連休も終わり世間は平常運転へ。そして世間に関係なく日々平常運転の前期高齢者ライフ…たまには暴走運転もしたくなるよなぁ…いや、しないけど。まあ、日頃のクラシックからちょっとポップな曲に切り替えて気分転換くらいはオッケーでしょう。というわけできょうはこの盤を取り出した。中森明菜(1965-)の21作目のシングル盤「TATTO」。1982年のデビューから6年経った1988年5月にリリースされた。当時すでにCD時代へ移行の真っ最...
♪ろくげんおんぎょくのぞきのからくり♪ 音楽とギターに目覚めて幾年月。中年男の道楽人生なれの果て。
ピークを過ぎた中年サラリーマン。 真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。 http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/
きょうで11月も終わり。ひと月後には大晦日そして正月。それにしても加齢ゆえの恐ろしき時間感覚…なんて早いのだ。さて、残された健康寿命を全うすべく、だらだらと音盤道楽。きょうはこの盤を取り出した。ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)作曲のヴァイオリン協奏曲ニ短調作品11。アーロン・ロサンドがソロをとり、ジークフリート・ケーラー指揮ルクセンブルク放送管弦楽団がバックを付けている。1971年12月録音。手持ちの盤は197...
寒かった先週末から気温が幾分か上がり、きょうは穏やかで暖かい一日だった。午前中から野暮用外出。三時を少し回って帰宅した。一服しながらアンプの灯を入れ、先回の記事に書いたシベリウスで思い出し、この盤を取り出した。80年代半ばに東芝EMIから出ていた<北欧の抒情シリーズ>。手元にはこのシリーズの盤が数枚ある。今夜取り出したのはグリーグ、ウィレン、ニールセンらの弦楽合奏曲を集めた一枚。ライナーノーツには録音...
気付けば11月も末。週末日曜日、寒さもいきなり本番。終日ストーブに灯を入れ過ごす。それでも、陽射しが差し込む日中の室内は穏やかな空気に満たされる。気分も落ち着いた昼下がり、アンプの灯を入れ、この盤を取り出した。80年代初頭東芝EMIから「北欧の抒情シリーズ」と銘打って一連のアルバムが発売された際に入手した一枚。北欧ときたら、やはり熱情ではなく静寂、抒情だろうか。確かに北欧は人口も少ないし、ぼくの少ない体...
周回遅れで聴いている荒井由実。きょうはこの盤を取り出した。1976年6月に出た荒井由実の初ベスト盤「YUMING BRAND」(写真右端)。ジャケットには昭和世代にとっては懐かしい赤と青のセロファンを使った立体視のギミックが施されている。例によって近所のリサイクルショップのジャンク箱で捕獲した一枚。収録曲は以下の通り。Side1あの日にかえりたい/少しだけ片想い/やさしさに包まれたなら魔法の鏡/ルージュの伝言Side212月...
注文していた田邊ギターが出来上がり、少し前の大安吉日を選んで工房へ出向いて受け取ってきた。酷暑を極めたこの夏の少し前から製作が本格化。いつもながらも丁寧な仕事を経て、この度完成となった(これまでの経緯はこちら→その1、その2、その3)。音の検分はいずれあらためてということで、きょうはその美しい姿だけ自慢げにお披露目したい。サントス・エルナンデスを参照した撫で肩の優雅なプロポーション表板はスペイン名...
先日聴いたソニー・ロリンズ「橋」で思い出し、きょうはこの盤を取り出した。ソニー・ロリンズの代表的名盤を通り越し、モダンジャズの金字塔とまで言われる名盤「サキソフォン・コロッサス」。ソニー・ロリンズのテナーサックスにトミー・フラナガン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、マックス・ローチ(ds)が加わる。1956年録音。収録曲は以下の通り。side11. セント・トーマス / St. Thomas2. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ...
