中学受験組は、いよいよ受験勉強らしくなってくるのが5年生。6年生内容もどんどん先取りして、受験に備え始めます。目安にしたいのは、多くの場合、学校進度ではなくて塾のカリキュラムになります。4年生から受験勉強を始めている子たちは、ある程度自分のペースがつかめてしまっていますから、スムーズに進めていると思います。一方で、5年生から始めた子たちは、1学期、ちょっとしんどい思いをしたはずです。その遅れを夏休みに...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
問題集の使い方を何日かに分けて書きましたが、もちろん、これはただの一例にすぎません。これをベースにして、自分流にアレンジしていけばよいのです。自分のレベルによって、あるいは、性格によって、やるべきことは違ってきますから、最終的には、自分に合う一番効率の良い勉強方法を自分で見つけるしかありません。実際、私の塾でも、同じ学年同じ学校でも、やっていることはそれぞれです。メインテキストもそれぞれ違っていま...
今日は、国語の標準の問題集。これは一番手を出しづらいところです。国語なんて、結局センスの問題だから、苦手な子には無理でしょ?なんて、よく聞きますが、そんなことはありません。人に感動を与える文章や何かを訴えかける文章を書くには、それなりにセンスや才能が必要だと思いますが、国語のテストで要求されているのは、そういう部分じゃないですから。。。国語のテストで要求されているのは、日本語を正しく理解して、日本...
今日は、英語の問題集の使い方です。教科書準拠の問題集は、昨日話したように、定期テスト用に使っていきます。標準の問題集は、少し使い方が違います。こちらは、『助動詞』『名詞・代名詞』『不定詞』みたいに、単元別になっていますね。中1はともかく、中2からは学校で習う単元順には並んでいないので、自学自習組は少し戸惑うところです。とりあえず、前から順番に解いていっても良いし、学校で習っている単元から解いていっ...
毎日、学校の授業が終わったら、習ったところの学校のワーク類を解きます。そのあと、家の問題集も解いていくのですが、基本や練習のページは、テスト前には仕上がっているように、日々の学習で解いておきましょう。できれば、まとめや応用のページも、一回は解いておいてほしい。基本や練習のページは、習ったことの定着を目的として、一回解けばいいと思います。しかし、まとめや応用のページは、一回では心もとない。。。一回目...
学校のワーク類は、まず年度初めにコピーを取っておくことをお勧めしています。なぜなら、学校のワークは学校の授業でも使うことがあるし、提出があるので、とりあえず、書き込みで使うからです。コピーがいらないのは、社会のテストブック。テストブックだけは、解答欄が右端にまとまっているので、書き込んでもあとあと使えますから。。。ワーク類は、定期テスト前や、提出期限直前に、バタバタと仕上げる人も多いかもしれません...
昨日に続いて、今日は国語と英語です。これも、まずは学校のワーク類は完璧に仕上げましょう。その上で、英語と国語に関しては、家庭学習用に教科書準拠版と標準版の2冊の問題集をこなしていくことをお勧めします。教科書準拠問題集は、あくまでも定期テスト用です。定期テストは教科書が範囲ですから、教科書の本文と同じ問題集をしっかり解いておく必要があります。漢字や単語はもちろん完璧に覚えて、同じ本文に対する問題を解...
中学生が自学自習をしていて、意外とうまくいっていないのが問題集の選定です。本屋さんで売っている問題集には、大きく分けて2種類あります。一つは教科書準拠の問題集。もう一つは、教科書準拠ではない標準の問題集。そこを頭において、本屋さんへ行きましょう。しかし、その前に、地元公立中学の子なら、まず、絶対にきちんとこなさないといけないのは、学校のワーク類。学校のワーク類は、完全教科書準拠です。つまり、学校で...
マンガでわかる日本料理の常識長島博【監修】誠文堂新光社 2022電子書籍版こちらも県立図書館の電子書籍からダウンロードしたものです。最近流行りの「マンガでわかる」タイプの本ですが、マンガと説明文のバランスがよく、写真も多いので楽しく読み進められます。内容については、前書きから一部を引用したいと思います。以下引用普段あたりまえと思っていることを「なぜ?」と探っていくと、そこには必ず理由があり、その背景に...
