ミスターサンシャイン第20話(2)動く標的~国は生きるイ・ワンイクの屋敷に向かうヒナ「カン夫人が何か言いましたか?」「ええ、確かめに行く必要があるわ。 イ・ワンイク大監の屋敷に行って頂戴」左腕を負傷したユージーン薬剤倉庫の軒の赤い風車を見て急ぎます。ドンメの道場には、エシンから先々の分の支払いが置いてありました。「なぜだ…? しばらくは、彼女はここには来ることができないようだが…。 …、もしやイ・ワ...
ミスターサンシャイン第20話(2)動く標的~国は生きるイ・ワンイクの屋敷に向かうヒナ「カン夫人が何か言いましたか?」「ええ、確かめに行く必要があるわ。 イ・ワンイク大監の屋敷に行って頂戴」左腕を負傷したユージーン薬剤倉庫の軒の赤い風車を見て急ぎます。ドンメの道場には、エシンから先々の分の支払いが置いてありました。「なぜだ…? しばらくは、彼女はここには来ることができないようだが…。 …、もしやイ・ワ...
ミスターサンシャイン第20話(1)ペンは剣よりも弾丸よりも強し船宿の女将の遺体を公道に吊るした森タカシユージーンは森タカシを殴り倒しますカイルは、「下がれ。 私は腕が悪いから、君の頭を吹き飛ばすぞ」森タカシにユージーンは、「お前は軍人ではない。 戦争では軍人は軍人だけと戦うものだ」「…」「彼女が軍人に見えたのか?!」「どうも知り合いのようだな?」「…」「聞きたかったことだ」「…」スングが来て、「彼女...
ミスターサンシャイン第19話(5) 故コ・サホンの49日グローリーホテル「ナウリは食事もしないんだ」「アガシの家族のことが心配だからだわ」「なぜ心配なのか?」「あんたは知る必要はないことだわ。 ただナウリの傍から離れてはいけないわよ」「解った」「美国公使館で働いているスミの弟だわよね?」「はい、アガシ」「何の話をしていたの? 深刻なようだわね」「あのイ・ワンイクという悪党が、 エシンお嬢様の屋敷と...
ミスターサンシャイン第19話(4)母の写真~そして弔問「大監媽媽。 大監に仕える農夫たちも集まりました」「どうもこれまでのようだ。 我々はこれまでの縁を切らないといけないようだ」「…」「この台帳で、鉄道がとおらない土地を選んでおいた。 その土地は、この30年も仕えてくれた者たちと、 20年仕えた者たちとは違いがあるが、 そなたたちが所有することになる」「大監…」「大監媽媽…」「たとえ土地が狭かろうと...
ミスターサンシャイン第19話(3)国を売る者~国権の乱用イ・ジュニョン「教官!」「今日は夕食を取らずにここで待機した。 いったい何をするつもりなのか?」「なぜご存知なので…?」「訓練の後、戒厳令の前までにやるべきことなのだろうな。 しかも雨の日を選んで来たのだろうな」「…」「夜間練習で腕を上げたのは分かるが、 同時にその間にこの武器庫の合鍵を作ったのだろうな? お前はこの士官学校入学のために偽の推薦...
ミスターサンシャイン第19話(2) 活動家たちのリストグローリーホテルのカフェ一緒にテーブルに座るようにと言われたヒナが断っていたところですが、ちょうどヒソンが戻って来て、ヒソンも一緒に座るようにと言われます。「一人にしないでくれ。 今日は最低の気分なんだ。 あれは俺の父親だ」「私も同様だわ。もう一人の男は私の父親だわ」「…。 え?!」「…」「二人とも悲劇に遭ったようだが、 男にとっては婚約破棄は決...
ミスターサンシャイン第19話(1) ヒソンとヒナのお見合い# ソゲッティングは現代語:ソゲ(紹介)からの造語です。エシンの髪を切り取ったドンメ「…」「!」エシンはドンメの脇刀を抜いて、「本当に私の手で殺されたいの?」「…」「わざと私の足を撃ったようだけど、 あの時の優しさではなくて、 今度は大勢が見ている前で私を辱めるつもりなの?」「以前は両班のアガシの心を切ったつもりだが、 言ってくれ。 本当に胸が...
