ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
#92 洋上風力発電と漁業 海外の経験 丁抹 漁業者が海外開発事業者から補償渋りを受けトラブル
2024年08月31日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#92洋上風力発電と漁業海外の経験丁抹漁業者が海外開発事業者から補償渋りを受けトラブル]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#92洋上風力発電と漁業海外の経験丁抹漁業者が海外開発事業者から補償渋りを受けトラブル
ロシア沿海地方海域ケガニ漁獲割当オークション ハバロフスク地方企業2社が落札
2024年08月30日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア沿海地方海域ケガニ漁獲割当オークションハバロフスク地方企業2社が落札]2024年8月27日、ロシア沿海地方海域ケガニTACの28.56%、29.425%の2ロットの漁獲割当オークションが実施され、ハバロフスク地方の2社、“コムソムモルスク・ルイブプロム”(Комсомольскрыбпром)と“VPK”(ВПК)がそれぞれ落札した。これらの落札額は9,580億ルーブルと4億9,500ルーブルとなった。当該オークションには、ハバロフスク地方の“アクアリウス”(Аквариус)とサハリン州の“DVフロート”(ДВ-Флот)も応札申請をとっていた。ロシア沿海地方海域ケガニ漁獲割当オークションハバロフスク地方企業2社が落札
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年09月 http://kisenren.com
2024年08月29日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア上院は、2024年8月、漁業分野におけるすべての政府間協定について、ロシアにとっての利益の有無の分析を促進するようにロシア農業省と漁業庁に対し勧告しました。これは同院農業・食糧政策・環境委員会の決定に基づくもので、関係部局が外務省に提案を送付、外務省は調査結果により、国益に反し、非友好国等に一方的な特権を与える条約の破棄案を作成する必要があるとされています。ロシア上院は、2024年3月、英国が貿易での最恵国待遇を2022年3月に停止したことへの報復として、バレンツ海での英国漁業の権利を剥奪し、英国との漁業協定の破棄法案を採択、同院議長ワレンチナ・マトヴィエンコが...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年09月http://kisenren.com
北海道日本海接続西サハリン海域 スケトウダラTAC期中見直し 3万5,000トンへ “ロシアと日本の資源開発率(漁獲割合)設定 2倍の差” リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月24日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[北海道日本海接続西サハリン海域スケトウダラTAC期中見直し3万5,000トンへ]“日本海スケトウダラロシアと日本の資源開発率(漁獲割合)設定2倍の差”ロシア農業省は2024年8月16日付命令No.475により、北海道日本海側資源(日本海北部系群)と分布が重なる西サハリン海域のスケトウダラの今年2024年TACを当初設定2万4,500トンから期中見直しし、1万500トン上積みして、3万5,000トンに引き上げることを決定した。全ロシア海洋漁業研究所は、当該海域のスケトウダラの商業バイオマスを24万6,000トンと算定している。これは、同研究所がバイオマスに対する開発率(漁獲割合)を14%に設定することを妥当としていることを指し示している。一...北海道日本海接続西サハリン海域スケトウダラTAC期中見直し3万5,000トンへ“ロシアと日本の資源開発率(漁獲割合)設定2倍の差”リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業概況(8月27日) 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年08月29日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業概況(8月27日)]北海道機船漁業協同組合連合会内、一般社団法人北洋開発協会(担当:原口聖二)は、この15年間にわたり、北海道の太平洋サケマス漁業との連動性、相互性を知るために、隣接するサハリン州の当該操業の漁獲情報のモニタリングを継続している。今年2024年漁期、サハリン州(サハリン島・クリール列島沿岸)では同年8月27日までに3万6,420トンの太平洋サケマスが漁獲された。この内、カラフトマスが3万1,010トン、シロザケ3,390トン、ベニザケ1,350トン等となっている。当該漁獲量は直近偶数年2022年を1万3,800トン下回っている。特に減少が著しいのは南クリール沿岸で1万...北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業概況(8月27日)北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
#91 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 MA沖タービン破壊事故 漁船団洋上デモ実行
2024年08月28日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#91洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故漁船団洋上デモ実行]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発端とする...#91洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故漁船団洋上デモ実行
ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局 カニ類漁獲情報(8月25日) 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(8月25日)]今年2024年漁期、ロシア漁業庁北東地域(カムチャツカ地方)管理局掌理海域でのカニ類の漁獲量は、同年8月25日までに1万2,456トンで前年2023年同期を2,715トン下回っている。各海域の生産量は次のとおりとなっている。西ベーリング海域アブラガニ3,111トンオピリオ1,173トンバルダイ465トン西カムチャツカ海域アブラガニ2,430トンタラバガニ450トンイバラガニ285トンオピリオ147トンカムチャツカ・クリール海域バルダイ2,923トンカラギン海域オピリオ703トンバルダイ331トンペトロパブロフスク・コマンドル海域バルダイ439トンロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(8月25日)北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ベトナム 2024年上期日本産ホタテ輸入22倍に伸長 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年08月27日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ベトナム2024年上期日本産ホタテ輸入22倍に伸長]ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)によると、今年2024年上期、日本からのベトナムの殻付きホタテ輸入量は1万3,075トンで、前年2023年同期比で約22倍となった。ベトナムニュース総合情報サイトが伝えた。2024年6月は5,256トンで前年同月比の12倍を超え、単月として過去最高となった。一方で2024年上期の平均価格は¥231/kgで、49%下落した。東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出以前は、中国が日本産ホタテの主要輸出市場で、毎年9万5,000トンを輸入していたが、当該海洋放出を理由に、2023年8月、日本の水産物の輸入を禁止した。その後、日本はホ...ベトナム2024年上期日本産ホタテ輸入22倍に伸長北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年9月期 ロシア水産物輸出関税4.5% 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年9月期ロシア水産物輸出関税4.5%]ロシア経済発展省は、2024年9月期の水産物製品を含めた輸出関税率を4.5%に設定すると発表した。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産物を含めた広範な商品の輸出関税を、ルーブルとドルの為替レートに連動させて設定、同年10月1日からこれを施行することとした。レートは1ドルあたり95ルーブルを超える時、輸出関税は7%となり、80ルーブル未満の時ゼロとなる。これまで、2023年10月期、11月期が7.0%、同年12月期と年明け2024年1月期5.5%、2月期4.5%と推移、3月期が5.5%と上昇、4月、5月、そして6月期も据え置きの5.5%だったが、7月期に4.5%に引き下げら...2024年9月期ロシア水産物輸出関税4.5%北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 極東地方タラバガニ・アブラガニTAC調整期中見直し リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月24日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東地方タラバガニ・アブラガニTAC調整期中見直し]ロシア農業省は2024年8月16日付命令No.475により、極東地方のタラバガニとアブラガニの一部のTACを調整、期中見直しをすると発表した。対象内容は次のとおりとなる。(タラバガニ)西カムチャツカ海域(当初)1万3,584トン⇒(見直し)1万4,437トン+853トンカムチャツカ・クリール海域(当初)1,429トン⇒(見直し)576トン-853トン両海域は接続しており同一当該資源の漁場振替による取扱い(アブラガニ)西カムチャツカ海域(当初)2,449トン⇒(見直し)2,841トン+392トンロシア極東地方タラバガニ・アブラガニTAC調整期中見直しリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア上院、漁業協定の利益分析を催促 国益重視で”徹底検査” “貿易規制が政府間協定の破棄につながる 日本は危機感をもち貿易維持を” 日刊水産経済新聞【札幌】
2024年08月26日日刊水産経済新聞【札幌】[ロシア上院、漁業協定の利益分析を催促国益重視で”徹底検査”を]“貿易規制が政府間協定の破棄につながる日本は危機感をもち貿易維持を”北海道機船連によると、ロシア上院はこのほど、漁業分野におけるすべての政府間協定について、ロシアにとっての利益の有無の分析を急ぐように農業省と漁業庁に勧告した。ロシア上院は今年3月、バレンツ海での英国との漁業協定を破棄する法案を採択したが、上院議長はこの採択にあたり、漁業分野のすべての政府間協定の利益の有無の分析を開始することを提案していた。今般、上院議長はこの作業の遅れを指摘。改めて関係部局に「冷静かつ徹底的な検査」を促した形。農業省や漁業庁は政府間協定の国益を分析したうえで、外務省に報告。外務省はこれを受け、国益に反したり、非友...ロシア上院、漁業協定の利益分析を催促国益重視で”徹底検査”“貿易規制が政府間協定の破棄につながる日本は危機感をもち貿易維持を”日刊水産経済新聞【札幌】
イカ情報 韓国、24年度スルメイカTAC2割減 西岸側が半分近く 日刊水産経済新聞 【札幌】
