先週、じーさんお誕生日でしたナント90歳スゴイですどんな状態にせよ90歳という大台を迎えられたことは本当にスゴイことです。じーさん、お誕生日おめでとう状態ですが・・・少し前は本当に悪く、誕生日は迎えられないと思っていました。しかし、じーさん本当に強いどーにか持ち直して今は良い状態が続いています。良いと言っても・・・ですけどね。じつは今年初めに胃ろうの手術をしたんです。胃ろう・・・賛否両論ですよね。むしろ賛成する声を聞いたことがないかも。私もずっと反対でした。施設との面談の際にもそう伝えていました。でも・・・でもね・・・去年の秋ぐらいから少しづつ嚥下がうまくいかなくなってきて暮れの頃にはせき込んでしまって水分もとれなくなってきたんですね。じーさんがお世話になっているのは老健なので、こうなると医者の判断で点滴になる...早速ワープです。
ご無沙汰してしまいました。長い間、更新出来ていないブログをいつも気にかけていただいて・・・。たくさんの方が毎日のように見に来て下さっていて・・・。本当に、本当に嬉しく思っています。ありがとう当時、きちんとした日記を付けていた訳ではなく、メモ書き程度のものを見ながら、記憶をたどる作業が思う以上にしんどくて曖昧だったり繋がらなかったりこれも年のせいかと落ち込んだり・・・。なのであまり気負わずにゆったりとやっていけたらいいなと・・・ときどき今現在にワープしながら記憶の糸をたどっていきますのでよろしくお願いしますお久しぶりです
10．21（木）夕飯を持って行くと、いつものごとく「あんな男なんか信用できないんだから！俺のハンコをやつらに（誰だよ！）見せて、これが家の実印ですよとか言って見せてやがるんだから！二階も引っかき回されて、何を持ちだされてるかわかったもんじゃない」・・・オットがそんなに悪いやつになってるんだぁ・・・ジーサンのなかで・・・。やれやれ二時間後に食器を下げに行くと、玄関を開けたとたんに焦げ臭いけ・けむりが慌てて台所へ行くと、鍋が真っ黒に焦げて煙がもうもうともう少しで火が付くとこだった・・・ジーサンはというと、テレビを見てる・・・。家中煙が充満してて焦げ臭いのに・・・何も気づいてない・・・。普通ならここで、怒るとか注意をするとかして、日ごろのうっぷんを晴らすのだろうけど・・・できなかった。父は元消防士で、火の始末には人一...2004年秋（7）
10．12（火）朝食を持って行った時には、普段と何も変わった様子はなかったのに8：30頃、外から私を呼ぶ声が・・・。ベランダから出てみると「何かおかしくないか？なんでこんなに明るいんだ？夜の8：00なのに・・・。テレビもどこをかけても同じなんだよ」って。「時計が止まってるんじゃない？」「いや、動いてるんだよ。もう夜だから鍵かけようと思って外に出たら、こんなに明るいんだよ」じーちゃん10．18（月）朝、私がベランダで洗濯物を干していると、実家の2階のベランダからジーサンが大声で何か叫んでいる何を言っているのかわからんので、実家へ行こうと外へ出ると、ジーサンも出てきた。いきなり、「10万くれ」「おととい下ろしてきて渡したでしょ？」「そーんな金はもうないいいから下ろしてこい」って。「何に使ってるのさ！」なんて聞いたら...2004年秋（6）
9.23（木）子供たちはいないので、アダルト3人で行く。墓を探しに・・・。ありましたよ・・・当然荷物も昨夜の雨でびしょ濡れのまま、ありましたとも。バケツは、墓から50メートル位離れたところにポツンと・・・。どうやって迷うのか・・・この場所で。7時間も。今日はジーサンを先頭にして、私たちが後ろからついて行った。ちゃ～んと行けたんですよ。迷わずにジーサン曰く、「やつらは昨夜のうちに、また元に戻したんだな」自分が迷ったとは、絶対に認めないジーサンでありました9．25（土）夕方うちのチャイムがピンポーンジーサン「聡はいるのか？」「いるよ。でも今犬の散歩に行ってるよ」「そっか。刺身でも買ってきてもらって、一緒に一杯やろうかと思って」「おかずは今私が作ってるから大丈夫だよ」と言うとご機嫌よく帰って行った。土日はオットと一杯...2004年秋（5）
