇者たち』です! 「仲が悪くなる…

  • 血湧き肉踊る恐怖!SFC『エイリアン3』で、映画の世界に飛び込め!

    血湧き肉踊る恐怖!SFC『エイリアン3』で、映画の世界に飛び込め! 今回、熱量MAXで語りたいのは、 1993年にアクレイムジャパンからスーパーファミコン向けに発売された アクションアドベンチャー、『エイリアン3』です! 「映画の世界をそのままアクションアドベンチャーにする豪快さ」という言葉が示す通り、このゲームは、あなたの脳裏に焼き付いているあの恐怖と絶望を、 見事にゲームで再現しています。 「もう少し優しかったら最高だった」という世間の評価もあるかもしれませんが、 それがまさにこのゲームの「渋さ」であり、 「リアルな悪魔城ドラキュラ」と称される所以なのです! 恐怖と脱出のサバイバル!『エイ…

  • 原始の記憶を呼び覚ます「ゴン」:音楽とアートが融合したアクションゲーム

    原始の記憶を呼び覚ます「ゴン」:音楽とアートが融合したアクションゲーム 1994年にバンダイからスーパーファミコン向けに発売されたアクションゲーム 「ゴン」は、田中政志氏原作の恐竜漫画をベースにしています。 この漫画は11年間にわたり連載され、セリフが一切なく、 イラストだけで太古の世界を生き抜く恐竜「ゴン」を描いた芸術的な作品でした。 ゲーム版「ゴン」は、 漫画の世界観をそのままに、 ゴンとなって太古の世界を生き抜くという目的で、 PC原人に似たシンプルなアクションゲームとして制作されました。 尻尾での薙ぎ払い、頭突き、噛みつきといった原始的な攻撃方法を駆使して、 様々な動物たちと戦いながら…

  • パックマンが可愛すぎる魔女っ娘に大変身!『ぺインターモモピー』

    パックマンが可愛すぎる魔女っ娘に大変身!『ぺインターモモピー』 今回、その熱い興奮を共有したいのは、 1990年にシグマ商事からゲームボーイ向けに発売されたアクションパズルゲーム 『ぺインターモモピー』です! 「パックマンを可愛らしくして、魔法を使えるようにした超名作」という言葉は、 決して誇張ではありません。 このゲームに搭載された「魔法」というシステムこそが、 シンプルなドットイートアクションを、とてつもない高みへと押し上げたのです! 「シンプルで面白い」という世間の評価をはるかに超える、 中毒性抜群のゲームプレイが、ここにはあります。 パックマン好きならずとも、このゲームの魅力に抗うこと…

  • 『ぎゅわんぶらあ自己中心派2・ドラポンクエスト』、奇妙で痛快な冒険の旅!

    『ぎゅわんぶらあ自己中心派2・ドラポンクエスト』、奇妙で痛快な冒険の旅! 「原作キャラクターと戦いながら、世界を冒険する不思議な作品」――この一文だけで、好奇心がくすぐられる方もいるのではないでしょうか。 ゲームの世界には、 既存のジャンルを大胆に融合させ、全く新しい体験を生み出す、 奇妙で魅力的な作品が存在します。 今回ご紹介するのは、まさにそんな一本。 パックインビデオが1994年にスーパーファミコンで放った異色作、 『ぎゅわんぶらあ自己中心派2・ドラポンクエスト*です。 麻雀漫画の多様性と「ぎゅわんぶらあ自己中心派」の圧倒的存在感 麻雀漫画と一口に言っても、そのバリエーションは驚くほど豊…

  • 13対1の悪魔的戦い!バンダイが放った怪作RPG『悪魔くん 魔界の罠』

    13対1の悪魔的戦い!バンダイが放った怪作RPG『悪魔くん 魔界の罠』 仲間を集めるゲームには、抗えない魅力があります。 多様な仲間の中から最強のパーティーを編成する喜び。 しかし、その常識を根底から覆したゲームが、 1990年にバンダイからファミコンで発売されました。 それが『悪魔くん 魔界の罠』です。 あの水木しげる先生が手掛けた人気漫画のゲーム化。 このRPGは、プレイヤーに「敵1人に対して、こっちは13人」という、 まさに悪魔的な状況を作り出します。 仲間を集め、圧倒的な戦力で敵を蹂躙する…はずが、 現実は甘くありません。 その理不尽なまでのバランスこそが、このゲームの伝説を生み出した…

  • 「飛龍の拳2・ドラゴンの翼」メインの面白さを否定する、革命的ファミコンRPGに迫る!

    飛龍の拳2・ドラゴンの翼メインの面白さを否定する、革命的ファミコンRPGに迫る! 今回ご紹介するのは、 ファミコン時代に一世を風靡した人気シリーズの傑作、 「飛龍の拳2・ドラゴンの翼」です! 1988年にカルチャーブレーンから発売されたこのアクションRPGは、 「格闘技とRPGが好きなら最高におすすめ」と、その名を刻みます。 赤川次郎「三毛猫ホームズ」が教えてくれた「常識破りの面白さ」 学生の頃、学校の図書館で赤川次郎さんの 「三毛猫ホームズ」シリーズを読んでいた時に、私はある種の衝撃を受けました。 それは、この作品が、「メインの面白さを否定する」という、 あまりにも斬新な手法を取っていたこと…

  • コナミが贈る グラディウスの野望!? コズミックウォーズの感想

    時を超えて輝く戦略の宝石!『コズミックウォーズ』の魅力に迫る! [攻めて お金を貯めて 投資して じっと待つ…] このフレーズを耳にして、胸の奥底で何かがざわめく貴方は、 間違いなく筋金入りのレトロゲーマーでしょう。 そう、かの伝説的シューティングゲーム『グラディウス』の世界観を借りながらも、 全く新しい戦略シミュレーションの地平を切り拓いたのが、 この『コズミックウォーズ』なのです。 「え、グラディウスでシミュレーション?!」と驚かれた方もいるかもしれません。 しかし、その組み合わせが、 まさにこのゲームの奥深さと唯一無二の魅力を生み出しているのです。 単なる懐かしさだけでなく、今なお色褪せ…

  • 維新の嵐:思想をぶつけ合う幕末シミュレーションの真髄に迫る!

    維新の嵐:思想をぶつけ合う幕末シミュレーションの真髄に迫る! [熱心に酒を肯定する…そしてブチギレられる] [維新の嵐 コーエー ファミコン] 1990年発売 ジャンル シミュレーション 記事のネタバレ度 普通 どんな人におすすめ? 坂本龍馬が好きなら遊ばない理由はないよね インターネット環境が自分の家に来た時の事を今でも覚えています。 初めての、インターネット体験はドリームキャストでした。 今考えれば、とんでもなくお金のかかる遊びだったのですが、 少ないおこずかいをやりくりしてインターネットを遊んでいました。 その頃は、ゲーム攻略のページを読み込んだら、一旦回線を切りまして、 何分間もじっく…

  • 『ちびまる子ちゃん・うきうきショッピング』が描く、もう一つの清水市!

    『ちびまる子ちゃん・うきうきショッピング』が描く、もう一つの清水市! 人気アニメ『ちびまる子ちゃん』を題材にしながらも、 そのゲーム性は「桃鉄の10倍バイオレンス!!」と称されるほど過激! ナムコが1991年にファミコンで発売したボードゲーム、 『ちびまる子ちゃん・うきうきショッピング』は、 あなたの抱く『ちびまる子ちゃん』のイメージを根底から覆す、 まさに「ウキウキできない」新感覚のゲーム体験を提供します。 優しさの裏に潜む「ブラックさ」!『ちびまる子ちゃん・うきうきショッピング』の衝撃! 人気アニメのゲーム化と聞けば、 多くの人はそのキャラクターたちの魅力が存分に活かされた、 ほんわかとし…

  • 『ベストプレープロ野球』、野球ゲームの常識を覆した「脳内野球」の金字塔

    『ベストプレープロ野球』、野球ゲームの常識を覆した「脳内野球」の金字塔 「自分で打てないのならば、真剣に作戦を考える」――この言葉に、 あなたの野球魂が震えるなら、今回ご紹介するゲームはきっと心を掴むでしょう。 アスキーが1988年にファミコンで発売した『ベストプレープロ野球』は、 それまでの野球ゲームの常識を打ち破り、監督として緻密な戦略を練るという、 全く新しい遊び方を提供しました。 まさに「無限に遊べる」「野球ゲームの決定版」と称される、不朽の名作です。 「改造ツール」いらず!?『ベストプレープロ野球』が切り開いた「データ野球」の未来 かつて、中古ゲームショップの片隅には、 当たり前のよ…

  • どうぶつの森64 攻略の秘訣は、心から楽しむこと、そして「ファミコンが出なくても泣かないこと」!

    攻略の秘訣は、心から楽しむこと、そして「ファミコンが出なくても泣かないこと」! もしあなたが「ゲームなんて、普段やらないし…」と思っているなら、 今、まさに人生を変えるゲームとの出会いが訪れようとしています。 これは単なるゲームではありません。 これは、あなたの日常に、かけがえのない安らぎと、 いつの間にか抜け出せなくなるほどの「沼」を差し出す、至高のシミュレーション体験です。 伝説の幕開け!「どうぶつの森」が紡ぐ、完璧な癒しと無限の中毒性 このシリーズの真の凄さは、 一度足を踏み入れたが最後、現実世界を忘れさせるほどの圧倒的な癒しと、 気がつけば時間を忘れて没頭してしまう圧倒的な中毒性にあり…

  • イース・セルセタの樹海 VITAで遊べる 超名作ハック&スラッシュ

    ハクスラ入門は、この「太陽が降り注ぐ秘境」から始めよう! 新たなゲーム体験を求めているあなたへ。 もしあなたが、日々のストレスをぶっ飛ばし、 ただひたすらに敵をなぎ倒す快感を求めているのなら、 そしてまだハック&スラッシュの世界に足を踏み入れたことがないのなら ……これしかない! 今回、自信を持っておすすめするのは、 2012年に日本ファルコムからPlayStation Vita向けに発売された、 アクションRPGの金字塔、『イース・セルセタの樹海』です! ハクスラは難しい、 暗いダンジョンに潜るのが苦手…そんなイメージを抱いている方もいるかもしれません。 しかし、この『イース・セルセタの樹海…

  • ソードアート・オンライン インフィニティ・モーメントで、 アインクラッドの「その後」を体験せよ!

