ペルーでカシャポナと呼ばれているヤシの学名はSocratea exorrhizaで、中南米の熱帯ジャングルに自生しています。英語では「Walking Palm」とも呼ばれており、根は日の当たる方向へどんどん伸びて行き、日の当たらない方向は枯れて行きます。数年、数十年とゆっくりではありますが、場所を移動します。インターネットで検索した限りでは「日光探し説」は一番広がっている見たいですが、プカルパでは日光だけではなく、…
Ajosquiro(アホスキロ、学名: Gallesia integrifolia)は高さ30メーター、直径140cmを越える巨木で、ブラジル、コロンビア、ボリビア、ペルーで自生しています。ペルーアマゾンではマスター植物にとされており、先住民族の間では広く使われています。「ニンニク」に似た強い香りが特徴的で、遠くからでも感じられるぐらい強烈です。
Para Para(パラパラ、ザミア属、学名:Zamia ulei)の根芋には男性の性機能増強効果があることから知られています。「Para」はスペイン語では「立ち上がる」と言う意味があり、文脈によっては「止まる」と言う意味もあります。この植物はブラジル、コロンビア、エクアドルとペルーに生息していると言われています。
(写真:橘谷エルナン) 不思議なビジョンが始まり、まずはマクロの世界を見ることが出来ました。自分の意思(魂?)が身体から離れて行く感覚をを感じ、まず見えたのは…
初めて蝶々が産卵している姿を妻が写真撮りましたので、紹介したいと思います。農園を購入してから8年経とうとしていますが、動物が産卵している姿を見たのは初めてです〓〓。 (写真:伊藤…
ペルーのシャーマニズム界では砂漠、アンデス、アマゾン地帯を問わず、場や空間を清めるために乾燥芳香植物を焚いています。各地帯で使われる植物は変わりますが、どこ行っても共通に使われているのはPalo Santo(パロ・サント、学名:Bursera graveolens)とCopal(コパル、カンラン科ブルセラ属)があげられると思います。インターネットで情報収集していたら、両植物は同じブルセラ属であることに気がつきました。きっと偶然…
農園の土壌が回復し始めたお陰で、ミミズも増え、堆肥(コンポスト)が見られる様になりました。ミミズ堆肥とは、生ゴミをミミズに食べさせ、貯まった糞や尿を堆肥や液肥(堆肥箱を使用した場合)として利用することができ、臭いが出ないのが特徴です。更に熟成する必要がなく、植物の根を傷つけることもありません。
以前、毒蛇のヘルゴン(学名:Bothrops atrox)について書いたとき、伝統的に解毒に用いられている「ヘルゴン・サチャ(学名:Dracontium loretense、Dracontium peruvianum、Dracontium spruceanum Schottなど)も紹介しましたが、地中に成長する芋の写真がありませんでした。自分の写真のデータベースを見ているうちに、何枚か見つかりましたので…
数日前にジャックフルーツ(ペルーやブラジルではジャカと呼ばれています)を紹介しましたが、今回は料理専門家の按田さんと試した料理を紹介したいと思います。
Kizuna農園が回復し出してから、訪れてくれる動物の数は圧倒的に増えてきました。農園の周りは牧草地だったり、キャッサバ芋の単作農業だったりするので、餌を探しに:猿、狐、ハゲタカ、鷲、梟、アルマジロ、カワウソ、蛇、蝶々、蛾などなど。 今回は今年初めて巨大な蝶々の幼虫を見つけました。他の植物農園で以前見たことがありましたが、Kizuna農園で見るのは初めてです。この幼虫はアマゾンではAhuihua(アウイワ、学名…
先月、雨の日に猛毒蛇Jergon(ヘルゴン、学名:Bothrops atrox)がKIZUNA農園のキッチンの入り口付近で発見しました。アマゾンの有毒蛇は基本的に夜行性で、サイズは小さめで目立たないため危険だとされています。アマゾンでは特に子供たちに夕方6時以降は森を出歩かないことを注意すると共に、住居付近の落葉や雑草を綺麗に掃除し、有毒動物を発見しやすくしています。どうしても、暗くなってから森に行く場合は、強…
ジャックフルーツ(学名:Artocarpus heterophyllus)は日本でハラミツ(波羅蜜)、ペルーでは「ジャカ」と呼ばれ、クワ科パンノキ属の常緑高木です。東南アジア、南アジア、アフリカ、ブラジルで果樹などとして栽培されており、原産はインドからバングラデシュと考えられています。ペルーにはブラジルから入って来たと言われています。今回のブログで紹介するジャックフルーツは日系人農家…