9・21（火）夕飯の時、明日墓参りに行くというので、あさっては祝日で私もオットも休みだから車で行こうねって言ってもきかない・・・。ハイハイ行ってらっさいませ～お好きにどーぞ9・22（水）朝食持って7:30に行くともういない。墓参りに行ったことはわかっていたのでそのまま仕事へ行き4:00頃帰ってみると・・・ジーサンいない・・・。あれ？またどっか行っちゃったん？と思ってるところへ、ジーサン帰宅。「おまえ、金払ってるのか」い・いきなり何ですとジーサンの話によると、朝7:00には着いて墓をきれいに洗って湯呑みやら何やらをバケツに入れて、水を汲みに行って戻ってみたら・・・。ないんですと墓があらあらどうやって探しても見つからず、途中でバケツが重くなってずっと持ってたんかいその辺に置いてまた探して歩いたと・・・。延々と探して...2004年秋（4）
9・11（土）朝8:00に朝食を持って行き、家のことを済ませて9:00に様子を見に行くと・・・もういない。1時頃帰ってきたので、どこへ行っていたのか尋ねると「金もらわないとならないから、いろいろ回ってきた」って。電車で。どこへ行ったのか聞いても言わない。「お金ないなら下ろしてこようか？」「金か？あるから大丈夫だ。そんな金じゃないんだ」・・・んじゃ、どんな金なんだい・・・9・12（日）今日は、朝からズっとジーサンへの説明。今まで何度も説明してきたことなのに、何ひとつわかってない。そもそも年金が銀行に振り込まれること自体理解できない。「なんで銀行が俺の金をそうやって横取りするんだ」って怒るんです。そして、そこから公共料金が引き落とされることにも納得できない。「やつらはそういう狡からいことして、俺の金をふんだくってや...2004年秋（3）
母が亡くなって半年が過ぎたころ、「実印紛失騒動」があった。ふと、実印が見たくなったジーサンは金庫を開けてみた大切な物は全て金庫の中にあると思っていたジーサンだったのだが・・・ない実印はおろか大切だと思われる諸々の書類などもない血相変えて怒鳴りこんできたジーサン「どこに隠しやがったー」人聞きの悪い金庫の鍵持ってたのはジーサンでしょうがしかしこれには私もオットも慌てましたよ家中大捜索の結果、実印以外は発見しか～し、肝心の実印はとうとう見つからずじまい。謎ですよ・・・本当に。だけど、ないわけないでしょ～と思った私はもう一度じっくり探してみようと思い、次の休みの日に「もいっかい探してみるね」と言って二階に上がり探し始めた。一時間もしないうちに「何やってんだー！おまえはこそこそと！ったく油断も隙もあったもんじゃない」・・...2004年秋（2）
9・4（土）いつもの通り夕飯を持って行った時、私に電話料金の請求書を見せて「おれの名前でこんなものが来てるんだぞ聡（オットのこと・仮名ですけど）はうまいことやったと思ってるんだろうけど、世の中はそんなに甘くないぞ」へっなんのこっちゃ「それは電話料金・・「聡にちゃんと言っておけ」聞く耳持たず。うまいことって何ざんしょ？電話・うまい話・・・・・・オレオレsagiか（笑）9・5（日）オットが夕飯を持って行ったら、何やら怒鳴る声・・・。（マンションのうちの部屋は1階で、専用庭がついている角部屋。で、ベランダ側の窓を開けるとジーサンの家の玄関が見える。大声なら会話も出来る。とにかく近い。目の前。）慌てて行ってみると、オットの肩を小突きながら「なんでおまえはそんなことをするんだ」怒る怒る一生懸命説明をすればするほど、バカに...2004年秋（1）
2004年夏被害妄想・・・急に始まったことではない。母がいなくなったあたりから時々変なことは口にしていた。でも、変なのは昔からだから「な～に言ってんのさ」とか「ったく、訳わかんないジーサンだなぁ」とかしか思わなかった。それが、時々からちょくちょくになり四六時中になった・・・ジーサンの言ってることを理解するには、かなりの推理力が必要なのだけどこの頃には、いくら考えてもわからないことが多くなっていた。趣味もなく、友達もいないジーサンはやることがないので一日の大半をテレビ鑑賞に費やすか、気分のいい日は自転車に乗ってどこかへおでかけどこへ行ってきたのか尋ねても「あそこだこっつぉ」「あそこって？」「やつのとこだこっつぉ」「ふ～ん、やつってだれだろ？」「おまえはそんなこともわからないのかほんっとにバカなんだな」って・・・な...やっぱり何かおかしいよ・・・。
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