2024年08月20日日刊水産経済新聞【札幌】[イカ情報韓国、24年度スルメイカTAC2割減西岸側が半分近く]北海道機船連によると、韓国海洋水産部はこのほど、2024年度(24年7月~25年6月)のスルメイカの漁獲可能量(TAC)を設定した。試験操業枠を含めた総計は、前年TAC比22%減の6万3091トンとなった。韓国での近年のスルメイカのTAC消化率は2~5割にとどまっているため、24年度の減枠の影響は限定的。23年度もTAC約8万1000トンに対し、実際の漁獲は2万500トン、TAC消化率は25%にとどまった。24年度のTACは07年度の制導入以降最少となった。最少更新は2年連続。漁業種別にみると、主力の沖合漁業はいずれも前年から26%削減され、沖合イカ釣り1万7435トン、大型トロール1万3621ト...イカ情報韓国、24年度スルメイカTAC2割減西岸側が半分近く日刊水産経済新聞【札幌】
BREAKING ロシア上院 漁業分野におけるすべての政府間協定のロシアの利益分析促進を勧告 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院漁業分野におけるすべての政府間協定のロシアの利益分析促進を勧告]ロシア上院は、漁業分野におけるすべての政府間協定について、ロシアにとっての利益の有無の分析を促進するようにロシア農業省と漁業庁に対し勧告した。これは同院農業・食糧政策・環境委員会の決定に基づくもので、関係部局が外務省に提案を送付、外務省は調査結果により、国益に反し、非友好国等に一方的な特権を与える条約の破棄案を作成しなければならない。上院議長ワレンチナ・マトヴィエンコは、この作業の遅れを指摘、「冷静かつ徹底的な検査」を実施するように指示している。ロシア上院は、2024年3月6日、英国との漁業協定の破棄法案を採択した。2022年3月に英国が貿易での最恵国待遇を停止した...BREAKINGロシア上院漁業分野におけるすべての政府間協定のロシアの利益分析促進を勧告リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション 三度び設定
2024年08月20日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション三度び設定]国家によって没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークションが三度び設定されることとなった。次回の申請受付期限は2024年9月4日となっている。この再販オークションは、2024年7月11日、同年8月7日にも実施が予定されたが応札申請がなく、いずれも不成立となっていた。落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされている。上場対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリール海域のイバラガニ、そして東サハリン海域のアブラガニで、これら...没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション三度び設定
BREAKING ロシア政府 漁業分野の科学的支援に7億ルーブルを用意 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月20日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア政府漁業分野の科学的支援に7億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、昨日2024年8月19日、国家予算から漁業分野の科学的支援に7億ルーブルを用意すると明らかにした。当該予算の大部分は全ロシア海洋漁業研究所ヴニロによる科学調査航海に向けられる計画となっている。調査航海で得られた情報は、水棲生物資源の評価、予測、漁業勧告等に活用され、漁業経営の安定に資するものとなる。ロシア漁業庁が発表した。BREAKINGロシア政府漁業分野の科学的支援に7億ルーブルを用意北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
BREAKING ノルウエー沿岸警備隊が禁漁区操業でロシア漁船を拘束 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー沿岸警備隊が禁漁区操業でロシア漁船を拘束]ノルウエー沿岸警備隊は、ビョルノヤ(Bjørnøya)島周辺禁漁区域で漁業を行っていたロシアのトロール漁船を拘束したと、2024年8月16日1800(日本時間)、SNS(X:エックス)に投稿した。ロシア漁船の船名等に関する書き込みはない。ビョルノヤ島は北極圏のバレンツ海にあるノルウエー領で、本土とスヴァールバル諸島とのおおよそ中間地点に位置している。1915年にノルウエーによって併合され、スヴァールバル諸島管轄となる。2002年に島周辺距岸7海里が自然保護区となり、2008年には、これが12海里まで拡大されていた。BREAKINGノルウエー沿岸警備隊が禁漁区操業でロシア漁船を拘束北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
EU ロシア産水産物に対する新たな制裁措置パッケージ検討 ドイツの出方が注目される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月16日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[EUロシア産水産物に対する新たな制裁措置パッケージ検討ドイツの出方が注目される]EUがロシア産水産物に対する新たな制裁措置を夏季休暇明けに検討する可能性が伝えられている。EU市場に冷凍食品(フライ製品)を広く供給するドイツ加工食品業界は、ロシア産スケトウダラを原料とする冷凍フィレに強く依存しており、同業界は政治的行動を準備している模様であると欧州業界紙が報じた。この提案はバルト三国が起点で、特にリトアニアが当該措置の導入を主張しているとされている。EUは、既に、2022年2月のウクライナ侵攻以降、ロシアの新規の輸出者リスト登録を停止、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含...EUロシア産水産物に対する新たな制裁措置パッケージ検討ドイツの出方が注目されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間漁業種別TAC設定完了
