Webアプリ試作:Lofi hiphop風の揺らぎのあるリズムを奏でるドラムマシン
lofi hiphop 風のビートをさくっと作れるリズムマシンの試作。前半がヨレたビートの生成,後半がランダムパターンのデモ #reactjs #webaudioapi #webapp #lofi #lofibeats #lofihiphophttps://t.co/L7qrtNEEmM pic.twitter.com/h0JvMf654O— Kurene (@_kurene) February 25, 2023 去年から積んでいた Lofi風ドラムマシンの開発をようやく消化できたので紹介を細かい話を書きたいと思います。 モチベーション 機能について 基本機能 Fluctuation mode…
シュレーダーリバーブ(人工残響エフェクタ)のPython実装と試聴デモ
今回は,以下の記事で紹介したオールパスフィルタによる残響生成を用いて、実用的な残響エフェクタとして有名なシュレーダーリバーブをPythonで実装してみました。 www.wizard-notes.com シュレーダーリバーブの概要 フィードバック型コムフィルタの回路について フィルタ応答の観察 直列オールパスフィルタのみ 並列コムフィルタ+直接音 並列コムフィルタ+直列オールパスフィルタ+直接音 シュレーダーリバーブのデモ(ピアノ) Python実装 参考文献 シュレーダーリバーブの概要 シュレーダーリバーブは直列オールパスフィルタによる残響生成に加えて、並列フィードバック型コムフィルタを用いて…
Windows10/11でMelodyne 4 が起動しない事象への対処
音質と操作性に非常に優れていることから、ピッチ編集ソフトMELODYNE (Celemony Software)を長年愛用しています。 最近、新PCでの作曲環境再構築の際に、Melodyne 4 64-bit 版が起動しないということがありました。 結論としては、Intel CPU の第10・11世代は64-bit版を利用できない可能性が高いようです。 miwele.com https://helpcenter.celemony.com/M5/faqs/?qOpen=299 ということで、私の環境でも Melodyne 4 64-bit 版はダメでしたが、32-bit 版は起動しました。 C:…
Python:直列オールパスフィルタによる人工残響の生成と試聴
「信号処理に欠かせないオールパスフィルタ―」で紹介したオールパスフィルタの利用例として、人工残響フィルタを実装してみました。 設計方法 フィルタ応答の比較 試聴 Python実装 参考文献 設計方法 直列オールパスフィルタによる人工残響生成はシュレーダリバーブ の一部として知られています。 具体的には、多段のオールパスフィルタで構成します. 実装は簡単ですが,オールパスフィルタの性質により振幅は指数関数的に減衰し、出力信号の音色に変な色付けがされない*1となっていることから、残響にとって都合よい特性となっています。 なお、よりよい残響生成のために、各オールパスフィルタの遅延は互いに素で、遅延の…
Python:ヒルベルト変換で様々な信号の包絡線,瞬時位相,瞬時周波数を抽出
音の時間波形の包絡線を抽出や振幅変調(AM)の復調などで利用されるヒルベルト変換をPythonで実装し、いくつかの簡単な信号に対して適用してみました。 ヒルベルト変換の概要 ヒルベルト変換の仕組みや実装方法については、以下のWebページがわかりやすいです。 小野測器 基礎からの周波数分析(29)-「ヒルベルト変換と解析信号」 この記事に従い, フーリエ変換を用いて解析信号を算出 解析信号から包絡線,瞬時位相,瞬時周波数を抽出 する処理を実装します. Python実装 入力信号→解析信号の算出 def hilbert_transform(x): n = x.shape[0] x_f = np.f…
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