2024年6月11日(火)3556 キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)撮影2021/06/28の関①キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)この写真では触角を背負っていますが,別の写真では背負っていませんでしたので全く分かりませんでした。赤矢印は触角を指しています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白地に黄褐色筋模様を持つのはツトガ科に多く見られます。黄色い筋が幾つか横に走っていますが,大小ひ...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2023年8月31(木)モンキクロノメイガ 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関①モンキクロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。黒い地に白い紋はツトガ科ノメイガ亜科に仲間が多いです。本種の前翅には魚紋(赤矢印),四角紋(緑矢印)といった特徴ある紋が見られます。本種と似た蛾にモンシロルリノメイガが居ますが,紋の形が違うので区別が...
2023年8月30(水)ナミスジコアオシャク 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関①ナミスジコアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)翅色が緑色ならアオシャク亜科とは限りません。それは例外があるからですが,今回は大丈夫です。シロモンアオヒメシャクは翅色が緑色ですがヒメシャク亜科です。翅を左右に開いていて翅の色が緑色なのでアオシャク亜科と分かります。本種はナミガタウスキアオシャクと似ているので注意が必要で...
2023年8月29(火)クロフケンモン 撮影日2023/08/29 撮影場所:勿来の関①クロフケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)大黄矢印は腎状紋,小黄矢印は環状紋を指しています。この2つの紋の存在から本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科・ケンモンヤガ亜科が予想されます。青楕円内の剣状紋の存在から本種はケンモンヤガ亜科の仲間と分かります。②クロフケンモン(二枚とも同一個体)本種の特徴は腎状紋と環状紋の間に黒帯があることです...
2023年8月28(月)キボシアツバ 撮影日2023/07/05 撮影場所:勿来の関①キボシアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)頭部を見ると小さいながらも突き出た下唇鬚(かしんひげ)が見られます。四国産蛾類図鑑による分類によるとコヤガ類1に入っています。本種で目立つのは橙黄色の頭部と黄色の腎状紋です。全体に霜が降ったような小白点が無数に散在している。赤矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。前翅長は10㎜程度の小さ...
2023年8月27(日)クロハナコヤガ 撮影日2023/07/05 撮影場所:勿来の関①クロハナコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)小さい蛾で前翅長9㎜程度の蛾です。一見,ツマキリアツバ亜科の蛾のように見えます。でも,頭部を見ると小さいながらも下唇鬚(かしんひげ)が見られます。というわけでコヤガの仲間を調べると,はやく見つかります。②クロハナコヤガ赤矢印は鋸歯状の内横線を指しています。桃矢印は鋸歯状の外横線を指しています...
2023年8月26(土)チャハマキ 撮影日2023/08/26 撮影場所:勿来の関①チャハマキ ♂ (ハマキガ科)本種は釣り鐘のような形をしています。この事から本種はハマキガ科と分かります。本種の大きな特徴は♂と♀で外見が違うことです。写真のものは赤矢印が指している前縁褶があるので♂と分かります。幼虫はチャ,ネムノキ,クマノミズキ等の葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つのランキングに参加中です!...
2023年8月25(金)スギドクガ 撮影日2023/08/24 撮影場所:勿来の関①スギドクガ(ドクガ科)同定が終わるまで時間がかかりました。腹端が覗いているのでシャチホコガ科を探しました。しかし,シャチホコガ科では見つかりません。次に注目したのは桃矢印が指している亜外縁線と思われる白い横線でした。似たような写真はありましたが,個体差があってそっくり同じものは見つかりません。以前同定しているときのことを思い出し...
2023年8月24(木)オオシラホシアツバ 撮影日2023/08/24 撮影場所:勿来の関①オオシラホシアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると突き出ているようにも後方へ反り返っているようにも見えます。突き出ていればアツバ亜科を後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科を検索すれば見つかります。アツバ亜科から調べたら見つからず,クルマアツバ亜科だと分かりました。検索の手助けとなっ...
2023年8月23(水)ヒメカギバアオシャク 撮影日2023/08/23 撮影場所:勿来の関①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)左右の翅を大きく開き平らかに止まっています。更に翅の色が緑色なので本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。本種には際立った特徴があります。それは赤矢印が指している翅頂が鉤状に尖っていることです。幼虫はクリ,クヌギ,アラカシ,ウバメガシ,コナラ,アベマキの葉を食べます。...