    命がけのRPGと甘酸っぱいギャルゲーが奇跡の融合! ウィザードリィやディアブロの骨太なRPGに魅せられ、 不気味なダンジョンを探索し、最強装備を追い求める…。 そんなRPG魂を持つあなたに贈る、究極のゲームがここにあります! 私もかつて、ウィザードリィのアニメ化を夢見ていました。 今の技術で、あの深淵なる世界が映像になったらどんなに素晴らしいだろうかと。 その夢が現実になったのが、 『ソードアート・オンライン』のアニメを見た時でした! ネットゲームの世界に閉じ込められ、 命がけのデスゲームを強いられる主人公たち。 それはまさに、 ウィザードリィやディアブロの世界観がそのままアニメになったような…

  • 激ムズからマイルドへ:ドラゴンボール3部作の集大成『悟空伝』

    激ムズからマイルドへ:ドラゴンボール3部作の集大成『悟空伝』 ドラゴンボールのゲームは、 この『悟空伝』を境に大きく難易度が変わりました。 1989年にバンダイから発売されたファミコン用アドベンチャーRPG、 『ドラゴンボール3・悟空伝』 この作品は、ファミコン時代のドラゴンボールゲーム3部作の完結編であり、 初期ドラゴンボールのストーリーを総まとめにした集大成です。 悟空伝:原点回帰と集大成 前作『神龍の謎』(激ムズアクションゲーム)と 『大魔王復活』(激ムズアドベンチャーRPG)に続く本作は、 「初めからドラゴンボールを楽しむ」という衝撃的な展開で始まります。 パッケージには大人の悟空とマ…

  • 『トップギアポケット』で、あなたのレーシング魂が試される!

    容赦なきライバル、そして地獄のコース! ゲームの「味変」って本当に大切ですよね! RPGでじっくり世界観に浸った後は、 パズルゲームで頭をひねり、そして時にはスポーツゲームで熱くなってみる。 このローテーションが、ゲームへの新鮮な情熱を保つ秘訣です。 今回は、その「シンプルなのに意地の悪さが半端ない」と評される、 1999年にケムコからゲームボーイカラー専用として発売されたレースゲーム 『トップギアポケット』の感想を、熱く語ります! 「激ムズのコースと、邪魔をしてくるライバル。まさに地獄なり」という言葉は、 決して大げさではありません。 このゲームは、あなたのレーシングスキル、そして何より忍耐…

  • 潜水艦シューティング『レッドオクトーバーを追え』で、3時間ぶっ通しの没入体験を!

    潜水艦シューティングレッドオクトーバーを追えで、3時間ぶっ通しの没入体験を! 今回、熱く語りたいのは、 1992年にアルトロンからゲームボーイ向けに発売された 横スクロールシューティング『レッドオクトーバーを追え』です! 映画のゲーム化と侮るなかれ。 このゲームは、 その痺れるような難易度と、潜水艦ならではの独特のゲーム性で、 あなたのシューティング魂を揺さぶること間違いなし! 「ゆっくりな横スクロールシューティングも悪くない、というか面白い!」という 言葉の真意を、ぜひ体感してください。 『レッドオクトーバーを追え』──水中の静寂と、ミサイルの嵐が織りなす極限バトル! 本作の目的はただ一つ、…

  • ずんぐりむっくりな主人公が織りなす、奇妙で魅力的なアクションゲーム『カルノフ』

    ずんぐりむっくりな主人公が織りなす、奇妙で魅力的なアクションゲーム『カルノフ』 ゲームの主人公といえば、 多くの場合、イケメンや美人が定番です。 しかし、中にはその常識を覆す、ユニークな主人公が存在します。 1987年にナムコから発売されたファミコン用アクションゲーム 『カルノフ』の主人公は、まさにその代表格です。 異色のアクションと奇妙な世界観 『カルノフ』は、 天国からの神の使い「カルノフ」が、 平和な国に住み着いた悪魔軍団を追い払うというストーリーの 横スクロールアクションゲームです。 スーパーマリオとロックマンを合わせたような、 シンプルなジャンプと攻撃で進めるゲームシステムながら、 …

  • 音楽とストーリーが魅せる!ファミコン『ひょっこりひょうたん島』の絶妙なバランス

    音楽とストーリーが魅せる!ファミコン『ひょっこりひょうたん島』の絶妙なバランス 1960年代に放送され、 今なお根強い人気を誇る人形劇『ひょっこりひょうたん島』。 その世界をゲーム化した、 1992年発売のファミコン用ソフト『ひょっこりひょうたん島・なぞのかいぞくせん』は、一見、低年齢向けのゲームに見えますが、 その実態は、音楽とストーリー、そして難易度のバランスが絶妙な、 ユニークなアクション・アドベンチャーゲームです。 ゼルダのような謎解きアクションと奥深いキャラクター性 ゲームの目的は、 謎の海賊船に迷い込んだ島のアイドル「プリンちゃん」を助け出すことです。 ゲームシステムは、 アドベン…

  • ネットゲームのような自由度と、血なまぐさい策略!ファミコン『将軍』の奇妙な魅力

    ネットゲームのような自由度と、血なまぐさい策略!ファミコン『将軍』の奇妙な魅力 インターネットがまだ一般的ではなかった1980年代、 ファミコンで「ネットゲーム」のような世界観を体験できる、 奇妙で魅力的な作品が存在しました。 それが、1988年にヘクトから発売されたシミュレーション・アクションゲーム 『将軍』です。 このゲームは、 プレイヤーがさまざまなキャラクターを操作し、アイテムを集め、 人間関係を築きながら「将軍」を目指すというユニークなコンセプトを持っています。 その自由度の高さから、 「ファミコン版『ワールドネバーランド』」とも称されることがありますが、 その実態は、より血なまぐさ…

  • カルチャーブレーンが放った異色のアクションRPG『シェラザード』

    カルチャーブレーンが放った異色のアクションRPG『シェラザード』 1987年、カルチャーブレーンからファミコンで発売された 『シェラザード』。 「借金アリ、大学アリ、不気味な雰囲気アリアリ」という、 当時としては異例の要素が満載されたこのアクションRPGは、 多くのゲーマーに独特な体験をもたらしました。 平和なアラビアの国に魔物が溢れ出す中、 若き青年が魔法使いに挑むという王道ストーリー。 しかし、その裏には、 敗北によって記憶と能力を奪われ、過去へと飛ばされた主人公が、 再び魔法使いに挑むための力を探求するという、奥深く濃厚な物語が隠されています。 ゼルダの伝説や聖剣伝説を彷彿とさせるアクシ…

  • 斬新すぎる操作性がクセになる!「燃えプロ90・感動編」

    斬新すぎる操作性がクセになる!「燃えプロ90・感動編」 野球ゲームといえば、 今では「パワプロ」や「プロスピ」が主流ですが、 ファミコン世代にとって忘れてはならないのが、 ジャレコが手掛けた**「燃えろ!!プロ野球」、通称「燃えプロ」シリーズです。 中でも1990年に発売されたシリーズ第4弾、「燃えプロ90・感動編」は、 その独特なシステムと難易度の高さで、多くのプレイヤーを魅了しました。 「燃えプロ90・感動編」は、 従来のリーグ戦とは異なり、プレイヤーの野球ゲームの腕前を診断するという、 非常にユニークな目的が設定されています。 独特の操作性が生む「守備の恐怖」 「燃えプロ90・感動編」の…

  • レトロゲームを題材に短編小説を書いてみた ガッツマンの日常:ゲームショップ「オーロラ」

    ガッツマンの日常:ゲームショップ「オーロラ」 第一章:迷い込んだ子羊 商店街の片隅に、どこか幻想的な光を放つゲームショップ「オーロラ」があった。社長は、白髪交じりの「おやっさん」。そして、店員は、夢追勝男(ゆめおい かつお)、通称ガッツマン。頭は悪いが根性と発想力は天下一品、そして何より心が優しい男だ。彼の店は、最新のゲームを求める若者よりも、どこか懐かしさを求める常連客がふらりと立ち寄る、心のオアシスのような場所だった。 ある日の午後、店に似つかわしくない一人の女子高生が迷い込んできた。肩まで伸びた髪は乱れ、制服はくたびれている。目は虚ろで、まるで生きる気力を失った子猫のようだった。 「…あ…

  • やりこみゲームの金字塔「ファントムブレイブ」:無限の可能性を秘めたRPG

    やりこみゲームの金字塔「ファントムブレイブ」:無限の可能性を秘めたRPG 期待せずに手にしたゲームが、忘れられない傑作だった。 多くのゲーマーがそう語るのが、 日本一ソフトウェアが開発した「ファントムブレイブ」です。 日本一ソフトウェアは、 「エンディングを見てからが、本当のゲームスタート」という言葉が象徴するように、 本編クリア後のやりこみ要素がゲームのメインになるほど膨大なボリュームを誇ります。 本編クリアに30時間、やりこみ要素だけで100時間以上を費やせるという、 驚異的なプレイ時間を提供します。 PlayStation 2全盛期の発売当時、「ファントムブレイブ」は 多くの大作に埋もれ…

  • 『ストリートファイターEX』2Dの壁をぶち破り3D格ゲーの頂へ駆け上がった革命児!