ミスターサンシャイン第18話(5) ドンメの屈折した気持?漢城病院に入院していたドンメの傷が癒えたようです部下に命令しました。「俺を撃った奴は…?」「漢城の隅々まで、港の魚干場も隈なく探しています。 見つけ出して殺します」「怒りで死にそうだ。 ク・ドンメは生きているという噂を広めてくれ。 向こうの方から姿を現すだろう」そこにヒソン「良く生きていてくれた。心配だった」「嘘つきめ」「本心だ。心配した」「...
ミスターサンシャイン第18話(4)エシンに迫る危険「コ・サホンだ…。 だから彼らはコ・サホンの屋敷に先に行ったのだ…」イ・ワンイクは宮殿に向かいます。「林公使は今朝早くに日本に向かいました。 今度は日本の通貨を大量に運ぶためです」「頭痛があるから、西洋医術で診てもらう予定だ。 要件を早く言ってくれ」「私が頭痛をとり除きましょう。 ともかくコ・サホンを釈放して下さい。 民心の動揺が広がる前にお願いしま...
ミスターサンシャイン第18話(3)地球儀では手のひらの距離森タカシ大佐日本紙幣の両替ができなくなりなりました。「あのアメリカ人教師を呼んでくれ」「釈放ですか?」「いや、尋問だ」ユージーンもグローリーホテルにいるところを呼ばれます。「こんな方法でしか私とも話ができないのか?」「…」「先生は大丈夫ですか?」「ええ、幸運にも…」「大日本の軍人は罪なき人には触れない」「しかし、彼らは女性と刀を交えたではない...
ミスターサンシャイン第18話(2) 通貨価値の暴落グローリーホテルのカフェヒナの件は少佐のボタンを撥ねます。「!」「!」ヒナには佐々木少佐は勝てません「この女はどうかしているぞ」「では、大勢でかかってくるのですか?」森大佐「刀をしまえ!」「…」「佐々木少佐。 起立!」「はっ!」「大日本帝国の皇軍が女相手に刀を抜くとは…」「…」「恥を知れ」「部下たちの無礼を許してくれ。 私が代わりに謝ろう」「楽しい対決...
ミスターサンシャイン第18話(1)彼女も守ることができるのだ森タカシ(大佐)が日本軍を連れて、コ・サホンの屋敷に入って来ました。そして、ユージーンと米軍「ではあの時から朝鮮に来ていたのか?」「この再開にはショックだっただろうな。 それとも怒っているのか?」「日暮れまでに公使館に報告しないといけないから、 学校の生徒とお付きは共に美国公使館に来てくれ。 駕籠で…」「説明して下さい」(エシン)「米国の...
続・民主主義への道(10)~市民の手で崩壊させたベルリンの壁これまで20世紀の歴史を振り返るつもりでいたものの、21世紀になって起きた(ロシアが起こした)ウクライナ戦争、(テロ組織のハマスが起こした)中東(ガザ地区)での戦闘激化、そしてアメリカ・トランプ政権が起こした関税(貿易)戦争、さらには根が深かったインド・パキスタンのカシミール紛争の再燃と、ここKJSでも新たに21世紀の記事を加えざるを得ないかな…と思...
ミスターサンシャイン第17話(5)儒学者たちコ・サホンの屋敷に集まった儒学者たち「長旅ご苦労様だったな…。 手紙に書いたように、私は皇帝に上奏しようと思う。 署名する者はいるか? 心では支援するものの、名前を出すのははばかられるのは分かる」「この国は日本からの圧力で弱体化しており、 皇帝不は在と同様です。 若い指導者たちが立ち上がるべきです。 逮捕も覚悟の上です」「その通りだ。私の余命もいくばくか…...
ミスターサンシャイン第17話(4) 師匠と弟子、教官と生徒ファン・ウンサンと宿の女将「隊長、喜んで祝いましょう。 上海からの知らせで、 スンジェが無事に到着して元気でいるとのことだわ」「それは良かった」「今日はチャン・スングを見かけないけど…」「しばらくはここには姿を見せないだろう」「…?」「今度は突然、違った男になって帰ってくると思うが、 驚かないでくれ。 サンモクからは連絡がないのか?」「ありま...