2023年8月22(火)カレハガ 撮影日2023/08/22 撮影場所:勿来の関①カレハガ(カレハガ科)本種は止まるときの格好が変わっています。前翅前縁に対して直角に後翅が広がっているからです。このような格好で止まるのはカレハガ科の仲間に多いです。②カレハガ私が本種に魅力を感じるのは胸部や後翅基部が赤味を帯びた橙色をしているからです。カレハガを見る度,この綺麗な色に見とれてしまいます。この蛾はクモの糸に止まってい...
2023年8月21(月)ウスマダラマドガ 撮影日2023/08/21 撮影場所:勿来の関①ウスマダラマドガ(マドガ科)翅を大きく開いて止まっていますが,シャクガ科てはありません。本種は全てで10種余りしか居ない小さな科の仲間です。その小さな科の名前はマドガ科です。本種のトレードマークは赤矢印が指している翅頂近くの白紋です。ぶれ防止のために懐中電灯の光を当てながら写真を取りました。当たる光の量を減らすためにティッ...
2023年8月20(日)ウンモンスズメ 撮影日2023/08/20 撮影場所:勿来の関①ウンモンスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)三角翼の最新ジェットの様な感じの昆虫です。前翅後縁がえぐれて腹部が丸見えになっています。こんな感じの蛾はスズメガ科の蛾です。勿来の関にはサクラの仲間が沢山分布しているのでモモスズメが多数見られます。それに比べてウンモンスズメは1回見られれば良い方です。その理由は餌となるケヤキ,アキニ...
2023年8月18(土)ゴマフボクトウ 撮影日2023/08/19 撮影場所:勿来の関①ゴマフボクトウ(ゴマフボクトウ科)白地に黒点が翅脈と翅脈の間を埋めるように並んでいます。この水玉模様が本種のトレードマークです。左右の翅を合わせるように屋根形にして止まっています。しかも外縁から腹端が覗いています。でも,シャチホコガ科ではありません。本種を含めて1つの科に5種類以内の小さい科であるボクトウガ科の蛾です。②ゴマフ...
2023年8月18(金)ウスイロギンモンシャチホコ 撮影日2023/08/18 撮影場所:勿来の関①ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。そしてさらに,外縁から腹端がはみ出しています。この様な仲間はシャチホコガ科に多く見られます。本種で目立つのは前翅後縁近くにある白紋の群れです。白紋の群れの真ん中辺りにある一寸大きな偽三角紋がトレードマークになっています。外縁...
2023年8月17(木)クロシタアオイラガ 撮影日2023/08/13 撮影場所:勿来の関①クロシタアオイラガ(イラガ科)翅の色が緑色ですが,アオシャク亜科ではありません。アオシャク亜科の仲間は翅を左右に開いて止まるからです。左右の翅を合わせるように立てて止まっています。このような格好で止まるのはイラガ科・カレハガ科・シャチホコガ科の仲間です。この中で翅の色が緑色なのはイラガ科です。本種は前翅長が12㎜程度の小...
2023年8月16(水)クワゴモドキシャチホコ 撮影日2023/08/13 撮影場所:勿来の関①クワゴモドキシャチホコ(シャチホコガ科)腹部が前縁から丸見えになっています。この事はイラガ科に似ていますが,イラガ科ではありません。腹端が翅頂付近から飛び出す感じになりますが,シャチホコガ科です。腹端が出ていない本種もいますが,♀だと思われます。写真の個体は♂だと私は思っています。前翅長が15㎜程度の小さな蛾です。トレ...
2023年8月15(火)ドクガ 撮影日2023/08/05 撮影場所:勿来の関①ドクガ(ドクガ科)本種が科名と同名のドクガです。本種に触れると皮膚炎を起こし酷い目に遭いますので触らないようにしましょう。黄色い蛾を見たら近付かない方が無難です。横から見て赤矢印が指しているような毛が見えたら毒針毛を持つ毒蛾ですので注意しましょう。前翅中横線に「く」の字形の暗色帯がトレードマークの1つになっています。もう一つのトレー...
2023年8月14(月)ネグロアツバ 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関①ネグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。この事から本種はクルマアツバ亜科と分かります。本種の下唇鬚は上方から撮影すると反り返りがよく分からないので横の方から狙った方が良いです。緑矢印は内横線を指しています。この内横線の内側が黒くなっているのでネグロアツバと名付け...