    『ストリートファイターEX』2Dの壁をぶち破り3D格ゲーの頂へ駆け上がった革命児! 2D格闘ゲーム好きにはショック…しかし、 3D格闘ゲーム好きにはまさに天国が待っていた! ストリートファイターEXとはどんなレトロゲーム?常識を覆す3Dへの挑戦! この『ストリートファイターEX』は、 1997年にカプコンから発売されたプレイステーション専用の格闘ゲームです。 2D格闘ゲームの絶対王者として君臨していた 「ストリートファイターシリーズ」が、 まさかのフル3D格闘ゲームとして登場するというこの展開に、 当時どれだけのゲーマーが度肝を抜かれたことでしょうか。 これまでのシリーズが築き上げてきた、 常…

  • セガサターン『真説夢見館 扉の奥に誰かが』が問いかける「引きこもり」の闇

    セガサターン『真説夢見館 扉の奥に誰かが』が問いかける「引きこもり」の闇 1994年、セガサターンで発売された 『真説夢見館 扉の奥に誰かが』は、 前作『夢見館の物語』(メガCD)の続編でありながら、 プレイヤーに不穏な感覚をもたらす探索型アドベンチャーゲームです。 ホラーゲームとして始まり、 ヒューマンドラマへと変貌し、そして最後に再びホラーの様相を呈する本作。 その物語は、 幼い兄弟が館で蝶に変えられてしまった前作の「その後」を描いています。 館の住人たち(彼らもまた蝶)との交流を通じて、 夢見館が崩壊していく過程が描かれます。 『バイオハザード』や『エコーナイト』から戦闘を排除したような…

  • ウルトラマン倶楽部3 ウルトラマンがRPGに? 意外なゲームデザインと凶悪な難易度

    ウルトラマンがRPGに? 意外なゲームデザインと凶悪な難易度 ウルトラマンといえば、 怪獣と戦うアクションや特撮をイメージする人が多いでしょう。 しかし、1991年にユタカから発売されたファミコン用ソフト 『ウルトラマン倶楽部3』は、 ウルトラマンシリーズの世界観を本格的なRPGとして表現した意欲作です。 一見、ファンにはたまらない夢のようなゲームですが、 その難易度は非常に高く、多くのプレイヤーを苦しめてきました。 「素材は満点、調理方法は最悪」とまで言われる、この異色のRPGの魅力と、 その凶悪なゲームデザインについて深掘りします。 豪華なシステムと、カプセル怪獣を巡る謎の野球ゲーム 『ウ…

  • 才能が凶器と化す!ミステリーの女王が贈る推理アドベンチャー『京都・龍の寺殺人事件』

    才能が凶器と化す!ミステリーの女王が贈る推理アドベンチャー京都・龍の寺殺人事件 推理小説のトリックは、 私たちを驚かせ、作者の天才的な発想に感動させてくれます。 そんなミステリー界の女王、 山村美沙さんが原作を担当したファミコンゲームが、 1987年にタイトーから発売された『京都・龍の寺殺人事件』です。 このゲームは、激ムズのアドベンチャーゲームを愛するプレイヤーにとって、 最高の体験を提供します。 シナリオが現実となる衝撃の導入 『京都・龍の寺殺人事件』の最もユニークな点は、その導入部にあります。 主人公は、 自分が書いたアドベンチャーゲームのシナリオと 全く同じ展開で殺人事件が起こってしま…

  • シンプルな見た目とは裏腹の「狂気」の難易度!中毒性抜群の『バーガータイム』

    シンプルな見た目とは裏腹の狂気の難易度!中毒性抜群の『バーガータイム』 1985年にナムコからファミコンで発売された 『バーガータイム』。 アーケードゲーム『ハンバーガー』の移植作品であり、 あのデータイーストが開発を手掛けたこのアクションゲームは、 一見シンプルながら、遊べば遊ぶほど奥深い魅力に気づかされる傑作です。 プレイヤーはハンバーガー屋のコックとなり、 ステージ上の食材(パン、お肉、レタスなど)を巧みに落として ハンバーガーを完成させていきます。 マリオやドンキーコングのように、 梯子を使ってステージを縦横無尽に駆け巡る、昔ながらのアクションゲームです。 初見殺しの難易度と理不尽なま…

  • 初体験”アクションRPG:ハイドライド・スペシャル

    初体験”アクションRPG:ハイドライド・スペシャル 1986年、東芝EMIがファミコンに送り込んだ『ハイドライド・スペシャル』。 ジャンルはアクションRPG。 当時のゲーマーたちが「クソゲー」と罵ったこの作品は、 時を超え、今こそ再評価されるべき「骨太すぎる激ムズアクションRPG」です。 ゼルダの伝説、イース、聖剣伝説…数々の名作が生まれる中、 このゲームが多くのゲーマーにとって 「初めてのアクションRPG体験」となったかもしれません。 当時、酷評されていたゲームが、実はとんでもない傑作だった まさに『ダークソウル』よりも3倍死ねるという、狂気の難易度を誇る本作。 しかし、その死闘こそが、この…

  • 初心者から上級者まで楽しめるチェスゲームの決定版!SFC『チェスマスター』

    初心者から上級者まで楽しめるチェスゲームの決定版!SFC『チェスマスター』 1995年にアルトロンからスーパーファミコンで発売された 『チェスマスター』。 当時、本格的なチェスゲームが少なかった時代に登場した本作は、 チェスのルールを知らない人でも楽しめるように工夫された、 優れたテーブルゲームです。 「チェスと将棋は何が違うの?」と思っていたプレイヤーも、 このゲームを通じてチェスの奥深さに触れることができました。 セレクトボタンで開かれる世界 『チェスマスター』は、 一見するとシンプルなチェスゲームに見えますが、 セレクトボタンを押すことで開かれるオプションモードが、 このゲームの真価を発…

  • ファミコン・トップマネジメント パソコン会社の社長になって、地獄のボーナスを乗り越えろ!

    パソコン会社の社長になって、地獄のボーナスを乗り越えろ! 「パソコンが50万円」した時代。 そんな昔話を聞くたびに、 現代の高性能PCが数万円で手に入ることに驚かされます。 しかし、想像してみてください。 もしあなたが、そんな時代にパソコンメーカーの社長になったとしたら? 今回取り上げるのは、 1990年にコーエーから発売されたファミコン用シミュレーションゲーム 『ファミコン・トップマネジメント』です。 このゲームは、単なる懐かしのレトロゲームではありません。 社長業の壮絶な現実と、当時のPC業界の厳しい世界を体験できる、 まさに「社長シミュレーション」の決定版なのです。 終わらない赤字と、従…

  • ウィザードリィを題材にした短編小説を書いてみた 〜不敗のキリウスと技能の護符〜

    〜不敗のキリウスと技能の護符〜 第一章:隠れ家の賭博 薄暗い隠れ家には、重く淀んだ空気が満ちていた。テーブルの上には、禍々しい護符が置かれていた。その名も「技能の護符」。83%の確率で大量の経験値が手に入るが、17%の確率でキャラクターがロストし、全てを失う、ハイリスクハイリターンのマジックアイテムだ。 この隠れ家では、参加者たちは、一攫千金を夢見て、あるいはただの虚栄心のために、危険なルーレットに身を投じていた。 その中でも、キリウス・レイは異質な存在だった。常に冷静沈着、無表情。彼は一度たりとも失敗したことがない。いつしか「不敗のキリウス」と呼ばれ、畏怖と羨望の対象となっていた。 今日もま…

  • 「ハーメルンのバイオリン弾き」最大の欠点さえも愛せる名作アクションゲーム

    「ハーメルンのバイオリン弾き」最大の欠点さえも愛せる名作アクションゲーム 1995年にエニックスから発売されたスーパーファミコン用ソフト 「ハーメルンのバイオリン弾き」は、 当時のテレビCMで注目を集めながらも、 多くのゲーマーがその魅力を十分に体験できなかった作品です。 渡辺道明氏による大人気漫画のゲーム化であり、 王道アクションの面白さを凝縮した傑作として知られています。 本作は、巨大なバイオリンを持つ主人公「ハーメル」と、 タフなヒロイン「フルート」が共に冒険する横スクロールアクションです。 究極のヒロイン「フルート」は最強の武器 「ハーメルンのバイオリン弾き」の最大の魅力は、 ヒロイン…

  • 剣と魔法の王道ファンタジー「ソード&ソーサリー」:お気楽RPGの魅力

    剣と魔法の王道ファンタジー「ソード&ソーサリー」:お気楽RPGの魅力 セガサターンが盛り上がりを見せていた1996年、 マイクロキャビンから発売されたRPG「ソード&ソーサリー」は、 複雑な要素を排除し、純粋にRPGを楽しむことができる作品として愛されました。 もともと3DOで発売され人気を博した本作は、 セガサターン版で豪華なボイス(3DO版にはボイスがなかった)が追加され、 より魅力的な体験を提供します。 肩の力を抜いて楽しめる王道ファンタジー 物語は、夜になると獣人になってしまう青年「エルゴート」と、 大魔導士の弟子である天真爛漫な少女「ルシオン」(CV: 林原めぐみ)の旅を描いています…

  • トラウマ製造ゲーム!『ドラゴンボール・大魔王復活』クレイジーなアドベンチャーの真髄

    トラウマ製造ゲーム!『ドラゴンボール・大魔王復活』クレイジーなアドベンチャーの真髄 レトロゲームの思い出は時に恐ろしいものです。 特に『ドラゴンボール・大魔王復活』のパッケージを見ただけで、 恐怖を感じるプレイヤーは少なくありません。 1988年にバンダイから発売された ファミコン用アドベンチャーRPGで。 前作の『神龍の謎』に続くストーリーで、 ピッコロ大魔王が復活した世界を救うべく、悟空が修行と冒険を重ねます。 クレイジーなアドベンチャーゲームが好きなら、最高の体験が待っています。 カードゲーム風RPGとアドベンチャーの融合 『大魔王復活』は、アドベンチャーゲームとRPGが融合した、 斬新…

  • みんなで白熱!レトロクイズゲームの傑作「なるほど!ザ・ワールド」

    みんなで白熱!レトロクイズゲームの傑作「なるほど!ザ・ワールド」 テレビ番組のゲーム化と聞いて、 懐かしさを覚える方も多いのではないでしょうか。 特に90年代は、 「風雲たけし城」や「筋肉番付」など、人気番組がこぞってゲーム化され、 テレビの熱狂をそのままゲームの世界に持ち込もうとする試みが盛んに行われていました。 今回ご紹介するのは、 そんな時代に生まれたクイズゲームの傑作、 スーパーファミコン用ソフト「なるほど!ザ・ワールド」です。 1994年にトミーから発売されたこのゲームは、 フジテレビの人気番組「なるほど!ザ・ワールド」を忠実に再現。 司会の愛川欽也さんとアシスタントの楠田枝里子さん…

  • 究極のスパルタ教育! オセロの真髄を学ぶ「オセロワールド」

    究極のスパルタ教育! オセロの真髄を学ぶ「オセロワールド」 修学旅行の定番として、トランプやUNOと並び愛されてきたオセロ。 運の要素が大きい他のカードゲームとは異なり、 オセロは実力が勝敗を分ける真剣勝負です。 今回ご紹介するのは、 オセロの奥深さを徹底的に教えてくれるスーパーファミコン用ソフト 「オセロワールド」です。 1992年にツクダオリジナルから発売されたこのゲームは、 グリム童話やおとぎ話の世界を舞台に、 様々なキャラクターたちとオセロを楽しみながら、 プレイヤーの腕前を鍛え上げるパズルゲームです。 「序盤は優しく、次のステージで鬼と化す」という特徴を持つ本作は、 オセロのプロフェ…