大豆 その歴史と可能性加藤昇 著 幸書房 2023この表題の大豆のところには「グレートビーン」とふりがながあります。徳島県出身で精油会社に長年勤めた著者が、大豆の素晴らしさを伝えるために、植物学的・栄養学的・歴史的・など様々な見地から大豆を捉えて、わかりやすく書かれています。この本を読むと、一つのことに関わり続けて、そのなにもかもに精通するには、多くの基礎的な教養や知識が必要になることがわかります。さ...
引き続き、県立図書館の子ども室の本からオススメします。小学館版 学習まんが 世界の歴史引き続き世界史ですが、これはマンガです。しかし、山川出版社が編集協力しているので、内容は高校世界史レベルです。でもそんなに難しいことはありません。マンガとしても十分に面白いです。ヨーロッパも中国大陸も、人の名前を覚えにくいのはどうにもなりませんが、まだ顔が描かれている分、話を理解しやすいですね。また、章の途中に大...
ここからは、徳島県立図書館で借りた本の中から紹介します。県立図書館は車でないと行きにくいのが欠点ですが、冊数が多い(書庫に大量の蔵書がある)ことと、予約や貸出日数の延長がネットでできるのがとても便利です。貸出履歴を残すこともできるので、スマホで自分の履歴を見返しながら、オススメ本を選びました。では……アメリカの中学生が学んでいる14歳からの世界史ワークマンパブリッシング/著 -- ダイヤモンド社 -- 20...
いよいよ夏休みが始まりました。そこで、私が最近読んだ本の中から、中学生でも読めて楽しい、おすすめの本を紹介したいと思います。まずは、続ける脳: 最新科学でわかった!必ず結果を出す方法茂木健一郎 著(SB新書)2018継続は力なりと言いますが、継続が一番むずかしい気がしますよね。継続できるのも才能だと思いたくなりますが、考え方次第で継続できるようになる!ということを教えてくれます。この本では「グリット」とい...
褒めてのばす。昔に比べると、よく聞くようになった言葉です。でも実は、私はこれが苦手です。子供のころ、ちょっと頑張ったぐらいでは、褒められたことがないので、自分の中で、よっぽど頑張った感がないと、褒められても、なんだかおだてられているようで落ちつかないのです。バカにされてるの?なんて思ったりして。wwだから、生徒にも、ちょっとぐらいできたからって褒めたりしたら、おだててるみたいで、気の毒な気がするとい...
「楽しく勉強させたいんです!」という親御さんに出会ったことがあります。「楽しい」という言葉、これはなかなかの曲者で、どの「楽しい」を求めているのか・・・例えば、ピアノを弾くこと。ピアノは、誰にでも音が出せる楽しい楽器です。赤ん坊でも、鍵盤をたたけば音が出ます。それも「楽しい」しかし、何かメロディーが弾けると、もっと「楽しい」かもしれません。でも、そのためには、少し練習が必要ですよね。いきなり、メロディ...
塾で私が出した宿題と、学校の宿題しかしない子が時々います。私が受け持っているのは、たいてい1教科~2教科なので、他の教科は、学校の宿題しかしていないということになります。学校が、家庭学習のフォローもしてくれればいいのですが、そうでない場合、定期テスト前に、テスト範囲の学校のワーク類すら仕上がっていないという状況になります。自分の中学時代を振り返ると、確かに、学校の宿題なんてたかがしれていた記憶があり...
夏ごろによくあることですが、「急に先生が厳しくなった!」と、中3生が怒って帰ってくることがあります。何のことかと思えば、数学の採点が、突然、厳しくなって、今までは、「、」で通用していたところが、「,」でないとダメだとピンされたらしい。おそらくは、入試に向けて、誤ってピンされることを防ぐために・・・ということなのだろうと察しますが、今更。。。という感じですね。そういうことは、小学校のうちに教えておくべ...
勉強をしない子どもや、言うことを聞かない子どもに、「あなたのためなのよ!」と怒るお母さんをよく見かけます。しっかり勉強して、志望校に受かって欲しい。塾に行って、きちんと勉強して欲しい。部活も勉強も両立して欲しい。どれも、子供のためですが、その反面、自分のためでもあることが、時々見え隠れします。「ちゃんと勉強せんかったら、○○高校に入れんよ! そんなことになったら、もう、かっこの悪い。。。」誰が、かっ...
