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  • 足三里の効能 ver.1.1

    1.俳人、松尾芭蕉は著書「おくのほそ道」の中で、旅立つ際は足三里に灸する旨の記載があったことが針灸師にはよく知られている。このようなイメージから足三里には健脚の効能があるとされるようになった。ただし中国では足三里の効能に「健脚」は見当たらない。2.江戸時代になって一般民衆の文化水準が向上すると、世の中の動きにも興味をもつ者が多くなり、神社仏閣参りを口実に、旅に出かける者も増えた。江戸時代の旅人の心配事は、道中で病に倒れることだった。旅人にとって”食あたり”は体力を消耗する致命傷となった。足三里の灸は、あたりを予防の意味があったらしい。3.最近になり、旅人はツツガムシ病を恐れたのではないかとの見方が出てきた。ツツガムシ病は、かつては風土病の一つで、夏になると川沿いの草原に入った農民や旅人の間に、突然高熱(3...足三里の効能ver.1.1

  • 古代中国の天文学と経穴名 ver.1.3

    最近、経穴の語源について調べているのだが、そうこうしているうちに経穴の中に星や星座と関係する経穴がいくつかあるのを発見したので、354正穴の中からピックアップしてみた。昔の中国人の考え方の一端を知ことができて感慨深い。とくに前胸部の胸骨に特徴的なツボが並んでいる。1.紫宮(任)華蓋の下1寸にある。紫宮穴は心臓の位置にある。古代中国では、天帝が住んでいる星すなわち北極星を紫微星(しびせい)とよんだ。紫微とは、価値のある星の意味。紫が尊いということは、道教の思想である。北京にあったかっての中国皇帝の住まい(故宮)のことを紫禁城と称した。これは、紫微城の地を一般人の立ち入りを禁ずるというところからきている。一方、それ以前からあった五行説では五方(東西南北と中央)ので中央にあるのは黄だとして、中国黄帝以外に黄色の...古代中国の天文学と経穴名ver.1.3

  • 「五官科」現代針灸実技セミナー4回シリーズは無事終了しました

    第7期奮起の会「五官科」現代針灸実技セミナーを4回シリーズで開催、7月16日に盛況のうちに終了しました。なお次の講習会内容は、10月1日(日曜)からは内科(4回シリーズ)を予定しています。令和5年8月中旬頃には詳しい概要を公示予定ですが、会場、実施時間、募集人数、講習会費は前回通りです。講習会予定日は、10月1日、10月15日、11月5日、12月5日です。奮起の会とは別に、11月19日に「カッサ特別セミナー」を開催します。実施時間:午後5時30分~午後8時頃会場:国立市中1丁目集会所(国立駅南口下車徒歩3分)4.参加費:針灸有資格者7,000円、針灸学生6,000円、見学3,500円(当日支払い)オリジナルテキスト配布5.参加資格:針灸師、医師6.定員:各回12名お問い合わせは以下まで似田敦(にただあつし...「五官科」現代針灸実技セミナー4回シリーズは無事終了しました

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