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いつか迎えに来てくれる日まで http://blog.livedoor.jp/youchan1201/

たった一人の家族、最愛の妻を癌で喪った。独り遺された男やもめが、暗闇の中でもがき続ける日々の日記。

プーちゃん
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2010/07/09

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  • 幸せな奴らが搾取する。

    現在8月30日の午前7時26分。いつものとおり、通勤途中でブログの記事を書いている。昨晩は、夜中に何度も目が覚めてしまった。1時間半ごとに目が覚めてしまった。原因は仕事のストレスだ。やらなきゃならないことが山ほどあるのに、また余計な仕事が本店の課長から降ってき

  • わずかな希望

    かみさんが亡くなってから。それなりの月日が経った。それなのに、俺はいまだにかみさんの不在に慣れることができない。早朝に起床して、かみさんの仏前に座り、線香をあげる。自分の心にぽっかり穴が開いていることに気が付く。自分と周囲の世界との間に見えない壁があるよ

  • 死別の後の選択肢

    昨晩は夜中の1時半すぎに目が覚めた。目覚める前は、かみさんの夢を見ていた。だからだろう。夜中に目覚めてしまったにも関わらず、気分はホンノリ温かかった。たとえ夢の中であろうとも、かみさんと会えれば俺は癒されるのだ。だが、そのあとは熟睡できなかった。寝不足で

  • 死ぬときは一緒がいい。

    世間には、いろんな夫婦がいる。その中には、仲の悪い夫婦も少なくない。俺の親戚(おじ・おば)や友人、部下たちを見回せば、家庭内別居の夫婦なんてザラにいる。何年も口をきいていないとか、顔を合わせばケンカばかりだとか、別室で生活していて普段は顔も合わせないだと

  • かみさんが俺に言っていた。

    天気の良い土曜日のことだ。俺が休日出勤をしないかぎり、かみさんと俺は必ず散歩をしていた。この習慣や趣味についてはブログに何度か書いてきた。散歩の時間は午後1時から夜10時くらいまでだった。そんなに歩いていたら疲れちゃうんじゃないの?と感じる人がいるかもし

  • 不信感からの解放

    寝ている間に夢を見る。かみさんの夢ならハッピーだ。たとえ夢の中であろうとも、かみさんと再会できれば幸せな気持ちになれる。全身が癒しで満たされる。だが、実際に見ているのは、かみさんの夢ではない。悪夢ばかりなのだ。見知らぬ人々が俺を追いつめる。嫌み、誹謗、中

  • 人間は「記憶」によって作られている。

    人間は「記憶」によって作られている。過去の記憶の蓄積が、その人間の人生を左右している。俺は両親から虐待を受けて育ってきた。父親からは肉体的な暴力を、母親からは言葉の暴力を受けて育ってきた。そのせいで人間不信になった。人間に対する不信感は、イジメの原因にな

  • 悲しみが違う。

    自分の内面を見つめる。すると、心(悲嘆)の微細な変化に気が付く。その変化を正確に捉えることができたなら、俺は多少、立ち直ることができるかもしれない。かみさんを喪った悲しみも、かみさんのいない寂しさも、時と場合によって微かに変わる。微かではあるが、鋭く変わ

  • どんなときに自分は生きていると感じますか?

    今朝の出勤前のこと。観るともなしに、朝の情報番組を見ていた。アナウンサーが、あるベテランの俳優に聞いていた。どんなときに自分は生きているな…と感じますか?ベテラン俳優は、しばらく考えたあと、「子どもに叱られているときですね」と答えた。それを聞いていて、俺

  • 「あちら」なら幸せかもしれない。

    先日の記事に書いたとおり、俺は最近、寝不足だ。毎晩、夜中の2時には目が覚めてしまう。暑くて眠れないわけではない。エアコンをつけっぱなしで寝ているからだ。仕事のストレスが原因かもしれない。だが、それもハッキリしない。確実なのは、目覚めた直後の、なんとなく物

  • 人生100年の時代なんて地獄だ。

    やたらと「人生100年時代」という言葉が耳につく。この言葉がニュースやCMで使われる場合、そこに陰惨なイメージはあまりない。老後に対する不安より、明るい未来が待っているかのようだ。一緒に過ごせる家族がいてくれて、経済的にも心配が無いのなら、100年の人生も悪く

  • 世界そのものが崩れてる。

    かみさんが癌と診断された瞬間だった。俺の心は崩れてしまった。より正確な表現を取るならば、ストン…と墜ちてしまったと言ったほうがいいだろう。だが、かみさんは自分の病が完治すると信じていた。息を引き取る「その日」まで、痛みや苦しみがなかったからだ。かみさんが

  • 奪われた「無」

    ここ数日、熟睡することができない。夜中の2時には目が覚めてしまう。その後はウトウトするけれど、眠っているわけではない。朝まで意識があって、「無」になることができないのだ。理由はハッキリしない。仕事のストレスが原因かもしれないが、確かなことは分からない。寝

  • 死別が早すぎたから…

    かみさんを喪ったとき。同時に俺は、たくさんのものを失った。家族と家庭を失った。穏やかで幸せな日常を失った。自分の健康に対する執着を失った。長生きしたいという願望を失った。そして、さまざまな趣味を失い、将来の夢や希望を失った。俺が廃人のようになったのは、こ

  • 魂との再会を求めて

    昨日の記事に書いたとおり、かみさんの夢を久しぶりに見た。かみさんと俺は、満面の笑顔で見つめ合っていた。あんなに幸せな気持ちになったのは、本当に久しぶりだった。たとえ夢でもかまわない。あのような体験を毎日してみたい。それができたなら、俺はかみさんの魂を自分

