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株式会社 ムジカ
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2012/08/28

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  • 新製品 パッシブアッテネーターRaicho6att vol.3

    『新製品パッシブアッテネーターRaicho6attvol.2』の続きです。今回はベースモデルとなったCucuclo-attと比較しての試聴レポートです。クラシック、JAZZ、ポップスの3曲で比較しました。(1)ベートーヴェンピアノソナタ17番テンペスト第3楽章一言でいうと落ち着いた音になりました。大人の音とも言えるかもしれません。Cucuclo-attよりも余韻が長く感じられます。クラシックにはとても合うという印象です。(2)HarryAllen"DownfortheCount"よりCuteサックスの音に大きな変化がありました。基音がしっかりと再生され、安定感のある音になりました。ピアノの音にも変化を感じました。トゲトゲしいところがなくなり、耳障りの良いおとです。長く聴いても疲れない音に変化しました。(3)Ca...新製品パッシブアッテネーターRaicho6attvol.3

  • 新製品 パッシブアッテネーターRaicho6att vol.2

    『新製品パッシブアッテネーターRaicho6attvol.1』の続きです。さらに、Raicho6attは抵抗体の容量を2倍にしました。抵抗は電流が流れることで抵抗自身が発熱します。『1/4wの抵抗』とはその発熱の許容値が1/4w=0.25wというものです。抵抗が発熱すると発熱量に比例してノイズが発生します。私が勉強したころは熱擾乱雑音(ねつじょうらんざつおん)と呼ばれていましたが最近は単に熱雑音と呼ぶことが多いようです。抵抗は発熱すると同時に放熱されていきます。発熱によって抵抗内部の温度が上昇しますが、熱容量の大きな抵抗ほど放熱量が多いため温度上昇は少なく、熱雑音も少なくなります。音響機器には1/4w(0.25w)の抵抗を使用することが一般的です。大手メーカーでは1/8w(0.125w)の抵抗が使われることさえ...新製品パッシブアッテネーターRaicho6attvol.2

  • 新製品 パッシブアッテネーターRaicho6att vol.1

    26日(土)、28日(日)の雷鳥6モノラルパワーアンプ試聴会に多数の方にご参加いただきありがとうございました。遠くは大阪からのご参加もありました。ありがとうございます。今回使用したスピーカーのひとつ、ドイツ・クアドラルのバルカンは7月中旬まで試聴室(ログハウス)でお聴きいただくことができます。お聴き逃した方はぜひお越しください。また、6月末まで雷鳥6monoの発売記念キャンペーンを行っています。(Raicho6monoのカタログはこちらからダウンロードすることができます)ぜひご利用ください。ところで、今回のイベントはプリアンプは使用せずに、パッシブアッテネーターRaicho6attを使用しました。雷鳥6monoはパッシブアッテネーターと相性が良いパワーアンプです。一般的なパッシブアッテネーターRaicho6at...新製品パッシブアッテネーターRaicho6attvol.1

  • 今日は6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』

    昨日と今日は新製品の雷鳥6mono試聴会です。10:30~12:00、13:30~15:00内容は2回とも同じで密を避けるための措置です。昨日はとてもうまく密にならない程度のお客間にご来場いただきました。今回は、独・クアドラルのスピーカーAURUM9VALKAN(2,750,000円・ペア)と英・FYNEAUDIOのスピーカーF502(310,000円・ペア)で新製品のモノラルパワーアンプ雷鳥6mono(¥298000・ペア)をお聴きいただきます。また、新製品のモノラルパワーアンプ雷鳥6mono専用パッシブアッテネーターRaicho6att(99,800円)も使用します。Cuculo-attをベースに雷鳥6monoのデザインと統一性をもたせたウッドツマミとインド産の天然石スターギャラクシーのトップパネル。アッテ...今日は6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』

  • 今日と明日は6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』 vol.1

    今日と明日は新製品の雷鳥6mono試聴会です。6月26日(土)10:30~12:00、13:30~15:006月27日(日)10:30~12:00、13:30~15:00の合計4回行います。内容は4回とも同じで密を避けるための措置です。今回は、独・クアドラルのスピーカーAURUM9VALKAN(2,750,000円・ペア)と英・FYNEAUDIOのスピーカーF502(310,000円・ペア)で新製品のモノラルパワーアンプ雷鳥6mono(¥298000・ペア)をお聴きいただきます。また、本日は新製品のお知らせがあります。モノラルパワーアンプ雷鳥6mono専用パッシブアッテネーターRaicho6att(99,800円)です!Cuculo-attをベースに雷鳥6monoのデザインと統一性をもたせたウッドツマミとインド...今日と明日は6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.1

