2024年4月28日(日)3526 コモクメヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影 2016/09/05場所勿来の関①コモクメヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)縦筋の綺麗な蛾で,外縁からはみ出すようにでている鋸歯状のものに見とれてしまいました。私は本種をモクメヨトウと勘違いをしていました。いろいろなサイトを探してもこの写真と似たような画像は出てこなかったからです。その原因は幼虫が食べる植物にありました。モクメヨトウの幼虫はチシャ、タ...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2024年3月31日(日)3506 ウンモンスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科) 撮影日2014/7/23 ①ウンモンスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)勿来の関この蛾を見る度,嬉しくなって喜んでしまいます。大きくて綺麗で勿来の関ではあまり見かけない珍しい蛾だからです。というのは,勿来の関周辺では本種の幼虫が食べるニレ科の植物があまり分布していないからです。それに対してモモスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)は毎年沢山観察して...
2024年3月30日(土)3505 ウコンエダシャク♂と(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 ①ウコンエダシャク♂透明膜があるので♂(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 場所:いわき市植田町中央公園・勿来の関本種のいわれはショウガ科ウコン属の多年草ターメリック(英称)に由来します。色が鮮やかな黄色でカレーの原料となっている(ウッコン)が訛ってウコンになったものと思われます。本種は♂と♀では形態にはっき...
2024年3月30日(土)3505 ウコンエダシャク♂と(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 ①ウコンエダシャク♂透明膜があるので♂(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 場所:いわき市植田町中央公園・勿来の関本種のいわれはショウガ科ウコン属の多年草ターメリック(英称)に由来します。色が鮮やかな黄色でカレーの原料となっている(ウッコン)が訛ってウコンになったものと思われます。本種は♂と♀では形態にはっき...
2024年3月29日(金)3504 カギモンキリガと(ヤガ科ヨトウガ亜科) 撮影日2019/04/24 撮影勿来の関 ①カギモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影日2019/04/24 場所:勿来の関本種のいわれは外縁に近い方の紋の形にあります。物を引っかけるものの形(鉤)に似ているからです。非常にはっきりしていて印象に残る紋様です。本種に似た紋様の蛾は見付かりませんが,名前が似ていて混同する蛾がいます。その蛾の名前はカギモンヤガです...
2024年3月27日(水)3503 アシブトクチバと(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2018./08/10 撮影場所勿来駅西公園・勿来の関 ①アシブトクチバ(シャチホコガ科) 撮影日2011/06/20 場所:勿来駅西公園勿来の関ではほとんど見かけない蛾です。それもそのはずです。幼虫の食草は、サルスベリ、ザクロ、ネムノキ、ハギなどで,サルスベリ、ザクロは分布していないからです。でも,ネムノキ、ハギは分布しているので観察できるかもしれ...
2024年3月27日(水)3503 ニトベシャチホコ(シャチホコガ科) 撮影日2018./08/10 撮影場所勿来の関 ①ニトベシャチホコ(シャチホコガ科)なんとも奇妙な紋様をした蛾です。胸部がえぐれて中が剥き出しになっている様です。腹部が太く外縁からはみ出しています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。幼虫はズミ、カマツカの葉を食べます。大きく見えますが開帳 50㎜なので中くらいの蛾です。にほんブログ村●2つのラン...
2024年3月26日(火)3501 スズキドクガ(ドクガ科科) 撮影日2018./06/07 撮影場所勿来の関 ①スズキドクガ(ドクガ科)全体に黒く見た瞬間「ドキッ。」としました。前翅中頃に白ずんだ紋が有って同定に役立っています。(赤矢印)♀は♂より大きく葯前翅長43㎜です。足が毛深く前や横に伸ばしきっている感じはシャチホコガ科に似ています。外縁から腹端がはみ出しているのも似ています。スギドクガ似も似ていますか,もっと灰色を...
2024年3月25日(月)3501 カシワキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科) 撮影日2022/03/31撮影場所勿来の関 ①カシワキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)緑矢印は腎状紋,黄緑色矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科と予想がつきます。黄矢印は外横線,赤楕円は黒筋を指しています。本種にはカシワオビキリガという名前が似ている種が居るので注意が必要です。でも,紋様は簡単に区別...
