昨晩、「映像の世紀バタフライエフェクト奇妙な果実怒りと悲しみのバトン」ビリーホリディ「奇妙な果実」アメリカで根強く続く人種差別・黒人人種差別の悲しみと怒りを歌い上げる名曲として有名である。この曲名である「奇妙な果実」というものがなんであるか、なんのたとえでであるかを知らずに、いままでこの曲に接していました。この番組ではこの曲が生まれたころの時代背景・思想からプロローグとして始まり、アメリカ、特に南部の黒人人種差別の実態まで踏み込んだ内容になっています。そして頻繁に起こっていた黒人リンチ殺人事件、そしてその凄惨な現場、そのなかに木から吊り下げられた黒人の焼死体の写真も・・・(息を吞むくらい、絶句です)こんな凄惨な写真が「奇妙な果実」の詩を生み出し、ビリーホリディが感情を殺し歌い上げる、怒りでもなく悲しみでも...「奇妙な果実」