ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
ロシア極東科学操業評議会 ニシン操業におけるスケトウダラ混獲管理問題が業界から提起される 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東科学操業評議会ニシン操業におけるスケトウダラ混獲管理問題が業界から提起される]今年2024年、秋のロシア極東科学操業評議会が同年11月28日、ウラヂオストクで開催され、業界から北部オホーツク海域での専門化されたニシン操業におけるスケトウダラの混獲管理問題が提起された。大手水産グループ企業で組織するロシア漁船船主協会会長オシンツエフは、北部オホーツク海での専門化されたニシン操業において、スケトウダラの混獲制限2%以内を遵守することは、現実的に不可能であり、当該規制の改正を求める発言を行った。北部オホーツク海域での専門化されたニシン操業においてスケトウダラの混獲は避けられない。漁獲割当の配分許可があれば漁獲は問題がないが、9月-10月前半ま...ロシア極東科学操業評議会 ニシン操業におけるスケトウダラ混獲管理問題が業界から提起される北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア極東科学操業評議会 2025年オホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業は安定したものとなる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東科学操業評議会2025年オホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業は安定したものとなる]今年2024年、秋のロシア極東科学操業評議会が同年11月28日、ウラヂオストクで開催され、科学研究機関は、来年2025年オホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業は安定したものになるとの評価を示した。評議会に登壇した全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロ支部長バイタリュウクは、当該操業が今年2024年を下回らない旨の見解を示し、主要3海域となるカムチャツカ・クリール海域、西カムチャツカ海域、北部オホーツク海域のほかに、特に、日本の資源評価において“またがり”とされる東サハリン海域の資源増加を指摘した。今年2024年漁期春季オホーツク海抱卵スケトウダ...ロシア極東科学操業評議会 2025年オホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業は安定したものとなるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年 ロシア 秋の極東科学操業評議会がウラヂオストクで開催される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア秋の極東科学操業評議会がウラヂオストクで開催される]今年2024年、秋のロシア極東科学操業評議会が同年11月28日、ウラヂオストクで開催された。評議会では今漁期の太平洋サケマス操業のレヴュー、今夏-秋の商業スケトウダラ資源の最新の調査結果に基づく産業科学的報告、来年2025年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業のプレヴュー等が行われた。評議会には、業界、科学研究機関、行政の代表者らが参加した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年の太平洋サケマス操業が厳しい結果になったこと、一方でイワシ漁業が成功を収めていることを指摘した。全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ所長コロンチンは、太平洋サケマス操業への科学的支援として行われた...2024年ロシア秋の極東科学操業評議会がウラヂオストクで開催されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局 カニ類漁獲情報(11月24日) 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(11月24日)]“タラバ1万1,450トン/アブラ6,322トン”生産今年2024年漁期、ロシア漁業庁北東地域(カムチャツカ地方)管理局掌理海域でのカニ類の漁獲量は、次のとおりとなっている。西ベーリング海域アブラガニ3,698トンオピリオ1,401トンバルダイ489トン西カムチャツカ海域タラバガニ1万951トンアブラガニ2,624トン(情報下方修正)イバラガニ285トンオピリオ176トンカムチャツカ・クリール海域バルダイ3,148トンタラバガニ499トンカラギン海域オピリオ703トンバルダイ331トンペトロパブロフスク・コマンドル海域バルダイ439トンロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(11月24日)北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 やはり2回目も不成立
2024年11月29日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾やはり2回目も不成立]ロシア漁業庁は、2022年に用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾の実施を試み、第1回目を2024年11月13日に設定するも応札申請がなく不成立、スタート・プライスを下げ第2回目を2024年11月28日に設定したが同様に失敗に終わった。上場されたのは向う15年間のタラバガニ漁獲割当5ロットとなっており、3ロットは全長50m以上のカニ漁船建造、2ロットは大規模物流複合施設建設のそれぞれ付帯プロジェクトの実行が義務付けされていた。スタート・プライスは第1回目の128億ルーブルから、第2回目は115億ルーブルに引き下げされてい...ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾やはり2回目も不成立
BREAKING ロシア漁業庁 新副長官にドミトリー・ススロフが任命される 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁新副長官にドミトリー・ススロフが任命される]ロシア漁業庁は、2024年11月26日付政府命令No.3430により、新たな同庁副長官としてドミトリー・ススロフ(ДмитрийСуслов)が任命されたと発表した。2024年6月27日付政府命令No.1655により、その任を解かれたハサン・リホフの後任となる。ハサン・リホフは、経済・投資、予算政策、歳入等の分野を所管していた。今回の人事により、現時点において、同庁副長官は、ワシリー・ソコロフ、ミハイル・イワニク、アンドレイ・ヤコブレフ、そしてススロフの4名体制となる。BREAKINGロシア漁業庁新副長官にドミトリー・ススロフが任命される北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 深海カニ投資目的漁獲割当オークション ロット・パッケージ変更もやはり不成立