  • ナムコ流戦国シミュレーション!『独眼竜政宗』で最強の伊達軍団を率いよ

    ナムコ流戦国シミュレーション!『独眼竜政宗』で最強の伊達軍団を率いよ シミュレーションゲームは、プレイヤーに夢の世界を提供します。 その中でも、歴史シミュレーションは特に人気があります。 信長や信玄が活躍するゲームが主流の中、 1988年にナムコから発売されたファミコン用シミュレーションゲーム 『独眼竜政宗』は、伊達政宗を主人公に据えたユニークな作品でした。 ナムコといえば、昔から個性的で、 時に「イカれた」ゲームを世に送り出してきたメーカーです。 そのユニークな発想は、このシミュレーションゲームにも遺憾なく発揮されています。 奥羽制覇を目指すコミカルな戦国絵巻 『独眼竜政宗』の目的は、 全国…

  • 貧弱な主人公がアイテムで無双する!「不動明王伝」の魅力

    貧弱な主人公がアイテムで無双する!「不動明王伝」の魅力 1988年にタイトーから発売されたファミコン用アクションゲーム 「不動明王伝」は、 同社の人気作「影の伝説」を大幅にパワーアップさせたような作品として知られています。 本作は、不動明王の血を引く「アシュラナータ」が、 さらわれた「小夜」を救出し、邪悪な陰謀を打ち破るというストーリーです。 超人的なジャンプ力や素早い動きなど、 「影の伝説」譲りのアクション性を持ちながら、一撃で死んでしまう貧弱さも健在です。 しかし、このゲームの真骨頂は、 主人公を強力にサポートするアイテムの数々にあります。 貧弱さを補う強力なアイテムシステム 「不動明王伝…

  • 隠れた名作アクションゲーム「バナナン王子の大冒険」の魅力

    隠れた名作アクションゲーム「バナナン王子の大冒険」の魅力 ファミコン後期の1991年にタカラから発売された 「バナナン王子の大冒険」は、マイナーながらも、 そのユニークなシステムと高いゲーム性で、 一部のレトロゲームファンの間で「隠れた名作」として語り継がれています。 一見すると、主人公の「バナナン王子」を操作して三種の神器を集め、 ピーマン大魔王を倒すという、オーソドックスなアクションゲームです。 しかし、本作は単なるジャンプアクションにとどまらない、 プレイヤーを飽きさせない斬新なシステムが随所に盛り込まれています。 アクションとクイズが融合した斬新なゲームプレイ このゲームの最大の特徴は…

  • 掘って、集めて、謎を解く! 知る人ぞ知る名作アクションパズル「バルダーダッシュ」

    掘って、集めて、謎を解く! 知る人ぞ知る名作アクションパズル「バルダーダッシュ」 ファミコン時代の隠れた名作として、 一部のコアなゲーマーに愛されてきた「バルダーダッシュ」。 1990年にデータイーストから発売されたこのゲームは、 アクションとパズルが融合したユニークなゲーム体験を提供します。 知名度は決して高くありませんが、 一度プレイすればその面白さの虜になること間違いなしです。 本作は、冒険家だった父親から受け継いだ古い地図を頼りに、 財宝(ダイヤモンド)を求めて冒険するというストーリーです。 「ディグダグ」と「ロードランナー」を融合した奥深いシステム 「バルダーダッシュ」のゲームシステ…

  • 「ファミスタ」を超えたか? 知的なCPUが光る野球ゲーム「究極ハリキリスタジアム」

    「ファミスタ」を超えたか? 知的なCPUが光る野球ゲーム「究極ハリキリスタジアム」 ファミコン時代の野球ゲームといえば、 ナムコの「ファミリースタジアム(ファミスタ)」が圧倒的な人気を誇っていましたが、 それに対抗するように、タイトーから1988年に発売されたのが 「究極ハリキリスタジアム」です。 多くのファミコン野球ゲームが 「ファミスタ」の基本フォーマットを継承する中で、 「究極ハリキリスタジアム」は、独自の進化を遂げた意欲作です。 特に注目すべきは、 ファミスタでは見られなかったCPUの頭の良さと育成要素にあります。 ファミスタとは一味違う、洗練された守備AI 従来のファミコン野球ゲーム…

  • レトロゲームを題材に短編小説を書いてみた 真夏の光、CDの絆 モンスターファームがくれた友情

    真夏の光、CDの絆 モンスターファームがくれた友情 再会の乾杯、そしてゲームの話題 古びた赤提灯が灯る居酒屋「大虎」。40歳になった健一と修一は、久しぶりの再会をビールジョッキで祝っていた。 「修一、最近どうだ? 仕事は忙しいか?」 健一が尋ねると、修一はジョッキを傾けながら答えた。 「相変わらずだよ。でも、最近、スマホゲームにハマっててさ。暇さえあればやってるんだ」 健一は少し驚いたように言った。 「お前もか。俺も最近、昔のゲームのリメイク版をやってるんだ。昔はあんなにゲームばっかりしてたのに、いつの間にか離れてたな」 その言葉に、二人の会話は自然と彼らが小学生だった頃の、あの夏休みへと引き…

  • 「ダークハーフ」が描く、スーパーファミコン史上最も“悪い”主人公の真実!

    「ダークハーフ」が描く、スーパーファミコン史上最も“悪い”主人公の真実! 数多の主人公を凌駕する、異色の「魔王」 これまで発売されたゲームには、 本当に多種多様な主人公が存在しました。 勇者の末裔、トレジャーハンター、モンスターハンター、 配管工、果てはハリネズミまで…。 数え上げればキリがありません。 そんな中でも、 特に異色中の異色と言われる主人公が、 何を隠そう「魔王」という存在ではないでしょうか。 本来ならば勇者に成敗されるはずの存在が、まさかの操作キャラクター。 その発想だけで、胸が高鳴りませんか? 今回の主役は、 まさに「こんなに残忍な主人公は見たことがない」と断言できる、 「ダー…

  • 挑戦者の心を折る伝説の激ムズゲーム!『ドラゴンボール・神龍の謎』

    挑戦者の心を折る伝説の激ムズゲーム!『ドラゴンボール・神龍の謎』 「宇宙ステージまでは行けるんです」 このフレーズに、多くのレトロゲーマーは共感するでしょう。 1986年にバンダイから発売されたファミコン用アクションゲーム 『ドラゴンボール・神龍の謎』。 ドラゴンボール初のゲーム化作品として、 当時のジャンプ読者たちがどれほど熱狂したかは想像に難くありません。 当時の大人気漫画がテレビゲームになることは、まさに時代の象徴でした。 原作愛に溢れた画期的なアクションゲーム 『神龍の謎』は、ドラゴンボールを集めるために悟空一行が冒険に出る、 原作序盤のストーリーをベースにしています。 単なる横スクロ…

  • 恐怖と安らぎの奇妙な融合ハドソンが仕掛けた異色のアドベンチャーゲーム 星霊狩り

    恐怖と安らぎの奇妙な融合ハドソンが仕掛けた異色のアドベンチャーゲーム 1989年にハドソンからファミコンで発売された 『星霊狩り』。 アドベンチャーゲームを無性にプレイしたくなる時、 このゲームは強烈な体験を提供します。 難解な謎解き、長すぎるパスワード、そして予測不能なストーリー展開。 それらすべてがプレイヤーを悩ませ、そして魅了するのです。 ゲームの目的は、 16歳の誕生日に謎の怪人「ローゼンクロイツ」にさらわれた 幼馴染のミウを助け出すため、主人公のミチムネが大冒険を繰り広げるというもの。 「調べる」「取る」「使う」「話す」「移動」といった オーソドックスなコマンド選択式アドベンチャーで…

  • 扉が見えない拷問?伝説の迷作『元祖西遊記・スーパーモンキー大冒険』

    扉が見えない拷問?伝説の迷作『元祖西遊記・スーパーモンキー大冒険』 『元祖西遊記・スーパーモンキー大冒険』は、 1986年にバップから発売されたファミコン用アドベンチャーゲームです。 西遊記の物語をベースに、 広大な中国を舞台に孫悟空となって天竺を目指すという壮大なあらすじですが、 そのゲーム性はプレイヤーを地獄へと突き落とします。 広大なフィールドでの無限の彷徨 『スーパーモンキー大冒険』は、 RPG要素がほとんどないアクション・アドベンチャーゲームです。 広大なフィールドにいきなり放り込まれ、 ドラクエのような形で歩き回り、 次のエリアに進むための洞窟やタイムドアを探すのが主な目的です。 …

  • ハードボイルドの真髄ここにあり!『探偵・神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』

    ハードボイルドの真髄ここにあり!『探偵・神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』 1988年、データイーストからファミコンで発売された 『探偵・神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』 ディスクシステムで人気を博した「神宮寺三郎」シリーズは、 ハードボイルドな世界観と難易度の高い推理アドベンチャーの融合により、 多くのコアなゲーマーを魅了しました。 本作は、その中でもファミコンで手軽に楽しめる一本です。 行方不明になった婚約者を探す依頼をきっかけに、 大規模な密輸事件の真相に迫る主人公、神宮寺三郎。 彼は、タバコと酒をこよなく愛する、まさに渋い探偵です。 八カ国語を操る優秀な相棒、御苑洋子と共に、複雑な事件の…

  • 『南国指令!! スパイVSスパイ』で隠された本性を暴け!