2023年8月13(日)クビワシャチホコ 撮影日2023/07/04,0.8/13 撮影場所:勿来の関①クビワシャチホコ(シャチホコガ科) 7月4日撮影赤矢印は外縁からはみ出ている腹端を指しています。この事から本種はシャチホコガ科の仲間と分かります。しかし,翅の開き具合によって見えないときもあります。②クビワシャチホコ 8月13日撮影上から見ると黒い襟巻きをしているように見えます。この黒い筋模様を首輪に見立てクビワシャ...
2023年8月12(土)ウスグロアツバ 撮影日2023/0.8/09 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。②ウスグロアツバ本種はトビスジアツバに似ているので注意が必要です。はっきりした違いは次の通りです。本種の内横線(桃矢印)は滑らかな弧を描くのに対しトビスジアツバは...
2023年8月11(金)ネアオフトメイガ 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関①ネアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)灯火を見上げると見慣れぬ蛾が止まっています。カメラがぶれないように腕を固定して写しました。触角を背負って止まっているので本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。更に翅色が白・黒・褐色で止まっている形が三角形はメイガ科に仲間が多いです。外横線と思われる横線の一部が緑円で外に飛び出すよう...
2023年8月10(木)キイロアツバ 撮影日2023/08/10 撮影場所:勿来の関①キイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)頭部を見ると下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。2つの同定ポイントを上げます。一つは,胸部近くのぎざぎざした内横線です。翅頂から後角付近に向かって走る亜外縁線です。この2つのポイントを押さえておけば同定が速やかに進みます。自...
2023年8月9(水)アカアシアオシャク 撮影日2023/08/09 撮影場所:勿来の関①アカアシアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)壁に貼り付くように平たく止まっています。更に翅の色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科の仲間と分かります。アオシャク亜科には似たような種が何種類も居ます。しかし,腹の背に茶色の紋があるので同定が楽です。更に縁毛には茶色の斑紋が見られるので益々同定が楽です。前翅縁毛の真ん中から後...
2023年8月8(火)モンクロギンシャチホコ 撮影日2023/08/08 撮影場所:勿来の関①モンクロギンシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印が指している腹端を見ると外縁からはみ出しています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。名前にモンクロと付く蛾はモンクロシャチホコが居ますが区別するため本種にはギンを付けています。②モンクロギンシャチホコ勿来の関にはソメイヨシノは普通に分布しています。本種の幼虫はソメ...
2023年8月7(月)ナカスジシャチホコ 撮影日2023/08/07 撮影場所:勿来の関①ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)腹端を見ると外縁からはみ出しています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。本種はどちらかというと北方系の蛾だと思います。分布が北海道,本州,四国,アムールとなっていて九州や沖縄は含まれていないからです。幼虫の食べ物はナナカマド,マメザクラとなっていますが,それら以外にバラ科の植物...
2023年8月6(日)ヘリジロヨツメアオシャク 撮影日2023/08/06 撮影場所:勿来の関①ヘリジロヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)翅の色は緑色で,大きく開いて止まっています。これらから本種はシャクガ科アオシャク亜科の仲間と分かります。腹部背に白紋が見られ同定に役立っています。前翅前縁が白くて目立っています。小さいですが各翅に1個ずつ小黒点が見られそれを目に見立てています。それで,本種はヘリジロ...
2023年8月5(土)ツマジロツマキリアツバ 撮影日2023/08/05 撮影場所:勿来の関①ツマジロツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)を見ると前方へ出ているようにも,後方へ反り返っているようにも見えます。この事からアツバの仲間までは分かります。以前はシタバガ亜科でしたが,現在はツマキリアツバ亜科に変更されています。下唇鬚が発達している仲間は次のようになっています。・カギアツバ亜科ツマ...
2023年8月4(金)ホソスジツトガ 撮影日2023/08/04 撮影場所:勿来の関①ホソスジツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。更に白地に茶褐色の組み合わせはツトガ科に多く見られます。②ホソスジツトガ本種の特徴はふさふさした毛が下唇鬚(かしんひげ)に生えていることです。これはツトガ亜科仲間に多く見られます。本種はノメイガ亜科の蛾とは違ってカメラ...