2024年3月24日(日)3500 フタスジヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科) 撮影日2019/05//11撮影場所勿来の関 ①フタスジヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)薄褐色の地に黒くくで太い筋筋模様は力強いギリシャ彫刻を感じさせます。黒い足からはヒトリガ亜科を思い起こさせます。二本の横線が走っているので「フタスジヒトリ」と名付けられたのでしょう。幼虫はクワの葉を食べます。にほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●...
2024年3月23日(土)3499 スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 撮影日2019/05//11撮影場所勿来の関 ①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 白地に黒い筋が走り,左右に3つずつの灰褐色の円い紋がある美しい蛾です。緑矢印は腎状紋と思われるものを指していますが,環状紋は何処に有るか分かりません。この紋が有ることで本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と予想が立ちます。,幼虫はオオカメ...
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2024年3月22日(金)3498 トビイロトラガ(ヤガ科トラガ亜科) 撮影日2019/05/30撮影場所勿来の関 ①トビイロトラガ(ヤガ科トラガ亜科)実矢印は外横線,紺矢印は内横線を指しています。赤矢印は,腎状紋黄矢印は,環状紋を指しています。これらの紋が有ることから本種はヤガ科ヨトウガ亜科やキリガ亜科等の仲間と分かります。本種と似た蛾が2種類以上いるので注意が必要です。でも,後角に近い所に黄緑矢印が指している橙黄色...
2024年3月21日(水)3498 キンイロキリガ(ヤガ科代ヨトウガ亜科)撮影日)2013/04/08撮影場所勿来の関 ①キンイロキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)本種は昨日紹介したスギタニキリガと並んで格好の良い蛾だと思っていますが,私はスギタニキリガの方が好きです。紋様がすっきりしているからです。本種にも二羽の小鳥の紋様が見られます。外縁に近い方から腎状紋,環状紋とが並んでいます。空矢印は親鳥,黄緑矢印は雛を指しています...
2024年3月20日(火)3497 スギタニキリガ(ヤガ科代ヨトウガ亜科)撮影日2013/03//12撮影場所勿来の関 ①スギタニキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)本種の大きさは開帳 45~54㎜で中くらいですが,素敵な紋様が魅力的です。それは赤矢印が指している小鳥の親の様に見える紋です。左側の紋は雛のように見えますが,如何にも親が子に口移しで餌をあげているように見えます。実はこれらは腎状紋(外側の紋)と環状紋(内側の紋)なのです。こ...
2024年3月19日(火)3496 スカシカギバ(カギバガ科カギアツバ亜科)撮影日2018/10//17撮影場所勿来の関 ①スカシカギバ(カギバガ科)「ドクロに似ている」と本種を見たときから感じています。前翅中央付近にあるに有る半透明部分が目立っているからです。後翅は半透明の方形が散在しています。翅頂を見ると鉤状に曲がっています。(赤矢印)この事から本種はカギバガ科と分かります。黒い体の幼虫は腹端と腹部中央に白紋かあって...
2024年3月18日(月)3495 イボタガ(イボタガ科)撮影日2013/04/06撮影場所勿来の関 ①フクロウに擬態しているというイボタガ(イボタガ科)エゾヨツメ・オオシモフリスズメとともに春の三大蛾の一つです。開張はなんと80~115㎜になります。眼状紋もさることながら,全体に広がる細かい筋模様の見事さに見とれてしまいます。「フクロウ」に擬態していると言われています。幼虫はイボタノキ、キンモクセイ、トネリコ、ネズミモチ...
2024年3月17日(日)3494 シロモンヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)撮影日2013/05/24撮影場所勿来の関 ①シロモンヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)本種は開張が19-26㎜と小さな蛾です。全体に青味がかった黒い色で前翅前縁後半に半楕円の白紋が有ります。ヒメハマキガ亜科にも関わらず特有のヒメハマキ紋様がありません。胸部背の一部が迫り上がっています。 幼虫はサクラ、ウワミズザクラ、ソメイヨシノの葉...
2024年3月16日(土)3493 リンゴツノエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影日2019/07/02撮影場所勿来の関 ①リンゴツノエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑矢印は外横線,桃矢印は内横線を指しています。本種はフタヤマエダシャクと雰囲気が似ていてとてするとき戸惑ってしまいます。でも,本種の外横線には外側に出張る山は1つしかありませんが,(黄緑色が指している場所)フタヤマエダシャクでは二つあるので区別...