    『南国指令!! スパイVSスパイ』で隠された本性を暴け! ファミコンに眠る伝説のアクションゲームが、今、あなたの目の前で蘇る! かつて、子供たちの心を熱狂させ、 時に友情に亀裂すら入れた『南国指令!! スパイVSスパイ』は、 単なる懐かしいゲームではありません。 1987年にケムコから発売されたこの作品は、 今なお色褪せない対人戦の駆け引きと、手に汗握るスリルを提供してくれる、 まさに「盛り上がるゲーム」の最高峰です。 無人島からの脱出は、友情破壊のカウントダウン!戦略と裏切りのアクション! このゲームの目的は、 熱帯の無人島に隠された「ミサイルのパーツ」を3つ集め、潜水艦で脱出する。 こんな…

  • 夢の鉄道王を目指せ!だが、その道のりは爆破の連続だった…『A列車で行こう』

    夢の鉄道王を目指せ!だが、その道のりは爆破の連続だった…『A列車で行こう』 シミュレーションゲームというのは、 私たちが現実では叶えられない夢を形にする最高のツールです。 中国全土を制覇したり、最強のプロ野球チームを作ったり。 そして、鉄道ファンにとっては、 自分だけの鉄道会社を立ち上げ、街を発展させるという壮大な夢があります。 1991年にポニーキャニオン(開発:アートティング)から発売された ファミコン用シミュレーションゲーム、『A列車で行こう』 このゲームは、鉄道オタクの夢を叶えるはずでした。 しかし、その道のりは想像を絶する困難に満ちていたのです。 荒れた大地から大都市へ:鉄道シミュレ…

  • 地獄か天国か、背水の陣で挑む究極の麻雀サバイバル『役満天国』

    地獄か天国か、背水の陣で挑む究極の麻雀サバイバル『役満天国』 麻雀ゲームの常識を覆す、究極の正統派がここに 麻雀ゲームを選ぶ時、 あなたは「イカサマありかなしか」「運の要素があるかないか」といった点を 重視するかもしれません。 しかし、今回の『役満天国』は、そういった概念を遥かに超えた存在です。 ガチの正統派麻雀ゲーム。 イカサマは一切なし。 運の要素も、ほぼ介入の余地なし。 あるのは、あなたの純粋な麻雀テクニックと、研ぎ澄まされた判断力、 そして何よりも「精神力」のみです。 そんな今回の、 正統派なのに、あまりにも酷く…そして最高に面白いゲーム、 『役満天国』の感想を、心の底から叫びたいと思…

  • 記憶を消してでもプレイしたい伝説のRPG「エストポリス伝記2」

    記憶を消してでもプレイしたい伝説のRPG「エストポリス伝記2」 出来ることなら、記憶を消してもう一度あの世界に行きたい そんな衝動に駆られるゲームが、この世に何本存在するでしょうか? そんなゲームが、 1995年にタイトーから発売された、 スーパーファミコンの金字塔「エストポリス伝記2」です。 ゲームが日常を彩り、そして心に刻まれる 面白いゲームって、本当に最高ですよね! そのゲームが家で自分を待っているというだけで、 学校や仕事で疲れた日も、日常が輝き始める。 「このゲームの為に生きている!!」と言っても過言ではないくらい、 ワクワクが止まらないんです。 そして、その冒険が終わってしまう時の…

  • 頭を抱えるほどの“狂気”!「ダークシード」が誘う、悪夢のアドベンチャーへようこそ!

    頭を抱えるほどの狂気!「ダークシード」が誘う、悪夢のアドベンチャーへようこそ! 頭が割れるように痛くなるいゲーム この言葉に、あなたはどんな想像を膨らませるでしょうか? それが、1995年にギャガ・コミュニケーションズからセガサターンで発売された、 伝説のアドベンチャーゲーム「ダークシード」です。 「とんでもなく意味が分からない、奇跡のゲーム」とまで評される、 まさに異端中の異端。 正直に言います、全ての人にはおすすめしません。 しかし、自称「変人」を名乗るあなたには、きっと心に響くものがあるでしょう。 意味不明な作品に、あなたはどんな感情を抱く? 皆さんは、意味が分からない作品をどう評価しま…

  • 熱血格闘伝説:ファミコンが魅せた未来、君だけの最強を創造せよ!

    熱血格闘伝説:ファミコンが魅せた未来、君だけの最強を創造せよ! 友達の家で初めて出会い、 その面白さに心を奪われ、 気づけばゲームショップへ一直線。 通販でポチる時間すらもったいないと、 その日のうちに手に入れたくなる衝動。 そんな「遊びたい!」という純粋な欲望を、 かつて最も強くかき立てたゲームが、 今回ご紹介する『熱血格闘伝説』かもしれません。 1992年に、テクノスジャパンから ファミコン専用アクションゲームとして発売された本作は、 当時の子供たちにとって、まさに「高嶺の花」。 憧れと興奮の渦を巻き起こした、まさに悪魔的な魅力を持つ一本でした。 くにおくん、新たな境地へ!血沸き肉躍る格闘…

  • メガドライブの闇に潜む、慈悲深き異形! 『カース』の衝撃と誘惑に、君は抗えるか!?

    メガドライブの闇に潜む、慈悲深き異形! カースの衝撃と誘惑に、君は抗えるか!? メガドライブのゲームと聞いて、何を想像しますか? 荒々しいドット絵、 脈打つようなサウンド、 そして血湧き肉躍る超絶難易度……。 そう、多くのゲーマーにとって、 メガドライブは「硬派」という言葉がピッタリくる、 ストイックなゲーム体験の象徴です。 しかし、そんな牙城に、 とんでもない異端児が紛れ込んでいたことを知っているだろうか? それこそが、今回紹介する『カース』です。 そのおどろおどろしい見た目からは想像もつかない、 驚くほど「優しい」シューティングゲームの奥深くへと、今、君をご招待します。 そのパッケージに宿…

  • 『ウルティマ 恐怖のエクソダス』:借金で能力値を上げる異色の冒険

    『ウルティマ 恐怖のエクソダス』:借金で能力値を上げる異色の冒険 1987年、ファミコンに登場した 『ウルティマ 恐怖のエクソダス』。 パソコン版『ウルティマ3』の移植作品でありながら、 大幅に日本仕様へと変更されたこのRPGは、 プレイヤーに衝撃的なシステムを提供しました。 ゲームの目的は、 目覚めようとする悪魔「エクソダス」を封印すること。 ドラクエ3にも影響を与えたとされるこの作品は、 RPGの原点でありながら、そのバランスは極めて個性的でした。 このゲームの最大の特徴は、 お金(寄付)で能力値を上げられるシステムです。 そして、「レベルが上がれば敵も強くなる」という、 常識を覆すシステ…

  • 貧乏神の伝説が始まる!『スーパー桃太郎電鉄』が切り拓いた国民的ボードゲームの金字塔

    貧乏神の伝説が始まるスーパー桃太郎電鉄が切り拓いた国民的ボードゲームの金字塔 1992年にハドソンからファミコンで発売された 『スーパー桃太郎電鉄』。 「桃太郎電鉄」シリーズの原点となる前作は、 シンプルなボードゲームでしたが、 今作でゲームシステムが大幅に進化しました。 後のシリーズの基礎となる重要な要素、 特に貧乏神の搭載は、このゲームの面白さを飛躍的に高め、 ボードゲームの歴史に新たなページを刻みました。 ボードゲームの王道と桃鉄の独自性 『スーパー桃太郎電鉄』の目的は、 設定された年数内で、誰が最も多くのお金を稼げるかを競うというシンプルなものです。 サイコロを振って日本全国を移動し、…

  • マリオがコックに転身!シンプルながら中毒性抜群のパズルゲーム『ヨッシーのクッキー』

    マリオがコックに転身!シンプルながら中毒性抜群のパズルゲームヨッシーのクッキー 1992年に任天堂からファミコンで発売された 『ヨッシーのクッキー』。 スーパーファミコン全盛期に、 ファミコンの底力を見せつけた名作パズルゲームです。 当時マリオの新たな相棒として注目を集めていたヨッシーが タイトルになっていますが、主人公はマリオ。 彼は配管工からお医者さん、テニス選手、そして今回はお菓子屋さんへと、 次々と職業を変えて成功するスーパーマンぶりを発揮します。 ゲームの目的は、 様々な種類のクッキーを並べ替えて消し、全100ステージをクリアすること。 見た目は美味しそうなクッキーが並びますが、 そ…

  • あなたの麻雀人生を刻み込め!『スーパー雀豪』が織りなす究極の戦略と対話のドラマ!

    あなたの麻雀人生を刻み込め『スーパー雀豪』が織りなす究極の戦略と対話のドラマ! 今、あなたのスーパーファミコンに眠る伝説が目を覚ます! ただの麻雀ゲームと侮るなかれ、 『スーパー雀豪』は、1995年にビクターから発売された、 麻雀の奥深さと、プレイヤー自身の成長を心ゆくまで楽しめる、 まさに玄人好みの隠れた名作です。 イカサマ一切なし、運の増減もなし。 純粋にあなたの麻雀の腕前と戦略が試される、 正統派麻雀の醍醐味を、今こそ味わってみませんか? あなただけの麻雀人生が始まる!感情移入を誘うパーソナルな体験! 『スーパー雀豪』の最大の魅力は、 あなたが単なるゲームのプレイヤーではなく、 「麻雀の…

  • 挑戦者求む!スクウェアが放った伝説の激ムズゲーム「テグザー」

    挑戦者求む!スクウェアが放った伝説の激ムズゲーム「テグザー」 1985年、あのスクウェアがファミコンに送り込んだ一作は、 まさに「魔性のゲーム」として、当時のゲーマーたちに戦慄を与えました。 その名も『テグザー』。 ジャンルはアクション・シューティング。 しかし、これは単なるシューティングゲームではありませんでした。 「難しいゲームほど燃える」というあなたにこそ挑戦してほしい、 ファミコン屈指の難解ゲームです。 世間では「真のエンディングを見るのは不可能」とまで言われ、 クリアには精神力と時間、そして異常なまでの集中力が必要とされます。 しかし、その“不可能”に挑むからこそ、レトロゲーム好きの…

  • ウィザードリィを題材に短編小説を書いてみた 葡萄酒と血の迷宮:ヴォルガノスの晩餐

    葡萄酒と血の迷宮:ヴォルガノスの晩餐 囁かれる甘い誘い 古の迷宮は、呪われた場所として冒険者たちに恐れられてきた。深淵に潜む魔物、人を狂わせる幻覚、そして何よりも、最深部で財宝を守るドラゴン、ヴォルガノスの存在が、多くの命を飲み込んできた。 しかし、最近になって、一つの甘美な噂が薄暗い酒場で囁かれ始めた。「ヴォルガノスは、想像を絶する富と共に、上質なワインを愛している。最高の古酒を献上すれば、財宝と引き換えに命を見逃してくれる」と。この噂は、絶望の淵に立たされた冒険者たちにとって、唯一の光明に見えた。罠だと疑う者もいたが、巨額の報酬に目がくらんだ者たちは、疑念を押し殺し、高価なワインを携えて次…

