ドラマ『逆賊』では、ホン・ギルドンの父親・アモゲが中国の皇室が好んだという“黒細麻布(フクセマポ)”に目を付けて生産・輸出のビジネスを展開しました。# 美しい黒い麻布でした。こちらは映画『逆鱗』でのイ・サンの衣装。(製作2013年、日本公開2014年)実際に映画でヒョンビンが来ていた王衣(夏服)です。素材は黒い麻。(2014年の日比谷の映画館にて)# さて、ドラマ『イ・サン』ではサンが奴婢制度の廃止とと...
「華政」第38話(下) 国民国家ジュウォンとチョンミョンは仁政殿(正殿)を前に「これでチュサンは宮殿に戻るわ…」「…」帰って来たヌンヤン世子(長男)とポンリム(次男:後の第17代王)も…。大妃とチョンミョン「よくも恥ずかしくもなく帰って来たもんだわね? 宮殿を放り投げて逃げ出したくせに、よくもこの国の王だとは…、まったく」「行きましょう大妃媽媽。 我々の義務ですから、挨拶しましょう」中殿とヌンヤン「チョ...
(昨日の福岡県・大宰府市の公園)「華政」第38話(上)若き志士たち「お前たちはいったい何をするつもりなのか?!」反乱軍だとはいえ、その集まった北方守備の精鋭部隊とは死闘を避けたいジュウォン。王命を受けた政府軍の将軍を制します。そしてイヌも、「申し訳ないが、将軍!私も命令には従えません」と、ジュウォンの意向に従いました。「悪いが将軍! しばし部隊の指揮は私がとります!」「イヌや…」「ああ、話は後に...
「華政」第37話(下) 我が兵士たちさて、ヌンヤングン反乱軍を制圧するとの、キム・ジャジョムたちの交戦論に従わざるを得ません。残った政府軍に王命を出します。キム・リュの息子のキム・ギョンジンが「足を骨折した」との言い訳で、戦争には参加できないとの兵役逃れの様子。政府軍の司令官はチャン・マン将軍漢陽には夜戦を挑むとのこと。ヌンヤンは内戦に持ち込むことしか方法はなかったのだろうかと…。「お前は無意味な男...
華政 第37話(上) 売国奴仁祖(インジョ)の在位は26年と、ドラマのイメージよりも長いと思うのですが、内乱も多かったとのこと。第37話はジュウォンとチョンミョンの婚儀の一方、半島の北部で内乱を起し、漢陽・昌徳宮を占拠したイ・グァルから始まります。チョンミョンは自ら出てきて、「あなたですね。元捕盗庁官イ・グァル! 私を罠に掛けたのがあなたですね。 そして今度は反乱ですね」「そうです。 反乱軍の頭に...
当時の高官の結婚式の模様です。(済州島・民族自然史博物館で撮影)Korea-Japan共に歩みましょう💙💗(Korea-Japan SkyHigh)そして、ウクライナに愛を💙💛『華政』第36話(下)Happy Wedding!~仲間たちとの結婚式避難を急ぐ官僚と両班たち「これが最良の決断だ」チェ・ミョンギルは、「誰のためなのか? これが民百姓たちのためになるのか?」正殿の前には既に御輿が準備されています。迷うヌンヤングンでしたが、最後には避...
「華政」第36話(中)首都を守らない国王カン・イヌ部下からの報告で驚いて、「これがアボジの決断なのか?」「そのとおりです。 周囲がもう動いています」「これではいけない。 いったいなぜこんなことが…?」カン・ジュソンとキム・ジャジョム「しかし、大監。 これはいったい…?」「よく読んで欲しい。 私の説明を理解できるはずだ」「では?」「ああ、明国は朝鮮を助けてはくれない。 毛文龍(モ・ムンロン)将軍が...
ようやく結婚に漕ぎ着けたふたりです。ジュウォンが先に大妃(チョンミョンの母)に許しを求めに行くと、大妃もジュウォンの父親のホン・ヨンにチョンミョンのことを頼みたかったところだと…。それぞれの親たちがプライベートライフで幸福を分かち合うことになっただけでなく、元・火器都監(現・別造応)でも話題が持ちきりでした。しかし、婚儀だというのに内乱勃発!『華政』 第36話 イ・グァルの乱チョンミョンの結婚式に...
「憧れてしまったら超えられない。今日僕たちは、超えるために来た。トップになるために来た。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあいこう!」華政第35話(下) いつまでもいつまでも~愛のホワイトストーンイヌとジュウォン「どうしたのか? 飲まないのか?」そう言ってジュウォンを誘い出したイヌ。「あれはもう10年以上も前だな。 俺とお前が媽媽に出合ったのは…」「…」「しかし、...
