胃倉・魂門の刺激目標
筆者は2022-06-26のブログで「急性胆嚢痛に対する胃倉の刺針技法と理論」と題した内容を報告した。しかしその後進展があったので、そのブログを消去するとともに、改訂版として本稿を発表することにした。1.胃倉代田文誌が行って有名になった方法に、胃痙攣や胆石症による強い腹痛に対して、胃倉(Th11棘突起外方3寸)に刺針するものがあった。なおここでいう胃痙攣とは、現代では急性胆石痛の痛みだとされている。中背を刺激するのではなく、なぜ胃倉を特効穴とする理由についての説明はされていない。昭和の鍼灸治療書は、アセスメントがないのが普通だった。2.魂門話は変わるが、私はかって胆石の激しい痛みに対して、側臥位にして魂門(Th9棘突起外方3寸)から脊柱棘突起方向に向けて深刺して、良い結果が出ていて、失敗した経験がなかった...胃倉・魂門の刺激目標
2023/08/30 21:31