2024年08月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間漁業種別TAC設定完了]韓国海洋水産部は自国EEZでの新年度2024年度漁期(管理期間2024年7月-2025年6月)のスルメイカの漁業種別TAC設定を今般完了した。大型トロール、西海トロール、そして西南海区中型二艘引き(実証試験枠)の操業が、東経128度以西に限定されており、かつ、これまで、近海網漁船の操業規制に関する情報がなく、海域利用の実態が不明だったが、先に、専門家の情報により、主漁場が西岸沖合であることが分かっている。この中にあって、新年度2024年度漁期のTAC設定は、実証試験枠、留保枠をすべて含めると、前年度2023年度漁期の77.8%相当となる6万3,09...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間漁業種別TAC設定完了
ロシア科学研究機関による2024年-2025年アフリカ海域“大調査航海”出発セレモニー開催 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月13日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関による2024年-2025年アフリカ海域“大調査航海”出発セレモニー開催]ロシア科学研究機関による2024年-2025年アフリカ海域“大調査航海”の出発セレモニーがカリーニングラード漁港で開催される。この“大調査航海”の最大の目的は、アフリカの排他的経済水域の水棲物資源の評価であり、科学データの入手とロシア漁業の操業機会の発展にあるが、このほか輸出市場の拡大、アフリカ大陸におけるロシアの地政学的地位の強化に新たな機会を生み出すことに貢献することになる。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“大調査航海”について、国際協力を強化し、国産品の新たな有望市場を開拓するというロシアの戦略目標を実現するための重要な一歩となるだろうと指摘している...ロシア科学研究機関による2024年-2025年アフリカ海域“大調査航海”出発セレモニー開催北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年08月 http://kisenren.com
2024年08月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、今回、ワシントンD.C.で開催されたイェンス・ストルテンベルグ(ノルウエー)が事務総長を務める北大西洋条約機構(NATO)首脳会合直後の2024年7月12日、ロシア外務省報道官マリア・ザハロワは、先にノルウエー政府がロシア漁船に対する新たな入港規制を設定した件について、非友好的な行動を放置するつもりはないと語り、ロシア漁業の利益を確保するために適切な措置を講じるつもりだと言及、モスクワとオスロの間で今も維持されている数少ない実態的な交流分野の一つを損なうことになると加えました。また、ザハロワは、ノルウエーにとって“根本的利益”である漁業資源の保全は、ロシアと協力するこ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年08月http://kisenren.com
ロシア食品輸入禁止措置がロシア産水産物の国内市場への供給拡大のインセンティヴとなる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア食品輸入禁止措置がロシア産水産物の国内市場への供給拡大・漁業発展のインセンティヴとなる]]ロシアは、2014年にクリミア半島を併合したことに対して、西側諸国が一連の制裁を講じたため、この対抗措置として関係国からの水産物製品の輸入禁止を継続している。食品禁輸措置の導入は、ロシア漁業の発展に強力なインセンティヴを与え、食料安全保障に貢献することとなった。この10年間でロシアの水産物製品輸入量は35.3%減少し65万6,000トンとなった。長期的なダイナミクスは波打っているが、年平均下落率は3%で、禁輸措置の最初の3年間において、その量は100万トンから51万2,000トンとなり、ほぼ1/2に減少、2021年には70万トンに増加したが、現...ロシア食品輸入禁止措置がロシア産水産物の国内市場への供給拡大のインセンティヴとなるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
EU ロシア産水産物に対する新たな制裁措置のパッケージ検討でジレンマ リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[EUロシア産水産物に対する新たな制裁措置のパッケージ検討でジレンマ]EUがロシア産水産物に対する新たな制裁措置を夏季休暇明けに検討する可能性が伝えられている。EU市場に冷凍食品(フライ製品)を広く供給するドイツ加工食品業界は、ロシア産スケトウダラを原料とする冷凍フィレに強く依存している等、EUはこの検討に対しジレンマに陥っている。EUは、既に、2022年2月のウクライナ侵攻以降、ロシアの新規の輸出者リスト登録を停止、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税を停止、13.7%の標準関税を設定し、中国等、第3国が再加工した製品についてもこれを対象とし...EUロシア産水産物に対する新たな制裁措置のパッケージ検討でジレンマリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁サハリン支部 中国向けカニ輸出の電子証明システムを試験運用
2024年08月08日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁サハリン支部中国向けカニ輸出の電子証明システムを試験運用]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年9月1日から中国向けカニ製品輸出にかかる電子媒体による産地証明システムの試験運用を開始する。ロシアと中国は水棲生物資源の保存管理と合理的利用を目的とした政府間協定に基づき、中国向け水産物輸出の合法確認手続きを規定しており、双方が原産地証明書を取得するための電子媒体化にこれまで取り組んできた経緯がある。ロシア漁業庁高官は先に、近い将来、完全にこれがデジタル化されることを期待すると表明している。ロシア業界紙(WEB)が伝えた。ロシア漁業庁サハリン支部中国向けカニ輸出の電子証明システムを試験運用
