中国残留日本軍『ヒットラーは生きている』 髙山正之
“中国”山西省に残留した日本軍の一部は、国民党軍、特に閻錫山の指揮下に再編成されている。その状態で、1946年から1949年にかけての国共内戦で、共産党軍と戦わされた。この中には、軍人だけでなく、技術者や医療関係者も含まれていた。例えば、戦車や火砲の操作、鉄道の管理、病院運営などに日本人の専門知識が活用されたのだ。蔣介石も署名をしたポツダム宣言の第7条によれば、“中国”に駐留する日本軍も含め、すべての日本軍は...
2025/06/14 17:00