2024年3月15日(金)3492 ニッコウフサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)撮影日2018/06/12撮影場所勿来の関 ①ニッコウフサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)写真写りの悪い蛾ではっきりと明るくはなかなか撮れません。この写真は偶々明るくはっきり撮れました。不思議なことは未だあります。それは腹部が必ず左か右に曲がっていることです。観察結果から言うと腹端は地面がある方を指しています。写真を見て驚いたことは色彩豊かで明るくハー...
2024年3月14日(金)3491 マエシロモンアツバ(ヤガ科テンクロアツバ類)撮影日2019/01/01撮影場所勿来の関 ①マエシロモンアツバ(ヤガ科テンクロアツバ類)本種の形は矢尻の先のような形をしています。この様な蛾はヤガ科の仲間です。本種は前翅長7~9㎜と小さな蛾です。にもかかわらず斬新な模様で初めて見る人の目を引きます。本種の模様は前縁に沿って太い白線があって黒紋を避けるように曲がり翅頂に向かって走っています。...
2024年3月13日(水)3490 アヤナミツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)撮影日2019/01/01撮影場所勿来の関 ①アヤナミツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)ほとんど見掛けない珍しい蛾です。というのは幼虫が食べるのはワラビの葉だからです。シダ植物を食べる蛾はいくつか居ますが多くはないからです。本種の特徴として横線に沿って白い帯状の白帯が見られることを上げます。特に顕著なのは,外縁に一番近く沿った...
2024年3月12日(火)3489 キバラケンモンとニセキバラケンモンの違い(両者ともヤガ科 ウスベリケンモン亜科)撮影日2017/05/16/撮影場所勿来の関 両者の写真を比べている内にやっと違いが分かりました。(a,b,c,d)①キバラケンモン(ヤガ科 ウスベリケンモン亜科)2020/08/17撮影青矢印は外横線と思われる横線を指しています。この外横線は複雑に曲がっています。aそして途中から小さく切れています。黄緑矢印はその外横線から...
2024年3月11日(月)3489 ニセキバラケンモン(ヤガ科 ウスベリケンモン亜科)撮影日2017/05/16/撮影場所勿来の関 ①これも紋様が綺麗なニセキバラケンモン(ヤガ科 ウスベリケンモン亜科)昨日紹介したキバラケンモンとよく似ていて表面の模様だけでは区別が難しいです。「渓舟の昆虫図鑑」によると後翅の色で区別するのがよいと紹介しています。(確実に見分けるには、後翅を確認するのが良い。ニセキバラケンモンは、後翅が黒色...
2024年3月10日(日)3488 キバラケンモン(ヤガ科 ウスベリケンモン亜科)撮影日2020/08/17撮影場所勿来の関 ①紋様が綺麗なキバラケンモン(ヤガ科 ウスベリケンモン亜科)勿来の関の歩道を歩いていると白と黒のツートンカラーでしたが綺麗な蛾が道に止まっていました。細かい筋模様でコントラストが強いせいか綺麗に見えたのでしょう。ネットで検索すると本種はニセキバラケンモン・キタキバラケンモンと似ていてよく見ないと区...
2024年3月9日(土)3487 イカリモンガ(イカリモンガ科)撮影日2015/07/02撮影場所勿来の関 ①チョウに似た特徴を持つイカリモンガ(イカリモンガ科)山奥でしか出会えないと思っていた蛾が目の前で花の蜜を吸っているではありませんか。早速カメラを取り出し撮影を始めました。でもうっかり近付くと目の良いチョウは人影に驚き飛んでしまいます。そこで後方からそっと近付きました。運良く食事中だったためか逃げられずに済みまし...
2024年3月8日(金)3486 オオバトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)撮影日2019/07/01,2014//06/20撮影場所勿来の関 ①オオバトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)赤矢印はトガリバガ斜上線,青矢印は腎状紋,黄緑矢印は環状紋を指しています。トガリバガ斜上線は筆者が勝手に名付けた名称ですが,翅頂付近から立ち上がり亜外縁線(白い横線)に達しています。これを覚えておくと同定が楽で速やかに進み便利です。従って,環状紋...