  • 独・クアドラル バルカン9がやってきた vol.1

    『FYNEAUDIOF502がやってきたvol.3』に続き、6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』に使用する2セットのスピーカーのひとつ独・クアドラルバルカン9をご紹介します。この高価なスピーカーは(2,7500,00円・ペア)はクアドラルの事実上の最高級モデルです。この上のモデルとしてタイタン9(3,850,000円・ペア)がありますが巨大で(高さx幅x奥行145x32x51cm)、重量は80kgを超えるため2人でも動かすことが難しいスピーカーで一般家庭にはバルカン9がマックスだと思われます。と、言っても、バルカン9も高さ1.2m、重量55kgと十分に巨大です。バルカン9の再生周波数帯域は21Hz~65,000Hzと人間の可聴帯域(20Hz~20,000Hz)をほぼ再生することができます。実際に聴いていても、...独・クアドラルバルカン9がやってきたvol.1

  • FYNE AUDIO F502がやってきた vol.3

    『FYNEAUDIOF502がやってきたvol.2』の続きです。6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』に使用する2セットのスピーカーのひとつ英・FYNEAUDIOのF502をご紹介します。次に試聴してみました。音質の傾向ですが一言でいうと不思議なスピーカーです。音圧のバランスは若干高域寄りです。低域が足りないということはなくホーンツィーターが担当している帯域の中で2~4KHzの主張が強いため高域寄りに感じられるようです。ところが、オーケストラを聴くとこの帯域のピーク感がオケの音を楽しく引き立ててくれます。また、古い録音をとてもうまく再生するスピーカーです。アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団展覧会の絵は1959年に収録されてたステレオ初期の録音ですが、他のスピーカーで再生するときよりも歪感が少なく、ダイナミック...FYNEAUDIOF502がやってきたvol.3

  • FYNE AUDIO F502がやってきた vol.2

    『FYNEAUDIOF502がやってきたvol.1』の続きです。6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』に使用する2セットのスピーカーのひとつ英・FYNEAUDIOのF502をご紹介します。このスピーカーは2つ目の特徴的な部分は特殊なバスレフポートです。カタログにカットモデルの画像がありました。下の方にあるポートの部分を図にするとこうなります。バスレフポートは下向きについており、その下にはボードがあってセンターには円錐形のイコライザーのようなものがついています。バスレフポートからは超低域のみが下向き出されイコライザーのようなもので全方向に均一に放出される仕組みです。このような複雑な構造にどのようなメリットがあるのでしょうか?カタログにはメーカーとしての見解が書かれていますがここでは私の個人的な見解を書いてみたいと...FYNEAUDIOF502がやってきたvol.2

  • FYNE AUDIO F502がやってきた vol.1

    6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』に使用する2セットのスピーカーのひとつ英・FYNEAUDIOのF502がやってきました。このスピーカーは特徴的な部分が2つあります。そのうちの1つが同軸ユニットです。ウーハーのセンターキャップがなくその部分にツィーターが仕込まれています。このツィーターはウーハーのコーン紙をホーンとして動作させるホーンツィーターです。これは英・タンノイの十八番のユニットです。以前にもご紹介しましたがFYNEAUDIOは設立間もない新しいブランドです。3年前、タンノイ社の経営母体が変わり高級スピーカーからの撤退を表明すると当時タンノイで高級スピーカーに携わっていたエンジニアやセールスがこぞって退社。彼らが設立した会社がFYNEAUDIOです。FYNEAUDIOとしては第一世代のスピーカーですが...FYNEAUDIOF502がやってきたvol.1

  • エージングは本当に必要? まとめ

    『エージングは本当に必要?』のまとめです。エージングについて技術者の立場で考察してみました。エージング時間がとても常識的な線に落ち着いたと安堵しています。オーディオ機器の中には、エージングは電源投入後1時間かかりますと公言しているモデルもあります。私たちが音楽を楽しむ時間というのは多くて1日に2~3時間程度ではないでしょうか。その中で、1時間は音が悪いようなアンプはできれば使いたくありません。また、スピーカーのように長時間かけてエージングを行う場合でも数か月でエージングが完了するということであれば待てないことはありません。もっと早くということであれば、食事の時間やお風呂の時間等、聴いていない時間にもエージングを行えば、1~2ケ月でエージング完了にすることができそうです。しかし、オーディオ機器の中には長時間のエー...エージングは本当に必要?まとめ