秋もいよいよ終盤。冬が来る前にこの盤を聴いておこうと取り出したのは、この盤だ。カルロス・クライバー(1930-2004)がウィーンフィルを振ったグラモフォン盤。デジタル録音も軌道にのり始めた1980年3月にウィーン・ムジークフェラインで録音されている。この盤についてはもう様々なことが語り尽くされていて、今更ぼくなどが口をはさむ余地はない。元々録音が少ないクライバー。貴重なブラームス録音がウィーンフィルとの演奏...
少し前の長期予想では暖冬傾向とのことだったが、今週初めから滅法寒い。ついこの間の夏日はどこへいったのか。まあ、この時期に夏日がある方がおかしいのだろうが…。 さて、週半ばの木曜日。きょうは久しぶりにギターの盤を取り出した。イタリアの作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)が2台ギターのために書いた作品を集めたナクソス盤。2007年録音。テデスコはぼくらギター弾きには馴染み深い。ギター協奏...
先週から自宅のちょっとしたメンテナンス工事で業者が出入り。きょうも夜になってようやく落ち着いた。 さて、今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。ソニー・ロリンズ(1930-)の名盤「橋」。1962年NY録音。ソニー・ロリンズ(ts)、ジム・ホール(gr)、ボブ・クランショウ(b)、ベン・ライリー(ds)、H・T・ソーンダース(ds)/#5。手持ちの盤は80年代初頭にミッドプライスで再発された国内盤LP。90年代半ばに御茶ノ水の中古...
オーディオセットを現在のセットアップにして5年になる。勇んでアキュフェーズのセパレートから中位モデルを選んだのはいいが、その後こちらの気力減退もあって、灯を入れる機会はあまり多くない。思えば十代から二十代の頃、自作箱に入れたフルレンジスピーカーと駄球を使った自作アンプで聴いていた頃が時間も熱意も格段に上だった。まあ、仕方ないことだけれど…。さて、ため息をつきながらも気を取り直し、変わらず秋色ブラーム...
物憂げに深まる秋。聴くべき音楽は…これだ。アントニオ・ペドロッティ指揮チェコフィルハーモニー管弦楽団によるブラームスの交響曲第4番ホ短調。録音は1957年(モノラル)。十数年前に日本コロンビアからリリースされたスプラフォン・ヴィンテージ・コレクションの中の一枚。アントニオ・ペドロッティと聞いてピンとくる人は相当なマニアかオールドファンだろう。1901年に生まれ1975年に没したイタリアの指揮者。最近では彼の名を...
ネットをみていたら、きょう11月8日は島倉千代子(1938-2013)の命日と出ていた。2013年のきょう75歳で亡くなった。ああ、もう10年経ったのか…馬齢を重ねつつチマチマと道楽を楽しんでいるうちに手元に集まった音盤は4千枚余。クラシック7割、ジャズ・ポピュラー2割、その他1割。その他ジャンルの1割のうちには昭和歌謡のアレコレが散在している。JPOPという言葉が生まれる以前の、すなわち80年代・昭和時代までの、今となっては...
注文した田邊ギターの完成が近付いてきた。木部の造作が出来上がり、少し前から塗装工程に入った。事前に塗装の色合いについてぼくのリクエストを伝え、それに合いそうな材料(セラック)を物色してくれた。田邊氏の近作は色付けの少ないクリアな塗装面が多いようだが、今回ぼくは少しだけ黄・茶系の色合いをお願いした。クリアな材料で下塗りしたあと色付きを重ねながら塗装面を仕上げいくようだ。横裏の柾目ハカランダ材も塗装で...
周回遅れも甚だしい、今更聴くか?荒井由実…。先日の記事で取り上げた初期2作の続きで、きょうはこの盤を取り出した。荒井由実4作目のアルバム「14番目の月」(アルファレーベル盤)。1976年録音・リリース。例によって20年近く前、リサイクルショップのジャンク箱で捕獲した帯付き・ミントコンディション。収録曲は以下の通り。side1さざ波/14番目の月/さみしさのゆくえ/朝陽の中で微笑んで/中央フリーウェイside2何もなかっ...