2024年3月7日(木)3485 セダカシャチホコ(シャチホコガ科)撮影日2017/07/18撮影場所勿来の関 ①胸部背の毛が高く立ち上がっているセダカシャチホコ(シャチホコガ科)本種で一番目立つのは青矢印が指している胸部背に見られる逆立っている毛です。まるで鶏の鶏冠のようです。この理由で,本種をセダカシャチホコと名付けたようです。本種は光の反射具合で黄金色に輝いて見えることがあります。幼虫はコナラ、ミズナラ、クヌギ、...
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2024年3月7日(木)3485 セダカシャチホコ(シャチホコガ科)撮影日2017/07/18撮影場所勿来の関 ①胸部背の毛が高く立ち上がっているセダカシャチホコ(シャチホコガ科)本種で一番目立つのは青矢印が指している胸部背に見られる逆立っている毛です。まるで鶏の鶏冠のようです。この理由で,本種をセダカシャチホコと名付けたようです。本種は光の反射具合で黄金色に輝いて見えることがあります。幼虫はコナラ、ミズナラ、クヌギ、...
2024年3月6日(水)3484シロスジキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)撮影日2016/07/02撮影場所勿来の関 ①胸部背が鶏冠のように盛り上がっているシロスジキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)黄矢印は胸部背に盛り上がったコブのようなもの,黄緑矢印は腎状紋をさしています。胸部背は鶏冠(とさか)の様に高く盛り上がっていて異様に感じられます。この部分から翅頂付近に向けて白い帯状の筋が走っています。2つの白い帯状の...
2024年3月5日(火)3483マツカレハ(カレハガ科)撮影日2019/07/03撮影場所勿来の関 ①褐色のグラデーションと白い縁取りが綺麗で幅広い触角が目立つマツカレハ(カレハガ科)黄緑矢印は内横線,黄矢印は外横線を指しています。写真を見ての特徴は腹端が外縁から飛び出していることと発達した触角です。腹端が飛び出していてもシャチホコガ科ではありません。触角が発達していて特徴で大きく折れ曲がっているからです。本種の特徴は...
2024年3月4日(月)3483 ノコメセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影日20121/10/27撮影場所勿来の関 ①ノコメセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は内横線,青矢印は外横線を指しています。桃矢印は環状紋,赤矢印は腎状紋を指しています。これら2つの紋の存在から本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。白矢印はめくりあがった後縁を指しています。前翅長は25~30㎜と大きくがっしりした蛾です。内横線がノコメセ...
2024年3月3日(日)3482 ウスキトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影日20121/10/31撮影場所勿来の関 ①雰囲気がノコメセダカヨトウに似ているウスキトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)この写真でノコメセダカヨトウの紹介をしようと思っていたら内横線の様子が違うとに気が付きウスキトガリキリガの間違いだと分かりました。赤矢印は内横線,青矢印は外横線を指しています。黄矢印は環状紋,黄緑矢印は腎状紋を指しています。それ...
2024年3月2日(土)3481 セスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影日20116/07/02撮影場所勿来の関 ①ヒメセスジノメイガに似ているセスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)地色が黄色でしかも筋色が焦茶です。ここまでて,科名が分かる方は年季が入った方です。桃矢印は内横線,黄緑矢印は外横線を指しています。しかも,これら二本の横線が階段状になっていればノメイガ亜科です。階段状の縦線は不明瞭になっている場合が多い...
2024年2月29日(木)3480 フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影日20115/02/15撮影場所勿来の関 ①長い下唇鬚を持ち,外縁がえぐれているフタスジエグリアツバ何の仲間か知るには紺矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見れば分かります。前方へ突き出しているのでアツバの仲間と分かります。もっと後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科になります。緑矢印が指している前翅外縁を見ると抉られたように凹みがあ...
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2024年4月28日(日)3526 コモクメヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影 2016/09/05場所勿来の関①コモクメヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)縦筋の綺麗な蛾で,外縁からはみ出すようにでている鋸歯状のものに見とれてしまいました。私は本種をモクメヨトウと勘違いをしていました。いろいろなサイトを探してもこの写真と似たような画像は出てこなかったからです。その原因は幼虫が食べる植物にありました。モクメヨトウの幼虫はチシャ、タ...
2024年4月27日(土)3525 マエベニノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科) 場所勿来の関 撮影日2014/05/06①マエベニノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)明るい紅色が美しい蛾です。触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。a青矢印は後縁沿いに見られる黄褐色帯,緑矢印は濃紅色の横線です。本種とよく似た種にアメリカピンクノメイガが居るので注意が必要です。でも,アメリカピンクノメイガ...