ミスターサンシャイン第17話(3)内禁衛(ネグミ=ロイヤルガード)コ・サホン大監の屋敷「彼が私の空を覆う黒い鳥なのか? それとも他の誰かの…?」(コ・サホン)屋敷にスミと共に花駕籠が来ます。「こんな状況の中で、 なぜヒソン若旦那が駕籠を送って来たのか…?」(ハマン)「エシンに伝えて、話をしてくるようにと言いなさい」グローリーホテルのプールバーでヒソンは待っていました。「今日は私が勝つ」と宣言して、一...
(ヤルタ会談)続・民主主義への道(9)第2次世界大戦の終結と「赤い旗」1.ヤルタ会談(ウィキペディアより)ヤルタ会談(Yalta Conference)は、1945年2月4日から11日にかけて、ソビエト連邦のクリミア自治ソビエト社会主義共和国のヤルタ近郊にあるリヴァディア宮殿で開催された。イギリス・ソビエト連邦・アメリカ合衆国による連合国首脳会談である。第2次世界大戦が終盤に入る中、ソ連対日参戦と国際連合の設立について協...
ミスターサンシャイン第17話(2)日本から来た司令官花月楼ユージーンからは、「その賄賂は貰っておけ」そして「私のありのままを話せば良い」と言われていた通訳のグァンスです。イ・ドンムンとイム・グァンス「何とも贅沢で、皇帝にとっても高価なコーヒーを、 副領事は朝も夜も飲んでいます。 アメリカの風習を持ち込んでいるが、英語はそれほど上手くはない。 ウェスト・バージニアの南部なまりのようです。 あんな発音...
ミスターサンシャイン第21話(2)私が愛する妻ドンメは義兵に撃たれました。また、無心会の親分の信頼を失っていると知って、独自の道を歩むことにしたようです。「しかし、俺は誰に撃たれたのかは無視することにした」ドンメを理解したファン・ウンサンは、「では、しばし我々の活動を支援して欲しいのだが?」「断るかもしれない。 それに身分に関係なく、そちらの方からも礼儀を尽くして欲しい」「…」「いずれ後を追うだろ...
ミスターサンシャイン第17話(1)王立士官学校京城宮殿「青洲からの甘い桃ですよ。 大切にとっておきました。あなたも召し上がって下さい」「は~、はは」(# エシンが笑ったのは庶民の食べ物だったからでしょうか?)「両班の令嬢が英語学校に通うと聞いていました。 何が動機なのですか?」「…。 とある外国人の名前を読みたいから興味を持ちました」「名前…。読めるようになりましたか?」「ええ、今では書くこともできま...
続・民主主義への道(8)~米国を動かした一人の中華民国女性# 1941年の12月8日(米国時間)はフランクリン・ルーズベルト大統領が対日宣戦布告を議会で行った日です(日本時間では12月9日)。日本帝国海軍が真珠湾(ハワイ)を奇襲攻撃したのが7日(日曜日)の朝、その翌日の米国ワシントンの連邦議会でのことです。第2次世界大戦がヨーロッパで勃発した後の太平洋戦争への米国の参戦の日、そして合言葉「リメンバー・パールハー...
続・民主主義への道(7)~1939年1939年(第2次世界大戦勃発)を舞台とした映画『オーストラリア』(主演:ニコール・キッドマン&ヒュー・ジャックマン)大陸北部のダーウィンまで日本軍が進出していたころです。1500頭ほどの牛を追う中での、アボリジニ(原住民)との壮大な舞台背景での友情。そして感涙のラブロマンスでした。開かれたアジア・インド・太平洋に向かって歴史が徐々に動いていくことを願っています。以下に『ミ...
ミスターサンシャイン第16話(5)皆既日食の日キム・ヒソンは、父親が書いた正式な婚姻願いの手紙を渡しませんでした。「婚約は破棄します」そして、祖父の遺産を元手にして新聞社を開業すると宣言全てに反対する両親への殺し文句は、「美国から来た軍人に係る話は全部理解できました。 あの時に何が起きたのかということです」30年近く前のlことになりますが、ヒソンの母はユージーンの母からピニョ(かんざし)を首にあて...