月があらたまって令和五年霜月十一月。秋色ブラームス…きょうは横綱級大本命のこの盤を取り出した。あまりに有名な盤。ジョージ・セル(1897-1970)&クリーヴランド管弦楽団をバックにダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)とムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(1927-2007)がソロをとるブラームス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」(ドッペルコンチェルト)。1969年5月録音。この盤がカラヤン&ベルリンフィル...
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連休も終わり世間は平常運転へ。そして世間に関係なく日々平常運転の前期高齢者ライフ…たまには暴走運転もしたくなるよなぁ…いや、しないけど。まあ、日頃のクラシックからちょっとポップな曲に切り替えて気分転換くらいはオッケーでしょう。というわけできょうはこの盤を取り出した。中森明菜(1965-)の21作目のシングル盤「TATTO」。1982年のデビューから6年経った1988年5月にリリースされた。当時すでにCD時代へ移行の真っ最...
連休真っ只中の日曜日。休み中の喧騒を避けるようにきょうも在宅。宅内身辺雑事を少々こなしたあとは道楽音盤タイム。このところ続けて聴いているベートーヴェンの英雄交響曲の勢い止まらず、きょうはこの盤を取り出した。フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリンフィルハーモニー(BPO)によるベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調「英雄」。1958年録音。手持ちの盤は90年代終盤にミドルプライスでリリースされたフリッチャイ・エディ...
先回の記事に書いたトスカニーニの英雄を聴いて、わが「英雄」魂に火がついた。ベートーヴェンの交響曲で何を選ぶかと問われたら、迷いに迷って今なら「英雄」と答えるかもしれない。…というわけで、きょうは以前にも記事にしたこの盤を取り出した。ロヴロ・フォン・マタチッチ(1899-1985)とチェコフィルによるベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調「英雄」。1959年3月プラハ・ルドルフフィヌム(芸術家の家)での録音。マタッチ...
風薫る五月。好天の日は初夏を思わせる。少し前に日よけのターフを何ヵ所かの窓に取り付けた。あっという間に夏になるのかなあ…。 さて、きょうは朝から曇り空でややひんやりとした一日。午前中はギターの練習。昼からは部屋の片付けをしながら、ナガラリスニング。きょうはこの盤を取り出した。アルトゥール・トスカニーニ(1867-1957)とNBC交響楽団によるベートーヴェンの交響曲全集。きょうはこの中から第3番変ホ長調「英雄...
先日、長らく使っているレコードプレイヤーCEC社製ST930をメンテナンスに出した。これといって不具合はないのだが、前回のメンテナンスから10年余経過したこともあって、ひと通りチェックしてもらうことにした。幸い同製品は現在もCEC社直系の会社で修理・メンテナンスに応じてくれる。主が留守になったコーリアンボードの上には例のハンバーガーもといサウンドバーガー をセットした。さて、連休真ん中の月曜日。例によって部屋の...
ゴールデンウィーク入りの世間を尻目に、いつもと変わらぬ週末土曜日。夜更け前の音盤タイムも変わらぬルーチン。きょうはこんな盤を取り出した。グレン・グールド(1932-1982)の弾く「バード&ギボンズ作品集」。60年代後半を中心に一部は70年代初頭に録音されている。手元にはCD盤もあるがきょうはCBSソニーから出ていた国内盤LPで聴く。収録曲は以下の通り。1. バード:パヴァーヌとガイヤルド第1番2. ギボンズ:幻想曲 ハ長...
アキュフェーズを放出した昨年秋から続いている「終の棲家」ならぬ「終のアンプ」選び。なんちゃってマランツ、そしてDENONのセパレートで落ち着くと思いきや、舌の根も乾かないうちに、こんなことになってしまった。DENONのセパレートを迎えてから二週間。いくつか気になる点があって、残念ながらずっと居心地の悪い状態が続いた。どうにもこのまま矛を収める覚悟ができず逡巡。DENONセパレートを購入した中古オーディオ販売店に...
一日曇天のはっきりしない空模様。所在なく一日終える。さて、今夜はジャズだ。音盤棚を見渡し、この盤を取り出した。アート・ブレイキー(ds)とリー・モーガン(tp)、 ウェイン・ショーター(ts) 、ボビー・ティモンズ(p) 、ジミー・メリット(b)からなるザ・ジャズ・メッセンジャーズによる1960年のセッション録音「A Night in Tunisia」。手持ちの盤は20年程前にブルーノートの名盤がミドルプライスでまとめてリリースさ...