『華政』第35話(中)花嫁への贈り物ジュウォンと大妃「ちょっと驚いています。 あなたが訪ねて来るとは…?」「すみません、大妃媽媽。 事前に連絡もしませんでした」「それは良いのですが、あなたが来るのは公主のことでしょう?」そしてジュウォンは、「お許しを得るために来ました。 宜しければ、公主媽媽のお傍にいて守って行きたいからです」「!」「これはこれまでの慣習に反することかもしれません、媽媽。 こんなこ...
第35話(上)ジュウォンの正式な挨拶とは?チョ・ヨジュンとキム・ジャジョム「側室と王とが軽はずみなことをしたから公主に反撃の機会を与えてしまったのだ」とジャギョムは呪詛事件の結末を叱責します。「その結果、公主はホン・ヨン(元捕盗庁官)とイ・ウォンイク(元領議政)だけでなく、チェ・ミョンギルまで味方に付けた。 しかも民心も一緒にだぞ」そのイ・ウォンイク(元領議政)やミョンギルたちはチョンミョンが王と...
『華政』 第34話(下) チョンミョンの宣戦布告ヌンヤンとヨジョン「ではあの者たちと公主を処罰するというのですね?」「ああ、罪は重い」さらに、「面白い事をお教えしましょう」とヨジョンは、カン・ジュソンのユン夫人が仕組んだことを話します。それは、チョンミョン公主を支持する国領の土地で働く百姓たちを暴力を使って襲わせることでした。チョンミョンが無税にした百姓たちのことです。そして、公主は罪人だとして無...
華政 第34話(上) 証拠発見自分が行ったとウンソルの母と娘を庇ったチョンミョン「いけません、媽媽。それはいけません」とウンソル。「媽媽…」(オクジュ)「今の言葉の意味が解っているのですか?」(キム・ジャジョム)「もちろんです。 だから、彼女たちを解放して下さい」「…」「あなたの思い通りにチョナに話しますから彼女たちを釈放して下さい」# このシーンは感動です。さて、物証を探していた元火器都監の仲間たち...
華政 第33話(下) 命懸けの中間たち今度はヨジョンに取り入るカン・ジュソンのユン夫人「すぐにでも嬪(ビン:最上位の側室:正一品)ですよ」「公主がいなくなれば誰も阻むことはできないと思っています。 カン・ジュソン大監だって重用されるようになるでしょう。 早く公主の泣き顔が見たいわ」さて、チェ・ミョンギルがイ・シベクに依頼したのは、チョンミョンの尋問の係りとなることでした。お互いには初顔合わせでした...
「華政」第33話(上) 浅はかな陰謀ヌンヤングンの背後でヨジョンが陰謀を仕組みます。その陰謀とは、チャンミョンたちがヌンヤングンを狙った呪詛だと言い、その祈りの品々を宮殿や元火器都監の窯などに隠し、抱き込んだ捕盗長官にわざと調べさせます。「チョ内人(ネイン #)! 私の者たちをどうしたと言うのですか?! 答えなさい!」「ええ媽媽、お答えしますよ。 これからは立場が変わりますからね」そう言って包みを開...
『華政』第32話(下)仕掛けられた罠キム・リュの長男のキム・ギョンジンイ・クィの長男のイ・シベクらの宴席「チェ・ミョンギルは来ないのか?」「どうも他の席があるようだ。 学友だとか…」というようにチェ・ミョンギルを含め、彼らは第2世代。つまり、綾陽君(ヌンヤングン)に加担して反乱を支援した西人派の重鎮の息子たちです。中でもミョンギルが他の場所で開いた席にはジュウォンが呼ばれます。ミョンギルはチョンミ...
ヌンヤングン(送り名は仁祖:インジョ)には生涯正室が2人いました。その第1番目の正室の仁烈(インニョル)王后・韓(ハン)氏だけが4人の子供を授かりました。そして、このドラマでの側室の趙(チョ)氏がヨジョン。彼女はキム・ジャジョム(金自點)の後ろ盾で従一品の貴人(クィイン:嬪の一つ下)まで昇格します。しかし、この二人は光海君に仕えたキム尚宮およびイ・イチョムと同様に、最期は処罰を受けます。どのドラマ...
華政 第31話(下) 無税の農地ヌンヤン君は敦化門の外で市民たちの意見を聞く会合を開こうと、国民の指示を得るためにもキム・ジャジョムの発案に従います。キム・ジャジョムとチョンミョン「ここは先王の秘密の場所ですよね。 以前にも訪ねたことがあります」「ええ、権力の交代と共に主も変りました。 しかし、言葉に気をつけて下さい。 “先王”とは“光海”のことですよね。 彼は既に廃位されています」「私には何の意図も...
