介護な日々の記録

2004年秋（4）

9・21（火）夕飯の時、明日墓参りに行くというので、あさっては祝日で私もオットも休みだから車で行こうねって言ってもきかない・・・。ハイハイ行ってらっさいませ～お好きにどーぞ9・22（水）朝食持って7:30に行くともういない。墓参りに行ったことはわかっていたのでそのまま仕事へ行き4:00頃帰ってみると・・・ジーサンいない・・・。あれ？またどっか行っちゃったん？と思ってるところへ、ジーサン帰宅。「おまえ、金払ってるのか」い・いきなり何ですとジーサンの話によると、朝7:00には着いて墓をきれいに洗って湯呑みやら何やらをバケツに入れて、水を汲みに行って戻ってみたら・・・。ないんですと墓があらあらどうやって探しても見つからず、途中でバケツが重くなってずっと持ってたんかいその辺に置いてまた探して歩いたと・・・。延々と探して...2004年秋（4）

2011/10/20 15:25

2004年秋（3）

9・11（土）朝8:00に朝食を持って行き、家のことを済ませて9:00に様子を見に行くと・・・もういない。1時頃帰ってきたので、どこへ行っていたのか尋ねると「金もらわないとならないから、いろいろ回ってきた」って。電車で。どこへ行ったのか聞いても言わない。「お金ないなら下ろしてこようか？」「金か？あるから大丈夫だ。そんな金じゃないんだ」・・・んじゃ、どんな金なんだい・・・9・12（日）今日は、朝からズっとジーサンへの説明。今まで何度も説明してきたことなのに、何ひとつわかってない。そもそも年金が銀行に振り込まれること自体理解できない。「なんで銀行が俺の金をそうやって横取りするんだ」って怒るんです。そして、そこから公共料金が引き落とされることにも納得できない。「やつらはそういう狡からいことして、俺の金をふんだくってや...2004年秋（3）

2011/10/17 11:11

2004年秋 （2）

母が亡くなって半年が過ぎたころ、「実印紛失騒動」があった。ふと、実印が見たくなったジーサンは金庫を開けてみた大切な物は全て金庫の中にあると思っていたジーサンだったのだが・・・ない実印はおろか大切だと思われる諸々の書類などもない血相変えて怒鳴りこんできたジーサン「どこに隠しやがったー」人聞きの悪い金庫の鍵持ってたのはジーサンでしょうがしかしこれには私もオットも慌てましたよ家中大捜索の結果、実印以外は発見しか～し、肝心の実印はとうとう見つからずじまい。謎ですよ・・・本当に。だけど、ないわけないでしょ～と思った私はもう一度じっくり探してみようと思い、次の休みの日に「もいっかい探してみるね」と言って二階に上がり探し始めた。一時間もしないうちに「何やってんだー！おまえはこそこそと！ったく油断も隙もあったもんじゃない」・・...2004年秋（2）

2011/10/11 09:56

2004年秋 （1）

9・4（土）いつもの通り夕飯を持って行った時、私に電話料金の請求書を見せて「おれの名前でこんなものが来てるんだぞ聡（オットのこと・仮名ですけど）はうまいことやったと思ってるんだろうけど、世の中はそんなに甘くないぞ」へっなんのこっちゃ「それは電話料金・・「聡にちゃんと言っておけ」聞く耳持たず。うまいことって何ざんしょ？電話・うまい話・・・・・・オレオレsagiか（笑）9・5（日）オットが夕飯を持って行ったら、何やら怒鳴る声・・・。（マンションのうちの部屋は1階で、専用庭がついている角部屋。で、ベランダ側の窓を開けるとジーサンの家の玄関が見える。大声なら会話も出来る。とにかく近い。目の前。）慌てて行ってみると、オットの肩を小突きながら「なんでおまえはそんなことをするんだ」怒る怒る一生懸命説明をすればするほど、バカに...2004年秋（1）

2011/10/10 03:21

やっぱり何かおかしいよ・・・。

2004年夏被害妄想・・・急に始まったことではない。母がいなくなったあたりから時々変なことは口にしていた。でも、変なのは昔からだから「な～に言ってんのさ」とか「ったく、訳わかんないジーサンだなぁ」とかしか思わなかった。それが、時々からちょくちょくになり四六時中になった・・・ジーサンの言ってることを理解するには、かなりの推理力が必要なのだけどこの頃には、いくら考えてもわからないことが多くなっていた。趣味もなく、友達もいないジーサンはやることがないので一日の大半をテレビ鑑賞に費やすか、気分のいい日は自転車に乗ってどこかへおでかけどこへ行ってきたのか尋ねても「あそこだこっつぉ」「あそこって？」「やつのとこだこっつぉ」「ふ～ん、やつってだれだろ？」「おまえはそんなこともわからないのかほんっとにバカなんだな」って・・・な...やっぱり何かおかしいよ・・・。

2011/10/06 13:43