2024年4月27日(土)3525 カギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)撮影2016/09/05 場所勿来の関カギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科) ①カギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)赤矢印先は外横線,元は亜外縁線,青矢印は鉤状に似た翅頂を指しています。小型から中型の大きさのものが多いアオシャク亜科で中型から大型に入るので圧倒されます。ヒメカギバアオシャクに雰囲気が似ていますが,外横線の形状の違...
2024年4月26日(金)3524 クスサン(ヤママユガ科)撮影2019/09/26 場所勿来の関①クスサン(ヤママユガ科) 赤矢印は外横線を指しています。この大きな鋸歯状の横線が本種を特徴づけるものです。ヤママユガ科の蛾には前翅にも後翅にも眼状紋が有ります。本種の前翅には上下につぶれたような紋が見られます。しかし,後翅に見られないのは前翅の重みで前翅の位置が下がってしまい隠れているからです。その眼状紋を見るには翅頂付...
2024年4月25日(木)3523 キミャクヨトウ(ヤガ科)①カワラヒワ(アトリ科) 2013/04/11撮影黄緑矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋を指しています。これらの紋の存在から本種はヤガ科のヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。これら2つの横線は「W」字状に曲がっています。桃矢印は外横線,空色矢印は内横線を指しています。筋模様が太くはっきりしているのでキスジでなくキミャクと名付けたのでしょう。幼虫はアマチャヅル、カラ...
2024年4月24日(水)3522 カワラヒワ(アトリ科) ①カワラヒワ(アトリ科) 2013/04/11撮影勿来の関には野鳥が何種類か見られますが,その一つがこれです。翼の一部が鮮やかな黄(赤矢印)で写真を撮ろうとして近付くと逃げられてなかなか写せませんでした。羽ばたくと翼の黄色い部分が横に広がっていてとても綺麗に見えました。②カワラヒワ(アトリ科)の標本:茨城県立ミュージアム所蔵 撮影日2015/02/15羽ばたくと翼の中央を横に...
2024年4月21日(日)3521 オオケンモン(ヤガ科 ケンモンヤガ亜科) 撮影日2015/02/15①オオケンモン(ヤガ科 ケンモンヤガ亜科)この画像は茨城県立ミュージアム(博物館)所蔵のものを茨城県天心記念五浦美術館で展示したときに標本を撮影したものです。だから,私が自然の中で探して見つけたものではありません。緑矢印は前翅の付け根から走る黒い筋,赤矢印はつばがある日本刀のような筋を指しています。これらの筋を剣に見立て...
2024年4月20日(土)3520 シンジュサン(ヤママユガ科) 撮影日2015/02/15①シンジュサン(ヤママユガ科)この画像は茨城県立ミュージアム(博物館)所蔵のものを茨城県天心記念五浦美術館で展示したときに標本を撮影したものです。だから,私が自然の中で探して見つけたものではありません。シンジュサンに興味を持ったのはヤママユと同じくらい大きいからです。宮城県から新潟県を結ぶ線より南に分布しているようなので,可能性が...
2024年4月20日(土)3520 オオカギバ(カギバガ科 オオカギバガ亜科) 撮影日2015/02/15①オオカギバ(カギバガ科オオカギバガ亜科)この画像は茨城県立ミュージアム(博物館)所蔵のものを茨城県天心記念五浦美術館で展示したときに撮影したものです。だから,私が自然の中で探して見つけたものではありません。赤矢印が指している翅頂付近を見ると独特の大きな鉤状では有りませんがカギバガ科を連想させるような形状です。ただ,...
2024年4月1.8日(木)3520 ムクゲコノハ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2015/02/15①ムクゲコノハ(ヤガ科シタバガ亜科)茨城県立ミュージアム所蔵この画像は茨城県立ミュージアム(博物館)所蔵のものを茨城県天心記念五浦美術館で展示したときに撮影したものです。だから,私が自然の中で探して見つけたものではありません。2015年2月15日前に勿来の関で偶然樹液を食べていたムクゲコノハに出合いました。そのときの後翅の紅色がと...
