椋鳥… 協調性があり、愛情深い鳥 近年、都市で暮らすようになり 益鳥から害鳥となった 人間は、自分たちにとって不都合な存在に 「害」という文字を貼り付けて排除しようとする 命あるものは、すべて意味があるから存在している 自分の罪には目を向けず まやかしの正義で、排除、そして殺戮 人間以外の生き物の世界に戦争はない 戦争の論理は、人間以外には通用しない
今年も桜が咲いた わたしの心の中にあるのは、 街灯の湿った白い光の下 肩を落として、身じろぎもせず立ち尽くす 灰色の桜 その花色を見て、 自分の手に、自分の人生を取り戻すことを決めた。 遥か遠い昔の記憶
子どもの頃、 玉虫厨子に描かれた捨身飼虎の一場面を、 初めて見たときの恐怖心を忘れない。 苦痛と消滅への畏怖は、すべての生命にとって、 根源的なものなのだろう。 玉虫厨子は為政者がつくり、その傍らに置かれていた。 国家の黎明期、 究極の自己犠牲を表現する一枚の絵画を前に、 彼らはどんな志の中で、 新しい国のかたちを思い描いていたのだろう。 玉虫厨子を飾る、古代を生きた玉虫の羽根。 無垢な宿願を秘めたその輝きは、 千年を超える時のうねりの中で、 この国が行き着く先の風景を、 ど..
しばらく見かけなかったイソヒヨドリ 春の訪れと共にそっと現れた 子どものころ読んだ、 メーテルリンクの『青い鳥』 本当の幸せは、 空気のように、 すぐそばにあった。 この国の平和を支えてくれていたのは、 戦火を生き抜いた人々。 多くの支えを失った今、 誰がこの国の、 空気のように在る平和を 支えていくの? 平和は脆く、儚いものなのに…
西空に上弦の月 あのシジュウカラは どんな夢をみているのだろう 鳥も植物も、虫も魚も、動物も人も 命あるもの すべて、みんな平等 意味があるから今、ここに存在している 意味がないものなど ひとつも存在しない なぜなら、すべてが、 人には及びもつかない 宇宙の意志の中にあるから…
ハクセキレイ… 散歩をしてると、必ず出会う 池のほとりの樹の下、 ショッピングモールの駐車場、 車が走る道路の真ん中でも、 身近な場所 あちらこちらで… 物怖じしない性格 ちょっとでいいから わけてほしいよ…
散りはじめた梅の花びらの上に、初音 鴨がいなくなった静かな水面に、カイツブリ 鳥たちは、一足早く春の中にいる 分断、孤立、支配、思考停止、そして戦火… 麗らかな春のひと日のために 考え続けることを、決してやめない
北へ帰る準備をはじめた鴨たち また来年、この場所で。。。
白メダカのきなこちゃん エサの容器に描かれたメダカの絵がとても苦手 メダカの絵を見るやいなや、 水槽の奥まで大急ぎで逃げて行き、 小さくなってぜいぜいと呼吸もあらく、隠れている エサの容器を持つだけで逃げるようになったので、 絵の上にマスキングテープを貼って見えないようにした… それでも、なんだか納得していないみたい。。。
凍りついた空の下 頭も体も動かなくなり 誰もが口を噤んでいる 泣いている人を見ない日はなく サイレンを聞かない日もない ジョウビタキは、そろそろ帰る頃 わたしも一緒に連れ帰ってほしい
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