昌徳宮(チャンドックン)の正殿は仁政殿で、そこで幹部会議が開かれます。その北側の奥の王の執務室は“宣政殿”との扁額が掛かっています。ここの執務室に光海が掲げていたのが、韓国(朝鮮)半島を真ん中に描いた世界地図でした。“美しい朝鮮国”が冊封制度から脱却して真の独立国になるのが光海君の大きな夢でした。しかし、1623年の綾陽君(ヌンヤングン)のクーデターにより光海の大望は砕けました。第30話まで光海君の心...
伝説と流刑の地~済州島済州島はハルラ山を中心に楕円形に広がる島。北から南の海岸まではハルラ山の麓を通り、バスで約1時間かかります。大きな港や空港があるのは北部で、南部が有名なホテルが並ぶリゾートです。1.廃妃(ぺビ)仁祖反正(インジョパンジョン:クーデター)で光海君が流刑されるのですが、正室だった柳氏と世子夫婦のことはドラマにはなってはいません。光海君は最初、現在の仁川(インチョン)の近くの江華島...
済州島・朝天(チョチョン)の町にある東屋(あずまや)(2015.09.15 at Jeju)華政 第30話(下) 美しい朝鮮敦化門「媽媽、聞こえますか?」市民たちの釈放を願う声がますます大きくなって、「敦化門」からの声は捕らわれている光海、ジュウォン、火器都監の仲間にも届きます。「公主媽媽…」それにヌンヤンは折れます。「火器都監の者たちを釈放しろ」光海は、…ありがとう公主。 もう今やそなたに全てを託す。そしてジャジョ...
済州島の港(2015.09.16)「華政」第30話(中)私が守りますキム・ジャジョムの紹介で現れたチョ・ヨジュンにヌンヤングンは一目ぼれ「そうだな…。 彼女がそうでなくとも、私は気に入った…」「さて、チョナ。 これからの王としての仕事の打ち合わせをしましょう」「ふ~」「これで終わりではないので、これからです。 光海が残して行ったことの処理をまずしましょう」「無論だが…、公主が問題だな。 あの女(ケジベ)だ…」「...
クーデターには「名文」(錦の御旗)が必要なので、そこでキム・ジャジョムは大妃を脅迫しました。海光君を廃位させた直後は、王室での最高実験を持つのはインモク大妃となりますから、大妃に声明を発表させなくてはなりません。他方、光海君の即位後の最初の5年間の問題(永昌大君暗殺事件など)への大妃の恨みもありますので、好都合だったのはキム・ジャジョムだけでなくヌンヤングン。クーデター(反正:パンジョン)を正当化...
民主主義の現代の目線からは、国あるいは国家という単語の意味は「国民の集合体」だと考えています。しかし、ドラマ(史劇)は絶対君主制度の下での<朝鮮王朝>です。あまりにも理不尽なことが為政者によって平然と行われ、庶民は涙を呑むことが多かった。すなわち、圧力による政治の時代でした。身分制度にしても“世を安定化させる”というレトリック(rhetoric)に過ぎないと思います。『朝鮮王朝実録』は王の日誌としてそれぞれ...
「華政」第29話(下)脅された大妃~公主に託す夢サルフの戦い(1619年)で離れ離れになった2人が再会です。「ナウリ…」「媽媽…」「生きていたのですね、ナウリ…。 私たち生きていたのですよね」「また遅くなりました。 すみません、媽媽」「いいえ、私のためにここに来てもらいました。 このように…、約束を守って」「…」この連絡は内禁衛から内官、そして光海に伝わります。「本当か?! ホン校理がチョンミョンを…...
「華政」第29話(上) 約束の白い珠光海君は後金との外交交渉をまとめ、捕虜の兵士たちを帰還させる手はずが整ったところでした。ただし、チョンミョンとカン・イヌの婚儀を条件に、親明派のカン・ジュウォンと西人派を巻き込んで、議会の賛成を得た後の外交文書発出でした。後金との交渉を進めた光海は議会で称賛を得て、その直後に“私人としての”婚儀への反対を表明。巧みな知略でしたが、ホ・ギュンとカン・ジュウォンの謀反...
「華政」第28話(下) 月への祈り韓国と日本~共に歩みましょうよ💙💗(Korea-Japan SkyHigh)そして、ウクライナに愛を💙💛(昨夜は満月でした)ヨジョンとキム・ジャジョムチョンミョンとイヌとの婚儀は光海の権限を増すことになります。カン・ジュソンと西人派のことを操るようになれば、光海にとっては願ってもないことになると心配。「ヌンヤングンはどうしますか?」「恐れるのか? 抜けると言うのか?!」「いいえ、ご挨拶...
光海君が直面した大陸と半島と島国日本との3カ国の情勢。これを踏まえた政策は、美しいながらも“ひ弱な朝鮮”を強くするための、火器都監の創設と国の近代化でした。第15代王・光海君が軍事力と経済力を蓄えるために政策を打ち出すのですが、大陸に頼っていれば安泰だという“事大主義”の守旧派の官僚たちが邪魔します。(カン・イヌとチョンミョン) 『華政』第28話(上)外交文書光海君とチョンミョン「いったい誰に会ってき...