北海道の洋上風力推進連携会議 事業の採算性に疑問 日刊水産経済新聞
北海道の洋上風力推進連携会議事業の採算性に疑問日刊水産経済新聞
没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション再設定 また応札者なし
2024年08月07日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション再設定また応札者なし]国家によって没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークションの再実施が2024年8月7日に設定されていたが、応札申請がなく、当該オークションは不成立となった。この再販オークションは、2024年7月11日にも実施が予定されたが応札申請がなく不成立となっていた。今回再設定された申請受付は、2024年8月5日までとなっていた。落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされていた。上場対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリ...没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークション再設定また応札者なし
ロシア スケトウダラ業界は急激な日本市場へのスリミ供給増加はないと認識している リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月02日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界は急激な日本市場へのスリミ供給増加はないと認識している]一連の制裁措置等によりロシアのスケトウダラ業界は、依然として輸出市場の状況が厳しく、また、急激な日本市場へのスリミ供給増加はないと認識している。ロシアスケトウダラ漁業者協会会長ブグラクは、中国に向けた再輸出フィレ加工向けのH&G(ドレス)等の原料輸出が減少する傾向にあることを指摘、昨年2023年の当該供給量がパンデミック以前の平均レベルを7%下回ったことを明らかにした。EUは、2022年2月のウクライナ侵攻以降、ロシアの新規の輸出者リスト登録を停止、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物...ロシアスケトウダラ業界は急激な日本市場へのスリミ供給増加はないと認識しているリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定 漁業庁規則変更 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年08月03日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定漁業庁規則変更]ロシア漁業法の改正によって、国際漁業における地政学的リスクを考慮することが可能になり、ロシア政府は、国際条約海域における漁獲可能量(TAC)の承認手続きを決定する権限を与えられた。2024年7月31日付政府命令No.1036により、これに基づきロシア漁業庁がTACを設定する水棲生物資源を特定、数量を決定するための同庁規則が改正された。当該改正規則は2024年12月1日に発効する。ロシア漁業庁は、国際条約に基づく委員会が当年の12月1日までに開催されない場合、またはそのような条約に規定された決定が国家間機関によって採択されない場合、ロシアのEEZで次年度に漁獲する水棲生物資...ロシア国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定漁業庁規則変更リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 国際海洋探検会議(ICES)脱退の準備を進捗させる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年08月03日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアICES脱退の準備を進捗させる]ロシア政府は国際海洋探検会議(ICES)に関する条約を非難する提案を承認、これに対応した法案が2024年8月1日、上院に提出された。ICESの活動へのロシアの参加は2022年3月30日から停止されている。ICESは、1902年に設立された最も古い科学組織のひとつで、バルチック海を含む北東大西洋のすべての漁場における水棲生物資源に関する研究、調整を行い、毎年、漁獲勧告を承認している。ICESに関する条約は、1964年9月12日にコペンハーゲンで署名され、1968年7月22日に発効した。現在、ICESのメンバーはロシアを除くと、べルギー、カナダ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、アイ...ロシア国際海洋探検会議(ICES)脱退の準備を進捗させるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
洋上風力発電と漁業 日本の経験#82 浮かんできた協議会の「盲点」 導入本格化する北海道
2024年08月02日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[洋上風力発電と漁業日本の経験#82浮かんできた協議会の「盲点」導入本格化する北海道](2023年08月04日付“朝日新聞”(日浦統)様から転載)洋上風力発電、浮かんできた協議会の「盲点」導入本格化する北海道「ゼロカーボン北海道」を掲げる北海道で、大規模な洋上風力発電の導入が本格化している。導入の決め手となるのが、再エネ海域利用法に基づく「促進区域」の指定だ。一般海域を最長30年間利用できて、国の支援も望める。国は、原子力発電所のような地域の分断を招かぬよう、自治体や地元関係者でつくる法定協議会の同意を指定の要件とする。しかし、ここに来て、この合意形成手法の「盲点」も浮かび上がっている。7月31日、北海道最南端の町、松前町...洋上風力発電と漁業日本の経験#82浮かんできた協議会の「盲点」導入本格化する北海道