当たり前ですが、あまり成績が良くない子は、家庭学習の時間が少ないです。でも、その中には、何をやったらいいかわからなかったり、どれだけやらなければいけないかを知らなかったり、そんな理由で、やっていない子が多いんです。家庭学習を2時間しなさいと言われても、2時間も、何するん?という具合です。「単語覚えたらいいんで!」「漢字覚えたらいいんで!」と言われても、いつ、どれだけ、どうやって覚えたらいいかわかっていな...
ゲームをしている子どもに、「勉強しーよー!」って声をかけたら、「今、やろうと思ったのに、あ~ぁ、もうやる気がなくなった。。。」って、言われたこと、ありますよね。お母さん、キーーー!!ってなります。これは、きっと、言われたことがないお母さんを探すのが難しいぐらいなんじゃないかと思います。生徒と話し込みをしていると、子供は子供で、「しようと思いよったら、言われて、やる気がうせるんよな。。。」なんて言ってます...
色々なお母さんに出会いますが、規則正しい生活をするというのは大きい要素です。とは言っても、習い事やら、部活やら、毎日、同じスケジュールじゃぁ動けないと思います。それは、それでいいんです。でも、パターン化されていることと、子供がそれをわかっていることが大事です。つまり、塾の日は、何時に帰って、何時からご飯で、何時からお風呂、そういう風に決まっていることで、リズムができてきますから。。。そのリズムが欲...
「塾に行かせたのに・・・」とか、「家庭教師までつけたのに・・・」とか、思ったように成績が伸びなくて、今度は大丈夫なんだろうか?と、半信半疑、知人に紹介された私のところへ連絡をくださる方も少なくはありません。そういう時、「家で、学校の宿題以外に、何やってますか?」と、質問します。たいていは、何もやっていないか、本屋さんで買った問題集が中途半端にやられているか、みたいなところです。家庭教師をつけたり、個別...
成績を上げたいとか、勉強をきちんとしようとかいう気持ちがあって、考えたことをある程度実行できる能力がある子に必要なのは、ペースメイクだと思います。もちろん、わからないところを教えてもらうことも必要なのですが、それよりも大事なのはペースメイクだと思うのです。実際、うちの生徒たちも、私がやっていることの半分はペースメイクのような気がします。つまり、この時期に、これをこのくらいのペースで進めるというプラ...
昨日の続きです。算数・数学のノートに途中式が書けていますか?という話。見直しの時にとても役に立つというお話を昨日書きましたが、ノートに途中式を残すのには、もっと重要な役割があります。そして、算数・数学が苦手な子は、これができない。それは、考えるために書く、考えながら書くということです。例えば、長い文章題だったとすると、まずは、文章を整理して図や表を書きます。その時点で、文章とはおさらばです。次に、...
「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、これは、本当で、算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?まずいです。見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、式が書けていない。。。のはまずい。自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。例えば、解説を...
この自由研究シリーズの最初に、小学生の理科の教科書に書き方も書いてあると言いました。それには、レポート用紙的な紙6〜7枚くらいに書く様子が説明されています。しかし、自由研究は1枚の模造紙に大きく書くスタイルをとっている学校も多いようです。そうなるとレイアウトも考えなければいけませんし、普段とは字の大きさも変えなければいけませんから、かなり難度は上がります。また、教科書を参考にして書いたつもりでも、必...
3回にわたって、具体的なテーマを提案してみましたが、人のオススメをそのままやるのもイマイチですよね。最近は、自由研究のテーマをたくさん集めた本もあるようで、その中から簡単で面白そうなのを選んで…という子も多いようです。しかし、基本的な興味が弱いと次に発展していくということがないので、できればテーマは自分で決めたいものです。小学生のうちは、自由研究の経験がないので、何をどうすればいいのかさっぱりわかり...