2024年11月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア深海カニ投資目的漁獲割当オークションロット・パッケージ変更もやはり不成立]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア当局は、ロット・パッケージの構成を変え、2024年11月28日、当該オークションの実施を試みたが、やはり応札者がなく失敗に終わった。上場されたのは、採算性が低いとされる日本海のベニズワイガニとオホーツク海のトゲズワイガニで、漁獲可能量の50%x2ロットだった。継続して上場されていたのは、当該漁獲可能量の16.666%x6ロットだったが、先に、2019年8月28日付政府命令第No...ロシア深海カニ投資目的漁獲割当オークションロット・パッケージ変更もやはり不成立
2024年12月期 ロシア水産物輸出関税7% 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年12月期ロシア水産物輸出関税7%]ロシア経済発展省は、2024年12月期の水産物製品を含めた輸出関税率を同年11月に引き続き7%に設定すると発表した。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産物を含めた広範な商品の輸出関税を、ルーブルとドルの為替レートに連動させて設定、同年10月1日からこれを施行した。レートは、1ドルあたり80ルーブル未満の時は無税、80ルーブル以上で4%、85ルーブル以上で4.5%、90ルーブル以上で5.5%、95ルーブル以上で7%となる。(報告担当者原口聖二:ルーブル安で輸出が増加傾向に向かうとき税金を徴収、ルーブル高で輸出が減少に向かう時、輸出促進のため無税に近づけるシステムとなっている。...2024年12月期ロシア水産物輸出関税7%北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#106 洋上風力発電と漁業 海外の経験 諾 エクイノール 再エネ部門約250人削減 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年11月27日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#106洋上風力発電と漁業海外の経験諾エクイノール再エネ部門約250人削減]①洋上風力発電が本当にCO2削減に貢献するのか、②洋上風力発電事業自体が再エネ賦課金だのみの不採算事業であり漁業分野を含め満足な補償等に対応がなされるのか、③政府が責任をもったMSP(海洋空間計画)を設定すべきではないのか、④政府がベースラインをしっかり作るような漁業影響調査を指導すべきではないのか。日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自ら...#106洋上風力発電と漁業海外の経験諾エクイノール再エネ部門約250人削減北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア スケトウダラ業界 ブランド“極東のスケトウダラ:自然の恩恵 天然魚”を商標登録 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界ブランド“極東のスケトウダラ:自然の恩恵天然魚”を商標登録]ロシアスケトウダラ漁業者協会は、国内市場へのスケトウダラ製品の供給拡大を目的に、2023年9月から販売促進プログラムを展開しており、今般、この枠組みでブランド商標登録“極東のスケトウダラ:自然の恩恵天然魚”(Дальневосточныйминтай:природнаяпользадикойрыбы)の手続きを完了したと発表した。登録証明書は2024年11月11日、当局機関ロス・パテント(Роспатент)から発給され、有効期間は2033年10月までとなっている。今年2024年上期、ロシア漁業は記録となる、原魚ベースで漁獲量の35%相当、20万3,000トンのスケ...ロシアスケトウダラ業界ブランド“極東のスケトウダラ:自然の恩恵天然魚”を商標登録北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業概況(11月15日) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月27日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業概況(11月15日)]韓国漁船による自国EEZでの2024年度漁期(管理期間2024年7月-2025年6月)のスルメイカの実証試験枠を除くTAC管理漁獲量は、2024年11月15日までに6,940トン、前年度同期比50%弱と、極めて厳しい展開が続いている。2023年度漁期から西南海区中型トロールのTAC実証試験が設定されているが、漁獲量は報告日までに450トンで前年度同期比28%にとどまっている。これらの合算は、7,390トンで前年度同期比48%弱となっている。大型トロール、西海トロール、そして西南海区中型トロールの操業海域は、東経128度以西の西岸沖合に限定されてい...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業概況(11月15日)リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年/2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(11月20日)
2024年11月26日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年/2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(11月20日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量等の比較を行っている。今年2024年漁期、40°N以北、180°E以西のロシア極東地方沿岸での...2024年/2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(11月20日)
ロシア漁業者40%不採算 国策の”強制投資”負担に 日刊水産経済新聞
ロシア漁業者40%不採算国策の”強制投資”負担に日刊水産経済新聞
2024年 ロシア漁業1割減440万トン(11月19日)イワシ増加もマス不振 日刊水産経済新聞
2024年ロシア漁業1割減440万トン(11月19日)イワシ増加もマス不振日刊水産経済新聞