ミスターサンシャイン第16話(4)東学の人々の抵抗ヒナの母親との写真イ・ジョンムンが「実は見つけた」との話を聞き、「あいつめ…」京城(キョンソン)宮殿ヒナは皇后に呼ばれます。(# 貴妃・巌氏でしょうか?)「春の花が満開なので、この帽子を選びました」「美しいわ。気に入ったわ。 これまでで初めての訪問ですよね?」「昨年の秋は観客として参りましたが、 今年は初めてです」「西洋のお酒の味わい方を教えて貰った...
「こんなことがまたあると思っていた」「海に一緒に来ることか?」「いや、一緒に歩くことだわ。 こうして自由に…。 いつか、街中をこうして歩きたい。 そして、あなたが暮したニューヨークに行きたい」ミスターサンシャイン第16話(3)Goodbye Day「ニューヨークでは男と女が肩を並べて町を歩くのかしら? 誰もじっと見ることは無いのかしら?」「いや、皆が見るさ。 素敵なカップルだからだ」「…」「…」「勉強したわ」「...
ミスターサンシャイン第16話(2)See You Again
ミスターサンシャイン第16話(2)また会おうコ・サホン「エシンの心には、誰かがいるとは本当なのか?」「大監媽媽…」「…」「彼らを叱らないでください。 彼らには責任はありません。 私の命令に従っていただけです」「お前には口を挟む権利はない。 私には言うべきだった。 少なくとも私には知らせるべきだった! チャン・スングのところで狩猟の鍛錬をさせ、 学校では学べないことを学ばせた。 その代わりにお前だって...
ミスターサンシャイン第16話(1)支援者たちヒソンの父親が書いた正式な結婚の申し出「使いの者が手紙を持ってくる予定だったそうですが、 ヒソンが自ら持ってきたようです」「…」「二人揃って庭に跪いています。 ヒソンは長く日本にいましたから、 家族が決める古い“しきたり”が無意味だと思っているようです」ヒソンとエシン「花を見るには二つの道がある。 花瓶にさすか、道にそのままにするかだ。 私は後者を選ぶ」「…...
続・民主主義への道(6)~映画『宗家の三姉妹』1.宗家の三姉妹(the Soong Sisters)1997年の香港・日本合作映画に『宗家の三姉妹』があります。大陸の時代背景は清王朝末期。大富豪となっていた宗家で生まれ育った長女・靄齢(あいれい)、次女・慶齢(けいれい)、三女・美齢(びれい)の三人姉妹の物語です。左:美齢、中央:靄齢、右:慶齢靄齢(あいれい)は同じく富豪の孔家に嫁ぎます。夫はバンカー(銀行家)として大...
続・民主主義への道(5)~孫文の辛亥革命(孫文)ドラマ『ミスターサンシャイン』の時代の大陸は「清国」1894年の日清戦争で敗戦したとはいえ大国であったことには変わりありませんでした。辛亥革命は1911年~1912年にかけて起こった革命で、清王朝が滅びて中華民国と変わりました。革命前大陸にも日本の明治維新=立憲君主制が導入されようとしていましたが、当時の西太后などの保守派によりその動きが潰されました。「清」はそ...
ミスターサンシャイン第15話(5)婚約破棄宣言ヒナの母親のこと「物欲に目が眩んでいる官僚たちには宣教師を守ることができなかった。 渡航するための道筋だけでなく、密書のことも事前に知っていたようだ」「内部に密告者がいるということですね?」「だから君に頼みがある。 あの日、3人が宣教師の傍に付いたが、 一人は宣教師と共に遺体で戻った。 現在、残る二人を調査中だ。 そのうちの1人が君のホテルに出入りして...
ミスターサンシャイン第15話(4)ユージーンのストーリー…春が来ました。いかがお暮しですか?私は元気です。あなたは?…聞きたいことがある…。なぜ梅の花はあのようなのか…?会いたいから言い訳です。…梅の花は朝鮮王室の紋章です。「長い物語と歴史の記述があるわ。 なぜこの花のことを?」「君のアボジや同志たちはどのように春を祝ったのかと思って…」「?」「写真の裏には、“梅の花が咲くころ、集まって…”と、 句が書い...