社会科の自由研究というと、何かテーマを決めて、図書館に行って何冊か本を借りてきて、それを読んでまとめるだけの簡単な研究?になってしまう人も多いでしょう。夏休み後半の図書館に行くと、そんな子どもたちがたくさんいますw。でもそれではやっつけ感ばかりで面白くないですよね。夏休みは早朝や平日昼間などの大人が仕事している時間を自由に使えます。ですから、大人の仕事を直接目にする絶好の機会と言えます。やはり研究...
植物よりも天気・気象に興味があるなら、雨を使った研究はどうでしょうか。最近の教科書はエコ全開なので雨水利用について書かれています。ですから雨水を集めてみるというのは、とても立派な研究になります。例えばブルーシートなどを利用して雨水を集める装置を作るのも面白いですが、面倒なら屋根やカーポートの水を樋(とい)で集める方法を考えてもいいでしょう。マンションのベランダなら段ボール箱にビニール袋をかけて飛ば...
もうすぐ夏休み。夏休みの宿題といえば自由研究です。自由研究が一番苦手で親子で途方に暮れるという話もよく聞きます。しかし、自由研究は時間をかけて楽しみながら学ぶ最高の学習で、必ず考える力を伸ばしてくれると思います。実は小学理科の教科書には見開き2ページで自由研究のやり方を書いたページがあります。具体的な方法はそれを見ていただけばいいと思いますので、このブログでは、そのテーマに絞ってヒントを書いてみた...
勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。例えば、数学の問題。「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?2分?5分?10分?15分?どれもダメです。「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。そんなことしてたら、問題集が進まない?そうではないんです。30分、真剣に考えてみてください。この手がダメなら、あの手。次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです...
比較的成績の良い子の家庭は、お母さんが強いことが多いです。強いというか、信念が一本、通ってます。昔、塾に勤めていたころの話です。中3なのに、なんだかちょっとだらけているAくん。もともと成績は良いのですが、もっと上を目指しているだけに、ちょっぴり心配。。。と思っていると、ある日、授業開始の1時間前から塾の自習室にいます。いつもは、授業開始時間に合わせてやってくるのに。「どしたん?」と聞くと、昨日のテス...
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中学受験組は、いよいよ受験勉強らしくなってくるのが5年生。6年生内容もどんどん先取りして、受験に備え始めます。目安にしたいのは、多くの場合、学校進度ではなくて塾のカリキュラムになります。4年生から受験勉強を始めている子たちは、ある程度自分のペースがつかめてしまっていますから、スムーズに進めていると思います。一方で、5年生から始めた子たちは、1学期、ちょっとしんどい思いをしたはずです。その遅れを夏休みに...
小学校4年生からは、中学受験を考えている子と、そうでない子とで、勉強の仕方が少し違ってきます。中学受験を考えている子は、そろそろ受験対応型の塾に行ったりし始めているころです。学校の先取り学習をどんどん始めて、「なんか、勉強、大変。。。」とか、思い始めるんですよね。スムーズに始められた子はともかく、「大変だぞ!」と、ストレスがたまり始めた子は、その「大変」に一息つけるのが夏休み。学校の授業が止まるだけ...
夏休みの話が続いたので、ついでに・・・と言ってはなんですが、今日から、数回に分けて、夏休みにやっておきたいことをざっくりまとめてみようかと思います。まずは、小学校低学年から。。。小学校低学年の夏休みにやりたいことと言えば、まず思い浮かぶのは、普段できないことを経験することでしょうか。学校が休みだからこそできる、何か特別なこと。キャンプや登山などで大自然に触れるのもいいでしょうし、ふだんはあまり接す...
昨日の記事のような話題になると、夏休みの宿題を親が手伝うかどうか…という議論に巻き込まれます。ww自分でできないようなことを宿題にするんじゃないわよ!という意見もあるでしょう。個人的な意見を言わせてもらえば、私は、夏休みくらいは、親が手伝わなければいけない宿題があっても構わないと思っています。夏休みのように、時間がたっぷりあるときこそ、普段はしないようなことを親子で一緒にして、協力しながら、考えなが...
今日から6月です。夏講案内の準備を始めていますので、何となく、夏休みが近づいた気分になっています。私が子供のころは、夏休みには、「夏休みの友」という宿題がありました。お父さん、お母さん世代もそうでしょうか?もうそろそろ、そんなの無かった世代かもしれません。あれは、ものすごくよかったと思います。無くなってしまったのがとても残念。。。一見、薄っぺら~い1冊の本ですが、あれを隅から隅まで、全部やろうと思う...
