正欲
だいぶ前に読んでいたのですが、感想を書けないままでした。物理的に時間がないということもありますが、気が重いというのもあって。朝井リョウさんは初めて読みますが、お名前はずいぶんと前から知っていました。ただ読むのは、やっぱり気が重くて。まだ若いのに才能が溢れていて、何かこうコンプレックスを刺激されるようで。朝井さんも「小説すばる新人賞」を受賞されてデビューしています。それで選考委員も務めていたのですが、今年からそのお名前が紙面から消えていました。選考委員の方々の作品を読む流れでこの本にも手が伸びたのですが、あれ?という感じ。もしかしたら、意見の相違から辞退されたのかもしれません。私の想像ですが。小説は、企みに満ちていました。最初から「ん?」という感じ。ある人物がスマホに書いて持ち歩いていた短い文章が冒頭にあり...正欲
2025/03/29 18:26