済州島の漢拏山(ハルラ山: 한라산)の原生林(2015年撮影)「華政」第27話(下) 兵士たちの命宮殿では内官が「どの官僚も賛成はしません」と制するのですが、光海は強固に進みます。チョンミョンは会議の中身を知らないので、光海の外交について気掛かり。そんな時にヨジョンが「会議の内容は存じております」と近づきます。そして後金から“皇帝としてカーン(ヌルハチ)を認める”との手紙が届いている事を教えます。正殿の議...
第26話ではキム尚宮が土下座しても「チョナ(光海君)を守るためには、こうするしかない」と言って、チョンミョンとカン・イヌとの結婚を持ち出しました。カン・イヌとキム尚宮との作戦・取引でした。しかし、まだホン・ジュウォン校理(キョリ)の生死も不明のままです。チョンミョンが受入れる提案ではないはず…?「華政」第27話(上)大陸の時勢に無知な官僚たちキム尚宮とチョンミョン孤立無援の王を内外の圧力から救う道...
「光海君」考(下)光海君の対外政策はじめに映画『王になった男(原題:光海)』では最後の字幕で次のように評価しました。…光海(クァンヘ)は土地を持つものだけに課税し、 民を救うために、明と対峙した唯一の王である。(映画『光海』より)第15代王・光海君の国内経済政策での功績は、この税制「大同法(テドンポプ)」です。農業・漁業・林業や鉱工業などの従事者への税金(現物納税)をすべて米穀に換算して国民の税負担...
「華政」第26話(下)光海君と後金(後の清)大妃とチョンミョン公主「公主…」「お~ま媽媽…。 お元気でしたか?」「そんなはずはないわ。 だってあなたは私の気持ちに逆らって戦地に出向いたわ」チョンミョンが「今日は休みたい」と宮殿を出た後に、チョン尚宮は、チョンミョンがホン・ジュウォンに恋していて、ジュウォンの行方が分からないのでチョンミョンの心が沈んでいるのではないかと…。光海の側近のジュウォンとの恋...
「華政」第26話(上)残った数珠球初戦は火器都監の支援を受けた銃砲隊の火力で、明と朝鮮およびイェへの連合軍がヌルハチ(後金)軍を退けます。後金軍は領域内の山砦(サルフ山)に退却。サルフの戦い連合軍は4方に分かれてサルフ山を囲みますが、この兵力の分散が敗因を招きます。おそらく朝鮮軍と明国軍の一部は東側からサルフに向かったと思われます。そして、サルフの戦いで明国・連合軍が3方で順々に壊滅。光海君には朝...
「華政」第25話(下) 戦場のふたり「まだ待て…」「…」「…、今だ!」朝鮮軍の銃火器が火を吹きます。銃火器の威力と側面を支えた弓と刀の力で、第1次攻撃が有利に進む中、丘の上から展望していた明の王子も攻撃を開始。イヌからの作戦を聞いていたからですが、戦況を見ていたからの後出しです。後金の第1次攻撃を防ぎ、明と朝鮮の連合軍戦線を前に進めます。# 有名な“サルフの戦い”の前哨戦でした。 1619年の3カ国+1部...
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ドラマ『逆賊』では、ホン・ギルドンの父親・アモゲが中国の皇室が好んだという“黒細麻布(フクセマポ)”に目を付けて生産・輸出のビジネスを展開しました。# 美しい黒い麻布でした。こちらは映画『逆鱗』でのイ・サンの衣装。(製作2013年、日本公開2014年)実際に映画でヒョンビンが来ていた王衣(夏服)です。素材は黒い麻。(2014年の日比谷の映画館にて)# さて、ドラマ『イ・サン』ではサンが奴婢制度の廃止とと...
(イ・サンが建設した京畿道水原の“華城の南の門”:八達門・2015年撮影)# ドラマ『イ・サン』で描かれていた第21代王・英祖は、晩年になっては老論派(守旧派)との対立を避けて政治の安定のみを図っていたことが脚本(セリフ)からも読み取れました。また、認知症の初期でもあったのでしょうか少々短気でもあり、感情の起伏もあり、老論派+貞純(チョンスン)大妃の策略にも気づかなかった点が強調されているようです。そんな...
『イ・サン』再考(2)~サンの仲間たち(テーマソング)https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=youtube+%e3%82%a4+%e3%82%b5%e3%83%b3+ost&&mid=81EE4A1CB6CEBA91D48E81EE4A1CB6CEBA91D48E&&FORM=VRDGAR1.孝懿(ヒョンイ)王后・金氏(ドラマでの王妃役はパク・ウネ)王妃は9歳(1762年)でサンと結婚しました。その後はサンだけでなく義母にあたる恵慶宮(ヘギョングン)・洪氏(ホンシ)にも精一杯仕えて...
