八百万の旅人

密教は一如論？5

（スコトーマは縁起の場であり秘密の境界であり、「心即理」の性の場である。） 突然で申し訳ないが、「スコトーマの方が本来の世界だとしたら？」というテーマ。 このスコトーマとは生の世界に於ける盲点のこと

2024/05/21 01:01

密教は一如論？4

三力について 第一に、三つの力を別々の異なる力として解釈することができる。 第二に、三つの力を同一の力として解釈することができる。 最初に「以我功徳力」とある。しかし、自力のみであるものなどない。「

2024/05/16 02:22

密教は一如論？3

「法界体性智」は思うに「一如な存在」なのだろう。対立しえない存在なので顕在化（概念化）しないのである。 自性（プラクリティ）の全体相＝「法界」とは大きすぎる秘密の存在そのものなのである。 「法界体性智

2024/05/07 21:46

密教は一如論？2

自己（プルシャ）は世界外存在であり、認識対象ではない。それ故認識されることはない。それは秘密の領域に存在する者であり、顕の分別から超絶している。 そもそも分別は世界内にいるから存在する。 世界外から

2024/05/03 01:19

密教は一如論？

他力は世界外からの加持力のことと思われる。 何故なら如来は解脱した者であるから世界内の存在ではない。 自己（プルシャ）は世界外存在である。 故に自己は如来であり、世界外からの加持力を与える者である。

2024/05/03 00:03