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  • 「狂気を笑うか、狂気におののくか?それとも鈍感力が最高か?」

    福島第一原発の事故で、精神的にうつ状態に陥り、ガソリンをかぶって自殺した、福島県川俣町の女性の遺族の夫が、東京電力を控訴した。福島第一原発の事故による自殺者は、13人だそうだが、東電に対して、その法的・社会的な責任を問う形で、個人的に訴えを起こすのはこれが最初の例だという。夫の幹夫さんの提訴の理由は、「妻を失った悔しさと、ただの自殺者で終わらせたくないという思いと、泣き寝入りしないで堂々と戦いたい」というものだ。今回の原発事故の経緯がこれほどの関心を呼び、世界からの同情も集まっているのに、「泣き寝入り」しなければならない、と被害者が言わなければならない状況があるとすれば、全くもって不条理としか言いようがない。誰がどう見ても、全責任は東京電力にあるのに、続々と訴訟を起こす人が現われそうなものだが、これだけの被害を...「狂気を笑うか、狂気におののくか?それとも鈍感力が最高か?」

  • 「静観」からの生還

    昨日、朝日新聞の一面で、東京電力の新しい経営陣にNHK経営委員長の数土文夫氏が就任することについて触れて見たいと書いた。東京電力の無責任体質による、福島第一原発の事故を究明し、今後も検証していく義務を背負う報道機関の経営委員長が、東京電力の社外取締役に就くということは、普通の常識から考えてもあり得ない。NHKは原発事故と東京電力に関する取材・報道を今後も続けていくつもりならば、敢えて自らの経営委員長を東電の再建に関わらせるということは、通常ではないはずだ。東電の経営再建について、NHKの数土氏が最適であり、他の候補者にはない特殊な条件を持っている場合は、別であるが・・・・・。そのような事情がない限り、日本を代表する強い力を持つ報道機関の内部で、その経営委員長を新生東電の社外取締り役に就かせることは、批判を受ける...「静観」からの生還

  • 「それでもお前はやっただろう」の醜悪から逃れるために

    先日書いた、小沢一郎の無罪判決に対する控訴に関して、13日の東京新聞で、小町谷育子という弁護士が、非常に素晴らしい論考を書いた。「無罪は無罪の重み」という題名。小町谷氏は、今回の小沢一郎に対する控訴は、刑事手続きの在り方や、報道に根本的な疑問を投げかけたものだと書き始める。この控訴に対して、刑事被告人の立場が続くことへの問題性をクロースアップした記事が少ないことに着目し(主要な新聞のことだと思うが、「強制起訴の事件を特別扱いする必要はないという識者の意見はわかるし、もし別扱いにするなら指定弁護士は控訴できないという制度設計にすべきだった」と述べている。新しい検察審査会制度で、小沢元代表が強制起訴されたのは、従来検察だけが独占してきた起訴権限を市民に広げるという意味で、評価できるものだが、今回は検察官役の指定弁護...「それでもお前はやっただろう」の醜悪から逃れるために

  • 「それでもお前はやっだだろう」の醜悪、再び・・・・・

    昨日は、栃木県内にあるかかりつけの病院に行った。私は脳下垂体の甲状腺への指令系統に問題があり、TSH分泌不応症という病名だ。検査をするとバセドー氏病に似たような検査結果がでるのだが、バセドー氏病で本来低く出るはずのTSHの値が高く出るのが特徴で、大学病院でも滅多に来ない症状である。数十年、大学病院で内分泌を専門とし、甲状腺の病気に詳しい専門医でも、「今まで診たうちで、君が二人目」だということだ。その異常に高いTSHの値を下げる薬は今のところ開発されていない。漢方薬のあるものを飲むと、症状が楽になるので飲んでいる。バセドー氏病に多い、動悸や発汗などはないが、ただ疲れやすい。特に四月、五月は不調なことが多く、頭痛や不眠を伴う。だからこの季節は、うまく乗り切りたいと思っていて、去年は大過なく済んだが、今年はかなりきつ...「それでもお前はやっだだろう」の醜悪、再び・・・・・

  • 5月6日読売新聞と、今日のNHKニュース7について

    一昨日、茨城県内のつくば市と栃木県の真岡市・茂木町を中心に竜巻の被害があり、相当な被害が出た。今日になって我が家から3キロくらいの場所にも被害があったのを知り、怖くなった。大震災の地震で我が家の屋根の瓦が壊れ、父と屋根に上って素人の応急修理をしたままになっている状態なので、あんな竜巻が来たら、こんなボロ家はひとたまりもないからだ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000035-mai-soci竜巻が通る場所が数キロ違っていたら、家族全員お先真っ暗で、今日はお通夜みたいだっただろう。他人の不幸や苦痛を自分のことのように感じることは難しい。しかし「他人の不幸は蜜の味」という表現もあるように、我が家が壊れたとしたら喜ぶ人間は確かに存在する。もし、我が家が竜巻で滅...5月6日読売新聞と、今日のNHKニュース7について

  • 天声人語は天の声か?

    昨日の朝日新聞の、「天声人語」を読んでみて、奇妙な印象を持った。最初に25年前の、朝日新聞阪神支局での二人の散弾銃の殺傷事件が取り上げられている。これによると朝日新聞の論調を目の敵にした何者かが、「反日」という名目で、言論テロを行った事件だと述べられている。そこには別に何の違和感も感じないのだが、読んでいて不思議に思ったのが、記者の殺人という形で、この人が言っている「言論テロ」が、いきなりインターネットの言論空間の問題につながっていくくだりだ。「この四半世紀、インターネットの登場で、表現の自由をめぐる環境は一変した。65歳の憲法21条に守られ、自由を謳歌するネット社会。ここで言論テロと言えば、大手メディアによる言論「圧殺」も指すらしい・・・・・・」この文章を読んでいると、朝日新聞の論調を「反日」として殺人を行っ...天声人語は天の声か?

  • 若者の自殺願望について

    昨日の毎日新聞の朝刊に、「自殺対策に関する意識調査」に関する記事があって、「本気で自殺を考えた人」の割合が年代別に調査されたという結果が載っていた。驚いたことに、一番多かったのは20代の若い人で、28.5%もいる。全世代を通じて20代が一番本気で自殺を考えるということはどういうことなのだろうか?ここで書いているのは、井崎憲という記者であるが、自殺を考えたことのある回答者のうち、36.2&セントが、「一年以内に」と答えているというのだ!調査したのは内閣府となっているが、やはり考えさせられる。一番生きる力にあふれているはずの若い世代が、「自殺したい」と考えているとしたら、やはり問題である。ここにはその原因については、分析されていないが、内閣府が、「若者に絞り、雇用改善も交えた対策も急務」と話していると書かれているの...若者の自殺願望について

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