2024年4月1.7日(水)3520 オビカレハ♂(カレハガ科マツカレハ亜科) 撮影日2014/06/20①イチモンジハマキホソガ(カレハガ科マツカレハ亜科)黄褐色の地に2本の横線が有る蛾です。赤矢印が指しているのは前翅から飛び出した後翅の一部です。♂と♀では紋様に違いがあります。♀は二本の横線の間が濃褐色になっています。ですからこの写真の蛾は♂です。本種の触角はがっちりしていて,体側に張り出していて見られます。カレハガ科の...
2024年4月1.6日(火)3519 イチモンジハマキホソガ(ホソガ科ホソガ亜科) 撮影日2019/07/14①イチモンジハマキホソガ(ホソガ科ホソガ亜科)面白い格好で止まる蛾です。犬が待ての姿勢で待っている格好で止まっていますが,前足と中足を揃えています。普通,後ろ足は腹部につけて後ろの方へ伸ばしています。赤矢印は名前の謂われになっている白っぽい筋を指しています。恐らくこの一本の筋が目立っているので「イチモンジ」と名...
2024年4月1.5日(月)3518 キシタバ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2017/07/27①キシタバ(カギバガ科トガリバガ亜科)名前通りに後翅に黄紋が有ります。開帳 69~74㎜と大きな蛾です。この仲間は似たような感じの蛾なので,前翅の紋様だけでの同定は難しいです。樹液を食べているときは後翅の紋様が見えるので区別がつきます。でも,本種は独特の紋様があるため絞ることが出来ます。それが,二つの楕円形で囲んだ部分です。赤楕円...
2024年4月14日(日)3518 ヒメウスベニトガリバ(トガリバガ亜科) 撮影日2014/08/03①アカガネマルハキバガ(マルハキバガ科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると牙のようなものがみえます。得てして細くて小さい蛾は頭部に注目して観察すると同定が捗ります。本種に似たシロスジカバマルハキバガが居るので注意が必要です。でも,青矢印が指している白線が前縁に達しているかどうかで区別がつくので安心です。a白線...
2024年4月1.13日(土)3517 アカガネマルハキバガ(マルハキバガ科マルハキバガ亜科) 撮影日2018/08/03①アカガネマルハキバガ(マルハキバガ科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると牙のようなものがみえます。得てして細くて小さい蛾は頭部に注目して観察すると同定が捗ります。本種に似たシロスジカバマルハキバガが居るので注意が必要です。でも,青矢印が指している白線が前縁に達しているかどうかで区別がつく...
2024年4月1.12日(金)3516 ベニオビヒゲナガ(ヒゲナガガ科) 撮影日2018/06/19①ベニオビヒゲナガ(ヒゲナガガ科)体の割りに触角が長い蛾を見つけました。それに比べて前翅の中頃に鮮やかな紅色の帯が有って目立っています。ところどころが金色に光り目を引きます。触角は赤矢印の辺りまで太くなっていてそこからは,白くなり太さが細くなっています。幼虫が何を食べているのか分かっていません。にほんブログ村●2つのランキ...
2024年4月1.10日(水)3515 モンシロムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2016/07/09①モンシロムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 昨日紹介したモンシロムラサキクチバと似ています。しかし,青矢印が指している黒褐色の横筋にくっきりと白い線があり,茶褐色の外縁に向かって走る筋が目立っています。本種は赤矢印が指している白線が明瞭な蛾です。その他目立つ特徴は翅頂を取り囲むように黒褐色の紋が有ります。更...
2024年4月9日(火)3514 モンムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2018/09/02①モンムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)全体の形が矢尻に似ています。赤矢印が指している白線を手掛かりに矢印の元近くにある腎状紋らしいものからヨトウガ亜科・キリガ亜科・シタバガ亜科などを検索しました。すると,似たような感じの蛾が居ることに気付きました。赤矢印が指している白線が明瞭なものとぼんやりしているものです。この写...
2024年4月9日(火)3513 シロモンクロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2012/07/05①シロモンクロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)本種も昨日紹介したシロオビクロナミシャクと同じく勿来の関ではほとんど見かけない珍しい蛾です。(植生の豊かな場所では普通に見られます。)それは幼虫の食べる植物と関係があると思っています。即ち,幼虫が食べるツルウメモドキ、マユミ、コマユミ、ツルマサキ、ツリバナ、ク...