  • ベアルファレス PS版 物語の面白さにぐいぐい引き込まれる 凄すぎるRPG

    「ベアルファレス」が誘う、予測不能な深淵の物語! 「ベアルファレス」とは、一体どんなレトロゲームだったのか? 2000年にソニーからリリースされた プレイステーション専用アクションRPG「ベアルファレス」。 その始まりは、ウィザードリィやディアブロ好きにはたまらない、 最高の導入でした。 目的はシンプル。 突如として出現した謎のダンジョンに、 金のため、名誉のため、武者修行のため…と、 全国各地から冒険者たちが集まってきます。 プレイヤーは、そんな新米冒険者の一人となり、 このダンジョンの謎を解き明かしていくことになります。 ゲームシステムは、 オーソドックスなアクションRPG。 例えるなら「…

  • ドラゴンボールZ・アルティメットバトル22 3000時間遊べる格ゲー

    終わらない旅の始まり! 『ドラゴンボールZ・アルティメットバトル22』 初めてプレイステーションを手に入れた時、 友だちから借りたゲームがいくつかありました。 その中の一本が「第四次スーパーロボット大戦S」で、 「プレイステーションって本当にすごいゲーム機だなぁ!」と感動したのを覚えています。 そしてもう一本のソフトが、 今回お話しさせていただく『ドラゴンボールZ・アルティメットバトル22』で、 「プレイステーションって、こんなに奥深い遊び方もできるんだ!」と、 本当にびっくりさせられました。 今回は、最強の戦士を育てるには、 もしかしたら何年もの月日が必要になるかもしれない……そんな、 ちょ…

  • ポパイ SFCで大進化!ボードゲームとアクションの融合が織りなす「悪夢」の難易度

    ポパイ、SFCで大進化!ボードゲームとアクションの融合が織りなす「悪夢」の難易度 1994年、テクノスジャパンからスーパーファミコンに登場した 『ポパイ いじわる魔女シーハッグの巻』 海外では絶大な人気を誇るポパイが、 SFCでまさかの大進化を遂げました。 このゲームは、 一見すると「スーパーマリオワールド」のような 王道の横スクロールアクションに見えますが、 その実態は、プレイヤーを絶望させるほどの「激ムズ」ゲームだったのです。 「ほうれん草でパワーアップ」というお馴染みの展開はほとんどなく、 代わりにポパイが手に取るのは、物騒な「イカリ」。 この作品は、アクションゲームの面白さだけでなく、…

  • パチ夫くんスペシャル パチンコ未経験者をも虜にするRPG感覚の異色作!

    セーブ機能が常識を変えた!パチンコ未経験者をも虜にするRPG感覚の異色作! パチンコゲームの常識を覆す、唯一無二のシリーズがここに! パチンコゲームは数あれど、 これほどまでに多くのシリーズが発売され、 長きにわたって愛され続けたゲームは他に類を見ません。 他のパチンコゲームが 収録機種をマイナーチェンジしながら細々とリリースされる中、 『パチ夫くん』シリーズは、基本的な流れはそのままに、 驚くほど多くのタイトルを世に送り出してきました。 だからこそ、「パチンコゲームと言えば?」と聞かれれば、 真っ先にこの『パチ夫くん』シリーズを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。 それは単なる機種のシ…

  • 懐かしさあふれる冒険へようこそ! 『じゃじゃ丸・忍法帳』が紡ぐ、素朴で温かい物語

    懐かしさあふれる冒険へようこそ! 『じゃじゃ丸・忍法帳』が紡ぐ、素朴で温かい物語 今の時代のRPGって、なんだかすごく複雑になってきましたよね。 昔は経験値とお金を集めるくらいしか、夢中になる要素がなかったのに、 いつの間にかインターネットでみんなと繋がって遊べる、 なんて素敵な時代になったのでしょうか。 そんな中、今回みなさんにご紹介したいのは、 昔ながらの温かいRPGの魅力がぎゅっと詰まった作品、 その名も『じゃじゃ丸・忍法帳』なんです。 初めて出会う方はもちろん、 昔遊んだことのある方も、きっと心癒される冒険が待っていますよ。 『じゃじゃ丸・忍法帳』って、どんなゲームなの? 優しさに包ま…

  • グーニーズ2 ファミコン版 記憶の扉を開けたら、そこに広がるは冒険の輝き!

    記憶の扉を開けたら、そこに広がるは冒険の輝き! 昔から「映画の続編は、だいたい最初の作品には及ばないものだよ」なんて 言われていますよね。 もちろん、初代を超えるような素晴らしい続編もあるけれど、 やっぱり最初の作品の感動が強すぎて、なかなかそれを超えるのは難しいみたいです。 でも、ゲームの世界に目を向けてみると、 不思議と続編の方が面白くなることが多いような気がしませんか? 最初の作品で物語の土台を作り上げて 続編でゲームシステムをぐっと進化させることで 結果的に「あれ、こっちの方がもっと楽しいぞ!」なんてことになるんです。 では、映画が原作になったゲームの続編って、一体どうなっちゃうんでし…

  • 時代を先取りした革新性!『ファミコン野球盤』が今、野球ゲームの常識を覆す!

    時代を先取りした革新性!『ファミコン野球盤』が今、野球ゲームの常識を覆す! もし、あなたが 「野球ゲームはパワプロかそれ以外か」と考えているのなら、 それはまだ本当の野球ゲームの面白さを知りません! 今、ファミコンの奥底に眠る 『ファミコン野球盤』という名の隠れた傑作が、 時を超えてその真価を現します。 1989年にエポック社が世に送り出したこのゲームは、 一見するとシンプルな野球盤のテレビゲーム化なのですが、 後の野球ゲームの金字塔となる「パワプロ」シリーズの 「サクセスモード」にすら匹敵する革新的な「おまけモード」を搭載していました。 野球ゲームの歴史を塗り替える可能性を秘めていたこのゲー…

  • ファミコン版「ドッジ弾平」が仕掛けた、予測不能の駆け引きに挑め!

    ファミコン版「ドッジ弾平」が仕掛けた、予測不能の駆け引きに挑め! 今回ご紹介するのは、 誰もが熱狂したあのドッジボール漫画のゲーム化、 ファミコン版「炎の闘球児・ドッジ弾平」です! 1992年にサンソフトから発売されたこのゲームは、 「全国1000万人のドッジ弾平ファンに贈る」という言葉通り、 このゲームはただのキャラクターゲームではありません。 「キャプテン翼」がサッカーブームを、 「テニスの王子様」がテニスブームを巻き起こしたように、 そして、まさかの「こち亀」がベーゴマブームを巻き起こしたように(!?) 漫画やアニメには、社会を変えるほどの途方もない影響力がありました。 小学生にとって、…

  • ロストワードオブ・ジェニー ジェニーちゃんが贈る、まさかの大冒険! 殺し屋も登場!?

    ジェニーちゃんが贈る、まさかの大冒険! 殺し屋も登場!? 世の中には、 素敵な「二大巨塔」というものがたくさんありますよね。 例えば、 「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」みたいに、 お互いを意識し合って、どんどん素敵なものになっていくんです。 追いかける立場があるからこそ頑張れるし、 追い付かれたくないから必死に頑張る。 そんな繰り返しで、 私たちの生活も、ゲームも、 どんどん素晴らしいものになっていくんだなぁって感じます。 そんな「二大巨塔」のお話といえば、 女の子なら誰もが一度は夢中になる、あのお人形遊びの世界にもあるんですよ。 そう、リカちゃん人形と並んで、みんなに愛される…

  • 凶悪な難易度はもはや芸術!「魔方陣グルグル2」

    広大な大陸を舞台に、魔法を探す終わりなき旅が今、始まる 「このゲームには魔法を探す楽しさがある…はず」。 この一文に、どれだけの期待と、そして一抹の不安が込められていることでしょう。 今回ご紹介するのは、 スーパーファミコン屈指の異色作として知られる前作「魔方陣グルグル」の正統な続編、 その名も「魔方陣グルグル2」です! 「魔方陣グルグル」という漫画は、 不条理ギャグにRPGの要素を大胆に融合させた、まさに画期的な作品でした。 (テレビアニメも大好評でしたね!) そんなバリバリのRPG的エッセンスが詰まった漫画が ゲームになったらどうなるのか…その期待を胸に登場したのが前作でした。 隠れた名作…

  • バトルテック 格安ミサイルこそが最強の真理!? データ消失の絶望を乗り越えろ!

    格安ミサイルこそが最強の真理!? データ消失の絶望を乗り越えろ! レトロゲームを愛する者にとって、最も恐ろしい悪夢。 それは、突然のデータ消失に他なりません。 せっかく時間をかけて築き上げたセーブデータが、 一夜にして新品同様に戻ってしまう……。 まさにこの世の地獄が凝縮されたような体験です。 今でこそ「レトロフリーク」のような便利なツールが登場し、 バックアップの弱さを気にせず遊べる時代になりましたが、 未だ実機でのプレイにこだわるあなたにとって、 データの消失は、切っても切れない宿命のようなものでしょう。 今回ご紹介するのは、 そんな「久しぶりにデータが消えて絶望した」という、 悲痛な叫び…

  • 幽遊白書GB版 原点にして至高、あの熱狂の扉が今開かれる!

    幽遊白書GB版 原点にして至高、あの熱狂の扉が今開かれる! 今回ご紹介するのは、 幽遊白書ゲームシリーズの記念すべき第一作目、 ゲームボーイ版『幽遊白書』です。 幽遊白書とはどんなレトロゲーム?伝説の始まりを体感せよ! この『幽遊白書』は、 1993年にトミーから発売されたゲームボーイ専用の格闘ゲームでした。 あの富樫義博先生の大人気バトル漫画 「幽遊白書」の初めてのゲーム化作品です。 巷では「ハンターハンターのゲームはヤバいのに、幽遊白書のゲームは名作揃い」という 声が聞かれますが、 その好印象なゲームシリーズの幕開けこそが、本作だったのです。 このゲームの目的は、大きく分けて二つ。 玄海師…

  • 時を超えて輝く伝説!『さんまの名探偵』が今、あなたの謎解き魂に火をつける!