ロシア 水産養殖向飼料 国産化を進捗させる 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年11月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア水産養殖向飼料国産化を進捗させる]ロシア漁業は、現在、2030年までの漁業発展戦略に基づき、水産養殖向け飼料の国産化を進捗させている。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、水産養殖が同国漁業の優先分野のひとつに位置付けられており、この発展のために、飼料の国産化が重要であることを指摘している。当該漁業発展戦略では2030年までに国内企業の水産養殖向け飼料需要の90%を満たすことが計画されており、昨年2023年、自給率25%に達し、2021年比で2.5倍に成長した。また、今年2024年1月-8月の生産量は4万1,000トンで、前年2023年同期を6,600トン上回っている。ロシアは、特殊な水産養殖向け飼料を生産するための新た...ロシア水産養殖向飼料国産化を進捗させる北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
BREAKING ロシア 水産物為替連動輸出関税 2025年-2027年の予算関連法に残る リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月22日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替連動輸出関税2025年-2027年の予算関連法に残る]ロシア下院は、今般、2025年-2027年の3年間の計画期間の連邦予算に水産物為替連動輸出関税の設定を盛り込む関連法案を採択した。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産物を含めた広範な商品の輸出関税を、ルーブルとドルの為替レートに連動させて設定、同年10月1日からこれを施行した。レートは、1ドルあたり80ルーブル未満の時は無税、80ルーブル以上で4%、85ルーブル以上で4.5%、90ルーブル以上で5.5%、95ルーブル以上で7%となる。(報告担当者原口聖二:ルーブル安で輸出が増加傾向に向かうとき税金を徴収、ルーブル高で輸出が減少に向かう時、輸...BREAKINGロシア水産物為替連動輸出関税2025年-2027年の予算関連法に残るリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業資源利用税改定後初めてのデフレーターが発動することになる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年11月22日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業資源利用税改定後初めてのデフレーターが発動することになる]ロシア経済発展省は、適用される見込みの漁業資源利用税改定後のデフレーター係数を2024年10月17日付命令No.645で発表した。当該デフレーター係数は1.08となる。ロシア漁業の資源利用税の最新の改定は2022年11月に行われ、来年2025年にデフレーターが使用されることが連邦法命令に盛り込まれていた。これを考慮すると、来年2025年からの極東地方の主要魚類の資源利用税は別表のとおりとなる。ロシア漁業資源利用税改定後初めてのデフレーターが発動することになるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局 カニ類漁獲情報(11月17日)“タラバ1万1,130トン/アブラ6,270トン”生産 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(11月17日)]“タラバ1万1,130トン/アブラ6,270トン”生産今年2024年漁期、ロシア漁業庁北東地域(カムチャツカ地方)管理局掌理海域でのカニ類の漁獲量は、同年11月17日までに2万4,344トンで前年2023年同期を1,278トン下回っている。各海域の生産量は次のとおりとなっている。西ベーリング海域アブラガニ3,637トンオピリオ1,377トンバルダイ489トン西カムチャツカ海域タラバガニ1万637トンアブラガニ2,628トンイバラガニ285トンオピリオ176トンカムチャツカ・クリール海域バルダイ3,148トンタラバガニ494トンカラギン海域オピリオ703トンバルダイ331トンペトロパ...ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(11月17日)“タラバ1万1,130トン/アブラ6,270トン”生産北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア投資目的漁獲割当プログラム参加上位16社リスト 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当プログラム参加上位16社リスト]全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)は、今般、投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)第1弾、第2弾の参加企業上位16社のリストを発表した。それぞれの漁船・運搬船建造、水産加工場建設、物流複合施設建設案件は別図のとおりとなる。なお、規制当局の主導による資源利用契約解除、漁獲割当没収、そして参加者自らの撤退によるプロジェクトは考慮されていない。ロシア投資目的漁獲割当プログラム参加上位16社リスト北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 没収カニ漁獲割当再販オークション 4回目設定 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月20日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア没収カニ漁獲割当再販オークション4回目設定]ロシア漁業庁は、没収された漁獲割当の再販オークションを今年2024年12月5日実施すると発表した。申請受付期間は同年11月19日-12月4日までとなっている。当該極東海域カニ漁獲割当再販オークションは4回目で、これまで不成立が続いている。スタート・プライスは、第1回目の24億ルーブルに対し、今回17億ルーブルまで引き下げとなっている。この再販オークションは、2024年7月11日、同年8月7日、そして同年9月6日にも実施が予定されたが応札申請がなく、いずれも不成立となっていた。落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされている...ロシア没収カニ漁獲割当再販オークション4回目設定北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年 ロシア 秋の極東科学操業評議会 11月28日 ウラヂオストクで開催 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月20日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア秋の極東科学操業評議会11月28日ウラヂオストクで開催]今年2024年、秋のロシア極東科学操業評議会が同年11月28日、ウラヂオストクで開催されることになった。評議会では今漁期の太平洋サケマス操業のレヴューが行われる。また、今夏-秋の商業スケトウダラ資源の最新の調査結果に基づく産業科学的報告が行われ、今後のTAC管理調整方法等について、業界、科学研究機関、行政の代表者らが議論することになる。業界はTACを決定する際、世界市場の状況とその変化を考慮することが重要であると指摘している。近年、ロシアのスケトウダラ資源は安定しており、漁獲量を増やすことが勧告されているが、業界にとって重要なのは、単に生産量を増やすだけでなく、確実に加工して...2024年ロシア秋の極東科学操業評議会11月28日ウラヂオストクで開催北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業 投資目的漁獲割当に関する考察と問題提起 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月20日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業投資目的漁獲割当に関する考察と問題提起]この5年-6年、ロシア漁業は投資目的漁獲割当の設定により、漁船・運搬船建造、水産加工場・物流複合施設建設など160件以上のプロジェクトを実施、あるいは計画しており、高次加工製品の生産も増加している。製品輸出の可能性は2030年までに1.5倍以上、最大88億5,000万ドルに達すると推定されている。しかし、ロシア漁業者による“自発的・強制的”投資は、長期にわたる莫大な信用資金にアクセスできない中小企業の場合、実際の運転能力を上回っている。この6年間だけでも、年間投資額はほぼ4倍に増加し、2024年末までに4,583億ルーブルに達する可能性がある。カニ漁業がオークションへの参加料として支払った金額は1...ロシア漁業投資目的漁獲割当に関する考察と問題提起北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#104 洋上風力発電と漁業 海外の経験 独/西 タービン・メーカ S.ガメサ 通期2,850億円の損失計上
2024年11月07日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#104洋上風力発電と漁業海外の経験独/西タービン・メーカS.ガメサ通期2,850億円の損失計上]①洋上風力発電が本当にCO2削減に貢献するのか、②洋上風力発電事業自体が再エネ賦課金だのみの不採算事業であり漁業分野を含め満足な補償等に対応がなされるのか、③政府が責任をもったMSP(海洋空間計画)を設定すべきではないのか、④政府がベースラインをしっかり作るような漁業影響調査を指導すべきではないのか。日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロ...#104洋上風力発電と漁業海外の経験独/西タービン・メーカS.ガメサ通期2,850億円の損失計上
ロシア極東のカニ王アレッグ・カンらに水棲生物資源違法利用損害賠償3,587億ルーブル 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月13日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東のカニ王アレッグ・カンらに水棲生物資源違法利用損害賠償3,587億ルーブル]ロシア極東地方仲裁裁判所は、国際指名手配を受けている極東のカニ王と称されたアレッグ・カンと盟友で当該漁業創業当時から右腕だったドミトリー・パショフに水棲物資源の違法利用に関する3,587億ルーブルの損害賠償請求を認める沿海地方仲裁裁判所の判決を支持した。アレッグ・カンらは、2014年から2019年にかけて26億ルーブル相当のカニを輸出する際、製品価値を過小評価し脱税した疑いがかけられている。脱税額は927万6,812.26ルーブルと算定されている。関連企業は、現状の操業と新たな水棲生物資源の利用契約の権利が停止されており、これまでの契約も無効となる可能性がある。...ロシア極東のカニ王アレッグ・カンらに水棲生物資源違法利用損害賠償3,587億ルーブル北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
韓国 スルメイカ漁獲 前年の半分弱 TAC消化率まだ1割 日本の資源評価 韓国の漁獲情報除外を問題視
韓国スルメイカ漁獲前年の半分弱TAC消化率まだ1割日本の資源評価韓国の漁獲情報除外を問題視
ロシア 南クリール海域イワシ勧告40万トン増 期中改定後86万トンに 日刊水産経済新聞
ロシア南クリール海域イワシ勧告40万トン増期中改定後86万トンに日刊水産経済新聞
ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 2回目の応札にも不透明感 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月12日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾2回目の応札にも不透明感]ロシア漁業庁は、2022年に実施が用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾を、2024年11月13日に行うと発表、スタート・プライスは128億ルーブル以上で、参加申請期限は同年11月11日となっていたが応札者がなく不成立となった。上場されたのは向う15年間のタラバガニ漁獲割当5ロットとなっており、3ロットは全長50m以上のカニ漁船建造、2ロットは大規模物流複合施設建設のそれぞれ付帯プロジェクトの実行が義務付けされていた。この不成立を受け、同庁はすぐさまスタート・プライスを下げ、第2回目の当該オークションの設定を発表した...ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾2回目の応札にも不透明感北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
北海道接続ロシア海域ニシン枠34%増 またがり資源”サハリン・北海道系群”増加 日刊水産経済新聞
北海道接続ロシア海域ニシン枠34%増またがり資源”サハリン・北海道系群”増加日刊水産経済新聞
ロシア極東 イワシ漁獲勧告100万トン突破 科学研究機関 40年前との類似性指摘 日刊水産経済新聞
ロシア極東イワシ漁獲勧告100万トン突破科学研究機関40年前との類似性指摘日刊水産経済新聞
