92年前の「尾瀬紀行」(その2)
五十年前の尾瀬紀行(その2)現在からは92年前です。此の時のリーダーは、小出小学校の佐藤直次校長、堀小の品田校長、東小千谷小の大滝校長等であった。一行二十七名で、特に道案内として、湯之谷村桜井儀八郎さん(大湯湯本館の主人)が当たり、一切の面倒も見、又銀山、尾瀬沼の説明役にもなってくれた。其の日は栃尾又に一泊して、翌朝は早々と栃尾又を出発、九十九折りの銀山街道を上りつめて、枝折峠に到着、今晩は須原口の一寸先の浪拝の銀山寺に宿泊することになっている。上り下り三里の枝折峠も相当歩きでがあった。徳川の中期、銀山平に鉱山のあった頃は、どれ程の人たちが此処を通り歩きしたものか。又、鉱材や生活物資は全部此の峠を上り下りしたものであろう昔に想いを馳せ、一同感慨を深くした。石抱橋から中之岐を経て須原口に出る間に、処々夏の間...92年前の「尾瀬紀行」(その2)
2023/07/31 15:42