2023年8月3(木)アカウスグロノメイガ 撮影日2023/07/10 撮影場所:勿来の関① アカウスグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負っていることから本種はツトガ科・メイガ科と分かります。更に本種は焦茶色の筋と薄黒いが黄色を帯びている事からツトガ科と分かります。②アカウスグロノメイガ 2023/07/16撮影本種の際立った特徴は白矢印が指している所に見られる後翅の膨らみです。これは雄のみに見られる特徴です。...
2023年8月2(水)エサキモンキツノカメムシ 撮影日2023/08/02 撮影場所:勿来の関①エサキモンキツノカメムシ(カメムシ目ツノカメムシ科)タイミングよく♂と♀が交尾している場面に出合わせました。どちらが♂でどちらが♀なのでしょうか。別々に出合ったら似たような格好なので分かりません。しかし,交尾している場合は予想することができます。昆虫界では卵を産まなければならない♀の体を大きくして子孫繁栄を図ってきました。...
2023年8月2(水)シロホシクロアツバ 撮影日2023/08/02 撮影場所:勿来の関①シロホシクロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。このような格好の蛾はヤガ科クルマアツバ亜科に多く仲間が見られます。本種には小白点と横に長い白紋の二対があるので同定に役立っています。本種には白くぎざぎざした3本の横線がありこれも同定に役立ちます。少し大きい横長白紋の内側を通る濃色...
「ブログリーダー」を活用して、itotonbosanさんをフォローしませんか?
2024年6月11日(火)3556 キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)撮影2021/06/28の関①キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)この写真では触角を背負っていますが,別の写真では背負っていませんでしたので全く分かりませんでした。赤矢印は触角を指しています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白地に黄褐色筋模様を持つのはツトガ科に多く見られます。黄色い筋が幾つか横に走っていますが,大小ひ...
2024年6月⒏日(土)3555 フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2018/06/16の関①フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)赤矢印は直角に曲がった上向きの下唇鬚(かしんひげ)を指しています。もっと後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科にはいりまが,この程度ですとクルマアツバ亜科には入りません。前翅には赤味を帯びた二筋の横線が走っていて目を引きますが,これが和名フタスジの由来です。本種は腹端が反...
2024年6月9日(日)3556 サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2019/05/24の関①サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は腎状紋,,赤矢印は外横線,黄矢印は環状紋,桃矢印は内横線を指しています。腎状紋や環状紋が見られるので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間と分かります。本種は個体差が大きく同定で迷ってしまいますが,外横線の鋸歯状に尖る所が目立つことや水平に走る外横線などが特徴です...
2024年6月⒏日(土)3555 キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/16の関①キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑色矢印は外横線を指しています。丁度それと重なるように橙黄色の帯が重なっています。前翅を大きく開き後翅の紋様がよく見えています。この様な止まり方をするのはシャクガ科エダシャク亜科の仲間に多く見られます。白地に黒くて丸い斑点が散らばっていますが,これをご...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年5月5日(水)3552 ウスイロオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/17場所勿来の関①ウスイロオオエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)開帳がオス49~60㎜ メス70㎜の大きい蛾です。大きな特徴は♂と♀では紋様が違うことです。赤矢印と桃矢印が指している場所に色彩の違いが出ます。♀はそこの部分が赤褐色で♂は灰褐色です。黄緑色矢印は亜外縁線を指していますが,両者とも白を帯びた横線です。幼虫はマ...
2024年6月4日(火)3551 カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2018/06/16場所勿来の関①カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)赤矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋,桃矢印は外横線を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。本種はあまり見かけない蛾です。数が少ないのは産卵数と餌の量が関係していると思われますが,幼虫はカシワ、クヌギの葉を食べるからだと思われます...
2024年5月30日(木)3550 シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)壁に止まっている本種にカメラを近づけるとバタッと下に落ちて動かなくなりました。下手に動くと却って天敵に襲われ命取りになります。擬死した状態でいた方が天敵に襲われず生き延びられるからです。本種をよく見ると腹部や足の腿節に赤い斑紋が見られます。本種にはよく似た種が居るので注意が...