BREAKING ロシア 深海カニ投資目的漁獲割当オークション ロット・パッケージを変えまた実施の運びとなる 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月12日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア深海カニ投資目的漁獲割当オークションロット・パッケージを変えまた実施の運びとなる]これまで、投資目的漁獲割当から深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニを除外する法案が検討されてきたが、ロット・パッケージの構成を変え、またオークションが実施されることになった。上場されるのは、採算性が低いとされる日本海のベニズワイガニとオホーツク海のトゲズワイガニで、漁獲可能量の50%x2ロットとなる。継続して上場されていたのは、当該漁獲可能量の16.666%x6ロットだったが、先に、2019年8月28日付政府命令第No.1918の附属書によって、ロット・パッケージの構成を変化させていた。新規ロット・パッケージによるオークションの実施は、北部バレンツ海タラバ...BREAKINGロシア深海カニ投資目的漁獲割当オークションロット・パッケージを変えまた実施の運びとなる北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
BREAKING ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 第1回目応札者なく不成立 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月12日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾第1回目応札者なく不成立]ロシア漁業庁は、2022年に実施が用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾を、2024年11月13日に行うと発表、スタート・プライスは128億ルーブル以上で、参加申請期限は同年11月11日となっていたが応札者がなく不成立となった。上場されたのは向う15年間のタラバガニ漁獲割当5ロットとなっており、3ロットは全長50m以上のカニ漁船建造、2ロットは大規模物流複合施設建設のそれぞれ付帯プロジェクトの実行が義務付けされていた。この不成立を受け、同庁はすぐさまスタート・プライスを下げ、第2回目の当該オークションの設定を発表した...BREAKINGロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾第1回目応札者なく不成立北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 深海カニ投資目的漁獲割当 漁獲可能量の50%部分に改定 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月11日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア深海カニ投資目的漁獲割当漁獲可能量の50%部分に改定]これまで、投資目的漁獲割当から深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニを除外する法案が検討されてきたが、今般、2019年8月28日付政府命令第No.1918の附属書によって、漁獲可能量の50%部分の2ロットをこれに振り向けることになった。ロシア漁業庁は今年2024年春に深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者との資源利用契約解除をすべて完了している。今年2024年4月、深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者"コルヴェト"(Корвет)社、“アムール・ルイブプロム”(Амуррыбпром)社との資源利用契約解除が最後となった。低い採算性から、深海カニの漁獲割当は業界から敬遠されが...ロシア深海カニ投資目的漁獲割当漁獲可能量の50%部分に改定北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年11月 http://kisenren.com
2024年11月01日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、2024年10月29日、ロシア漁業庁は、1902年に設立された最も古い科学組織のひとつで、バルチック海を含む北東大西洋のすべての漁場における水棲生物資源に関する研究、調整を行い、毎年、漁獲勧告を承認している国際海洋探検会議(ICES)から脱退するための関連法に大統領プーチンが署名したと発表しました。ウクライナへの特別軍事作戦に関連し、ICESの活動へのロシアの参加が、2022年3月30日から停止されていた背景があり、昨年2023年5月、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、北極域の水棲生物資源の管理と合理的利用等に関する国際会議出席のための出張中のアルハンゲリスクにおいて、...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年11月http://kisenren.com
ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 応札に不透明感
2024年11月08日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾応札に不透明感]ロシア漁業庁は、2022年に実施が用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾を、2024年11月13日に行うと発表した。上場されるのは向う15年間のタラバガニ漁獲割当5ロットとなっており、3ロットは全長50m以上のカニ漁船建造、2ロットは大規模物流複合施設建設のそれぞれ付帯プロジェクトの実行が義務付けされている。スタート・プライスは128億ルーブル以上で、参加申請期限は同年11月11日となっている。同年12月20日までに契約を結んだ企業は、来年2025年年1月1日からタラバガニを漁獲する権利を得る。ムルマンスクでは、カニ大手生産者...ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾応札に不透明感
ロシア 2024年第1四半期 冷凍カニ製品国内市場 前年同期比4倍
2024年11月08日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア2024年第1四半期冷凍カニ製品国内市場前年同期比4倍]今年2024年第1四半期、極東地方とムルマンスクからの冷凍カニ製品の国内市場への供給量は、前年2023年同期比の4倍となった。特に、ムルマンスクからのズワイガニ(オピリオ)のボイル冷凍製品の供給が貢献していると、ロシア小売企業協会(Ассоциациякомпанийрозничнойторговли:АКОРТ)代表イーゴリ・カラバエフは指摘している。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。米国市場に依存度が高かった北部バレンツ海産カニ製品につ...ロシア2024年第1四半期冷凍カニ製品国内市場前年同期比4倍