洋上風力発電と漁業 日本の経験#81 漁業関係者から厳しい意見も 北海道 再エネ拡大へ洋上風力推進会議
2024年08月02日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[洋上風力発電と漁業日本の経験#81漁業関係者から厳しい意見も再エネ拡大へ洋上風力推進会議](2023年08月02日TVH“テレビ北海道”様から転載)国のGX特区指定を受け道などが事業拡大を目指す洋上風力発電。その導入を推し進める会議が、札幌で開かれました。会議には国や道、経済団体が参加しました。道と札幌市が国の「GX金融・資産運用特区」に指定されたことを踏まえ、再生可能エネルギー拡大の切り札とされる洋上風力の導入どう加速させるかを話し合いました。漁業関係者からは、導入効果を見極めるべきだとの意見が出ました。北海道機船漁業協同組合連合会の原口聖二常務理事は「大型の風力発電をつくることで本当に二酸化炭素が削減されるのか、クリ...洋上風力発電と漁業日本の経験#81漁業関係者から厳しい意見も北海道再エネ拡大へ洋上風力推進会議
ロシア カニ業界 大規模な製品輸出構造の再編と資源利用税等の経済的負荷を指摘
2024年08月02日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ業界大規模な製品輸出構造の再編と資源利用税等の経済的負荷を指摘]ロシアのカニ業界は、大規模な製品輸出構造の再編と資源利用税等の経済的負荷を指摘している。1990年代初めから、ロシアのカニ製品の供給は数量的に非常に安定していると言える。ロシアカニ漁業者協会会長ドウプリャコフは、カニ製品の主な輸出市場が日本、米国、韓国、中国の4カ国で、この中にあって、2022年まで米国への供給量が約45%を占めていたが、制裁措置によって構造が劇的に変化し、現在は中国市場が支配的な地位を占めていると明らかにした。中国向け供給は、2021年の16%に対し現在は45%で、昨年2023年のデータではこれに韓国が29%、日本が26%と続いている。米国は、2022年7...ロシアカニ業界大規模な製品輸出構造の再編と資源利用税等の経済的負荷を指摘
#90洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 MA沖タービン破壊事故 ブレードの大部分が海底へ
2024年08月02日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#90洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故ブレードの大部分が海底へ]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発端...#90洋上風力発電と漁業海外の経験米国MA沖タービン破壊事故ブレードの大部分が海底へ
EU ロシア産水産物に対する新たな制裁措置のパッケージを検討する
2024年08月02日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[EUロシア産水産物に対する新たな制裁措置のパッケージを検討する]EUがロシア産水産物に対する新たな制裁措置を夏季休暇明けに検討する可能性があるとドイツ・ミディアが伝えた。EU市場に冷凍食品(フライ製品)を広く供給するドイツ加工食品業界は、ロシア産スケトウダラを原料とする冷凍フィレに強く依存している。EUは、2022年2月のウクライナ侵攻以降、ロシアの新規の輸出者リスト登録を停止、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税を停止、13.7%の標準関税を設定し、中国等、第3国が再加工した製品についてもこれを対象としている。新たな対象は“Frischfisch”...EUロシア産水産物に対する新たな制裁措置のパッケージを検討する
ロシア極東地方における6月-7月太平洋サケマスの5日ごとの1日あたり平均漁獲量推移 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年08月02日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア極東地方における6月-7月太平洋サケマスの5日ごとの1日あたり平均漁獲量推移]ロシア極東地方における6月-7月太平洋サケマスの5日ごとの1日あたり平均漁獲量推移北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年漁期 ロシア極東地方における太平洋サケマス漁獲量グラフィック(7月30日) 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2024年08月01日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年漁期ロシア極東地方における太平洋サケマス漁獲量グラフィック(7月30日)]2024年漁期ロシア極東地方における太平洋サケマス漁獲量グラフィック(7月30日)北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年04月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[国際指名手配極東のカニ王アレッグ・カン組織的殺人罪で懲役17年]ロシア沿海地方裁判所は、国際指名手配を受けている極東のカニ王と称されたアレッグ・カンに対し、被告人欠席の中、組織的殺人罪で懲役17年を科す判決を下したと検事当局が明らかにした。アレッグ・カンは、2010年にウラヂオストクにおいて同業他者ワレリイ・プヒデンコの嘱託殺人(刑法第33条3項および第105条2項)を組織したとして有罪判決を受けた。2024年3月、アレッグ・カンの弁護士は、本人が死亡しており、当該刑事事件を終了するよう求めた。ロシア連邦公証人役場の電子データベースには、フルネームと生年月日がアレッグ・カンと一致する人物の死亡に関する相続事案が実際に存在しており、2023...国際指名手配極東のカニ王アレッグ・カン組織的殺人罪で懲役17年