ドラゴン桜作者 三田紀房出版社 講談社掲載誌 モーニングレーベル モーニングKC発表号 2003年31号 - 2007年30号巻数 全21巻 話数 全194話今回も上記のまんがの第43話から、芥山先生のセリフを引用します。「「読む」ということは普段、無意識で行っているが、実は意外と難しい。表面をサッとなでたような読み方では大変な間違いを犯すこともある。直接は書かれていない行間をしっかりと読み取る能力…
芥山先生ってご存知ですか。実は、まんが「ドラゴン桜」に登場する国語教師です。実は最近、ドラゴン桜を少しずつきちっと読んでいて、そこに重要なセリフがたくさん出てくるので、ちょっと書き留めておきたい(笑)と思います。引用しますので、基本的な事柄を書いておきます。(一部句読点を追加して引用します)作者 三田紀房出版社 講談社掲載誌 モーニングレーベル モーニングKC発表号 2003年31号 - 2007年30号巻数 ...
こちらも徳島市を含む県内約半数の中学校で採用されている教科書です。以前よりサイズが大きくなって、今まで以上に子供っぽい絵が表紙になっています。以前から、会話重視・文法軽視で混乱しやすい教科書でしたが、今回は何か良くなっているのでしょうか。教科書の最初は小学校の流れのまま、ゲーム的な要素満載です。PROGRAM1でいよいよ中学内容になり、I am , You are が始まります。以前と同じく Scenes のところで学ぶべき基...
英語の教科書のうち、徳島県の約半数の中学校で採用されているのが、この教科書。こちらは数学に比べると、かなり以前から変わっているところが多い印象です。登場人物の名前や出身地といった設定とか、本文の文章も大幅に変わっています。いちばん目を引くのは、小学校で習った単語の扱いでしょう。以前はページの一番下のほぼ欄外という場所にまとめられていましたが、新しい教科書では、new words のところの下に並べています...
今年から中学生の教科書が改訂となり、マイナーチェンジされています。その内容について、見てみましょう。まず数学。徳島県では、徳島市を含む多くの学校で啓林館の教科書が採択されているので、その内容を見てみます。すると、教科書本文や問題はほとんど同じで、多少削除されたり新しい問題が追加されたりしていますが、内容に大きな変更はありません。一見して大きく変わったのは、巻末にあった、反対側から本を90度回して読ん...
近年、「つかれた~」って言う子供、多くないですか?なんだか、気になりますね~子供の体力が落ちてるのも原因でしょうか?自分が子供のころを考えると、「つかれた~」なんて、そんなにしょっちゅう言ってましたかね?まぁ、遠足や運動会や、特別なことをした日は、疲れたって感じていた気がしますが、普段、普通の日常生活を送っているときに、そんなことはなかったと思います。周りの子たちも。。。前にも書いたかな?こんな話。...
あきらめ癖がついてる子、結構いますよね。問題見て、パッと解き方が見えなかったら、「わからん」と言う子。。。考える癖がついてないとも言えますが、出来れば、これは小学生のうちに直しておきたい癖の一つです。もっと言えば、考えることが面白いと思える癖をつけたい!出来る子と、出来ない子の大きな差はここだと思うんです。出来る子は、考えるのが好きな子が多い。「ん?わからんなぁ。。。」と思ったら、そこから粘る粘る。そ...
家庭学習での話が続いたので、ついでに計画表づくりのお話をしようと思います。小学生の場合、お母さんが計画表を作っていることが多いでしょう。中学生でも、作ってくれているお母さんもいるかもしれませんね。親御さんが計画表を作るときのコツは、ちょっと余分なものまで入れておくことです。例えば、この日は、この3項目ぐらいしかできないだろうな。。。と思ったとします。そうすると、まぁ、できなくてもいいかっ!と思える...
