丹田を錬る-6
◎古神道の禊の神事-5◎雄詰(をころび)の禊前段の雄健(をたけび)の禊で、神我一体の観想が成った。雄詰という禊は、神我一体となって、悪神を調伏して、善に改心させる、気合の発声のことである。やり方のポイントは、1.雄詰は「イーエツ」という声を発すると共に、右足を左足に踏み付け、同時に脳天に振りかざした天之沼矛(あまのぬぼこ)を斜に空を斬って、2.一直線に左の腰元に打ち下すや否や、更に「エーイツ」と発声すると共に、右肘を胸側に着けたまま前臂(ひじ)を直立し、天之沼矛(あまのぬぼこ)を打ち上げ3.その後天之沼矛を脳天に構える。ここまででワン・セット。この1から3を3回繰り返す。神我一体として「イーエツ」と打ち込むのは、四囲の悪魔を威圧懲戒する作法であって、この反対に「エーイツ」と打ち上げのは、悪魔を悔悟復活させる為で...丹田を錬る-6
2021/02/28 06:16