2024年5月31日(金)3551 ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)撮影2017/09/01場所勿来の関①ナシケンモン(ヤガ科)黄矢印は環状紋,赤矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋から本種はヤガ科と分かります。腹部ほぼ中央にある「V」字状白紋が同定ポイントになっています。幼虫はナシ、サクラ、スモモ,アブラナ,マメ科、サクラタデ、ボントクテダ、イヌタデ、ギシギシ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,ショウブ等の葉を...
2024年5月30日(木)3550 クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)長い触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。大きさは開帳 が26~32㎜と小さいですが大変鮮やかな蛾で目を引き付けます。それは黄色の地に黒い筋が走って明度差が大きいからです。幼虫はキブシ,ヤマボウシ,ミツバウツギの葉を食べます。に...
2024年5月29日(水)3549 テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2017/18/17場所勿来の関①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)黄緑矢印は内横線,青矢印は外横線,桃楕円形は小黒点が集まった紋を示しています。内横線は不明瞭ですが外横線は明瞭です。橙褐色の頭部に目が留まります。私は本種を天文縞小ヤガと解釈していました。ところが,天文とはそうではなく桃楕円内にある小黒点を指しているのです。幼虫...
2024年5月28日(火)3549 アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2017/18/16場所勿来の関①アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅がよく見えるほど前翅を大きく平たく開いています。この事から本種はシャクガ科エダシャク亜科と分かります。アトグロの名は主に後翅外縁に斑紋が広がっているからです。薄褐色の地色に濃褐色の筋が走っていて涼しげな模様が綺麗です。幼虫が何を食べるかは...
2024年5月27日(月)3548 ギンシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2018/07/18場所勿来の関①ギンシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は腹端,緑矢印は胸部脇側壁を指しています。腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。本種は胸部脇が前方にも側方にも上方にも発達しています。この点が最大の特徴です。幼虫が普通に分布しているコナラを食べているにも関わらずあまり観察できないのは恐らく幼虫の生...
2024年5月26日(日)3547 カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)>撮影2013/06/30場所勿来の関①カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)変わった名が付いていますが,黒褐色が形作る紋様が直角に近い角度で曲がっているからだろうと思っています。キシタバとは後翅に黄色の紋が見られるからです。青矢印は内横線緑,緑矢印は亜外縁線を指しています。この横線は,激しく鋸歯状になっていて先端が尖っています。しかし,この写真...
2024年5月25日(金)3546 カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)撮影2013/06/04場所勿来の関①カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)上から見たカバイロキバガ横から見たカバイロキバガ大きさは開張が17~21㎜と小さな蛾です。しかし,小さい蛾でも見るべきものは有ります。それが,赤矢印が指している後方へ反り返っている下唇鬚(かしんひげ)です。小さい蛾が何の仲間迷ったら頭部を横方向から撮影して下唇鬚の有無を確...
2024年5月24日(木)3545 コウスチャヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)撮影2020/05/21場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)翅は濃褐色から薄褐色まであります。赤矢印は内横線,灰矢印は環状紋,青矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ亜科と分かります。環状紋には接するように小黒点,腎状紋の内側には黒紋があって目に付きます。鋸歯状の内横線の内側...
2024年5月23日(木)3544 ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2012/07/08場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)腹端が外縁から飛び出しています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。赤矢印は内横線,黄緑色矢印は中横線,黄矢印は外横線を指しています。黒を帯びた横線が沢山見られる蛾です。嘘八百,江戸八百八町という言葉があるとおり沢山という意味で使われているのが「ヤスジ」です。幼虫はハリ...
...
2024年5月23日(木)3544 ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2012/07/08場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は内横線,黄緑色矢印は中横線,黄矢印は外横線を指しています。黒を帯びた横線が沢山見られる蛾です。嘘八百,江戸八百八町という言葉があるとおり沢山という意味で使われているのが「ヤスジ」です。幼虫はハリギリという大きい葉を付けるにほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●お時...
2023年6月14(水)シロミャクオエダシャク 撮影日2023/06/10 撮影場所:勿来の関①シロミャクオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を大きく開き壁に平らかに止まっています。この様なものはシャクガ科に仲間が多いです。この蛾を観察するのは2回目ですが,最初のときは写真を撮る前に逃げられてしまいました。翅頂から翅頂へ走る横線が外横線です。内横線が白ですから恐らく外横線も白でしょう。この外横線には...