  • 夢。そして死者の魂

    久しぶりに容ちゃんの夢を見た。かみさんは俺の顔を真っ直ぐに見つめていた。そして微かな笑顔を見せてくれた。かみさんの笑顔が嬉しくて、俺も微かに笑った。すると、かみさんはますます笑顔になった。その笑顔に釣られるかのように、俺もますます笑顔になった。それを繰り

  • やっぱり俺は、かみさんと一緒がいい。

    現在8月14日の午後7時50分。いつもとは違い、帰宅の途中でブログの記事を書いている。今朝、たくさんの部下からお菓子をもらった。みんな旅行に行ったり帰省をしたりしていたらしく、お土産を買ってきてくれたのだ。一緒に出掛ける家族のいる人たちが羨ましい…と心底思った

  • 失われたモノを求めて

    現在8月13日の午前6時40分。いつもとは違い、自宅のリビングでブログの記事を書いている。今朝は午前5時半前に目が覚めた。その瞬間の感覚は、いつもの朝と同じだった。また朝が来ちゃったのか…また目が覚めちゃったのか…そして、まだ俺は生きてるのか…かみさんが亡くなっ

  • 排除された死者

    平日の昼休み。部下たちに誘われてランチに行く。平日の退社後。ときおり部下や友人に誘われて飲みに行く。他愛のない会話に花が咲く。その場の空気はとても軽い。そして、ふとした瞬間、誰かが自分の家族について語り出す。ウチの嫁さんがさぁ…ウチの旦那がねぇ…ウチの娘

  • かみさんは、いつも言っていた。

    かみさんは、いつも言っていた。80歳になっても二人で一緒にたくさん映画を観ようねぇ…90歳になっても二人で毎年、海外旅行をしようねぇ…おじいちゃん、おばあちゃんになっても二人で一緒にいっぱい散歩をしようねぇ…かみさんの言葉を聞くたびに、俺たち二人が寄り添って

  • 普通の暮らしがしたい。

    周囲の人々を見ていると、俺は心の底から思う。俺も「普通の暮らし」がしたい…と思うのだ。朝目覚めると、家族と目が合う。ニッコリと笑い、「おはよう」と声を掛ける。一緒に朝食を取りながら、「今週末は何をして遊ぼうか?」と語り合う。身支度を済ませると、家族に見送

  • 寂しいと言えないことが寂しい。

    かみさんが亡くなってから、それなりの時間が経った。その間、いろいろなことが変わった。かみさんと一緒に歩いた街が変わった。夫婦二人で見た風景は、もはや当時の面影を留めてはいない。俺の内面も死別当初とは変わった。心臓を引き裂くような激しい悲しみは薄れたが、寂

  • 生きがいの喪失 (2)

    人間には「生きがい」が必要だ。かみさんが元気だった頃ならば、かみさんの存在そのものが俺の生きがいだった。かみさんと一緒に過ごす時間が生きがいだった。かみさんと一緒に街を歩くのが生きがいだった。かみさんと一緒に笑うのが生きがいだった。仕事は辛かった。会社の

  • 離脱症状

    心がイライラする。身体がザワザワする。全身が震え、呼吸は荒い。頭がボンヤリしている。精神安定剤を飲んではみるが、効き目を実感することはできない。そんな状態が先週から続いている。いったい、これは何なんだ?いったい、俺はどうしちまったんだ?ネットで検索してみ

  • 事象の地平線(改稿)

    この世界には、通り過ぎたら引き返すことのできない「境界線」がある。理論物理学者たちは、その境界線を「事象の地平線」と呼んでいる。その地平線の向こう側は、「重力」も「密度」も「温度」も無限大だ。そのうえ「時間」と「空間」は極限まで歪んでいる。すべての物理法

  • 神に似た者

    俺は「神」なんて信じてない。もしも神がいるのなら、かみさんが癌になることはなかっただろう。また、かみさんが亡くなることもなかったはずだ。そうだ。神なんかいない。だが、「神に似た者」はいるらしい。特別な能力があるわけではないし、むしろ大勢の人から見れば愚劣

  • マトモになりたい。

    8月1日から3日まで。俺は会社を休んだ。これで夏休みは使いきってしまった。旅行に行ったわけではない。旨いものを食いに行ったわけでもない。鬱と無気力で身動きできずに3日間を過ごしてしまった。朝からウィスキーを飲み、酔っぱらったら寝てしまい、目が覚めたら酒を

  • 世捨て人への願望

    たっぷり寝たのに眠気が抜けない。副交感神経が優位に働いているからだろう。だからと言って、リラックスしているわけではない。心がザワザワして落ち着かないのだ。とても不快だ。とてもシンドイ。俺の自律神経は壊れているらしい。壊れた原因は、よく分からない。かみさん

  • 生きなければならないのか…

    かみさんが死んだ。世界でいちばん大事な人が死んだ。たった一人の家族が死んだ。子どもはいない。親は「毒親」だ。俺は”ひとりぼっち”になったのだ。それでも俺は生きたいか?死にたい…なんて言う俺がおかしいのか?俺は死ぬことに固執しているわけではない。どうしても

  • かみさんが傍にいる証

    かみさんが亡くなってから、俺は”ひとりぼっち”だ。話をする相手はいないし、一緒に行動する人もいない。最も濃密な関係を築いていた人が亡くなったとき、人間は完全に孤立してしまうのかもしれない。だが、今はまだマシだ。コロナ禍が収束し、以前のように、義母や2人の

  • 枯渇

    毎朝5時半くらいに目が覚める。だが、目が覚めても目を開くことができない。じっと目を閉じて、俺は光を拒絶する。かみさんのいない現実を受け入れたくないからだ。ひとりぼっちの現実を受け入れたくないからだ。しかし、現実は残忍だ。逃避したい俺を強引に世界に引き戻すか

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