気をつけてほしいことや、直してほしいことは、具体的に指示を出すのが一番いいと思っています。例えば、姿勢が悪い子に、姿勢を直してほしいとき、「姿勢が悪いじょ!」ではなくて、「あご、出てるよ」って言うほうが直る確率が上がってる気がします。「姿勢良くして!」って言うより、腰のあたりを、トントンと叩いてあげるほうが、直りやすい。つまり、腰が後ろに丸まって、顎が出てるから、姿勢が悪いわけで、腰を後ろに出さないよう...
「集中してやりよ」と言われても、どうやったら集中できるのか、イマイチ実感がない子は多いようです。色々な方法があると思いますが、一番手っ取り早いのは、時間制限をかけることでしょうか。といっても、少しコツがあって、例えば、「20分でやりよ!」と言って、3枚のプリントを渡しても、結局、20分ではできないものです。まずは、「5分な!」と言って、1枚プリントを渡します。できたら、また、「5分な!」と言って、1枚プリントを渡...
なんとなく、問題を解いて、なんとなく、答えを選んで、なんとなく、式を立てて、。。。こんな風な勉強をしている子はたくさんいます。この「なんとなく」の割合がゼロに近い子ほど成績はいいものです。でも、小学校低学年から、ひょっとしたらもっと小さいころから、この「なんとなく」を繰り返しているうちに、「なんとなく」やってしまっているという感覚すらなくなってしまうみたいで、これをあぶり出すのに苦労することはよく...
子どもたちと勉強をしていると、いわゆる「当てにいく」ことをしている子はたくさんいます。今日は、この「当てにいく」ことに焦点を当ててみたいと思います。実は、この「当てにいく」という行動には2パターンあります。一つは、阻止しなければいけないもので、もう一つは、見守らなければいけないものです。では、阻止しなければいけないほうはどういうものかと言うと、まさに当てずっぽうで解いていくパターンです。アでピンさ...
昨日の話に加えて、講師たるもの、沈黙で語れないとだめだとも思います。学校でも、地元公立なら同じようなことが起きているかもしれませんが、授業中に、大声でしゃべる生徒がいるとします。それを大声で注意しても、もっと大きな声で話されるだけです。そういうときに使えるのが沈黙+表情。これはちょっとテクニックが必要ですが、大声で怒るよりも、断然効果があります。これは、地元公立中生が多く通う大手塾で身につけた技。...
昔、大手学習塾で講師をしていたころ、先生は役者でないとだめだ!と言われたことがあります。例えば、ちょっと弛んでる小6受験クラスで、雷を落としたとします。時にはそういうことも必要です。厳しい話を真剣な表情で、ビシッと!その5分後、小2クラスに入るとき、それを引きずるようでは駄目です。先生は、満面の笑みで!この切り替えができないようでは講師には向かない。。。確かに。。。ここで、一つ気付きます。お母さん、...
時々ブログでも書いているように、私自身は、塾通いの経験はありません。一時期、プライベートで、母の友人に国語をみてもらっていたことはあるのですが、集合塾というのは未経験。当時、個別塾なんて、今みたいにありませんでしたしね。もちろん、塾なしでやってきてるので、正直、塾なんている?って考えている人だったんです。自分でできるじゃん?って。ところが、大手塾で教えているうちに、マンツーマン指導でなら、できること...
理科も山のように定義がでてきます。そしてこの定義を理解して覚えないと、全く点数が取れません。特に化学と物理分野は定義から始まります。密度、圧力、速度、電圧、などなど、別の言葉で言い換えるのは、大人でも相当難しいです。辞書を引けば意味を書いてありますが、読んで納得できるかどうかがまた微妙w。実は小学生のうちに、人口密度も出てきますし、食塩水の濃度も出てきます。そのときに、言葉の意味をちゃんと理解して...
中1の数学、徳島県で多く使われている教科書なら5章に、平面図形が出てきます。その中の章末問題のページで、次のような確認をしなさいと、(問題より少し小さく)書いてあります。5章で学んだこと①直線、線分、半直線の意味を理解していますか。②2直線の位置関係を理解し、記号を使って表すことができますか。③図形の移動について理解していますか。④定規とコンパスだけを使った基本の作図ができますか。⑤円に関する言葉の意味を...
