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100円ポエム
意思か欲望か気まぐれか好奇心かこうして今あなたはこの詩を読んでくれているつまり、23篇で100円のこの電子詩集を購入して頂いたわけだ。不思議っちゃ不思議自分の詩が売れたんだからどう考えても売れる見込みのない詩集が売れたんだから買ってくれたあなたにわざわ
2021/07/22 15:39
重底音
弛緩する全景すり抜けてゆく数々の春夏秋冬繋ぎとめていたかった面影ばかり霞んでゆく夕陽を背に手を振り合ったランドセル当然のようにその先には明日たちが待っていた 待っているはずだった随分遠い過去のことを語るような目つき随分遠い未来のひとへ語るようなつぶやき過
2021/07/22 15:34
早く、早く、早く
吹きつける向かい風この寒さを味わえるのも残り僅かそう思うと厚めのニット帽も自然と外したくなる長引く寒波ここ数年で稀に見るほど寒い2月乱れるダイヤ各地での落雪・転落事故うんざりするような寒さ春への待ち遠しさを加速させる狙い済ますというほどではないけど少し早
2021/07/22 15:30
分水嶺なき神話に
華やぐ赤日の高層目に入れても痛くない素振りで有無言わせずベールの向こうへ手招き「こんなはずでは・・・」と口には出さなかったのが何よりもリアルな証拠となって後味を薄めていくばかり 神妙と遠去けすぎたリスクはコストを通り越したのちにもはや幻想薄々気づきながらも
2021/07/22 15:24
枯れ落ちた瞼
枯れ落ちた瞼左手の甲に乗せて生前にしておきたかったこと生前にしておくべきだったこと今さら、今さら口にすれば三行で事足りること言い淀んでるうちに迎えたその日示し合わせたような北北西の風に合わせ小刻みにゆれる木漏れ日が縁取る数々の慈しみに満ちた温もりセピアに
2021/07/21 21:01
波状線
窓から滲んでくる環状線を行き交う車の音ぼんやりとしたそれはふるさとの浜辺で聴いた波の音にも似ている時折近づいてくるヘッドライト住宅街をさっと擦り抜けてゆく長い夜になりそうだと千鳥足のアラブ系住民が歌うように駅の方へ向かうよくできました世界今日も、ほんとよ
2021/07/21 17:09
皆はサッカーに夢中だった
サッカー中継に皆が夢中の時間私は一篇でも素晴らしい詩を書こうとああでもない、こうでもないとノートに書き殴っていた本当は少しだけサッカーの結果も気になってたけれどここで皆と同じようにサッカーを見て感動しててはいつまで経っても私の力で皆を感動させることは二度
2021/07/21 15:01
あるきびより
誰もいない誰も歩いていない台風だから台風が来てるから雨が強い風が激しい台風だから台風が来てるからいつもならここら辺で立ち話してるおばさんたちも今日はさすがにいない台風だから台風が来てるからビショ濡れは嫌だけど気兼ねなく視線を気にせず歩ける誰もいないから誰
2021/07/21 14:52
テントに映るシルエット
水面に映るシルエット夢中に 冷静に シャッター永遠にできぬ水仙永遠にしようとして止まない午前の陽射しに包まれ和らいでゆく斜線の横顔するべきことに追われたしたいことに押し潰された昨日までを浄化するように私たちは天空を見上げる蟹を見つめる覚えていてくれなくてい
2021/07/19 21:49
夏の陽射しの白線
掴みかけては率先して自ら撤退優柔不断を反省どころか 美徳とさえ思っていた日々何を売るべきだったのか何を得るべきだったのか自分で自分に問いかけずにはいられない鏡に駆け込むたび何十分も仕事を忘れて 詰問苦悶で処刑台代わりの夏の陽射しのホーム容赦なく露にされてゆ
2021/07/19 21:38
建設的な真夜中
眠らない街でもさすがに鎮まる真夜中本格化する工事煌々と照らされる 無数の影が 人知れず 汗をしたたらす遠目に見つめても何が進展しているのか昨夜と今夜だけではよくわからない中長期的な過程を黙々と 黙々と 彼らは積み重ねていく何階建てになる
2021/07/19 19:58
何もない6月の交差点
何もない交差点小学校のプール脇に位置する小さな静かな夜の交差点闇に溶けた黒のワンボックスカーその周りに五、六人の男女小さな声で今日を振り返ったり明日の予定を話し合ったり長い6月の夜を楽しんでいるそれは まさに青春遠目から見ても青春あれくらいの年頃私は何を
2021/07/14 20:33
ジュ~ジュ~
食べごろかなそろそろいいころじゃないかな独り言を重ねながらホットプレートで今夜は焼肉ワイワイガヤガヤ人の声は全くしなくてもワイワイガヤガヤ具材たちは小気味よくやかましい何を食べたのか記憶に残らないようなものばかりではなくあれを食べたと翌日にな
2021/07/14 20:24
光と闇が階下で
遅かれ早かれ向き合わなければならなかったのだろう当事者ではないのに緊張で心臓がどうにかなってしまいそう光と闇が階下で 息を潜めるような静かな声でこれまでの鬱積や疑義を突き合わせているいくら観察者とはいえそれは抽象の糸にまつわること口を挟む余地はないしょせ
2021/07/11 20:24
年内最初で最後のオンライン詩展。来年以降も公開継続(え?)
2021/07/10 21:27
早朝の教室
宿題、テスト勉強、模試対策・・・一つ一つがつながっているようで一つ一つが断絶しているようで何を言っても時は待ってくれる気配などなく誰に嘆いても最後には自分で背負うしかなくぼんやりとしたままの未来に形式ばった夢をまぶし勉強漬けの根拠とするが全力の波は日々の
2021/07/07 20:03
落涙器
そこから見れば快晴にしか見えないのだろうがここから見ればひとしきり土砂降りのような悪夢手渡しておくべきだった 吹き荒れる直後の懺悔も ほどなく形式的な表層に漂着代案らしい代案も出さず 議論することの価値を議論し いたずらに後らかしていく腐臭何度目の過ちか
2021/07/07 13:17
2021年7月 (1件〜100件)
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