『イ・サン』再考(1)~悪女列伝の最悪女帝1.貞純(チョンスン)王后 彼女は極めつけの“歴史的なワル”と言えましょう。まずは時代背景。儒教の教義を巡る論戦は表面上のことで、病巣だと言われ続けていた王朝内の官僚や両班たち。彼らの私利私欲が根底にあり、勢力・派閥争いの渦を巻き起こしていました。そんな王宮では南人(ナイン)派や小論(ソロン)派を退けて老論(ノロン)派が各部署を牛耳っており、中でも外戚・金家...
これまで冊封国になる前の韓半島(ハンバンド)の歴史を、<古代韓半島>として振り返りました。今回アップして来た『王は愛する』の時代背景が、大陸と半島の歴史的関係のちょうど分岐点だったと思います。(冊封制度は、大陸が明の時代に完成したとされ、日本の室町時代にも明に朝貢したとの記録があります)元からの安全保障を得るべく、高麗第24代王が世子をいわば“人質”として元に預け、その世子(後の第25代・忠烈王)が...
大陸の元と高麗王朝1.王氏高麗ソン・ジナ作家は高麗末期を描いた『信義(シンイ)』で、当時の高麗最大の貴族・“奇(キ)”一族の家長キ・チョル(実在)を登場させました。妹は「元」の皇后となった『奇皇后』です。『王は愛する』では、ワン一族とウン一族を登場させています。いずれも貴族ではあるものの、史実としてはワン一族が王家の外戚です。リンの父親の妹が第25代・忠烈王の最初の妻(実在)です。ただし、父親(ワン...
王は愛する 第40・最終話 王は愛した…一度人生を体験して、もう一度人生をやり直してみたい。そうすれば二度目はもっと良い人生で、反省することは少ないかもしれない。(ウォン)# 以下は3人と師匠で作り上げたストーリーだと思います。イ・スンヒュ師匠のナレーション…元からの使節団は重要な情報を得ました。それはワン・ジョンからでした。…「私が反元勢力の主導者のことを知っています」と、ワン・ジョンはその勢力のこと...
王は愛する 第40話(上) 1297年の夏タンとサンサンがすっかり元気になって挨拶に来たので大喜びのタン「大丈夫なのですか?」「ええ、元気です。 ちょっとだけ、胃が痛みますけどね」「良かった!」「胃が悪くてもですか?」「良かった…」「ピヨンによく似て泣き上戸ですね」「そうなんです。 いつもオラボニに笑われていました」ハンカチを渡すチン・グァンでした。サンはこっそりと料理のコツを教えて欲しいとタンに…。家を...
王は愛する 第39話(下) 王は愛した~元からの調査団ウォンが宮殿に戻ると、元からの使節・調査団が到着していました。回復した王が玉座に座っています。「いったい秘書官は何をしているのか?」「使節団の面々にはたくさんの説明が必要でしたから…」「何を知りたいのでしょうかな?」調査を行った使節団が見せたものは小動物の死骸「元成殿の礎石から発見されました」「呪詛だと?!」「ワンビ媽媽は呪詛により亡くなったとい...
王は愛する 第39話(中) 陰謀の果てに(昨日のシーンのつづき)「私を裏切る気なのか? お前を救ったのは私だぞ。 衣食住を与えて、育てて来た」「一度も裏切ったことはありません。 命令に従い、たくさんの人を殺して来ました」 「これからもそうだ」「あなたは高麗のためだと言った。 しかし…」「あの女を殺せと言ったからなのか?」「ナウリこそ、元の国に高麗を歯向かわせようとしています。 国賊です」「ムソク!...
王は愛する 第39話(上) 解毒剤と玉璽~ムソクの良心今は人がいないウン判府事の元の屋敷駆けつけたウォンとリン。まず、リンは縛られたピヨンを見つけます。「助けて下さい!」「何があったのか?」「世子嬪媽媽とサンアガシが…」「どこなのか?」「もとのアガシの部屋の中です」「!」「これを!」「?!」「彼がくれた解毒剤です」「解毒剤?」「ええ、陽が沈む前までに飲む解毒剤です。 日没と共に死ぬと聞きました」# ム...
王は愛する 第1話(下) 娘・サンへの伝言ゴロツキたちのアジト「お前たちよりも役に立つ連中がいるそうだぞ!」「ところでどうしてこんなに武器が必要なのか?」「ウン・ヨンベク商団の荷物を奪う計画だからだ」「ウン・ヨンベクだと? 奴らの私兵は官軍よりも強いと聞いているぞ。 3日に一度は軍事訓練をしているぞ。 正気なのか?」「俺たちも刺客を集めている。 絹の一反もあれば一年分の稼ぎになるのにな~」「奴らは...