この植物はもともと知らず、KIZUNA農園の土壌が回復するにつれて、自然に現れてくれた植物です。おそらく何等かの動物が種を運んで、発芽したものだと思っています。 農園で見つけた サンタ・…
前回のブログでKizuna農園のアグロフォレストリーの成長と変化について触れましたが、今回は自分たちの力でやっている森の整備について少し紹介したいと思います。
2012年KIZUNA農園を購入した当初の様子ですが、 牧草が広がっていました。10ヘクタール中7ヘクタール 近くが牧草だったと思います。
農園のガーディアンを新しく決めるに当たり、長年使ってなかった入口付近の木造建築の家をリフォームすることにしました。
KIZUNA農園の支えになってくれていた レオさんは今年の2月に他界しました〓〓〓。 彼の存在は農園のガーディアンを超えて我々家族の一…
4月27日にプカルパ市ではいきなり強風が吹き荒れ、アンテナが落ちたり、屋根が飛んだりして町のいろいろな場所で被害が出ました。気象庁の報告によれば気温が急激に減少したことによって、70Km/hを超える強風と大雨が発生したそうです。地域によって気温は一気に35℃から20℃まで下がりました。個人的にはリマの冬の様な寒さを思い出させ、普段使わないジャンバーを着ても寒く感じました。
今回の出張の最後の教室は「Colegio Agropecuario Piloto(国立農業小・中学校)」で行いました。去年、この学校、マシセア技術専門学校、農業省プカルパ支部とNGO KIZUNA AMAZONICAがサッチャインチ栽培や良さを普及させるために協定を結びました。来月からサッチャインチとモリンガのアグロフォレストリー・モデル農場をこの農業学校で設置することになっています。農業省や技術専門学校も協力してくれますので、心強いです。 …
第4回のサッチャインチとモリンガを中心とした栄養・調理指導教室は「Institucion Educativa Joaquin Capelo(Joaquin Capelo 国立中・高等学校の5年生)」で行いました。日本で言う高校2年生にあたります。 内容はほぼ他の教室と変わらないので、写真を中心にシェアしたいと思います。
4月19日の10時半から、「Institucion Educativa 64140(国立小学校64139の6年生)」で第3回の「サッチャインチ、モリンガの栄養・調理教室」を行いました。今回の出張で5校を計画しています。第1回、第2回の経験を活かして、ここでもみんなで力を合わせてサッチャインチとモリンガの良さを伝えて行きたいと思っています。
4月19日の8時から「Institucion Educativa 64139(国立小学校64139の6年生)」の生徒たちのために第2回の「サッチャインチ、モリンガの栄養・調理教室」を行いました。 学校の様子です。
船でプカルパからマシセア地区に 向かっている様子です。
マシセア地区で行う予定の「栄養・調理指導教室」の試食品が作られている間、G技師、T技師、K調理担当と僕でパワーポイントの作成を行っていました。プレゼンテーションの役割分担としては僕がタンパク質を中心とした栄養の基礎について、T技師がサッチャインチについて、G技師はモリンガについて、最後にK栄養担当は調理や活用方法について話すことになりました。K調理担当はボランティアの生徒たちにクッキーやケーキの作り方…
マシセア地区で4月18日〜21日の間で「サッチャインチ・モリンガ栄養指導・調理教室」を行う予定となっています。今回はプロジェクトの対象地域であるマシセアの中心部にある5つの学校(小・中学校高学年)で栄養指導を行うことになり、生徒たちに配るためのサッチャインチ入りの試食品として「油で揚げるクッキー」、「オーブン焼きクッキー」と「サッチャインチ・ニンジンケーキ」を選びました。
去年の12月〜今年の1月にかけて、厳しい乾季に悩まされていました。サッチャインチ栽培がメインに行われているサンマルティンン州タラポト市やアルコイリスプロジェクトを行っているウカヤリ州プカルパ市でも雨が降らず、サッチャインチ栽培が大きな打撃を受けていました。 2月に入ってから真逆の現象が起きてしまい、大雨が止まらず、町や農地で大きな被害が出ているとニュースで報道されています。 スペイン語のニュース…
植林した木が少しずつ大きく なってきています。
モリンガの栄養成分を知ってから 技師たちは興味を持ち、マシセア地区でも 積極的に栽培普及を行っています。
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