誰でも三角形は知っていますよね。三角形は小学校2年生で習うので、九九と同じくらいのジョーシキです。では、タイトルの問いかけ「三角形とはどんな形ですか?」に答えてみてください。実は、小学校6年生でも中学生でも正しく答えられない子はいっぱいいます。このブログを今読んでいる大人でも、かなりの方が間違えると思いますから、しっかりと考えてみてください。・・・・・よろしいですか?まずよくある答えは「角が3つある...
テストでのケアレスミス、多かれ少なかれ、誰もが悔しい思いをしたことがあると思います。もちろん、私も。テスト中ですから、少なくとも集中して、ミスしないように配慮して解いているはずなのに、思わぬミスをしてしまう。。。見直しの方法を工夫したり、普段の勉強でもミスをしないように気をつけたり、慎重に解いてみたり、思いつく限りのことはやっているはずなのに。。。あるとき、少し面白い記事を読みました。脳がキャパオ...
例えば、田舎で神童のように言われた子が、開成に入ってみたら、自分は凡人だったと気づいたなんて話がありますが、地元で結構できる子たちが、ワンランクアップした子たちが集まる中へ入ると、自分の能力の限界を見てしまったなんて感じることは、けっこうよくあるようです。これは、大人になってからも、よく聞く話で、社会的には、けっこう、というか、かなりな成功をおさめている人たちと話していると、こういう話題になること...
積み上げをする時期は、本当に人それぞれだと思います。小学校から、コツコツと積み上げてきた子もいれば、ある程度精神的に成長してから…という子もいます。結局は、どちらが自分に合っているかだと思うんです。時々ネタにさせてもらってるうちの甥っ子も、いよいよ大学4年生ですが、彼は、中学に上がったころは、まだ勉強は大っ嫌いだったんです。まぁ、それなりには、やらされていたのだろうとは思いますが、クラスの6割程度が...
中学受験に向けての国語は、やはり、初めて読む文章を正しく理解して、伝える練習をしないといけません。それに加えて、文系の適性検査の場合は、自分の考えや意見がきちんと持てていること。自分の意見や感想がうまく言えない子はとても多いのです。感じていないのではなくて、ボキャブラリーの問題のような気がしています。どう表現していいのか、その方法を知らないまま大きくなっているようです。作文が書けないという一因もそ...
中受のスケジュールを、ここ数日の記事のように話すと、「知り合いの子は6年生からで受かった」とか、「友達のお兄ちゃんは6年生の夏からで受かった」とか、必ずと言っていいほど出てくるのが、こういう話。確かに、基礎学力がきちんとあれば、短期決戦で、受かることはよくあるものです。考えたいのは、自分はどの位置で受かりたいかということです。上位層に食い込んでおきたいのか、真ん中ぐらいでいいのか、ビリでもいいのか。...
基礎学力がついてきたら、先取り学習をした単元から順に、受験算数に取り組んでいきます。有名どころでは、植木算とか年齢算、鶴亀算、差集め算のような、方程式使えたら簡単なのに・・・と大人は思ってしまうような問題の考え方を勉強します。割合の問題なんかも、けこう複雑なのを小学校の計算だけで解きます。でも、受験算数でやっている、この考え方こそ、数学的思考力の原点のように思います。これ、大人でもけっこうおもしろ...
昨日の続きです。国語・算数を受けるにしても、適性検査を受けるにしても、必要なのは、まずは基礎学力です。漢字がきちんと書けて、意味の通った文章が書ける。相手の言っていることや書いてあることが、正しく理解できて、自分の考えを表現できる。計算が速く正確にできて、思考力がある。このようなことが本当にきちんとできているかどうかです。学校のテストはほとんど満点なんです。。。ではダメです。小学校のテストは、はっ...
「中学入試の準備って、いつぐらいから始めるといいでしょうか?」よく聞かれる質問ですが、4年生ぐらいから始めると、少々余裕を持って取り組めます。近頃は、どんどん低年齢化してきて、大手は小3とか小2とか普通に言っていますが、本格化するのはやはり小4だと思います。もちろん、その時のレベルにもよりますが、5年生からだと、ちょっとハードになることもあります。6年生からだと、きっちり基礎学力がついていないと難しい。...