国際指名手配 極東のカニ王アレッグ・カン 組織的殺人有罪判決 上訴が棄却される
2024年11月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[国際指名手配極東のカニ王アレッグ・カン組織的殺人有罪判決上訴が棄却される]国際指名手配を受けている極東のカニ王と称されたアレッグ・カンに対し、被告人欠席の中、組織的殺人罪で懲役17年を科すロシア沿海地方裁判所の2024年4月の判決を不服とし、当該弁護士団が上訴をしたが、今般、ロシア第5控訴裁判所は、これを棄却した。アレッグ・カンは、2010年にウラヂオストクにおいて同業他者ワレリイ・プヒデンコの嘱託殺人(刑法第33条3項および第105条2項)を組織したとして有罪判決を受けた。アレッグ・カン側はこれを不服として、上訴をすると当該側弁護士が明らかにした。2024年3月、アレッグ・カンの弁護士は、本人が死亡しており、刑事事件を終了するよう求めて...国際指名手配極東のカニ王アレッグ・カン組織的殺人有罪判決上訴が棄却される
「ロシアが日本にどんな悪いことをしたというのか」 大統領プーチンが問いかけ【ロシアでは日本が愛されており、日本はロシアの「自然なパートナー」】
2024年11月08日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[「ロシアが日本にどんな悪いことをしたというのか」大統領プーチンが問いかけ]【ロシアでは日本が愛されており、日本はロシアの「自然なパートナー」】ロシア大統領プーチンは2024年11月7日、ヴァルダイ国際討論クラブで、日本に対して何も悪いことをしていないロシアに日本政府が制裁を発動していることに当惑を示したと“SPUTNIK”が伝え、SNS上では、これに共鳴、米国追従一辺倒の外交を批判する投稿が続いている。“SPUTNIK”によるとプーチンは、ロシアが日本との関係を悪化させておらず、日本の対ロ制裁に対しても何も報復措置を講じていないと述べ、「私たちが最近日本に対して何か悪いことをしましたか?日本は我々に対して制裁を発動しました。さらに脅威リストにも記...「ロシアが日本にどんな悪いことをしたというのか」大統領プーチンが問いかけ【ロシアでは日本が愛されており、日本はロシアの「自然なパートナー」】
2025年 バレンツ海カペリン(カラフトシシャモ)禁漁 4年ぶり 生態系が悪化 日刊水産経済新聞
2025年バレンツ海カペリン(カラフトシシャモ)禁漁4年ぶり生態系が悪化日刊水産経済新聞
北海道隣接サハリン州 2024年漁期 増殖事業向シロザケ採卵10億粒に近づく(10月25日)
2024年11月08日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[北海道隣接サハリン州2024年漁期増殖事業向シロザケ採卵10億粒に近づく(10月25日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。今年2024年漁期、同州の10月25日までの増殖事業向の太平洋サケマスの採卵は11億5,300万粒に達している。当該魚種別採卵数は次のとおりとなっている。シロザケ9億8,549万3,400粒カラフトマス1億6,767万7,100粒ギンザケ52万4,000粒サクラマス13万4,800粒サハリン島の増殖事業向の太平洋サケマスの採卵はほぼ完了している...北海道隣接サハリン州2024年漁期増殖事業向シロザケ採卵10億粒に近づく(10月25日)
ロシア 2024年1月-9月 中国向けカニ輸出 2万9,000トン前年並み 金額10%増加
2024年11月08日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア2024年1月-9月中国向けカニ輸出2万9,000トン前年並み金額10%増加]今年2024年1月-9月、ロシアの中国向けカニ製品の輸出は、数量が2万9,000トンで前年2023年同期と同水準、金額は8億5,000万ドルで10%増加となった。輸出製品の構成は、活カニが10%増加して80%となり、冷凍製品は20%まで減少した。ロシア水産食品メーカ、卸売業者、流通業者ら大手約30社で構成される業界団体“ルイブヌイ・ソユーズ”(Рыбныйсоюз:魚連合)がリポートした。今年2024年漁期、ロシア漁業者による同年1月-10月の極東海域におけるカニの漁獲量は、5万4,000トンで前年2023年同期比8%減、また北部海域(バレンツ海)も1万7,000...ロシア2024年1月-9月中国向けカニ輸出2万9,000トン前年並み金額10%増加
#104 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 トランプ当選 アンチ洋上風力発電漁業者は歓喜 “洋上風力発電は環境と食料安全保障を破壊する”
2024年11月07日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#104洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプ当選アンチ洋上風力発電漁業者は歓喜]“洋上風力発電は環境と食料安全保障を破壊する”①洋上風力発電が本当にCO2削減に貢献するのか、②洋上風力発電事業自体が再エネ賦課金だのみの不採算事業であり漁業分野を含め満足な補償等に対応がなされるのか、③政府が責任をもったMSP(海洋空間計画)を設定すべきではないのか、④政府がベースラインをしっかり作るような漁業影響調査を指導すべきではないのか。日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の...#104洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプ当選アンチ洋上風力発電漁業者は歓喜“洋上風力発電は環境と食料安全保障を破壊する”
#103 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 トランプ当選で欧州の洋上風力発電開発企業株急落
2024年11月07日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#103洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプ当選で欧州の洋上風力発電開発企業株急落]①洋上風力発電が本当にCO2削減に貢献するのか、②洋上風力発電事業自体が再エネ賦課金だのみの不採算事業であり漁業分野を含め満足な補償等に対応がなされるのか、③政府が責任をもったMSP(海洋空間計画)を設定すべきではないのか、④政府がベースラインをしっかり作るような漁業影響調査を指導すべきではないのか。日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトに...#103洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプ当選で欧州の洋上風力発電開発企業株急落