2023年6月13(火)キタウンモンエダシャク 撮影日2023/06/13 撮影場所:勿来の関①キタウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)柱に貼り付くように平らかに止まっています。この様な仲間はシャクガ科に多く見られます。本種と似た種にチャノウンモンエダシャクが居るので注意が必要です。赤矢印は外横線を指しています。この外横線に黒三角紋が幾つも並んでいれば本種です。山地性の蛾なので50m以下の勿来の関では...
2023年6月12(月)アオバシャチホコ 撮影日2023/06/12 撮影場所:勿来の関①アオバシャチホコ♀(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。この一枚の写真だけでは何の仲間か分かりません。しかし,二枚目の写真の登場で仲間が分かります。腹端(赤矢印)が外縁から飛び出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。①アオバシャチホコ♂(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています...
2023年6月11(日)クロスジカギバ 撮影日2023/06/07,06/10 撮影場所:勿来の関①クロスジカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)翅頂付近を見ると鉤状に曲がっています。この1つのことで本種はカギバガ科と分かります。ところが,何の仲間かまではすんなり進みましたが黒焦茶色の横線(外横線)があるカギバガ亜科を探してもなかなか見つかりません。格好がアシベニカギバに似ているのでその辺りを探しても見つかりません。そこで,...
2023年6月10(土)マタスジノメイガ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①マタスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この様な蛾はツトガ科・メイガ科です。そして更に翅色が黄色ときたらツトガ科で決まりです。本種には似た種類の蛾が居るので注意が必要です。特に似ているのはヨスジノメイガです。横線の太さが違います。本種の横線は太くてぼけた感じです。そして外側にある2つの横線(赤矢...
2023年6月9(金)ウストビモンナミシャク 撮影日2023/05/31 撮影場所:勿来の関①ウストビモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)初めて見る方は本種がナミシャク亜科の蛾だとは思いも寄らないことでしょう。普通ナミシャク亜科の蛾は「U字形」が複数並びます。しかし,写真の蛾は「U字形」(緑矢印)が1つあるのが分かる程度です。ところがよく見ていると2つに分かれています。緑矢印で指していない方を見ると分かれてい...
2023年6月8(木)アオバセダカヨトウ 撮影日2023/06/08 撮影場所:勿来の関①アオバセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)大赤矢印と小赤矢印が指している少し前方に白く縁取られた環状紋・腎状紋があります。これらが有ればキリガ亜科・ヨトウガ亜科を検索すれば見つかるはずと予想しました。未だ私は観察していないと思って我がブログ「北茨城周辺の生き物」で検索しました。すると過去二回(2020年6月8日と2016年9月26日)に観察し...
2023年6月7(水)キエダシャク 撮影日2023/06/07 撮影場所:勿来の関①キエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右に大きく翅を開き平らかにのばしています。この様なものはシャクガ科に仲間が多いです。羽化したばかりのものは,地の黄色がもっと濃いです。更に縁毛も長く黒い斑模様が見られます。前翅にも後翅にも横線が一本走っています。これが外横線ですが,前翅の外側は茶褐色になっています。幼虫は普通に分布してい...
2023年6月6(火)コシロオビアオシャク 撮影日2023/06/05 撮影場所:勿来の関①コシロオビアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)左右の翅を大きく平らかに開いています。例外はありますが翅色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科に決定です。本種はカギシロスジアオシャクに似ているので注意が必要です。両者の違いは外横線(赤矢印)にあります。本種の外横線には瘤状に太くなった所(赤楕円)が有ります。後翅の外横線が後縁...
2023年6月5(月)ハネナガブドウスズメ 撮影日2023/06/05 撮影場所:勿来の関①ハネナガブドウスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)三角翼のジェット機に似た格好をしています。腹部が胸部を除いてほとんど剥き出しです。このような格好の蛾はスズメガ科の仲間です。②ハネナガブドウスズメ灯火近くの蛾を写そうとカメラを近づけると逃げられました。がっかりして脇を見ると大きい蛾が前足をてっぺんに引っ掛けてぶら下がっている...
2023年6月4(日)トビイロシマメイガ 撮影日2023/06/04 撮影場所:勿来の関①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事で本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。更に翅色が小豆色ならメイガ科で決まりです。②トビイロシマメイガ本種の後翅は鮮やかな紅色・前翅後翅の縁毛が黄橙色で目が覚めるような美しさです。残念ながら前翅長が8㎜程度で小さいです。幼虫はイチイ・エゾマツ・ス...