  • エージングは本当に必要? vol.5

    『エージングは本当に必要?vol.4』の続きです。(2)『新品の製品がなじんでくる』をスピーカーを例に考察してみましょう。スピーカーの場合、エージングによって音質が変化する主な部分はエッジだと思われます。他の部分、例えば、アルミのフレームは新しくても、古くてもそれほど音質に関係あると思えません。また、コーン紙(振動板)も最近のユニットはアルミやチタンを張り付け硬く丈夫に作られていますので、昔、紙を使用していた時代ほどエージングとは関係ないと思われます。当社が扱っているドイツ・クアドラル社のエンジニアから興味深い話を聴きました。私が、『クアドラルのスピーカーのエッジの寿命はどれほどか?』と質問しましたところ彼は、『エッジの寿命は判らない』と答えました。続けて、『スピーカーユニットのエッジは創業時(1972年)から...エージングは本当に必要?vol.5

  • 3つのご連絡

    本日はムジカ公式ブログをご覧の皆様にご連絡が3つあります。(1)文房具をはじめ、さまざまな道具への愛着やこだわりをテーマに、コラムやエッセイといった読み物を発信するWebマガジン「MONOSWITCH」で信田社長と対談をさせていただきました。https://monoswitch.jp/specialfeature/dialogue/160音楽に造詣の深い信田社長と楽しくお話させていただきました。今回が第1回で、1週間に1度、合計4回掲載されるとのことです。ぜひご覧ください。(2)毎年この時期、当社の水路にはホタルが飛び交います。先日今年初のホタルをご紹介しましたが、かなり増えてきました。昨晩は30匹ほどのホタルを確認しました。昨晩は20時30分ごろ観察しました。最初の1匹が現れてから20匹を超えるようになるまで...3つのご連絡

  • エージングは本当に必要? vol.4

    『エージングは本当に必要?vol.3』の続きです。(1)『電源を入れて電子回路が定常状態になる』状態を抵抗を例に考察してみましょう。抵抗にも温度特性があります。自身の発熱や周囲の温度変化によって抵抗体の温度が上昇すると抵抗値に僅かな変化が見られます。よく使用する抵抗はカーボン抵抗と金属皮膜抵抗ですのでこの2種について温度特性を計算してみましょう。まずは、カーボン抵抗です。カーボン抵抗の温度係数は-200ppm/℃~-700ppm/℃程度と言われています。例えば-500ppm/℃の場合、1度温度が上昇すると100万分の500抵抗値が下がることを意味します。1キロオームのカーボン抵抗で、電源を入れる時の気温が20度、しばらくしてアンプ内部の温度が上昇し抵抗体の温度が50度になったとすると-(500/1000000)...エージングは本当に必要?vol.4

  • エージングは本当に必要? vol.3

    『エージングは本当に必要?vol.2』の続きです。(1)『電源を入れて電子回路が定常状態になる』状態を真空管で実験してみました。下のグラフは12AU7のプレート電流が定常状態になるまでの経過を表したものです。縦軸が規定のプレート電流に対するパーセンテージ、横軸が電源を投入してからの秒数です。電源を投入するとすぐにプレート電流は規定値の13%ほどになります。その後、急激に上昇していき8秒後には規定値の95%に、16秒後には規定値の99%になります。そして50秒後には規定値に達しました。プレート電流を見る限り、エージングは16秒後にはほぼ終了し、50秒後には完全にエージングが完了したといえます。12AU7の場合、経験的に『エージングは1分程度』という認識でしたが大きなずれはなかったといえます。もっとも、真空管の個体...エージングは本当に必要?vol.3

  • エージングは本当に必要? vol.2

    『エージングは本当に必要?vol.1』の続きです。(1)『電源を入れて電子回路が定常状態になる』状態を真空管で実験してみましょう。真空管はカソードの内側にあるヒーターによってカソードが温められプレートに向かって電子が飛んでいきます。これをプレート電流といいます。3極管の場合カソードとプレートの間にグリッドと呼ばれる網があり、電子はこの網をすり抜けていくのですが、このグリッドに僅かな電圧をかけることによって電子が飛ぶのが邪魔されてプレート電流が大きく減少します。つまり、わずかなグリッド電圧の変化がプレート電流の大きな変化になって現れます。これを増幅といいます。今回の実験は電源を投入して、プレート電流が規定値に達した時間をもってエージングが完了したと考え、その時間を測定してみます。テスト機にはD/AコンバーターCu...エージングは本当に必要?vol.2

  • regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法 まとめ

    『regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法vol.4』の続きです。モデルチェンジしたばかりの英regaのレコードプレーヤーP2Mark2のモーターから発生するハムノイズ減少法についてのまとめです。(イ)モデルチェンジしたばかりの英regaのレコードプレーヤーP2Mark2はハムノイズの少ないモデルではあるがアース線がなく、MCカートリッジのように出力電圧が低いものではボリュームを上げると僅かにハムノイズが確認できる。(ロ)このハムノイズはモーターが発生する電磁波。(ハ)英regaのレコードプレーヤーP2Mark2のモーターにはAC24vのシンクロナスモーターが使われている。電圧を下げて使用するとハムも比例して減少する。(二)モーターの電圧はAC12vが最低で、それ以上さげると回転しなくなる。電圧を変化させて...regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法まとめ

  • regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法 vol.4

    『regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法vol.3』の続きです。モデルチェンジしたばかりの英regaのレコードプレーヤーP2Mark2のモーターから発生するハムノイズ減少法についてです。それではシンクロナスモーターの電源電圧を既定の24vと、1/2の12vの場合の音質の違いについてレポートします。チェックに使用したレコードは3種です。(1)CantateDominoオルガンとコーラスです。試聴するときのボリュームの位置でハムノイズは判りません。12vに変更すると、多少、高域がはっきりと聴こえるようななったような気がしますがほとんど変化はありません。(2)シューベルト鱒/タッシ室内楽です。24vは華やかな感じ、12vはおとなしい感じです。24vの再生音はコントラストが高くなったような気がしますが12vと24...regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法vol.4

  • regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法 vol.3

    モデルチェンジしたばかりの英regaのレコードプレーヤーP2Mark2のモーターから発生するハムノイズ減少法についてです。前回、24vのシンクロナスモーターを1/2の12vにしてよい結果が得られましたのでさらに1/4の6vにしてみました。・・・。回転しませんでした・・・。実は12vでも、スイッチ入れてターンテーブルが回転始めるときやっと回りだすという感じだったのですが、6vに変更しても、最初だけ手で回してやれば大丈夫かな?・・・と思ったのですがやっぱり回りませんでした。次に、音質の変化について検証しようと思います。レコードプレーヤー付属の24vのACアダプターと試作した12vのACアダプターで3種のレコードを聴いて比較します。そもそも、ハムノイズはそれほど大きな音ではなく最大音量にすると僅かに聴こえるという程度...regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法vol.3

  • regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法 vol.2

    モデルチェンジしたばかりの英regaのレコードプレーヤーP2Mark2のモーターから発生するハムノイズ減少法についてです。P2Mark2には24vのシンクロナスモーターが使用されています。このモーターを付属のACアダプターで動作させた状態でフォノアンプの出力をストレージスコープで観測しました。その際、トーンアームの位置はハムノイズが一番大きいポイントで測定します。出力波形はこのようになりました。次に、モーターの電圧を半分の12vにします。小型のトランスを使用して簡易的なACアダプターを製作しました。同様の条件でフォノアンプの出力をストレージスコープで観測しました。そのときの出力波形はこのようになりました。出力波形の電圧が半分になりました!電源電圧を下げると比例してハムノイズも下がることが判りました。さらに高周波...regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法vol.2

  • regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法 vol.1

    英regaのレコードプレーヤーがモデルチェンジしました。当社試聴室では発売されたばかりのP2Mark2を使用していますがとても良い音で鳴っています。このプレーヤーの欠点をあえて挙げるとすればモーターからハムノイズでしょうか。ハムノイズとはスピーカーから聴こえる『ブーン』という音です。P2は音楽を再生する音量ではまったく聴こえません。当社で使用しているフォノアンプmusicaCuculo-pho-stはバッテリードライブの超高SN比フォノアンプです。このフォノアンプを使用して、ボリュームを最大にすると『ブーン』というハムノイズが僅かに聴こえます。問題はないと思いますが、僅かなノイズでも音楽信号に影響がゼロとは言えませんのでハムノイズを減少させる方法をこれまでいろいろと実験してきました。最近簡単にハムノイズが減少す...regaレコードプレーヤーのハムノイズ減少法vol.1