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業概況(10月25日) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業概況(10月25日)]韓国漁船による自国EEZでの2024年度漁期(管理期間2024年7月-2025年6月)のスルメイカの実証試験枠を除くTAC管理漁獲量は、2024年10月25日までに6,630トン、前年度同期比52%弱と、極めて厳しい展開となっている。2023年度漁期から西南海区中型トロールのTAC実証試験が設定されているが、漁獲量は報告日までに440トンで前年度同期比28%にとどまっている。これらの合算は、7,080トンで前年度同期比47%弱となっている。大型トロール、西海トロール、そして西南海区中型トロールの操業海域は、東経128度以西の西岸沖合に限定されてい...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業概況(10月25日)リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
шок! ロシア 南クリール海域イワシ漁獲勧告 期中見直し 40万トン上積み 86万4,900トンへ 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
шок!2024年11月07日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア南クリール海域イワシ漁獲勧告期中見直し40万トン上積み86万4,900トンへ]ロシアは、資源特性からイワシをTAC魚種から除外、漁獲勧告量の設定により管理している。ロシア漁業庁は、今般、今年2024年漁期の主要漁場南クリール海域のイワシの漁獲勧告量を40万トン上積みし、86万4,920トンとする決定を行った。来年2025年の当該海域のイワシの漁獲勧告量を97万9,950トンに設定することが既に発表されている。今年2024年漁期、ロシア漁業者によるイワシの漁獲量は、同年11月4日までに46万4,600トンとなって、前年2023年同期の120%の実績を示している。今年2024年春、ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、...шок!ロシア南クリール海域イワシ漁獲勧告期中見直し40万トン上積み86万4,900トンへ北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
“またがり資源”イワシ・サバ ロシアEEZ 2025年北海道接続南北クリール海域漁獲勧告が発表される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年11月05日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[“またがり資源”イワシ・サバロシアEEZ2025年北海道接続南北クリール海域漁獲勧告が発表される]ロシア漁業庁は、日本EEZとの“またがり資源”となるイワシ・サバの南北クリールEEZにおける来年2025年の漁獲勧告量を、今般、別表のとおり発表した。ロシアは、資源特性からイワシ・サバをTAC魚種から除外、漁獲勧告量の設定により管理している。主要、南クリール海域のイワシは前年となる今年2024年当初設定の2.1倍の約98万トンとなる。今年2024年春、ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、北西太平洋におけるロシア(ソ連)漁業者の40年前のイワシ漁獲量のダイナミズム等を比較し、その多くの類似性から、今後、似たシナリオをもって当...“またがり資源”イワシ・サバロシアEEZ2025年北海道接続南北クリール海域漁獲勧告が発表されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
またがり資源スルメイカ 日本・韓国・ロシアEEZ TAC/漁獲勧告設定推移 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月06日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[またがり資源スルメイカ日本・韓国・ロシアEEZTAC/漁獲勧告設定推移]ロシア漁業庁は、日本EEZとの“またがり資源”となるスルメイカの自国EEZにおける来年2025年の漁獲勧告量を、今般、発表した。ロシアは、資源特性からスルメイカをTAC魚種から除外、漁獲勧告量の設定により管理している。2021年-2025年の当該“またがり資源”の日本EEZ、韓国EEZのTACと、ロシアEEZの漁獲勧告のそれぞれの設定比較は別表、別図のとおりとなる。またがり資源スルメイカ日本・韓国・ロシアEEZ TAC/漁獲勧告設定推移リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
“またがり資源”スルメイカ ロシアEEZ 2025年北海道接続海域漁獲勧告が発表される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月05日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[“またがり資源”スルメイカロシアEEZ2025年北海道接続海域漁獲勧告が発表される]ロシア漁業庁は、日本EEZとの“またがり資源”となるスルメイカの自国EEZにおける来年2025年の漁獲勧告量を、今般、別表のとおり発表した。ロシアは、資源特性からスルメイカをTAC魚種から除外、漁獲勧告量の設定により管理している。太平洋(南北クリール海域:冬季発生群)は、前年となる今年2024年とほぼ同じ1万2,153トン、日本海(沿海地方・西サハリン海域:秋季発生群)が前年比4割減の2万515トンとなる。“またがり資源”スルメイカロシアEEZ2025年北海道接続海域漁獲勧告が発表されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア政府 カニ漁獲割当オークション極東地方漁船建造プロジェクト補助金4割削減 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月05日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア政府カニ漁獲割当オークション極東地方漁船建造プロジェクト補助金4割削減]ロシア政府は、極東海域を利用するカニ漁獲割当オークションの落札者に義務付けされた同地方造船所における漁船建造プロジェクトに対する産業貿易省への今年2024年の割当補助金を4割削減した。当該補助金は33億ルーブルが計画されていたが、14億ルーブル減の19億ルーブルとなった。また、対象漁船も7隻の予定だったが、現在は6隻となっている。ロシア政府カニ漁獲割当オークション極東地方漁船建造プロジェクト補助金4割削減北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