2023年6月3(土)フタマエホシエダシャク 撮影日2023/05/16 撮影場所:勿来の関①フタマエホシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を少し開いて止まっています。壁に対して平たく止まっています。これらからシャクガ科らしいと推測できます。本種と似た種にウスグモナミシャク・コウスグモナミシャクが居るので注意が必要です。本種には横線がありませんが,それらには内横線・外横線があります。本種の触角を見た...
2023年6月2(金)ウスグロアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。この下唇鬚が後方へ反り返っているので本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。内横線は真っ直ぐでなく緩やかな弧を描いています。赤矢印は外縁線を指しています。この線の外側には白い縁取りが見られます。幼虫はカヤツリグサ科,イネ科の葉を食べます。自然観...
2023年6月1(木)ウスベリケンモン 撮影日2023/06/01 撮影場所:勿来の関①ウスベリケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)赤矢印前方には腎状紋,桃矢印前方には環状紋があります。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科だと分かります。②ウスベリケンモン環状紋の直ぐ近くを二重になった内横線が走っています。腎状紋の外側には白紋が広がっています。その白紋の外側にも二重の外横線が走っています。目立つ特徴として腎状紋...
2023年5月31(水)テンオビヨトウ 撮影日2023/05/31 撮影場所:勿来の関①テンオビヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)腹端が僅かに除いていますがシャチホコガ科ではありません。地色が薄褐色で縦筋が見られる蛾はキヨトウ類(四国産蛾類図鑑)なのでその中間を探しました。ところが個体変異が大きくて私の画像と同じようなものが見つかりません。前に一度この蛾を観察したことを思い出し,私のブログで探し出すことにしました。「キヨ...
2023年5月30(火)ウンモンツマキリアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウンモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。一枚目の写真では真っ直ぐ前に出ているように見えます。しかし,二枚目の写真では後方へ反り返っているように見えます。この下唇鬚は上下に動くのでしょう。上に上げているので反り返っているように見えるのでしょう。発達した下唇鬚から本種は...
2023年5月29(月)セグロシャチホコ 撮影日2023/05/28 撮影場所:勿来の関①セグロシャチホコ(シャチホコガ科)外縁から腹端が大きくはみ出しています。幼虫の頃から蓄えた養分を腹部に溜め込むから発達しています。♂の腹端はこの写真の様にはみ出し,♀の方は太くて外縁から僅かに覗いています。要するに腹端がはみ出しているのでシャチホコガ科と分かります。②セグロシャチホコ 少し体が斜めになって止まっています。左右...
2023年5月28(日)シロフコヤガ 撮影日2023/05/28 撮影場所:勿来の関①シロフコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)緑大矢印は腎状紋,緑小矢印は環状紋を指しています。この2つの紋が有るので本種はヤガ科の仲間と分かります。普通ならばヨトウガ亜科・キリガ亜科を探すところですが,更に細かく分かれていてコヤガ類(四国産蛾類図鑑)に分かれています。②シロフコヤガ (ガラス戸に止まったシロフコヤガ)本種と似た種類のものが...
2023年5月27土)ハスオビヒメアツバ 撮影日2023/05/24 撮影場所:勿来の関①ハスオビヒメアツバ(ヤガ科ミジンアツバ亜科)前翅長10㎜以下の小さな蛾です。頭部を見ると前方へ突き出した下唇鬚(かしんひげ)が有るのでアツバ亜科を探しました。するとアツバ亜科では見つかりませんでした。でも,ヤガ科にはミジンアツバ亜科という仲間がありました。ミジンとは小さい意味があるのでもしかしてと思いその仲間を探すとよく似た...
2023年5月26(金)ナミガタエダシャク 撮影日2023/05/24 撮影場所:勿来の関①ナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)翅を大きく開き壁に貼り付くように止まっています。内横線・中横線・外横線・亜外縁線などの横線が目立ちこれといった斑紋は有りません。この様な仲間はシャクガ科に多いです。②ナミガタエダシャク本種を同定するポイントは赤楕円形内にあります。中横線(緑中矢印)と外横線(緑大矢印)が真ん中辺りか...