  • エージングは本当に必要? vol.1

    オーディオマニアの方がよく口にされる逃げ口上に『エージング』があります。だいたいは、クオリティが高くない音しか出なかったときに『エージングができていないから』と言います。その意味は『このオーディオから再生される音は、今この程度の音質ですが、本来はもっと高音質です。』という意味です。とても便利な言葉です。確かにエージングによって音は変化します。エージングには『電源を入れて電子回路が定常状態になる』という意味と『新品の製品がなじんでくる』という2通りの意味があります。(1)『電源を入れて電子回路が定常状態になる』というのは主にトランジスターや真空管といった発熱する増幅素子が外気温と素子の温度の差によってある一定の温度にバランスすることによって各種のパラメーターの変動がなくなり、同じ状態のまま保つことができるようにな...エージングは本当に必要?vol.1

  • ヘッドホンの評価 vol.4

    『ヘッドホンの評価vol.3』の続きです。SHURESRH240Aの仕様についての続きです。(6)重量238gヘッドホンなので重量は軽い方が良いのですが、耳にセットした状態の体感的な重量で比較してください。密着度や左右のユニットをつなぐ部分のしっくり度によって体感的な重量は大きく変わって感じます。重量の数値だけではあまり意味がありません。実際につけてみて確認してください。次に音質の評価ですが、このヘッドホンは一聴すると高域が強い印象がありますが密閉型のヘッドホンというのは完全に密閉された空間に耳と発音ユニットがある状態で周波数特性がフラットになるように設計されています。適当に耳にあてただけでは空気が漏れてしまいますので低音が少なくなり、相対的に高域が強く聴こえてしまうのです。密閉式ヘッドホンは耳の位置にユニット...ヘッドホンの評価vol.4

  • ヘッドホンの評価 vol.3

    『ヘッドホンの評価vol.2』の続きです。SHURESRH240Aの仕様についての続きです。(5)インピーダンス38オームここは少し説明が必要です。多くの方はあまり気にされませんが実は今回の仕様で気になるのはここです。スピーカーのインピーダンスは大昔のものでも16オーム。現在のものはほぼすべてのスピーカーが4~8オームです。ヘッドホンはスピーカーに比べると自由度が高く数オームから600オームまで幅広いです。業務用のものは高いものが多く中くらいのものはオーディオ用、低いものはスマホ用です。インピーダンスは高い方がヘッドホンアンプの出力電圧が高くないと再生できません。つまりきちんとしたヘッドホンアンプが必要になります。スマホの場合バッテリーの電圧が5vしかないのでインピーダンスが高いと十分な音量で再生できません。そ...ヘッドホンの評価vol.3

  • ヘッドホンの評価 vol.2

    『ヘッドホンの評価vol.1』の続きです。次にSHURESRH240Aの仕様を読み取っていきましょう。SHURESRH240A仕様(1)ドライバーダイナミック型、ネオジウムマグネットヘッドホンの形式は3つの形式で市場の大半を占めます。最も多いのがダイナミック型で90%以上を占めます。残りが、コンデンサー型とリボン型です。これらは特殊な方式でコストも一桁高くなります。また、ネオジウムマグネットは今となっては特殊な磁石ではありません。100均でも売っています。(2)ドライバーサイズ40mm大きい方が低音が再生しやすく、高音が再生しにくくなります。最近は薄くて軽量の振動板が使用されますので高音は十分再生できるようになりました。このサイズはイヤホンでは絶対に実現できません。低音を重視するならイヤホンは避けた方がよいでし...ヘッドホンの評価vol.2

  • ヘッドホンの評価 vol.1

    ムジカではスピーカーで音楽を楽しまれる方がほとんどでヘッドホンやヘッドホンアンプの出荷数はあまり多くはありません。私個人はヘッドホンにはとてもお世話になっています。レコーディングのときはもちろん、ラジオのナビゲーターとしてスタジオで使用したり電車で出張のときはスマホの音楽をイヤホンではなくヘッドホンで聴きます。今までにたくさんのヘッドホンを使用してきましたがどうしても手放せないのはゼンハイザーのHD414、ラジオの仕事で使うならSONYの900st、印象深いのはAKGK-1000です。そして、最近のお気に入りはSHURESRH240Aです。ドライバーダイナミック型、ネオジウムマグネットドライバーサイズ40mm周波数特性20~20KHz能率107dB/mWインピーダンス38オーム重量238gどれを見ても普通の値で...ヘッドホンの評価vol.1