    時を超えて輝く伝説!『さんまの名探偵』が今、あなたの謎解き魂に火をつける! 今、あなたの目の前に、 ファミコン史に燦然と輝くアドベンチャーゲームの金字塔が、 再びその扉を開こうとしています。 ただのタレントゲームと侮るなかれ、 『さんまの名探偵』は、 そのゲーム性と、プレイヤーの心を掴んで離さない独特の雰囲気で、 今なお多くのレトロゲーマーを魅了し続けています。 あの頃の興奮を、そしてまだ見ぬ謎解きの醍醐味を、あなたも体験してみませんか? レトロゲームの常識を覆す!斬新な視点と豪華キャストが織りなす極上のミステリー! 1987年、ナムコから彗星のごとく現れた『さんまの名探偵』。 その最大の衝撃…

  • ファミコン「エモやんの10倍プロ野球」が問いかける、野球ゲームの新たな可能性

    ファミコン「エモやんの10倍プロ野球」が問いかける、野球ゲームの新たな可能性 「野球ゲームと思ったら、データを見ながら、試合を観戦するゲームで、号泣する」。 子供の頃、そんな経験をしたことはありませんか? 競走馬の育成ゲームだと思ったら馬券予想ゲームだったり 「ウィザードリィ」の名前につられて買ったら 激ムズのアドベンチャーだったり…。 私たちの幼い心は、何度となく裏切られてきました。 今回ご紹介する「エモやんの10倍プロ野球・セリーグ編」も、 「野球ゲームかと思いきや、ガチのシミュレーションゲーム」という、 予想外の体験を私たちに提供してくれる作品です。 ベストセラー「プロ野球を10倍楽しく…

  • ウィザードリィを題材に短編小説を書いてみた 不揃いの鍵と星の絆

    不揃いの鍵と星の絆 第一章:星屑の鍵との出会い ウィザードリィの世界は、富と名声を求める冒険者たちの熱気で満ち溢れていた。古の遺跡、危険な洞窟、魔物が跋扈する広大な迷宮。その最深部には、強大なモンスターが守護する宝箱が眠るとされ、多くの冒険者たちが命懸けで挑んでいた。その一人、若き冒険者のスターもまた、いつの日か伝説となることを夢見て、迷宮探索に明け暮れる日々を送っていた。 ある日、スターは手強いゴブリンの群れを打ち破り、朽ちかけた木箱を発見した。慎重に鍵を開けると、中から見慣れない一本の鍵が現れた。それは星屑を閉じ込めたように微かに輝き、複雑な装飾が施された美しい鍵だった。 「これは…一体、…

  • 優等生は罪なのか?「アークザラッド3」異端にして傑作、シリーズ完結編が紡ぐ伝説

    優等生は罪なのか?「アークザラッド3」異端にして傑作、シリーズ完結編が紡ぐ伝説 「アークザラッド」シリーズといえば、それぞれが強烈な個性を放つ作品群でした。 「アークザラッド」は、その圧倒的なゲームボリュームの少なさが伝説となった「問題作」。 「アークザラッド2」は、前作の反動か、ラスボスの異常な強さが語り草となる「名作」。 では、この「アークザラッド3」は一体どんなゲームだったのでしょうか? 「世界平和よりもカードを集める優良ゲーム」…その言葉の裏には、 この作品が持つユニークな魅力と、シリーズにおける異端性が隠されています。 retogenofu.hatenablog.com retoge…

  • 衝撃の二者択一!『マクロス・トライアングル・フロンティア』であなたの魂が試される!

    『マクロス・トライアングル・フロンティア』であなたのフロンティア魂が試される! 「アニメの世界観でRPGを遊びたい!」 誰もが一度は夢見たことがあるはず。 例えば、壮大な世界観が魅力の『幼女戦記』で 緻密なシミュレーションを堪能したり。 可愛らしいキャラクターが躍動する 『けものフレンズ』で爽快なアクションに身を投じたり…。 「この作品がゲームになったらどんなジャンルになるんだろう?」と想像するだけで、 胸が躍りますよね。 そして、ついにその夢が、 あの『マクロスフロンティア』の世界で、まさかの形で実現しました! そう、今回ご紹介するのは、 ただのアクションシューティングではない、 PSPで革…

  • キャッ党忍伝てやんでえ 最初は「物足りない」? しかし、最後の5%で全てがひっくり返る!

    最初は「物足りない」? しかし、最後の5%で全てがひっくり返る! ゲームを通じて、 その作品の存在を知り、そして原作にのめり込んでいく……そんな経験、 あなたにもありませんか? ドラゴンボールのゲームに夢中になり、 気がつけば漫画を全巻揃え。 キン肉マンのゲームをプレイしたことをきっかけに、 アニメの世界に飛び込んでいく。 ゲームが、新たな世界への扉を開いてくれる、そんな素晴らしい体験です。 今回ご紹介するゲームは、 「ゲームをプレイした後には、原作アニメをめちゃくちゃ見たくなる」 そんな衝動に駆られる一本。 1991年に、テクモからファミコン向けに発売されたアクションゲーム 『キャッ党忍伝て…

  • ファミコン版「ボンバーマン」の魅力は、チート級アイテムがもたらす超爽快感!?

    ファミコン版「ボンバーマン」の魅力は、チート級アイテムがもたらす超爽快感!? 今回ご紹介するのは、 後に世界中で愛される大人気シリーズとなったアクションゲームの偉大なる原点、 ファミコン版「ボンバーマン」です! 1985年にハドソンから発売されたこのゲームは、 その完成度が驚くほど高く、「初代がこんなにも凄かったなんて!」と、 多くのプレイヤーを唸らせました。 「伝説の始まりを体験するには最高」の一言に尽きるでしょう。 ファミコンゲームでありながら「爆弾で相手をやっつける」という、 当時のゲームとしては画期的な、そしてどこかバイオレンスな魅力がありました。 PCゲームからファミコンへ──初期な…

  • ハイドライド3 『オブリビオン』の系譜、ここにあり! ファミコンには早すぎた傑作アクションRPG

    『オブリビオン』の系譜、ここにあり! ファミコンには早すぎた傑作アクションRPG レトロゲームをプレイしていて、 ふと「今の時代にリメイクされたら、どれだけ素晴らしいだろう」と 妄想することはありませんか? 『天地を喰らう』で三国志の世界をRPGで駆け巡り 『ファミコンジャンプ2』で漫画の主人公として冒険し 『セブンスクロス』で敵を捕食して自らを強化する……。 最新鋭の技術で、これらの名作が蘇る姿を想像するだけで、胸が高鳴ります。 しかし、今回ご紹介するゲームは、 単なるリメイクを待望するだけでは終わらない、 「あまりにリアルを追求しすぎて、時代が追い付いて来なかった」、 そんな早すぎた傑作で…

  • ゴルフゲーム史上 最もおバカなキャディーさんとのデートをお楽しみください ゴルフッ子オープン

    常識が通用しないゲーム『ゴルフッ子オープン』で、あなたは最高の癒しを求める! 「風がリアルタイムで変化」するのにベストショットが打ちやすい! 天邪鬼な優等生 このゲームの目的は、 ゴルフのプロたちとの対戦を繰り返し、 プロテストのお誘いを受けて、晴れてプロゴルファーになること。 システムは、 ゲージをタイミング良く押してベストショットを狙う、 オーソドックスなゴルフゲームです。 しかし、従来のゴルフゲームが複雑な操作を要求する中で、 本作はたった一度のタイミング入力だけでベストショットを狙えるという、 驚くほどマイルドな難易度設定。 初心者でも気軽にゴルフの爽快感を味わえるでしょう。 しかし、…

  • 『谷川浩司の将棋指南2』は、初心者から上級者まで唸らせる将棋ゲームの金字塔!

    『谷川浩司の将棋指南2』は、初心者から上級者まで唸らせる将棋ゲームの金字塔! 「友達がいなくても将棋は楽しめる!」…その答えが、ここにある 将棋って、本当に面白いですよね。 盤上のドラマ、思考のぶつかり合い、そして一手を読むごとに深まる奥深さ。 しかし、「友達や家族がいないと楽しめないのでは…?」 そう思ってしまうのも無理はありません。 そんなあなたの悩みを解決するために考え出されたのが、 ご存知「詰め将棋」という、将棋盤のパズルゲームです。 「この王様を倒すにはどうしたらいいでしょうか?」――たった一つの問題に、 あなたの知力と集中力を注ぎ込む。 一人でじっくりと将棋の醍醐味を味わえるのが、…

  • ウィザードリィを題材にした短編小説を書いてみた 最高の剣と愛娘の決意

    最高の剣と愛娘の決意 第一章 報われぬ剣 リルガミンの城下町、薄汚れた安酒場の片隅で、ゴードンは熱い酒をあおっていた。彼はかつて名を馳せた戦士だったが、今は見る影もない。錆びついた剣と、所々ほつれた革鎧が、彼の哀れな現状を物語っていた。 「くそっ、これじゃあ、いつまで経ってもリリアに最高の剣を買ってやれない……」 ゴードンは呟いた。愛娘のリリアは、まだ幼いながらも戦士としての才能の片鱗を見せていた。しかし、彼の稼ぎでは、高価な剣や鎧など、夢のまた夢だった。ギルガメッシュの酒場で賭博に興じる冒険者たちを横目に、ゴードンの心は沈むばかりだった。 その日、リリアは父のいつもと違う様子に気づいていた。…

  • 夜光虫は なぜダメなサウンドノベルと呼ばれていたのだろう? そんな疑問を解消しよう

    船上の密室で展開する、濃厚サイコホラー!なぜ「駄作」と呼ばれたのか? [船の上で巻き起こる 戦慄のサウンドノベル] [夜光虫 アテナ スーパーファミコン] 1995年発売 ジャンルはサウンドノベル 記事のネタバレ度は「普通」 サウンドノベルの王道を打ち破る挑戦者たち:なぜ『夜光虫』は「駄作」と呼ばれたのか? サウンドノベルというジャンルは、本当に素晴らしいですよね。 同じ世界観なのに、 自分自身の選択一つでストーリーが二転三転し、何度でも楽しめるお得な体験。 まるで自分が物語の主人公になったかのような没入感が、 このジャンルの最大の魅力です。 そんなサウンドノベルを、 日本のゲーム業界における…