“またがり資源”NPFC管理魚種サンマ 来年2025年北海道接続クリール海域漁獲勧告 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年11月05日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[“またがり資源”NPFC管理魚種サンマ来年2025年北海道接続クリール海域漁獲勧告]ロシア漁業庁は、北海道に接続するクリール海域の“またがり資源”(NPFC対象魚種)で非TAC魚種のサンマの来年2025年の漁獲勧告量を、今般、別表のとおり発表した。今年2024漁期前となる同年2月、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、サンマ資源が、今後数年内に伝統的漁場だった南クリール海域に戻るとの中長期予想を示した。昨年2023年の北西太平洋における夏から秋のサンマ資源の分布の大きな特徴は、2016年-2022年と同様、沿岸から遠く沖合で形成されたことにあるが、8月-9月にかけて索餌回遊のためにクリール列島の中央部と北部、カムチャツ...“またがり資源”NPFC管理魚種サンマ来年2025年北海道接続クリール海域漁獲勧告リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
来年2025年“またがり資源”ニシン北海道接続ロシア海域漁獲勧告とTAC設定 前年比33.5%増 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月05日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[来年2025年“またがり資源”ニシン北海道接続ロシア海域漁獲勧告とTAC設定前年比33.5%増]ロシア漁業庁は、北海道に接続する東サハリン海域の“またがり資源”となるニシンの来年2025年の漁獲勧告量を、今般、発表した。当該海域のニシンは非TAC魚種となっている。一方、南クリール、西サハリン、そして沿海地方の各海域のニシンはTAC魚種で、先に来年2025年の設定が既報のとおり既に発表されており、これらをとりまとめると別表のとおり4海域の制限数量は約3万7,800トンで、前年となる今年2024年比33.5%増となる。サハリン州業界は、各地区沿岸沖合へのサハリン・北海道系群のニシンの来遊が急増しており、この資源の本格的な生産と沿岸での処理への...来年2025年“またがり資源”ニシン北海道接続ロシア海域漁獲勧告とTAC設定前年比33.5%増リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア政府 スケトウダラ・イワシのフィレ等を為替連動輸出関税から除外へ リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月03日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア政府スケトウダラ・イワシのフィレ等を為替連動輸出関税から除外へ]ロシア政府は、高次加工製品となるスケトウダラとイワシのフィレを為替レート連動輸出関税の対象から除外した。甲殻類、軟体動物及びその他の水棲無脊椎動物(調製済・缶詰・保存に適する処理をしたものに限る。)も除外対象となる。インテルファクス通信が伝えている。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産物を含めた広範な商品の輸出関税を、ルーブルとドルの為替レートに連動させて設定、同年10月1日からこれを施行した。レートは1ドルあたり95ルーブルを超える時、輸出関税は7%となり、80ルーブル未満の時ゼロとなる。(報告担当者原口聖二:ルーブル安で輸出が増加傾向に...ロシア政府スケトウダラ・イワシのフィレ等を為替連動輸出関税から除外へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
第54回ロシア・ノルウエー漁業委員会 2025年両国操業条件に合意 タラ25%減 カペリン(カラフトシシャモ)漁業停止
2024年11月02日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[第54回ロシア・ノルウエー漁業委員会2025年両国操業条件に合意タラ25%減カペリン漁業停止]ロシア漁業庁は、通信を利用して第54回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開催され、来年2025年の両国の漁獲割当等、操業条件を決める交渉に合意したと発表した。ロシア政府代表をロシア漁業庁長官シェスタコフ、ノルウエー政府代表を所管副大臣が務めた。シェスタコフは当該協定が北部地域における長期的かつ持続可能な海洋管理を保証し、バレンツ海の水棲生物資源の保全管理と合理的利用に貢献するための基礎となっていることを指摘した。国際海洋探求会議ICESがウクライナの現状から一昨年2022年から、ロシアに対し、バレンツ海のタラ、ピクシャ等の漁獲勧告の公表を拒否している...第54回ロシア・ノルウエー漁業委員会2025年両国操業条件に合意タラ25%減カペリン(カラフトシシャモ)漁業停止
ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 落札額は第1弾の2.1倍と見込まれる 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年11月02日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾落札額は第1弾の2.1倍と見込まれる]ロシア漁業庁は、2022年に実施が用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾を、2024年11月13日に行うと発表した。上場されるのは向う15年間のタラバガニ漁獲割当5ロットとなっており、3ロットは全長50m以上のカニ漁船建造、2ロットは大規模物流複合施設建設のそれぞれ付帯プロジェクトの実行が義務付けされている。スタート・プライスは128億ルーブル以上で、参加申請期限は同年11月11日となっている。全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)は、このカニ漁獲割当オークション第2弾のスタート・プライスが...ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾落札額は第1弾の2.1倍と見込まれる北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二