あるとき、宿題に出してもいない問題を質問してくる生徒がいました。数学を教えていたのですが、微妙に今やっているところと進度が違う問題なんです。しばらく、そんなことが続いて、ある日、その子が言いました。「これ、○○塾の宿題なんよー あの塾、まだこんなところやってるんやなー」???どうやら、少し前からよく質問していたのは、○○塾の宿題の問題のようです。併用し始めたなんて話も聞いていないし、「なんで、○○塾の宿題...
時々、ものすごくやる気になってきた子が、自分よりも勉強のできる友達を捕まえて教えてもらっているのを見かけます。それはそれで、やる気が出て勉強をしていることはよいのですが、この行為には思わぬ落とし穴があります。うちの塾は、基本的には、週1回で1教科ということになっていますので、多くの子が数学や英語を受講しているのですが、テストのたびに他の教科で足を引っ張られていると、ついつい、社会どうにかしようよーと...
前回日本語は、話し言葉・書き言葉と、共通語・方言という二つの軸で四つに分類できるというお話をしました。ただ他にも日本語には種類があります。その一つは、敬体・常体の区別です。ですます調・だである調ともいいますが、主に語尾が変化する文体の違いですね。語尾だけなら簡単なのですが、(ありませんでした→なかった)という表現そのものの変化もあり、小学生にはまあまあ難しいですね。それと、もう一つ日本語を複雑にし...
ここまで述べてきたように、日本語には様々な種類があります。一つは、話し言葉と書き言葉という似て非なる二種類。もう一つは、共通語と方言という二種類。これは別の考え方で分けられていますから、2つの軸で4つの種類に分けられます。①方言の話し言葉②方言の書き言葉③共通語の話し言葉④共通語の書き言葉①は赤ちゃんの時から耳にして使っている言葉です。思考するときに使う言語でもあり、母語と言っていいかもしれません。誰も...
子どものときに最初に耳にするのはお母さんの話しかけです。徐々に単語から文へと複雑化していくのでしょうが、変わらないのは、それがずっと、方言で語りかけられることです。自分の子どもに共通語で語りかける親はまずいないですよね。例えば徳島弁であれば(するけん)(せなんだら)(じょ)(ほなって)(つまえる)など枚挙にいとまがありません。しかし、この単語レベルはそれほど問題ではなく、思考する・理解するというこ...
日本語には書き言葉と話し言葉があります。というか、すべての言語には、この二つのタイプの言葉があるそうです。話し言葉は、まだ赤ちゃんの頃から、母親からの語りかけや周囲の会話を聞いて、いつの間にか習得する言葉です。ですから、ある程度聞いて覚えたら、自ら話す言葉=話し言葉になります。一番最初に覚える言葉なので、一番使いやすい言葉であり、考える為の言葉でもあります。一方、書き言葉は、早くても幼稚園くらいか...
AIという言葉もすっかり当たり前になりました。昨日の記事のように、あちこちで生成AIの作った文章や写真(のようなもの)が使われ始めているようです。そして、実際に当たり前に使われ始めてきて、だんだんこのあとの展開が予想できるようになってきたと思います。今日は、特に学習面においての今後という点に限定して、少し考えてみたいと思います。特に面白いというか嘆かわしいというか、ムムムと思ったことは、大学のレポート...
AIを使う機会が少しずつ出始めていますが、オンラインショップの運営サイトに登場したAIアシスタントなるものを使ってみて、ちょっとびっくりしたので、今日は、それをご紹介してみます。一瞬、「もう、文章が書けなくても生きていけるんじゃないの?」なんて思わせますwまぁ、当然、そんなことはないのですが。。。でも、なかなかのものですよ、これはwやったことは、「結晶釉マグカップ」という商品名を入力して、説明文を提案...
こうやって見てくると、伸びる子と伸びない子、できるようになる子とならない子の差は、自分にできることは何かを考えて、行動しているかどうかの差だと思います。子供のみならず、家庭も同じで、塾に通わせて、あるいは、家庭教師を雇って、お金を払えば済むことではないのです。1週間のうちの「ほんの数時間」、何かをやってもらうだけで、何かが劇的に変わるなんてことは、まずありません。1週間のうちの「ほんの数時間」以外の...