一週間後にはゴールデンウィークかぁ…と考えても格別のアイデアもなく、気付けば今月も下旬。週末日曜の夜。今夜はちょっと渋めのこの盤を取り出した。アンネ・ゾフィー・ムター(1963-)が弾く近現代の作品集。2000年5月にシュトゥットガルトで行われたライヴをそのまま収録したアルバムだ。この盤は20年程前に仕事で中国を何度か訪れた際に買い求めた。確か10元(150円程度)かそこらの値段で、パッケージをよく見ると正規商品...
週末金曜日。サンデー毎日の身にあっては曜日の感覚も失せがち。いろいろ理由をつけて一週間を乗り切っている。きょうは朝から少々遠出の外出。夕方近くに帰宅した。ネクタイ、もとい、ベルトを緩めていっぷく。少し前から聴こうと思っていたこの盤と取り出した。70年代初頭に山ほど出回った廉価盤シリーズの一つ。ぼくの最も敬愛するチェリストの一人であるアントニオ・ヤニグロ(1918-1989)がソロを取り、ハイドンとドヴォルザ...
少し前に書いたジョン・ウィリアムスのウェストミンスター録音の関して非公開コメントをいただいた。「手持ちのLP盤とブログ記事に貼られたCD音源(YouTube音源)とはピッチが違う」と記されていたのだが、その後同じ方から「…あらためて手持ち複数台のオーディオ機器で確認したところ、ピッチの違いは確認できなかった」とのコメントがあった。その方は以前からLP盤に親しんでいたが、数年前にCDがリリースされた際、それを手に入...
このところ道楽部屋の整理整頓を進めているが、仕事と違って納期不問でペースはいたって緩慢。きょうもダラダラボチボチ作業。BGMにと取り出したのはこの盤だ。初代ジャック・ルーシェ・トリオの演奏するバッハ。60年代から70年代に一世を風びしたといっていい音楽。彼の出現以降、バッハや広くクラシックをジャズやポップスアレンジで演奏することが珍しいことではなくなった。ジャック・ルーシェ(1934-2019)はクラシックの名...
週末土曜日。昼から隣り町のマンドリン楽団の練習へゴー! 楽しく遊んで日が暮れた。終日穏やかな一日。夜になっても暖かい春の気配変わらず。音盤タイムも陽光満ちる伊太利をイメージしながら、この盤を取り出した。クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(LGO)によるメンデルスゾーンの交響曲第4番イ長調「イタリア」。1971年録音。手持ちの盤は70年代終盤に廉価盤で発売されたときのもの。第5番ニ短調「宗...
降ったり晴れたり三寒四温。春を実感しつつも、日々あてもなく過ごす。週半ばの木曜日。昼をはさんでちょいと外出。三時前に帰宅して一服。ついでのアンプの灯を入れ、この盤を取り出した。エルネスト・アンセルメ(1883-1969)とスイスロマンド管弦楽団(OSR)による、カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)の作品を収めた一枚。例のアンセルメ・ボックスセットの「その他欧州編」中のDisk31。収録曲は以下の通り。...
当地の今年の桜は、学校の入学式に文字通り花を添えた。かつての日本の光景そのものだ。希望に満ちた春の日とは裏腹に、きょうも無為の一日を終えた我が日常。夜更け前の音盤タイム。今夜はジャズ。取り出したのはこの盤。エラ・フィッツジェラルド(1917-1996)がカウント・ベイシー(1904-1984)率いる彼のバンドをバックに歌った、その名も「Ella and Basie !」というアルバム。1963年録音。手持ちの盤は90年代初頭に出た国内...