高麗(コリョ)の建国は918年。それから1392年(朝鮮王朝建国)までの474年は、後の朝鮮王朝(518年間)と同様に長い歴史です。ドラマ『王は愛する』は、高麗中期の歴史の転換点を舞台背景としています。脚本はソン・ジナ作家。(同名の小説をソン・ジナ作家が脚本にしたもの)また、ドラマ『信義(シンウィ)』も同じくソン・ジナ作家の脚本・小説で、舞台は14世紀末の衰退する頃の高麗でした。『信義』は第31代...
新羅の首都・慶州の仏国寺(プルグクサ)ドラマ『善徳女王(ソンドクヨワン)』と新羅(シルラ)の興亡大帝国だった高句麗が、唐と新羅の連合により足元をすくわれ、北に追いやられて渤海へと転じました。三国時代が終わった7世紀末のことでした。その唐と新羅の同盟関係ができる少し前のこと。新羅初の女王・『善徳女王』が第27代王として即位しています。ドラマはほとんどがフィクションなのですが、当時の時代背景としては、...
歴史を駆け抜けた八咫烏(やたがらす)ドラマ『朱豪』では、初めて国家のシンボルマークに三本足の八咫烏(やたがらす)がデザインされました。新羅と唐の連合軍に滅ぼされても高句麗のヤタガラスは歴史を駆け抜けます。1.南北の二国の時代へ668年、第28代の宝臓(ポジャン)王が新羅と唐との連合軍に屈服し、高句麗が滅びます。そこで新羅は、滅ぼした百済と高句麗の民や軍を吸収して、半島での覇権を我が物にしました。さ...
関西に渡来した豪族1.広隆寺と秦氏半島から4世紀から5世紀にかけて渡来した有力な豪族に、漢(あや)氏と秦(はた)氏の一族がいました。それぞれが奈良と京都に一大勢力を築き、とくに京都の秦氏は養蚕・機織り、農業灌漑の技術を伝播し太秦から嵯峨野にかけての農業用地開発と産業を発展させました。京都・右京区太秦(うずまさ)の広隆寺は、603年に秦河勝(はたのかわかつ)が聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立し...
半島の三国時代ドラマ『朱蒙』のラストの解説ではソソノの次男が百済の建国者ではないかとの余韻を残しました。また、『太王四神記』では高句麗の版図拡大が描かれました。以下は高句麗、百済、新羅の三国時代の話です。1.三国時代後の第19代王・広開土(クァンゲト)大王(テワン)こと、タムドクが16歳で高句麗王となったのが391年でした。 広開土王の高句麗(コクリョ:고구려)が版図を拡大して次の歴史地図のような...
百済から来た王子~および聖徳太子のころ高句麗の王族・若光とその子孫が関東に根を下ろしたように、百済の王族・豪族の一部も日本に渡り、関西(大阪)に根を下ろしました。遡って、新羅と唐の連合軍により高句麗が滅びた話は前回でした(668年のこと)。それよりも少し前の660年に、同連合軍により百済が先に滅びています。しかし、残党によるゲリラ戦は各地で行われていました。1.百済のラストプリンス百済最後の王は義...
(高来神社:2017.11.02)高句麗の王族・若光 (1)1.そのミッション「日本書紀」によると、日本には552年に百済から仏教が伝来。また、聖徳太子が大切にもてなし、師匠として尊敬した慧慈(えじ)は高句麗から派遣(595年)された僧でした。もう一人特筆すべき高句麗からの人が、666年に渡来した「若光」で、彼は高句麗の王族の一人。当時の高句麗は新羅と唐の連合軍との厳しい戦闘状態にありました。日本からの援軍...
高句麗大帝国と『太王四神記』~生きて帰る伝説の王子『朱蒙(チュモン)』は40歳で王位をユリ王に譲り、亡くなります。そして、ユリ王の息子ムヒュルが高句麗の第3代・大武神王(ムヒュル)で、これは同じ作家と主演の『風の国』で描かれます。さらに、ムヒュルの子・ホドンの秘話は『自鳴鼓(チャミョンゴ)』です。高句麗の創世記が楽しめました。そして時は流れ、高句麗第19代・広開土大王の物語は、『太王四神記』へと引...
『大君』より「背徳のクーデター(2)」首陽大君の蜂起(癸酉靖難:ケユジョンナン)から、王位の奪取までのシナリオは配下の韓明澮(ハン・ミョンフェ)と権擥(クォン・ラム)などが作ったとされます。そして、王位に就くに当たっては、(ウィキペディアでは)この策士(友人同士)の他に、譲寧大君が後押し。「譲寧大君(世宗の実兄)や権擥、韓明澮らの後押し」とあります。ちなみに、権擥は官僚だったのですが、韓明澮は科挙...
