この人はホントに真っ直ぐな人なんだなあと感動してしまいました。
今回のワークショップに一家4人で参加したお父さん(まーさん)の感想です。 まーさんは演劇ワークショップは初めてですが、ぷかぷかさんたちといっしょに芝居を創っていく中で、とてもいいおつきあいをしています。障がいのある人たちとのイベントでよくある「障がいのある人たちに何かやってあげる」という感覚は全くありません。どこまでもフラットなおつきあいの中で、いっしょに芝居を創っていきます。 地域のふつうのおじさんが、こうやって障がいのある人たちと新しいものをいっしょに創り出す活動をするなんてすごいことだと思います。しかもこれは「病みつきになる」とまで書いています。それほどまでに魅力のある場がここにあります…
「表現の市場」について少し長い感想書いてくれた方を紹介します。 ●映像クリエイターの仲間の方です。 表現の市場、最高でした! 和太鼓は間に合わなかったのですが、かっこいい車いすのショーから拝見。 江原さんとだいちゃんの演奏にしびれ(あのかっこよさをどう表現したらよいのでしょう)、 はっぱオールスターズのパフォーマンスに笑い転げ(相鉄線のうた、涙を流して笑いました)、 楽しみにしていた洞熊学校ののびやかさ、クリエイティビティにのめりこみました。 私は小学校の4年生から3年間、養護学級の人たちと給食を食べ、放課後の掃除をいっしょにしていたので(そのうち登下校も一緒に)、彼らのやさしさ、人懐こさはよ…
花岡さんが「表現の市場」の舞台にhanaちゃんといっしょに立った話を書いています。 ameblo.jp 《 大きな覚悟を持って社会に出て行くことと同じなんだ。 hanaの重みは、もうhanaだけではなく、色んなものを背負っている重みなのだと。》 確かにそうだと思いますが、そういったものを超えて、花岡さん自身が舞台を楽しんでいる、というところが大事だと思います。だから舞台があんなに楽しい。大きな覚悟だけでnahaちゃんを背負っていては、見る方もしんどくなります。 昔教員をやっていた頃、子どもたちとやる芝居にお母さんたちを巻き込んだことがあります。そのときお母さんたちにいったのは、 「お母さんとし…
本番前日の練習風景です。だんだん盛り上がってきています。場が熱くなってきているのです。ここがぷかぷかのワークショップのいいところです。今回も、どうなっていくのか、先が見えず、はらはらしながらの進行でしたが、発表前日になって、ようやく全貌が見えてきました。 蜘蛛の場面の影絵のところで使う小道具たち 目の見えないカゲロウがやってきます。いい雰囲気出しています。 カゲロウは蜘蛛に食われる前に「あはれやむすめ、父親が、旅で果てたと聞いたなら」と哀れな声で歌い始めます。 その後、蜘蛛は赤い女の蜘蛛と結婚します。 影絵ではこんな表現になります。 たくさんの子どもが生まれました。 舞台ではこんな風な表現にな…
『pukapukaな時間』2号にこんなページがあります。 「表現の市場」で発表するぷかぷかの芝居は、ぷかぷかさんといっしょに丁寧に作り出した、一日一日の積み重ねの上にできあがったものです。ですから、日々の輝きが、芝居にはいっぱい詰まっています。 彼らといっしょに創り出す日々の輝きこそが、相模原障がい者殺傷事件を超える社会を作っていくのだと思います。あーだこーだの議論の果てに、新しい社会があるわけではありません。障がいのある人たちといっしょに、黙々といい一日を作り続けること、そのことの果てに、新しい社会があります。 相模原障がい者殺傷事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まな…
演劇ワークショップに親子4人で参加している方の感想です。お母さんとお子さん二人はミツバチのダンスをやりました。 ●● はじめは、このお話の意味するミツバチらしさを、どう表現するのか全く想像がつきませんでした。 あの短時間で、先生のお話に引き込まれているうちに次々とダンスが出来上がっていき、出演者それぞれがそのままミツバチになっただけというか、大人だったり、子供だったり、ダンスが得意だったり、表現力豊かだったり、子連れだったり、全部を通してそのままの個が尊重されてる気がしました。 個々の表現がそのままどんどん場面に組み込まれていって、左右のグループに分かれて踊る所は、誰の踊りが一番と主張し合うの…
今度の日曜日1月27日(日)は午後2時から第5回表現の市場です。障がいのある人といっしょに作り出す「表現」の「市場」です。彼らのパワーあふれる表現には、いつも圧倒されます。彼らのチカラは、「あれができない、これができない」「社会のお荷物」「生産性が落ちる」といった障がいのある人へのマイナス評価を一発でひっくり返します。 そしてここから新しい文化が生まれます。彼らは社会にいた方がいい、彼らが社会にいることで、社会は豊かになる、という文化、圧倒的に多い彼らに対するマイナスの評価に対して、彼らは「プラスの価値」を持っているという文化。そういったものを舞台で表現します。 相模原障がい者殺傷事件の犯人は…