自宅周辺の桜もようやく開花。ここ何年かではもっとも遅いらしい。近年が異常に早かったというべきか…。 さて、四月最初の週末日曜日。宅内野暮用少々。道楽部屋の片付けは相変わらず進まず。1963年キングレコード発売のジョン・ウィリアムス(1941-)のLP盤。収録曲は以下の通り。トローバとポンセという、当時の盤としては中々玄人好みの選曲だ。 ソナチネ、夜想曲、カスティリャ組曲(以上トローバ) ワルツ、主題と変奏・...
先日聴いたポリーニで思い出し、このところショパンの協奏曲を続けて聴いている。きょうもその流れで、こんな盤を取り出した。アレクサンダー・ブライロフスキー(1896-1976)が弾くショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調。オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団がバックをつとめる。1961年録音。リストの「死の舞踏」が併録されている。 手持ちの盤は70年代半ば、CBSソニーから「ヴィルティオーゾの饗宴」というシリーズの廉価...
月が改まって令和六年卯月四月。 このところの当ブログアクセス数はIPベースで120~150程度。相変わらずランキングバナーのクリック数は少なく、来訪者の1割に満たない。それも記事更新のあった日にとどまる。まあ、道楽爺の与太記事にコンスタントにお付き合いいただけるだけで幸いといたしましょう…と言いながらも、どうか引き続き応援方、宜しくお願い致します。さて、ポリーニの訃報にふれてから、このところ手元にある彼の盤...
何度か記事に書いた通り、このところアンプの入れ替えやら細部の調整やら、オーディオいじりを楽しんでいる。アナログ盤を聴く時間も増えて、きょうはここ10年近く使っていたオルトフォンSPU-Gを外し、スタントンのMM型カートリッジをセットした。正確な型番を失念してしまったが、500serの一つだったはずだ。十数年前にサンバレー(キット屋)でかなり古いもののデッドストックとして格安で販売されたと記憶している。久々に何枚...
ここ数年に比べて寒い日多かった今年の三月。きのう午後からようやく暖気流入。桜もこれからボチボチだ。野暮用一つ二つ。続いて道楽部屋の片付け。BGMにしたのはこの盤。ブリリアント版バッハ全集ボックスのフルート作品集。ステファン・プレストン(1945-)のトラベルソとトレヴァー・ピノック(1946-)のチェンバロ。伴奏部が通奏低音による曲ではジョルディ・サヴァールのガンバが加わる。1975年録音。以下のバッハのフルー...
先回に続き王道名曲。取り出したのはこの盤だ。セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)とシュトゥットガルト放送交響楽団(SWR)によるブラームス第2番。独グラモフォン盤全集中の一枚で、第2番は1975年の録音。当時チェリビダッケはSWRのシェフを務めていた。またそのライヴ録音がNHKFMで流れるようになって、日本でも幻の指揮者として話題になり始めていた時期でもある。ぼくも学生時代の当時、FMから流れる彼の指揮するブラー...
年齢が進むと何事も加齢のせいにしてしまう。以前はマイナーな秘曲・珍曲の類いにも興味をもったものだが、最近はそうした気力も失せ、名曲全集に出て来そうな曲ばかり聴いている。これも加齢のなせるわざか…。さて、黄金週間後半の週末土曜日。きょうも幾度となく聴き返してきた曲を選び、この盤を取り出した。ギュンター・ヴァント指揮NDR響(北ドイツ放送交響楽団、現NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)によるブラームス交響...
黄金週間真っ最中の昼下がり。昨今の電力料金を気にしながら消費電力大のA級アンプA-70の灯を入れ、この盤を取り出した。コリン・デイヴィス(1927-2013)とシュターツカペレ・ドレスデン(SKD)によるシューベルト交響曲全集。1994年から1996年にかけてのセッション録音。録音会場は例によってドレスデン・ルカ教会。数年前にCBSソニーの輸入限定盤として発売されたもの。4枚組で2000円程。昨今、メジャーレーベルのボックスセッ...
あまりによく知られ演奏頻度も高く、これまで幾度となく聴いてきた曲。始まる前から、ああなって、こうなってと展開を承知している曲。失礼な言い方だが、いささか聴き飽きた曲。…そんな曲でも時折り無性に聴きたくなるときがある。きょうはまさにそんなとき。取り出したのはこの盤だ。ドヴォルザークの交響曲第9番ニ短調「新世界から」。イシュトヴァン・ケルテス(1929-1973)指揮ウィーンフィルの演奏。1961年ケルテス32歳のと...