  • ホタルの季節になりました

    ホタルの季節になりました。当社の横の水路には毎年ホタルが飛び交います。多い年には100匹以上飛んでいることも。また、ここは複数の種類のホタルが観察できる珍しい場所だそうです。昨年撮った画像はこんな感じです。(iPhoneで撮りました)今年もそろそろ飛び始める時期なので場所をご案内します。国道365号線沿いの当社入口です。一番奥のログハウスの南側をさらに奥に進みます。白い倉庫の南側に『ホタル観察通路』があります。水路をのぞき込むようにして観察してください。これ以上行くと水路に落ちます!じめじめした暑い夜の20時~23時がおすすめです。お近くの方はぜひお越しください。ご連絡があります。名神高速道路の集中工事による規制があります。関西方面から当社へお越しいただく場合はご注意ください。(1)6月7日20時から6月8日6...ホタルの季節になりました

  • 6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.4

    『6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.3』の続きです。6月のイベントでは2種のスピーカードイツ・クアドラル社のAURUMVULKAN9(2,750,000円・税込)と英・FYNEAUDIOのF502(341,000円・税込)を新製品のモノラルパワーアンプRaiho6mono(298,000円・税込)でドライブします。価格のバランスを考えるとRaiho6monoとVULKAN9の組み合わせは高すぎるかもしれませんが高価なスピーカーでも十分にドライブするぞぉ!という自信を聴いていただきたいと思います。特に聴いていただきたいのは超低域です。VULKAN9の再生周波数帯域は21~65,000Hzと人間が聴こえる低域の限度である20Hzに迫る音域を再生します。この音域の楽器はパイプオルガンくらいしかありませんが...6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.4

  • rega P2 Mark2用ベルト発売開始

    先日モデルチェンジが発表されました英・rega社のレコードプレーヤーP1、P2、P3ですが、モデルチェンジでの改良点にベルトがありました。AdvancedEBLTといいますが、従来のベルトに対して耐久性が50%アップ、ワウ・フラッターが35%減少するというものでしたが、このベルトが単品で発売されました。価格は3850円(税込)です。ベルトは消耗品で、5~10年で特性が落ちてきますので買い替え時期の方はAdvancedEBLTがおすすめです。過去に販売されていたP1、P2、P3にも使用可能です。さらに、ReferenceEBLTというものが発売されました。ReferenceEBLTはAdvancedEBLTをさらに進化させたもので、硬度が上がっており、経年変化が抑えられています。従来のベルトと比較して、耐久性が5...regaP2Mark2用ベルト発売開始

  • 6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.3

    『6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.2』の続きです。イベントで使用する英・FYNEAUDIOのF502(341,000円・税込)の2つめの注目すべき点は(2)ベース・トラックス一般的なトールボーイ型スピーカーは後面の下の方にポートがあり、低音は壁に向かって発せられますので壁との距離や設置する角度によって低域が変化します。音質的にベストな位置と家具やラックとの位置関係上のベストな位置は一致しないことが多く、そこを調整するのはけっこう大変です。ベース・トラックスとは低域を360度全方向に発することができスピーカーの設置場所の自由度が高くナチュラルな低音を再生することができるとのことです。その仕組みですが、バスレフポートが下向きについておりそのポートの中に富士山のようなイコライザーがはいっています。このイ...6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.3

  • 6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.2

    『6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.1』の続きです。6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』の詳細についてです。イベントで使用するスピーカーはドイツ・クアドラル社のAURUMVULKAN9(2,750,000円・税込)と英・FYNEAUDIOのF502(341,000円・税込)の2種になりました!ドイツ・クアドラル社のAURUMVULKAN9(2,750,000円・税込)と当社常設のクアドラル社のARGENTUM590(187,000円・税込)と英・FYNEAUDIOのF502(341,000円・税込)を比較してみましょう。個性的なFYNEAUDIOF502ですが、注目すべき点は2つ。(1)同軸型元タンノイのエンジニアポール・ミルズが設計していますので英・タンノイの技術がたくさん取り入れられています。...6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』vol.2

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