続・民主主義への道(4)~中国の一帯一路(新しいシルクロード)計画「一帯一路計画」を文字通り訳すると“One belt, One road Initiative” (ウィキペディアからします)習近平総書記が2013年9月、カザフスタンのナザルバエフ大学における演説で「シルクロード経済ベルト」構築を提案したことに始まり、翌2014年11月に中国北京市で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で習総書記が提唱した。中国からユーラシア大陸...
ミスターサンシャイン第15話(3) 1903年の春イ・ワンイクの屋敷「ク・ドンメが鈴木を着るとは思わなかった。 林公使が信頼していた男なのに…?」(イ・ドンムン)「おそらく林が贈り物をしたのだろう。 林はク・ドンメを付けておきたいのだろう。 人生には浮き沈みがある。 私もいろいろ変わった」(イ・ワンイク)ドンメが入って来ます。「この頃は来客が多いようだな。座れ」「お久し振りですね、ナウリ。 もう会わ...
続・民主主義への道(3)~歴史に残った義兵たちの記録1.ドラマと史実(これまでのドラマの中で折々に紹介した『韓国併合』(海野福寿『韓国併合』岩波書店、1995年5月を引用します)・軍隊解散は詔勅が発布された翌日の8月1日の午前10時、6000人余の将兵が対象となり、宮中侍衛の歩兵大隊640人だけが残された。・「(詔勅の)知らせを受けた歩兵第一連隊第一大隊長・朴星煥(パク・ソンファン)の抗議の自殺をきっ...
Abraham Lincoln続・民主主義への道(2)~リンカーン(# ウィキペディアからの引用です)エイブラハム・リンカーンは、アメリカ合衆国最初の共和党所属の大統領である。そして、アメリカ合衆国大統領を務めた個々の人物の業績をランクづけするために実施された政治学における調査結果「歴代アメリカ合衆国大統領のランキング」において、しばしば、「もっとも偉大な大統領」の1人に挙げられている。また、1863年11月9日、ゲティ...
ミスターサンシャイン第15話(2)雨の夜少し遡って、ユージーンはドンメの部下たちに案内されて、キム・ヨンジュに会っていました「俺はサンワンを殺してはいない。 俺は仲間を裏切っただけだ。 サンワンとその妻を殺したのはイ・ワンイクだ。 奴は仲間の誰も傷はつけないと言ったから、 信じた。馬鹿だった…。 俺の妻と子供を殺すと脅されたからだ。 他に手はなかった」「お前は間違っていた。 お前だって殺したんだ。...
ミスターサンシャイン第15話(1) ジョセフの名誉の回復先にキム・ミンジュを探し出したドンメの配下たち「早く探せ!」祈祷師の家「下がれ。下がらないと撃つ」しかし、ドンメの部下は二人を串刺しにしました。ファン・ウンサンとエシン「たとえ誰でも、 船頭であっても橋を渡ろうとするなら撃つのだ。 アガシが殺すのです」「…。なぜ私なのですか? 師匠のスングだっているのに…」「スングは感情に流される。 冷徹な心を...
これまでは「民主主義への道」として勇気ある人たちをシリーズにしました。そして、その終わりには今世紀初めを代表するゼレンスキー大統領夫婦をブログのキャッチの写真としました。しかしながら、21世紀の四半期が終わるというのに我々の地球では、まだまだ時計の針を逆回転するようなことが起きていることに胸が痛みます。続・民主主義への道(1)開かれた社会へ(open society)~グローバリゼーションの国際政治と経済(米・...
ミスターサンシャイン第14話(4)義軍を動かす者たちドンメの部下との乱闘で傷を負ったヒソン「あの男はグローリーホテルに宿泊していなかったか?」「知っていたのか?」「出会ったような気がする」「この中の誰か…?」「ああ、こいつだ。 呼び止めたが、すり抜けられた。 ただ、妙な臭いがしていた」「アヘンの臭いの筈だ。どこで見失ったのか?」「鐘つき台の近くだった。 しかし、アヘンではない。 もっと身近な物の臭...
ミスターサンシャイン第14話(3)ひ弱な花~滅亡する朝鮮王朝ユージーンはイ・ジョンムン(皇帝の秘書官)に明確に言いました。“かよわい朝鮮”は民を守ることが不可能だということです。「ク・ドンメは美国公使館が引き取る。 ジョセフの名誉が回復するまで、調査は続行する」「…」「この弱々しい朝鮮が私を止めることができるのか見てみよう」そして、カイル・ムーア中佐に助けを求めます。「カイル、助けが必要だ」「どうも...