きょうで四月も終わり。ほんの少し前に年が明けたと思っていたら、もう今年の三分の一が終わった。もう何が何だか分からない…嗚呼。さて週末日曜日。部屋の片付けをしながら、この盤をプレイヤーにセットした。ハインツ・ホリガー(1939-)のオーボエとイ・ムジチ合奏団によるイタリア・オーボエ協奏曲集。1986年録音。手持ちの盤は当時リリースと同時に買い求めたもの。収録曲は以下の通り。マルチェルロ:オーボエ協奏曲ニ短調...
週末金曜日。ナイトキャップ代りに一枚、久々にちょっとディープなジャズを。ビリー・ホリデイの有名な盤「Lady in Satin」」を取り出した。女性ジャズ・ヴォーカル数々あれど、やはりビリー・ホリデイは別格ということになるだろう。この盤は彼女が亡くなる1年前のもので、様々に語られることの多い盤だ。ビリー・ホリデイ(1915-1959)の辛酸と苦渋に満ちた人生はよく知られている。しかし、そうした先入観を持たずに聴いても...
冷たい雨の一日。暖房代わりにアンプの灯を入れ、久しぶりにこの盤を取り出した。ロヴロ・フォン・マタチッチ(1899-1985)とNHK交響楽団によるブルックナーの交響曲第8番ハ短調。1984年NHKホールでのライヴ。マタチッチが亡くなってから10年後の1995年にリリースされた「マタチッチの遺産」と称されたシリーズ中の一枚。ぼくら世代の音楽愛好家には懐かしい演奏の一つだ。マタチッチとN響はこの曲を1974年と1984年に演奏している...
少し前から続けて聴いているアルゲリッチ。今夜はこの盤を取り出した。マルタ・アルゲリッチ(1942-)の「ショパン・リサイタル」という称する一枚。1967年録音。手持ちの盤の帯には「来日記念」と記されており、1970年1月の初来日を前に再発された盤だ。これも例によって20年近く前、大阪出張が続いていた時期に、梅田の中古レコード店で買い求めた。収録曲は以下の通り。ピアノ・ソナタ 第3番ロ短調Op.58ポロネーズ 第7番変イ...
季節もよくなり、楽器を取り出す時間も少し増えてきた。楽器道楽にシーズンインという言葉はないだろうが、気分転換も兼ねてギターの弦交換。手持ちギターのうち、きょうはしばらく張り替えていなかった田邊ギターを取り出した。本ブログには度々登場している田邊雅啓氏に作ってもらったロマニリョスモデル。2004年作。長野県上田市の石井栄工房での年季が明け、栃木県足利市に工房を構えた直後に知り合って注文。2年程待って出来...
先回に続きアルゲリッチのコンセルトヘボウでのライヴ盤を聴く。協奏曲編に続きはきょうはソロリサイタル編。1978・1979年の録音。1978年といえばアルゲリッチは30代後半。80年代に入るとソロ活動から室内楽活動に軸足を置くようになる前の、名実ともピアニストとしてその絶頂期だったといってよい。この盤からも、バッハから近現代に渡る多彩なプログラムで自信のほどが伺える。収録曲は以下の通り。J.S.バッハ;パルティータ...
アルゲリッチの続き。きょうはこの盤を取り出した。アルゲリッチのコンセルトヘボウでのライヴ盤。このライヴシリーズは20年近くEMIからリリースされた。国内盤も出たと記憶しているが、手元にあるのは輸入盤。おそらく幾らか安かったのだろう。収録曲は協奏曲が二つ。モーツァルトの第25番とベートーヴェンの第1番。共にハ長調の作品。モーツァルトはシモン・ゴールドベルク指揮オランダ室内管弦楽団、ベートーヴェンはハインツ・ワ...