<朝鮮王朝>は14世紀末から20世紀初に至る518年の長い歴史なのですが、18世紀末のアメリカ独立やフランス革命などの時代になると、海外からの影響がさざ波のようにひたひたと及んできていたと考えられます。逆に言えば、それまでの<朝鮮王朝>では絶対王政の中にあって王室内の権力争いや、王室と官僚たちの綱引きに明け暮れていたように思えます。王朝「クーデター」考(中)ドラマ『大君』より~背徳のクーデターもっ...
今の私たちは極東アジア唯一のG7国であることを誇りに思い、またアジアの朋友国と共に民主主義の輪を広げる一翼を担っていると考えています。そんな中で「武力」によって国際秩序を変えようとするロシア政府(および軍部)によりウクライナが侵攻を受けています。まるで時計の針を逆回転させるかのような時代錯誤の行為です。ウクライナに愛を💙💛さて、ドラマ『華政』に続き『御史とジョイ』を振り返りました。『華政』で描かれた...
# 今日はジョイが髪をアップにします。 さてどのように? 写真上・左はテスモリ (結婚式の王妃の髪型です) 写真上・右はトクジモリ 写真下・左はチョクチンモリ 写真下・右はオヨモリなお、離婚後のジョイの三つ編みの髪型はテンギモリです。(テンギはリボンのことで、モリとは“頭”とか“髪型”の意味です)御史とジョイ第16話(おわり)ジョイフルワールド~共同体の仲間たち漢陽の宮中では大騒ぎ「チョナ!」「御医を呼...
(漢江の下流の江華島)御史とジョイ第16話(最終:中)両班(ヤンバン)シェフからの贈り物~「脱賤」証明書「ははは、開店準備が出来たようだな」「ところで饅頭房の料理長はいつ来るのですか?」「あ~、ちょっと待ってくれ…。 呼んでくる」「俺たちの若旦那が満足できる料理長はいるのか?」しばらくして着換えたイアンが、「朝鮮王朝最高の料理長が出道!」「!」「料理長のパンドクと申します」「やい!パンドク! 腰が...
御史とジョイ第16話(最終:上)正義を貫いたイアン~そして江華島へイアンは逮捕したパク・スンを検察(義禁府)に引き渡す前に、暗行御史団と官軍と共に遠回りして断崖に連れ出しました。「まずは、 大監によって苦しめられた者たちに謝罪して貰う」イアンは刀を抜きます。「…」「愚かな奴だ。 この世の道理を知らないのか。 私に良心があったら、ここまでの権力を得られたと思うのか? 早く義禁府に連れて行け!」イアン...
(いざ光化門:景福宮へ)御史とジョイ第15話(4)特権を得たイアン~苦労の成果アポイントの時間に宮殿に向かったイアン「チョナの好物だと思います」とキナコモチを持って参上。早速手を付ける仁祖でした。しかし、「チョナの健康のためにと“トリカブト”を少量入れています」「?!」(吐き出す王)そこで“切り札”!(まずは処方箋)「これは世子チョハが健康のためにと東宮担当の医者が処方したものです。 同じ処方で私も処...
(江華島の海岸)御史とジョイ第15話(3)霊媒師ピリョンの大役が成功へテソの育ての母親からもたらせられた悲報は、共同体を守ってきたパウェがパク・スンとパク・トス親子と私兵たちに殺害されたことでした。幸いに孤児たちは共同体“トルクソン”から逃れることができました。驚きの情報はパク・テソ、チ・メンス、カン・ハンギも殺害されたことでした。イアンにとっての捜査の詰めとなる証言者たちが消されたということになり...
(両班屋敷:ジョイが見たパク・スン領議政の屋敷には多くの下働きがいました)御史とジョイ第15話(2)突然の悲報~消えたハートのエース港を目指すパク・テソ、カン・ハンギ、チ・メンス「謝ることはないさ。 俺だってチャ・マルジョンには好感を持っていなかった」(チ・メンス)「私が女だということだけで結局は無視されたけど、 テソだけはずっと見守ってくれているわ」(カン・ハンギ)「…」「テソのためには毒薬だっ...
# 『御史とジョイ』第15話の予告の画面。新しいメンバーが加担するようです。特に、ジョイの母親のトクボンの活躍とピリョンの祈祷術を期待しています。御史とジョイ第15話(1)ダイアのエース♦内側にポケットを付けた変わったポソン(足袋)を縫製して両班屋敷に届けたジョイでした。そこで、その屋敷がパク・スンとパク・トスが住む大邸宅だと気付き、“トイレを貸して欲しい”と、内偵をしようと試みました。庭では、下男と...
(イアンの切り札となりますように…と、祈ります)御史とジョイ第14話(下)世子が理想とした社会とテソの証言~二人の過去のエピソードイアンは船酔いの後でした。女将からクッパを頂き、居酒屋で行商人から噂話を聞いている時にパク・テソを遠くに見かけました。すぐに飛び出してテソを追いかけます。「パク・テソ!」そして取っ組み合いのケンカ「…、行かないといけない」「お前は漢陽に連行する!」「アボジに話があるんだ」...