2024年4月8日(月)3511 シロオビクロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) 撮影日2014/06/02①シロオビクロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)本種はほとんど見かけない珍しい蛾です。幼虫の食べる植物がツルアジサイというあまり分布していない植物だからです。本種が止まっていた近くには夜間も明るく灯しているトイレがありますが,何故かそちらには飛来せず道路沿いの柵に止まっていました。驚かさないようにゆっくり...
2023年5月1(月)クロスジアツバ 撮影日2023/05/01 撮影場所:勿来の関①クロスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。②クロスジアツバ本種を特徴づけているのは赤矢印が指している亜外縁線です。この線は翅頂から後角近くの後縁まで走っています。(翅頂から後縁)クルマアツバ亜科の仲間には前縁から後...
2023年4月30(日)テンクロアツバ 撮影日2023/04/29 撮影場所:勿来の関①テンクロアツバ(ヤガ科テンクロアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)が小さいながらも前方へ突き出ています。二枚の翅を重ねたまま矢の先端の形(矢尻型)をして止まっています。このような特徴の仲間はヤガ科に多いです。②テンクロアツバ本種は逃げ足が速くてなかなか写真が撮れないでいました。今まではカメラを近づける度に逃げられていました。不思議にも...
2023年4月29(土)キシャチホコ 撮影日2023/04/29 撮影場所:勿来の関①キシャチホコ(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。しかも左右の翅の間はあまり隙間がありません。この様な仲間の多くはシャチホコガ科に見られます。本種は昨日紹介したウスキシャチホコに似ています。初めは翅の紋様を見ていましたが,個体差があるので全体を見ていると胸部背が違うことに気が付きました。キシャチホコ・...
2023年4月28(金)ウスキシャチホコ 撮影日2023/04/28 撮影場所:勿来の関①ウスキシャチホコ♂(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。更に,腹端が外縁から飛び出しています。(緑矢印)この様な仲間はシャチホコガ科に多いです。②ウスキシャチホコ♀ 2018/05/04撮影あるとき,この写真と似た蛾の写真を撮ったことがありました。それは腹端が出ていない画像でした。目にする画像のほとんどが腹端の...
2023年4月27(木)カザリツマキリアツバ 撮影日2023/04/27 撮影場所:勿来の関①カザリツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)前翅を大きく開いて平らに止まっています。しかし,シャクガ科の仲間ではありません。緑矢印は前翅外縁の真ん中辺を指しています。この指した部分を頂点とするように翅頂や後縁の方向へ切り込まれています。これがツマキリと名付けられた理由です。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つ...
2023年4月26(水)ハンノトビスジエダシャク 撮影日2023/04/24 撮影場所:勿来の関①ハンノトビスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)今まで何回も観察していた蛾ですが,特徴を捉えにくく同定ができませんでした。目で見たときの印象と写真の画像とに差がありすぎて同定が進みませんでした。本種は前翅を大きく開き,壁に対して平らに止まっています。この様な蛾はシャクガ科に多いです。横線が前縁近くで濃く太くなっ...
2023年4月25(火)モミジツマキリエダシャク 撮影日2023/04/25 撮影場所:勿来の関①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)止まっている壁に対して平らに止まっています。この様な仲間の多くはシャクガ科に見られます。本種と似た種が居るので注意が必要です。でも目印となるものがあるので大丈夫です。それは緑楕円内にある2つの小黒点です。前翅外縁において赤矢印が指している部分が尖っています。赤矢印...
2023年4月24(月)アカモンナミシャク 撮影日2023/04/24 撮影場所:勿来の関①アカモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)ふと窓ガラスを見ると蛾が止まっていますが,逆光で筋や紋様が分かりません。そこで,近くに生えているアカメガシワの葉を貼り付けました。光を遮るには,面積が広い方が便利だからです。すると,前よりずっと見やすくなりました。写真を撮りながら本種は今まで観察したことが無いことに気付きまし...
2023年4月23(日)3280 キハラゴマダラヒトリ 撮影日2023/04/23 撮影場所:勿来の関①キハラゴマダラヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)翅が真っ白い蛾はヒトリガ科やドクガ科にいますが,足や触角が黒いものはヒトリガ科です。本種の翅にある黒点は,個体差があって数や大きさや位置はまちまちです。②キハラゴマダラヒトリ本種とアカハラゴマダラヒトリ・オビヒトリは似ているので注意が必要です。特に,本種とアカハラゴマダ...
