ゴミ収集日に生ごみとして捨てられた「はなこ」と葬儀場に捨てられていた紋次郎。苦手な犬猫との共同生活
優雅にマンション生活をしていたかと思えば、あるきっかけで築五十年の空き家を購入することになった。それから人生が大きく変わっていった。 ある日の朝、犬がやってきたかと思えば、今度は捨て猫を目にする。 しぶしぶ、ボロ家を自己流リフォームしながら、彼らとの住まいを作り上げていく。描いていた生き方ではなくなっていくが十分な楽しさと娯楽を感じてきた。一度きりの人生、今が身の丈の成功なのだろうか。
玄関先に植えた紫陽花(あじさい)が今年も花を咲かせた。入梅に開花し雨に濡れながら少しずつ色を変え梅雨明けには花仕舞いしていく。けなげに色を失っても花びらを散らさずにいる紫陽花を見ていると何かにじっと耐えているように感じてしまう。 ―5月―春過ぎから近辺が騒がしい。ここへ引っ越してきたばかりの頃、「環状線が通る以前は、ここらいちめんが田んぼばっかりでなぁ、わしが最初にこの場所に...
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