この夏、子どもたちに本物のオペラをプレゼントしようと思っています。オペラシアターこんにゃく座のオペラ『ロはロボットのロ』という、すばらしく楽しいオペラです。このオペラ、子どもたちに大好評で、今回で3回目の公演です。 ドキドキ、わくわくが止まらない、恋と冒険の物語。 子どもたちにオペラをプレゼントする,というのは、おもちゃやお菓子をプレゼントするのとは、全く意味合いが違います。オペラはひとときの夢の世界です。それを子どもたちにプレゼントするというのは、何かこう、企画自体に夢があるというか、わくわくします。 ひとときの夢の世界を子どもたちに楽しんで欲しい。それをすると何かが変わるとか、何かリターン…
ぷかぷかの近くの東洋英和女学院大学でぷかぷかさんとの出会いを「みんなの詩 」にまとめ、それを朗読するワークショップをやりました。「みんなの詩」を作った日に、とりあえずそれを朗読しましたが、今回はもう少し丁寧に朗読しました。 前回は立ったままで読みましたが、今回は歩きながら読んでみたり、座ってみたり、読むときに表情を作ったり、声のトーンを変えてみたりしました。そのことで、詩の印象がどんな風に変わるか確かめてもらいました。 そうやって、言葉に丁寧にふれる、という体験をしました。それはとりもなおさず、ぷかぷかさんとの出会いを、いつもとはちがう方法で振り返ることになります。 詩は丁寧に朗読することで、…
先日、福岡でやったワークショップに参加した方の感想です。こんな感想いただいたのは初めてです。 indigohorizon.info 私は戦略を立てて事業を進めてきたわけではなく、「気色悪い」に代表される直感や思いつきでぷかぷかを作ってきました。今のぷかぷかの雰囲気は、この「気色悪い」という直感から始まったといっていいと思います。たかが直感、されど直感なのです。 障がいのある人たちが自分らしく働ける場を作ろう、といって始まったわけではないのです。そういう正しい、美しい思いでは、多分今の泥臭いぷかぷかはできなかっただろうと思います。 そもそも私には福祉を始めよう、という思いは全くありませんでした。…
第五期演劇ワークショップの6回目。 青い目のミツバチたちの踊りを作るためにプロのダンサー伊藤多恵さんに来てもらいました。 www.jafra.or.jp ほらくま学校の「なんでもいいからいちばんになれ」の目標にみんな振り回されている社会にあって、青い目をしたミツバチたちは全くマイペースで日々を送っています。 赤い手の長い蜘蛛と、銀色のナメクジ、顔を洗ったことのない狸がそろってほらくま学校を卒業し、謝恩会などをやりながらも、腹の中ではお互い 「へん、あいつらに何ができるもんか、これから誰たれがいちばん大きくえらくなるか見てゐろ」 と思っていました。かたくりの花の咲く春です。 《ちゃうどそのときは…
2016年12月16日にNHKラジオ深夜便で放送した「明日への言葉《障害者の力をビジネスに》」が1月25日午前1時台に再放送される予定でしたが、先日『世界の旅』で有名な兼高かおるさんが亡くなり、以前インタビューしたものを25日、26日に放送することになり、ぷかぷかの話の再放送はなくなったという連絡が入りました。別の日に再放送するようにディレクターの方から強くプッシュするそうですが、それがかなうかどうか、今の時点ではわかりません。もし再放送が決まればまたお知らせします。 とりあえずテキスト版がありますので、興味のある方はご覧下さい。 pukapuka-pan.hatenablog.com
「障がいのある人と働く意味を考える」をテーマに、福岡でワークショップをやってきました。 中央官庁で障害者雇用数を水増しした、などという恥ずかしい事件が話題になっています。一番の問題は、障害者雇用率のみ押しつけられ、どうして障害者を雇用するのか、という理由が語られてないところにあります。今年度中に4000人新たに障害者を雇用する、とありましたが、ただただ障害者雇用率だけを達成すればいい、という意図が見え見えで、一番大事なところが抜け落ちています。どうして障害者を雇用するのか、という議論です。それは社会の中で、障がいのある人たちといっしょに生きる意味を考えることであり、そういう議論こそが社会を豊か…
NHKラジオ深夜便のディレクターからうれしい連絡が入りました。2016年12月16日に放送した「“障がい者の力”をビジネスに」が今月25日〈金〉の午前1時台に再放送されることになりました、と。もちろんこれは予定であって、いろんな都合で動く可能性もあります。そのときはまたFacebookなどでお知らせします。 NHKの中で高い評価があったからこその再放送だと思います。障がいのある人たちのチカラを見直していこう、という動きが、こんなふうに出てくることはすばらしいことだと思います。 ぜひ聞いて下さい。 www4.nhk.or.jp
