楽書き雑記「水彩画教室の先生が妖怪画本『京都・妖怪三十六景』を出版」
現代美術作家で、僕が学ぶ水彩画教室の講師である山田彊一先生の新しい妖怪画本「京都・妖怪三十六景」が出版されました。地域に伝わる妖怪話を山田先生が独自の視点で切り取り、現代社会に生かして描いた妖怪画とエッセイ。「名古屋・妖怪三十六景」に続く出版ですが、今回は田鶴子夫人による英訳が付いています。古臭いイメージの妖怪画に、現代作家である山田先生が没頭するのは何故か。英訳をつけた理由とともに、前書きの中で要旨次のように書いています。「妖怪は人々の頭の中で作り出す、いわば空想のもの。それは創造を第一とする現代美術思考に通じるものである。現代美術の視点で新しい妖怪を造り出したい」「京都の寺院などに訪れる外国人旅行者らに、日本文化を理解する一助になれば」描いた妖怪の舞台に選んだのは、神社・仏閣34ヶ所に信長、秀吉、家康らの...楽書き雑記「水彩画教室の先生が妖怪画本『京都・妖怪三十六景』を出版」
2020/10/30 06:27