2024年04月26日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年漁期ロシア極東科学操業評議会春季オ海抱卵スケトウダラ操業総括レヴュー]今年2024年漁期のロシア極東科学操業評議会春季会合が同年4月25日、ウラヂオストクで開催され、春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”の総括レヴューが行われた。100日間におよぶ主要3海域(カムチャツカ・クリール/西カムチャツカ/北部オホーツク)当該操業の漁獲量は82万7,000トンで、前年2023年同期比2万4,000トン増の生産となった。また、報告期間、極東海域全体のスケトウダラの漁獲量は105万トンに達し8.6%増となった。盛漁期、115隻のトロール漁船がスケトウダラ操業に着業、1日あたりの漁獲量は、最大で1万トンを記録した。現在、オホ...2024年漁期ロシア極東科学操業評議会春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業総括レヴュー
2024年04月26日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁深海カニ漁獲割当オークション落札者との資源利用契約をすべて解除]ロシア漁業庁が、先に、深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者"コルヴェト"(Корвет)社との資源利用契約を解除したことが伝えられたが、“アムール・ルイブプロム”(Амуррыбпром)社も同時手続きが行われたことが分かった。これは、ロシア漁業庁2024年4月22日付命令No.202に基づいている。低い採算性から、深海カニの漁獲割当は業界から敬遠されがちで、計6ロットに分割された当該漁獲割当の配分に7回にわたるオークションの実施を必要とした。継続して上場されていたのは、日本海のベニズワイガニとオホーツク海のトゲズワイガニの漁獲可能量の16.666%のパッケージ6ロ...ロシア漁業庁深海カニ漁獲割当オークション落札者との資源利用契約をすべて解除“テフィダ”(Тефида)“アムール・ルイブプロム”(Амуррыбпром)"コルヴェト"(Корвет)
2024年04月25日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁深海カニ漁獲割当オークション落札者との資源利用契約を解除]ロシア漁業庁は今般、深海カニ漁獲割当オークション第1弾の落札者"コルヴェト"(Корвет)社との資源利用契約を解除した。低い採算性から、深海カニの漁獲割当は業界から敬遠されがちで、計6ロットに分割された当該漁獲割当の配分に7回にわたるオークションの実施を必要とした。最後の1ロットをめぐる第7回目の残枠オークションは、2021年5月31日、電子サイトで行われ"コルヴェト"(Корвет)社が落札していた。継続して上場されていたのは、日本海のベニズワイガニとオホーツク海のトゲズワイガニの漁獲可能量の16.666%のパッケージ6ロットで、2020年10月30日に開催された第4回目の...ロシア漁業庁深海カニ漁獲割当オークション落札者との資源利用契約を解除"コルヴェト"(Корвет)社
ロシア2023年フィッシュミール輸出量1割増8割が中国仕向けか日刊みなと新聞
2024年04月23日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年ロシア水産業インデクス財務内容が急激に悪化]昨年2023年のロシア水産業(漁業・養殖/水産加工業)の売上額は、1兆ルーブルを超えたが、利益は13%減少、2018年以降、最低となる1,361億ルーブルにとどまった。また、ロシア水産業の金融債務は、2018年から2023年にかけて7倍となり9,200億ルーブルに達している。加えて投資額は3倍の1,102億ルーブルに増加し、2019年と2023年のカニ漁獲割当オークション応札のために3,650億ルーブルが支払われた。更に、製品輸出の効率が低下し、昨年2023年の当該供給は、数量ベースで8.6%%増加し256万トンに達したものの、金額ベースでは5%減少して58億ドルにとどまった。これらに...BREAKING2023年ロシア水産業インデクス財務内容が急激に悪化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアフィッシュミール7%上昇依然高値が続く/ロシアモーリタニアと漁業協力2024年04月22日日刊みなと新聞
ロシアとベラルーシAシーズンスケトウダラ共同操業2万トン2024年04月22日日刊みなと新聞
2024年04月20日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関稚内対岸アニワ湾ニシン産卵行動調査]今年2024年、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、稚内対岸アニワ湾において、日本EEZとの“またがり資源”となるニシンの産卵行動調査を行っている。アニワ湾沿岸では同年4月中旬から産卵行動(群来)が確認されている。この沿岸沖合では2021年から本格的なニシン操業が開始され、オジョロスキーの”ギドロストロイ”社傘下工場で製品化されている。対象となっている資源は、サハリン・北海道系群で、操業には、クリール列島からまわってきた、同社所属小型漁船が投入され、巾着網操業を行いコルサコフ港で荷揚げを行っている。この漁法でニシンが漁獲されたのは45年前に遡る。小型漁船は、米国で建造...ロシア科学研究機関稚内対岸アニワ湾ニシン産卵行動調査リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年04月20日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#81洋上風力発電と漁業海外の経験米国NY州主要洋上風力発電PJ計画停止]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発端とするサプラ...#81洋上風力発電と漁業海外の経験米国NY州主要洋上風力発電プロジェクト計画停止