福祉事業所で働く人たちの集まりで上映会と私の話をしました。映画も話もとても興味を持って聞いてくれました。話を聞くときの集中の度合いがすごかったですね。 映画の中で笑顔が多いことにみんなびっくりしているようでした。この反応は、一般の上映会ではなかなか見られないことです。ということは福祉の世界ではこういう笑顔がなかなか見られないのかもしれません。 「こんな笑顔にするにはどうしたらいいですか?」 というストレートな質問も出ました。 みんなが笑顔でいるのは、いろんな要素があると思うのですが、とりあえず三つくらいあげました。 ①仕事が楽しいこと、 ②彼らのありのままの姿で働けること ③フラットな関係であ…
現場の人が納得し、前向きになるような障がい者雇用の理由を自分たちで探す
昨年暮れに朝日新聞で報道された記事です。 digital.asahi.com 障がい者雇用率を達成するために1019年末までに4,000人もの障がい者を雇用するそうです。 こういうのを発表する人はいいのですが、4,000人を実際に受け入れる現場の人たちは大変だろうなと思います。 障がい者雇用に関しての一番の問題はここにあると思います。障がい者雇用率達成の部分だけが押しつけられ、どうして障がい者を雇用するのか、雇用すると現場はどうなるのか、といった現場の人たちが前向きになる言葉がどこにも見当たらないのです。 朝日新聞は 「障がい者雇用への意識が低かった」 などと書いていましたが、それを書くなら、…
「どうしてぷかぷかに来るとホッとするんだろうね」 の問いは、新しい一歩
「うちのぷかぷかさん」がぷかぷかに遊びに来ました。浅川そら君とたから君です。 ameblo.jp ぷかぷかには障がいのある方たちがたくさん見学に来ます。たいていは保護者の方、区役所のケースワーカーさん、施設の職員の方と一緒で、それなりによそ行きの雰囲気で見学します。みんなお行儀がいいのです。 そら君、たから君はいつものそら君、たから君だったようです(ようです、と書くのは、残念なことに私は体調を崩し、その日は休んでいたからです)。別にお行儀が悪い、というわけではなく、ふだんから自由に生きているんだろうなぁ、と思えるような振る舞いだったようですね。 わんどはごちゃっとしていて宝物の山みたいなところ…
先日紹介した「うちのぷかぷかさん」のお母さん浅川さんがぷかぷかのことを、とても新鮮な言葉で書いています。 ameblo.jp 浅川さんの書いているぷかぷかは、はじめからこんな雰囲気のぷかぷかにしようって考えてできたのではありません。 ぷかぷかさんと一緒に毎日パンを作ったり、料理をしたり、焼き菓子を作ったり、アート作品を作ったり、どうでもいい話をだらだらしたり、歌を一緒に歌ったり、居眠りしたりしているうちに自然にできあがったものです。 ですから、やっぱりこの雰囲気はぷかぷかさんたちが作ったものです。もちろん現場のスタッフも一緒に作っています。でも、現場スタッフだけでは、この雰囲気は作れないのです…
「うちのぷかぷかさん」のことを発信し続けている浅川素子さんがすばらしいブログを書いていましたので紹介します。 ameblo.jp 浅川さんのすばらしいところは、「うちのぷかぷかさん」のことを語るだけでなく、「障がいのある人たちの置かれている社会的状況」と、真っ正面から向き合っていることだと思います。障害、あるいは障害者のことを語ることをなんとなく避けている社会の空気感のようなものを、浅川さんは指摘しています。そしてその空気感は何を意味するのか、ということ。 一昔前、障がいのある人たちは世間の目に触れないように家の中に隠していた時代がありました。その頃の空気感をまだ社会は引きずっているのかもしれ…
1月14日(月)福岡で開かれるワークショップ、上映会、トークセッションのテーマは「障がいのある人たちと働く意味を考える」です。 このテーマは障がい者雇用の一番核心部分です。どうして障がい者雇用をするのか、というのは、現場の人間にとっては「障がいのある人といっしょに働く意味」を考えることです。そういう現場目線での議論が今まで皆無だったと思います。 「障がい者雇用」はどこまでも雇い主の発想です。「一緒に働く意味を考える」のは、現場の人間の発想です。 そんなことを考えると、今回のテーマはものすごく大事なことをみんなで考えていこうという画期的な試みだと思います。障がいのある人たちと一緒に働くことの意味…
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 昨日、夕方から年賀状彫り始めて、途中娘が調子悪くなって中断しましたが、先ほど彫り終えました。気力、体力に今年は「忍耐力」が加わりました。鍛えられましたね。本当に。 いつものことながら今年も文字がうまく入らなくなって、版木をひっくり返して彫りました。はがきならともかく、パソコンをひっくり返してみるわけにも行かないことに、今、気がつきました。ま、これがタカサキだと思ってみて下さい。 たまたま12年前の年賀状が出てきて、こんなことを彫っています。 12年前の方がゆとりがあります。今はゆとりがない、というよりも、視野が社会全体に広がり(12…
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