ミスターサンシャイン第14話(2)I miss you~ポゴシプタ(会いたい)漢城警察「誰の名を口に出そうか? イ・ワンイクか?それとも林公使か?」「何だと!お前ごときが口に出す名じゃない! もう一度口に出したら、 お前の手下も占いの女もズタズタに始末する!」「ひとつ確実に言えることは、ここを出たら、 まずお前から殺す」イ・ワンイクと林公使「コ・サホン…」「?!」「ク・ドンメからは、コ・サホンの名前を出させ...
ミスターサンシャイン第14話(1)皇帝の密書?咸鏡道(ハムギョンド)から来ていたジョセフが殺害されました。漢城警察の前「いけません! ここで駕籠を停めることはできません」(ヘンラン)「…?」ユージーンが泣き崩れていました。「どうしていったい…、こんな姿に…」カイル・ムーア少佐「丁寧に扱え。 漢城病院に遺体を運べ」「…」薬剤倉庫でユージーンからの連絡を待つエシンヘンランが戻って来て、「宣教師が銃で撃たれ...
勇気ある人たち(8)オープンな社会~おわりに(インターネット:朝日新聞より)フィンランドはロシアのウクライナ侵攻後、軍事同盟「北大西洋条約機構(NATO)」に加盟申請した。今回の訪問には連帯の姿勢を示す狙いがあるとみられる。ウクライナの大統領府が訪問を発表した。ゼレンスキー氏はSNSで面会時の写真を公開し、「私たちにとってフィンランドからの軍事支援は大変価値がある。武器や(対ロシア)制裁措置、ウクライナ...
勇気ある人たち(7)歴史に残る義兵たちの記録1.ドラマと史実(これまでのドラマの中で折々に紹介した『韓国併合』(海野福寿『韓国併合』岩波書店、1995年5月を引用します)・軍隊解散は詔勅が発布された翌日の8月1日の午前10時、6000人余の将兵が対象となり、宮中侍衛の歩兵大隊640人だけが残された。・「(詔勅の)知らせを受けた歩兵第一連隊第一大隊長・朴星煥(パク・ソンファン)の抗議の自殺をきっかけに、...
ミスターサンシャイン第13話(5) 父・ジョセフの死アメリカからの配送を確かめるために来ていたユージーンは、港でドンメと出会います朗らかにユージーンに挨拶するドンメのことを不思議に思うユージーン。「これまで私の健康のことなどには触れなかったくせに…?」「…」ドンメはアメリカの技術者と会うために来ていました。「鉄道建設現場の警備を強化しないと、 朝鮮人の暴徒が毎日のように現場を荒らしている。 労働者も...
ミスターサンシャイン第13話(4)コ・サホン(エシンの祖父)カメレオン草のチャットルーム(薬剤倉庫)…山 日没「は~」…good job「ははは」…船頭が必要ですか?パッチムが付いた文字が11ある。「!」二人はファン・ウンサンの窯を訪ねます。「そのバッグの中身は何なの?」「西洋の酒で、メクチュ(ビール)と呼ばれる」「西洋の酒…」エシンは飲んでみたくなるなるのですが、陶工のファン・ウンサンは、「7本だと数えてい...
ミスターサンシャイン第13話(3) I can do it.
ミスターサンシャイン第13話(3) I can do it.米国公使館「おいおい、なぜ走っているのか? 高価な絹のチョッキを着て…」(グァンス)「ええ、姉が縫ってくれたんです。 どなたかが姉に布地を贈ってくれたそうです」「わ~、ドミ。ファンシーだ! 素敵だ」(カイル)「サンキューベリマッチ!」「英単語を覚えたようだな」(ユジン)「“門前の小僧”ですから、それくらいはできなくては…」(グァンス)英語学校の授業が終わ...
今日は春分の日(Vernal Equinox Day)です。太陽が赤道上を周回していて、明日からは徐々に北上。北半球では季節が春から夏に移行を始める日です。(ソウル:昨年の南大門)ドラマで知る宗教の背景はじめにいつまで続くのでしょうか?(ユダヤ教)イスラエルと(イスラム教)イスラム原理主義との紛争・戦争は過去から絶えません。英国在住の知人からは、「世界中のキリスト教徒が、自分たちが同じエルサレムの守護神(Yahweh) ...