2023年4月22(土)ツツジハマキホソガ 影日2023/04/22 撮影場所:勿来の関①ツツジハマキホソガ(ホソガ科)犬が待ての姿勢で待っているような格好で止まっています。体は細長く前翅長は5㎜程度です。この様な仲間はホソガ科に多いです。②ツツジハマキホソガ本種の特徴は何といっても2つの矢印が指している部分にあります。緑矢印が指している所は黄色の部分が飛び箱の様に盛り上がっています。これがポイントになって同定で...
2023年4月21(金)クロスジシャチホコ ①クロスジシャチホコ(シャチホコガ科)外縁から腹端が覗いています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。②クロスジシャチホコ前翅前縁中頃には名前にあるように黒い筋が見られます。本種は灰褐色を帯びています。③クロスジシャチホコ本種の特徴は何といっても胸部背にあるモヒカン刈りです。徐々に高くなって前面で切り立った崖のようにそびえているところが目を引きます。前...
2023年4月20(木)モンシロツマキリエダシャク 影日2023/04/20 撮影場所:勿来の関①モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)触角を背負っていても本種はツトガ科・メイガ科ではありません。前翅を大きく開いて平らに止まっています。この事から本種はシャクガ科と分かります。でも,普通シャクガ科なら触角を背負って止まりません。ですから,本種はシャクガ科の中でも例外中の例外です。ヒゲマダラエダシャ...
2023年4月19(水)ナカジロアツバ 影日2023/04/19 撮影場所:勿来の関①ナカジロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。短いですが前方へ突き出ています。この事から本種はヤガ科アツバ亜科だと分かります。②ナカジロアツバ緑矢印は横線を指しています。この横線の外側は白を帯びています。だからナカジロアツバと名付けられました。本種の特徴は,この横線と桃円内の2つの白紋です。桃円内に...
2023年4月18(火)フタトビスジナミシャク 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)前翅を平らに開いて止まっています。赤矢印は外横線を指しています。この線上には少しだけ弧を描いている「U字形」が幾つも並んでいます。更には,外横線の外側には3本の横線が走っていて何れも「U字形」が並んでいます。この様な仲間はナミシャク亜科に多いです。緑矢印は内横線を指してい...
2023年4月17(月)カブラヤガ 影日2023/04/17 撮影場所:勿来の関①カブラヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。これらの紋が観察されるので本種はヤガ科モンヤガ亜科・ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と分かります。本種を特徴づけるものは何といってもV字状の楔(くさび)状紋です。(緑矢印)二重になった内横線に接触しています。②カブラヤガ幼虫はネキリムシと言われて農家に嫌われてい...
2023年4月16(日)アシブトチズモンアオシャク 影日2023/04/16 撮影場所:勿来の関①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科エダシャク亜科)胸部背に密集した毛はなく柱の面に貼り付くように止まっています。それより何より褐色の地色に緑の紋が大きな割合を占めています。これにより本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。本種はチズモンアオシャクと似ているので注意が必要です。両者の違いは二つの矢印が指してい...
2023年4月15(土)マエキトビエダシャク 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関①マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)少し前翅を開いて平たく止まっています。胸部背には毛が密集して生えていません。この様な仲間はエダシャク亜科に多いです。 本種にはオオマエキトビエダシャクという似た種が居るので注意が必要です。緑の線の部...
2023年4月14(金)アオスジアオリンガ 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関①アオスジアオリンガ(コブガ科リンガ亜科) ♀と思われます。本種を初めて見る方はヤガ科と思ってしまうでしょう。胸部背には毛が密集して生えていますし,翅を屋根形にして止まっているからです。しかし,残念ながらコブガ科の蛾です。②アオスジアオリンガ赤矢印も桃矢印も白線を指しています。この白線が前縁に近付くと狭くなるのがアカスジアオ...
2023年4月13(木)コクロモクメヨトウ 影日2023/04/13 撮影場所:勿来の関①コクロモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋を指しています。緑矢印は環状紋を指しています。この2つの紋があるので本種はキリガ亜科・ヨトウガ亜科だと分かります。本種の前翅長は20㎜程あり細長い体形をしています。②コクロモクメヨトウ本種の実際の色は2枚目の写真に近く黒ずんだ色をしています。だから名前にクロが付けられたの...