(第14話ではパク・テソの驚きの過去がストーリーを揺るがすようです)御史とジョイ第14話(上)the Way We are.~ふたりの進む道(世子が存命の時の話)「なぜこんなに散らかっているの?!」とイアンの祖母が言っているところに世子がやって来て、自分も楽しみにしているから良縁を期待しているとして、「将来の出世のためにも良家のお嬢さんとの結婚が望ましい。 私も嫁探しに協力します」と。喜んでいたハルモニでした。...
(Korea-Japan First Ladies :ウクライナに愛を💙💛)御史とジョイ第13話(下)ストライクバック~イアンの反撃# 教旨が出て弘文館のシム・テソンと我らがイアンは降格となります。…大堤学(正二品):シム・テソンは正三品の副堤学…イアンは大きく降格となって正八品の“著作”となり、新人レベルの扱いです。トクボンはパク・テソの母親と話しています。「これからどうするの?」「育てた私の罪ですからね」「いいえ、自分で償わ...
(# 当時の法宮を描こうとしたCGだと思います。 現在の景福宮などと合わせて考えれば、 後宮がありませんし、 現在の青瓦台がある当時の練兵場も見当たりません)御史とジョイ第13話(中)ラブラインの行方は?イアンを探しに出たジョイ彼は清渓川(チョンゲチョン)にいました。「さあ、見せて頂戴!」「…」「弘文館は高貴で優秀な官僚が集まるところだわね…」「あ~、悲劇だ…」「じゃあ、もう引退なの?」「そうなった…」「...
(官職地位の剥奪)第13話の冒頭は第16代王・仁祖と世子との不仲のワンシーンでした。世子が清国からのお土産を渡すと、仁祖はその硯石を世子に投げつけました。# 旧来の仁祖の反清国の考えと、親清国となっている昭顕世子との思想の対立です。ドラマ『華政(ファジョン)』では、その他にもキリスト教文化に関わるものなど多くのお土産が投げつけられました。御史とジョイ第13話(上)負けるなイアン!三田渡の屈辱事件から...
テソが捜し出したのは故世子の担当医の記録でした。「薬房日記」その中に挟んであったメモには父親のスンの捺印がありました。…娘の命は保障するから、東宮殿で見たこと知ったことは全て極秘だ。パク・スン(押印)(パク・スン)# 今日はまず、パク・テソ側から見た状況をまとめておきます。・チ・メンスはテソの事業全般を知るガードマン・チャ・マルジョンは銀や毒草などなどを扱う商団のリーダーでした。(イアンが商団を解体...
御史とジョイ第12話(上)ボリのレシピ~料理の腕比べイアンは弘文館のシム・テソン大堤学に報告「パク・テソが担当医者を装っていました。 そして山寺で本当の医者を殺害しました」「本当なのか?」「私は2年前当日の医者の腕の傷跡を覚えています。 パク・テソの傷跡が同じでした。 つまりパク・テソの偽装だったのです」「そうか…、 ではパク・スンも世子の毒殺に絡んでいるということか…」「ええ」「しかし、なぜそんな...
# このドラマは1647年(カン・ハンギがサインしていた契約書の日付から)です。第16代王・仁祖の世子・昭顕(ソヒョン)の毒殺事件(容疑)は1645年なので、その2年後の『御史とジョイ』です。なお、仁祖はそのまた2年後に病死しました。毒殺事件に関与したはずの仁祖の弱点を知るのはパク・スン、トス、テソの親子です。直接取引でテソもチ・メンスらを釈放して貰うつもりのようです。(世子の治療日誌)御史とジョイ...
# 忠清左道の郡守逮捕から始まって、商団の解体(チャ・マルジョン)、海運商団の解体(ホン・ソクギ)、銀山の閉鎖にも至ったのですが、武器弾薬の商人のカン・ハンギとパク・テソの逮捕はこれからのこと。むしろ、彼らの逆恨みからのリベンジ、リバウンドの危険が波乱を招くかもしれません。ただ、ジョイの母親トクボンは狙撃手なのでその助けがあるか?中央政府の首相(領議政)パク・スンの尋問もまだなので、忠清道からの地方...
御史とジョイ第10話(下)確信の薬草~トリカブトとトランペットフラワーいつもイアンのランチボックスを楽しみにしていた“科挙試験”の同期生たちは、イアンの大手柄によりますます近づきます。アラビア製の“蝶々”の飾りを使ったノリゲ(#)をプレゼント# ノリゲノリゲ(노리개)とは、女性のチョゴリ(上衣)のオッコルム(リボン)やスカートの裳(チマ,치마)の腰に下げた装飾具のこと。イアンは迷ったものの受け取ります。さ...