きのうの土曜日、当地は冷たい雨に見舞われた。前日は春を通り越して初夏を感じさせるほどの陽気だったが、一転。しまい込んだ厚手の上着を取り出した。 さて、ここ数日、先日組み立てた小型スピーカーのエイジングを兼ねてあれこれ聴いている。きょうはアルゲリッチはお休み。プレイヤーにセットしたのはこの盤だ。ローラ・ボベスコ(1921-2003)の弾くモーツァルトのヴァイオリンソナタ他の2枚組。1981年来日時に新座市民会館...
きょうも俄かアルゲリッチ愛が止まらない! 今夜取り出したのはこの盤だ。ミッシャ・マイスキー(1948-)とマルタ・アルゲリッチ(1941-)による2003年ブリュッセルでのコンサートライブ。収録曲は以下の通り。1.バレエ「プルチネルラ」~イタリア組曲~チェロとピアノのための (ストラヴィンスキー)2.チェロ・ソナタ ハ長調op.11(プロコフィエフ) 3.チェロ・ソナタ ニ短調op.40 (ショスタコーヴィチ)4.バレエ「石の花」o...
先回の記事で久しぶりにアルゲリッチの盤を聴き、YouTubeにあった昨年秋81歳のときのシューマンを観て思った、こんな81歳はあとにも先にもアルゲリッチをおいていないだろうと。やはり別格のピアニストだ。きょうはそんなアルゲリッチの手持ちの盤を音盤棚からサーチ。この盤を取り出した。ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調。アルゲリッチのピアノ。ヴィトールド・ロヴィツキ指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団によるバ...
英国から取り寄せて組み立てたFalcon社のスピーカーQ7。組立・音出し以降、引き続きボチボチ聴いているが、およそノーマルな音楽愛好家が日本の標準的住居環境で聴く限り、これで十分ではないかと思わせる印象だ。きょうもノーマルな愛好家としてQ7と対峙し、こんな盤を取り出した。マルタ・アルゲリッチ(1941-)とチョン・ミョン・フン(1953-)指揮フランス国立放送フィルハーモニーによるシューマンのピアノ協奏曲イ短調。20...
しばらく前に到着していながら、ずっと放置状態だったFalcon Acoustics Q7を先日ようやく組み立てた。多くのオーディオ好きの部屋には複数のセットが鎮座する。限られた空間でいずれをメインに据えるかは楽しくも悩ましい問題だ。特にスピーカーは音に変化が大きく、大型、小型入り乱れて収拾がつかないことも多い。オーディオ病の典型症状の一つだ。 以前の記事にも記した通りこの10年、かくいうぼくも混戦状態が続いていた。2年...
4月に入って穏やかな日が続いている。週半ばの木曜日。いつも通りの音盤タイム。今夜は気分を変えてバロックにしようかと、この盤を取り出した。モーリス・ジャンドロン(1920-1990)の弾くヴィヴァルディのチェロソナタ集。1967年録音。手持ちの盤は1978年に出た国内盤。十数年前、例によって出張先の大阪梅田の中古手コード店で見つけて買い求めた。通奏低音をマリケ・スミト・シビンガ(ハープシコード)とハンク・ランク(チ...
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月があらたまって令和五年卯月四月。新年度スタート…と思いながらも変わらぬルーチン、音盤タイム。今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。ブラックビューティー、カーメン・ランディ(1954-)の盤。この盤は彼女がJVCと契約していた時期の2作目で1997年の録音。ライナーノートをあらためてみると1954年11月1日生まれとあった。まさに同世代。この盤以前にすでに何枚かのアルバムを出していたようだが、日本で知られるようになった...
一時はどうなるかと思っていた年度末業務も何度目かの神風が吹き解決。予想外に時間が出来たのをこれ幸いと都内散策を続けていたが、きょうはその最後。花の東京はやはり銀座だろうと、過日勇んで繰り出した。かつて、ぼくにとっての銀座はオシャレな大人の街とはかけ離れていた。70~80年代の銀座界隈には「ハンター」を始め、中古レコードの店が何軒かあり、学生時代から時折りバイト日銭を手にそれらの店を巡るのが楽しみだった...