2024年04月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二持続可能を前面に標榜漁業会社敗れて水産資源ありWhatissustainabilityinfisheries?[米国大手水産加工ピーター・パン・シーフード社すべての事業を停止]米国大手水産加工ピーター・パン・シーフード社(PeterPanSeafoodCo.,LLC:以下ピーパン)は、2024年4月19日までに、すべての事業を停止すると発表した。ザ・ブリストル・ベイ・タイムズ紙(WEB)が伝えた。これは、数百万ドル相当の白身魚、カニ等の処理を行わないことを意味している。同社は、陸揚げ製品の代金の未払い回収を求める漁業者からの法的請求など、山積するトラブルに直面していた。シルバー・ベイ・シーフーズ社(SilverBaySeafoodsLLC:以下シル...持続可能を前面に標榜Whatissustainabilityinfisheries?米国大手水産加工ピーター・パン・シーフード社すべての事業を停止
2024年04月18日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ベラルーシ・コネクション政府間協定に基づくロシアEEZ“特別スケトウダラ漁獲割当”Aシーズン成功]2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”に参加、2万1,500トンを漁獲し成功を収めた。(報告担当者原口聖二:ロシアは漁業政策として基本的にオホーツク海での外国漁船によるスケトウダラ操業を認めていない。)今年2024年、この特別な共同漁業に配分されたスケトウダラ漁獲割当は、前年同で、オホーツク海とベーリング海において5万1,000ト...ベラルーシ・コネクション政府間協定に基づくロシアEEZ“特別スケトウダラ漁獲割当”Aシーズン成功リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア2024年漁業生産150万トンが近づく極東ニシンなど伸びる/ノルウエーアビノール航空カザフ経由対中空路開設日刊水産経済新聞
スコットランド英国EU離脱で養殖サーモン潜在損失1億ポンド日刊みなと新聞
2024年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア極東地方漁獲カラフトマス製品のモスクワ小売での価格決定の構造]ロシア水産食品メーカ、卸売業者、流通業者ら大手約30社で構成される業界団体“ルイブヌイ・ソユーズ”(Рыбныйсоюз:魚連合)は、今般、極東地方漁獲カラフトマス製品の中央部への物流費補助の効果等の検討材料として、小売価格決定の構造説明を行った。報告担当者(原口聖二)も実際に冷凍加工製品の販売事業を担当しており、この構造を見た時、日本とニア・イコールのものと評価できる。“ルイブヌイ・ソユーズ”によるインデクスの設定は次のとおりとなっている。極東地方漁獲カラフトマス:頭/内臓除去製品ПБГ(потрошенаябезголовы)2024年4月モスクワ小...ロシア極東地方漁獲カラフトマス製品のモスクワ小売での価格決定の構造
2024年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[中国ロシア産スケトウダラ原料再加工ビジネスの鈍化]今年2024年明けから、中国のロシア産スケトウダラ原料再加工ビジネスの鈍化が確認されているとロシア業界紙(WEB)が伝えた。2024年1月-2月、ロシア産冷凍スケトウダラ(H&G・W/R)の中国による輸入量は7万7,770トンで、前年2023年同期の9万1,060トンより14.5%減少した。昨年2023年の中国のスケトウダラ輸入量は59万8,540トンで、前年2022年とほぼ同水準だった。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとった。EUは、2024年から20...中国ロシア産スケトウダラ原料再加工ビジネスの鈍化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ハバロフスク税関中国人によるナマコ大規模密輸を摘発]ハバロフスク税関は、大規模なナマコ製品の密輸を試みた中国人(47)を摘発した。当局職員は、定期航路船に乗り込んだ、この中国人が、違法に乾燥ナマコ40kgを隠し持っていたところを発見した。ロシアでナマコは戦略的に重要な生物資源に位置づけされている。この中国人は税関検査での口頭質問において、申告対象品を所持していないと答えていた。摘発にあたり、中国黒河市へ運び、2次加工製品を生産する企てを認めた。ハバロフスク税関は、ロシア連邦刑法第226条第1項-1(戦略的に重要な資源の密輸)に基づき刑事立件のための手続きを開始した。現在、この市民は自宅軟禁下にあり、3年から7年の懲役と最...ハバロフスク税関中国人によるナマコ大規模密輸を摘発
韓国スルメイカ漁獲比率西海岸8割以上日本の科学研究機関資源評価から除外日刊水産経済新聞
2024年04月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱また勃発した英仏漁業紛争]英国が自国海域の脆弱な生態系保護生息地一部海域へのトロール漁船の入域を禁止したことを受け、フランスは漁業権をめぐり同国との紛争を開始した。フランス外交部は2024年3月19日、EU閣僚会合でこの問題を提起し、漁業・貿易措置を執行する欧州委員会の当局者らは、これに対応することとなった。フランスはEUに対し、英国の措置がEU離脱後の貿易協力協定に違反するか判断するよう求めており、英国に対する懲罰措置につながる可能性がある。英国は2024年3月、自国海域の保護区(サンゴ礁等)一部海域においてトロール漁業を禁止した。この規制は当該海域で長年漁業を行ってきたフランス漁船ばかりでなく、自国...ポスト英国EU離脱また勃発した英仏漁業紛争北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年04月15日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#80洋上風力発電と漁業海外の経験欧州レポ”風力発電の美辞麗句と現実“せたな町2基とも停止]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミック...#80洋上風力発電と漁業海外の経験欧州レポ”風力発電の美辞麗句と現実“せたな町2基とも停止