  • アニメスターズという 野球ゲーム史上 最強のチーム ファミスタ90

    初回15点も夢じゃない、常識をブチ破る「狂気のファミスタ」爆誕! [初回で15点取れるゲームがあるとは思いませんよね] [ファミスタ'90 ナムコ ファミコン] 1989年発売 ジャンルは野球ゲーム 記事のネタバレ度は「高め」 「え?普通のファミスタじゃないんですか?」という世間の評価は、 このゲームの真の姿を知らない者の戯言に過ぎません。 これは、全ての野球漫画好きに贈る、狂おしいほどに魅力的な、 そして二度と世に出せないであろう伝説の一本です! 昔のゲームが持つ「危ない魅力」!パロディ満載の時代がここに 昔のゲームって、本当に面白かったですよね。 今では絶対に許されないような、「危ないネタ…

  • 星で発見たまごっち 全94種類のたまごっちを集めよう そんな地獄

    『星で発見たまごっち』:たまごっちの愛と絶望が交錯する、バランス崩壊の異色作! [たまごっちを捕獲するという ポケモン的な要素は楽しいかな] [星で発見たまごっち バンダイ プレイステーション] 1998年発売 ジャンルは育成シミュレーション 記事のネタバレ度は「普通」。 攻略に必要なプレイ時間は…「?」と、あえて謎に包まれています。 なぜなら、このゲームはあなたの常識をはるかに超えた、 予想不能な展開が待っているからです。 「もう少しバランスが良ければ名作になれたかも」という世間の評価は、 ある意味的を射ていますが、 だからこそ、その「イカれたバランス」こそが、このゲームの唯一無二の魅力なん…

  • アークザラッド2 たった一枚のディスクに凝縮された、無限の冒険が今、再び始まる

    終わらない夢の続き!たった一枚のディスクに凝縮された、無限の冒険が、再び始まる 「これからやっとゲームが面白くなるぞ」、というところで終わった、 まさかの超問題作RPG。 そう、多くのプレイヤーが、 あまりの短さに拍子抜けしたあの「アークザラッド」。 しかし、その数年後、満を持して我々の前に帰って来たのです。 あの問題点を克服し、圧倒的なボリュームを携えて それが、今回ご紹介する「アークザラッド2」です! このRPGが、 いかにして伝説的な「やり込みゲー」として語り継がれているのか。 その破格のスケールと、プレイヤーの心を掴んで離さない魅力のすべてを、 今、徹底的に紐解いていきましょう。 re…

  • 防具は飾り!?「魔方陣グルグル」SFC版が教えてくれた、不条理にして至高のRPG体験

    防具は飾り!「魔方陣グルグル」SFC版が教えてくれた、不条理にして至高のRPG体験 「レアアイテムを一生かけて見つけ出せ…ほとんど意味ないけどね」。 この、まるで逆説的なフレーズが、 今回ご紹介するゲームを物語っています。 その名も「魔方陣グルグル」スーパーファミコン版。 1995年に発売されたこのアクションRPGは、 「絶妙なゲームバランス」と、ある種の「理不尽」が織りなす、 忘れがたい冒険へと誘います。 「ギャグ王」が仕掛けた「グルグル」洗脳作戦 今や懐かしさを感じる人もいるかもしれません。 かつて「ギャグ王」という、伝説のマンガ雑誌がありました。 私の近所の本屋には一切売っていなかった、…

  • SFC版ボトムズ 負けず嫌いなあなたに捧ぐ、狂気の「鉄の棺桶」体験!

    負けず嫌いなあなたに捧ぐ、狂気の「鉄の棺桶」体験! 現代の若者にとって、 アニメの存在を知る前に、テレビゲームでその物語に触れるのは、 もはや当たり前なのかもしれません。 機動戦士ガンダムのアニメは見たことがなくても、 ゲームを通じてその壮大なストーリーを完璧に語れる。 ゲッターロボの作品に触れたことはなくとも、 ムサシの壮絶な最期は当たり前のように知っている。 ゲームが、時に原作への最高の入り口となる。 あなたもまた、 ガンダムやゲッターロボをテレビゲームで最初に知り、 その世界に魅了された一人でしょう。 しかし、その中でも特に、 テレビゲームを通じて狂おしいほどにアニメを見たくなった作品が…

  • ファミコンの限界を超えた『パロディウスだ!』が示す、愛すべき「もどかしさ」の向こう

    ファミコンの限界を超えたパロディウスだ!が示す、愛すべき「もどかしさ」の向こう あなたは、数十年前の重い自転車を漕いだ経験がありますか? フレームだけで10キロはありそうな、あのずっしりとした手応え。 最新の自転車が数キロと軽やかに駆ける現代において、 その重さに辟易しながらも、 カゴいっぱいにスーパーの食材を詰め込める圧倒的な積載量に、 妙な満足感を覚えたことでしょう。 しかし、どんなに脚を酷使しても、その自転車はゆっくりとしか進まない。 新聞配達用としては最高でも、 日々の移動を考えれば、その「重さ」に打ち勝つことはできませんでした。 今回ご紹介するゲームは、 まさにそんな、「面白さは最高…

  • えりかとさとるの夢冒険 ファミコンが産み落とした「革命的」アドベンチャー

    画面が縦に真っ二つ!? ファミコンが産み落とした「革命的」アドベンチャー 今回ご紹介するゲームは、 あなたの「常識」と「操作性」に、新たな一石を投じることになるでしょう。 1988年、ナムコからファミコン向けに発売されたアドベンチャーゲーム、 『えりかとさとるの夢冒険』。 そのタイトルが示す通り、 ほのぼのとしたストーリーとは裏腹に、「画面が2分割」という、 当時としてはあまりにも斬新、そして時にもどかしいシステムが、 あなたを不思議な夢冒険へと誘います。 「アドベンチャーゲームは2人で遊べる!」という衝撃 ゲームの目的は、 双子の兄妹である「えりか」と「さとる」が、 「時の冠」を求めて、動物…

  • 火の鳥・鳳凰編 我王の冒険:時代を翔け巡る、ファミコンのクレイジーな名作アクション!

    火の鳥・鳳凰編 我王の冒険:時代を翔け巡る、ファミコンのクレイジーなアクション! 数々の名作を生み出し、 日本のゲーム業界を牽引してきたコナミ。 しかし、その輝かしい功績の裏には、 時として私たちの想像を超えるような 「クレイジーな作品」を世に送り出してきたという側面もあります。 今回ご紹介するのは、そんなコナミの 「クレイジー」な遺伝子が色濃く反映された、伝説のアクションゲームです。 1987年にファミコン向けに発売された 『火の鳥・鳳凰編 我王の冒険』は、 手塚治虫が遺した不朽の名作漫画「火の鳥」の中でも 特に人気の高い「鳳凰編」をゲーム化した意欲作。 ただのキャラクターゲームと侮るなかれ…

  • 高橋名人のバグってハニー アクションでは無く、ブロック崩し?

    高橋名人のバグってハニー:なぜアクションとして生まれなかったのか? 我らがヒーロー、高橋名人。 今も変わらぬ陽気なおじさんとして、 時折テレビでお姿を拝見するたびに、あの「16連射」の記憶が蘇ります。 彼を全国区にしたのは、 言わずと知れた名作アクションゲーム『高橋名人の冒険島』でしょう。 しかし、実は高橋名人が主役のゲームは他にも存在したのです。 今回ご紹介するのは、 誰もが「骨太なアクションゲームだ!」と期待したにもかかわらず、 まさかの「ブロック崩し」がメインだったという、異色のファミコンゲーム。 1987年にハドソンから発売された**『高橋名人のバグってハニー』**です。 アクションと…

  • ファミコン版『ナムコクラシック2』で、あなたは嵐の中のゴルフを楽しむ!

    ファミコン版『ナムコクラシック2』で、あなたは嵐の中のゴルフを楽しむ! 今回ご紹介するゲームは、台風の日にこそ、ぜひプレイしてほしい一本です。 1992年、ファミコン後期にナムコから発売されたゴルフゲーム 『ナムコクラシック2』。 一見すると「わりと普通のゴルフゲーム」という世間の評価とは裏腹に、 驚くべき「快適さ」と「狂気」を秘めた、隠れた名作なのです。 「腰は痛いですか?」 プレイヤータイプ診断から始まる、親切設計のゴルフライフ このゲームの目的は、 一人のゴルフプレイヤーとして、 数々のトーナメントに出場し、最終的に最強の賞金王を目指すこと。 システムはオーソドックスなゴルフゲームであり…

  • 伝説の名作RPG「アークザラッド」が教えてくれた、ゲームの「本質」と「期待」の価値

    伝説の名作RPGアークザラッドが教えてくれた、ゲームの「本質」と「期待」の価値 「面白いゲームというのは、ゲームプレイヤーの文句が多いほど良い」。 この言葉に、あなたはハッとさせられたのではないでしょうか? そう、本当に熱中しているからこそ、人は惜しみなく文句を言う。 愛しているからこそ、改善を望む。 それは、まるで嫌いな相手ほど、 いつの間にか好きになる確率が高い…そんな人間心理にも通じるのかもしれません。 つまり、ゲームレビューを購入の参考にするときは、 極端に評価が高いゲームだけでなく、極端に評価が低いゲームにも目を向けるべきだ、 ということ。 そこにこそ、真の「名作」が隠れている可能性…

  • 衝撃の短命経営!? 『ブレードメーカー』が描く、武器屋の夢と儚き現実

    衝撃の短命経営!? 『ブレードメーカー』が描く、武器屋の夢と儚き現実 あなたは、RPGの主人公として広大な世界を冒険することに、 少し飽きを感じていませんか? 最強の剣を手に魔王を打ち倒すのもいいけれど、 時には視点を変えて、彼らを陰で支える存在になってみたい……。 そんな、一風変わった願望を抱いているなら、 今回ご紹介するゲームは、あなたの心を揺さぶるかもしれません。 シミュレーションゲームの中でも、 とりわけ珍しいジャンルに属する 武器屋経営シミュレーション『ブレードメーカー』。 あの『ドラゴンクエストIV』のトルネコが元祖と言われるこのジャンルに、 本作は新たな風を吹き込みました。 しか…

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