大映の30年間で公開された劇映画は約1500本、メガホンを取った監督は110人(共同監督を含む)にのぼる。 本数順に並べると(カッコ内は所属撮影所、活動期間)1 森一生(京都、1942-71) 105本2 田中重雄(東京、1942-71) 95本3 安田公義(京都、1944-71) 79本4 島耕二(東京、1942-68) 63本5 三隅研次(京都、1954-71) 60本6 木村恵吾(東京、1942-65) 52本7 田中徳三(京都、1958-71) 49本8 増村保造(東京...
日本映画黄金時代には各社を代表する名監督がいた。東宝には黒澤明、成瀬巳喜男、松竹には小津安二郎、木下恵介、そして新興の会社でスター主義の東映にもマキノ雅弘や内田吐夢などがいた。それに対し大映には彼らに比肩する監督がいないように思う。 よく名の挙がるのは溝口健二、市川崑、増村保造だが、外様の溝口と市川は数年在籍したに過ぎないし、増村は当時まだキャリア的には中堅である。大映で名物監督が生まれなかった大...
赤胴鈴之助シリーズで一躍人気者となった梅若正二は、その傲慢不遜な態度が原因で映画界を追われ、その後消息不明とされるが実際はどうなのか。大映を辞めた後はテレビに転じ「剣豪秘伝」(NET、1959年)などに出演していた。この頃に同じ大映の出身でドラマ「つむじ風」(NTV、1961年)でも共演した川上康子と恋愛関係になったようだ。ところが結婚を周囲に反対され61年10月に睡眠薬で自殺未遂を起こす。結局川上とは破局し、その...
「ブログリーダー」を活用して、hayaminさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。