米国のトランプ政権は早々といろんな対外政策を発表していますが、経済学徒として反論したいのは「関税」戦略のこと。今日は古典派経済学者のリカードの「比較優位論」を説明します。例示するのは日本の自動車産業とカリフォルニアのワイン産業(世界第4位)です。図表①は仮に想定する自動車とワインの生産性で、両国での生産性の違いには大きな差があります。カリフォルニアでは10人で500本を生産でき、優位性がある産業と仮定し...
ミスターサンシャイン第13話(2)ほのぼのカップルユジンがホテルに帰ると、カイルは何本もビールを空けています。先に見つけたユジンは目をそらしましたが、呼ばれます。「!」「ユージーン!」「!」「今日は午後から公使館には顔を出さなかったな」「東海岸の偵察だ。戦略的な場所だからなぁ…。 何かあったのか?」「何もない!一日中だ! お前はいないし、馬もいないし、缶詰もない」「あ~」「書類を食べて楽しかったの...
ミスターサンシャイン第13話(1)水平線の彼方へ風にエシンの帽子が飛ばされます。「帽子を失くしたようだわね。 髪を隠せないわ」「いや、他にも手はあるさ」ユジンは自分の山高帽を被らせて、髪にタッチ「…」「!」「また男に戻った」「どうかしら? 颯爽としてる?」「とても強そうに見える」「海への道はまだ分からないの?」「いや、この地図を頼りに東に向かっている」「…」「朝日が昇るところだ。炎の中に…」「!」「...
勇気ある人たち(6)平和への祈り~ワイツゼッカー大統領の言葉(以下はウィキペディアによります)ドイツ第6代連邦大統領・ワイツゼッカー(Weizsäcker:1920年4月15日 - 2015年1月31日)は、第2次世界大戦終戦40年を記念する演説で、「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」と述べたことで知られる。ドイツ敗戦40周年の1985年5月、ナチスの罪を直視するよう呼びかけた西ドイツ連邦議会演説で、「歴史を変えたり無かった...
ミスターサンシャイン第12話(4)太陽は沈み、また朝日は昇る転勤希望を取り下げたユジンでしたが、カイルはユジンの身勝手に罰を与えました「練兵だ」「イエス、サー!」重装備での駆け足で息を切らしながらも、顔は笑っているユジンでした「…」ヒナを訪ねたイ・ワンイク「時間の無駄だ。 ここ朝鮮では誰も私の行く手を阻むことはできない」「?」「検死記録のことだ」「何のことか分かりません、誰かが死んだのですか?」「...
ミスターサンシャイン第12話(3)スナイパーとライフル元の使用人からヒソンは水をかけられました。そこをユジンが見ていました。「なぜここに…?」「…」ハンカチを出すユジン「あ~、見ていたようだな」「外は寒いから、早く乾かさないと…」「水をぶちまけたから、彼らはきっとスッキリしたと思う」「アボジなのか、祖父なのか、彼らには恨みがある。 恨みもも愛情のの一つさ」「…」「304号室からの愛情は不要だ。 見なか...
朝鮮王朝・大韓帝国末期に使われた日本の紙幣(日本の第一銀行が発券した紙幣:1902年)勇気ある人たち(5)独立宣言第26代王・高宗が亡くなったのが1919年1月、その3月1日のことです。「我々はここに我が朝鮮の独立国たることと、朝鮮人民の自由民たることを宣言する」この言葉で始まる独立宣言書が起草されました。1.三.一独立運動(以下は、豊田隆雄『誰も書かなかった日韓併合の真実』より)1918年(第1...
ミスターサンシャイン第12話(2)約束の満月の日のケーキキム・ヨンジュ「アヘンの酔いから目が覚めたようだな。 こうして死ななかっただけでも良かったと思え」「…」「なぜ私の部屋の中を調べていたのか?」「水をくれ」「誰が命令しろと言ったのか?」「では、アヘンをくれ」「イ・ワンイクとはどのような知り合いなのか? いつから来ているのか?」「どれくらいにここにいないといけないのか?」「では、 すぐにでも出ら...
<第26代王・初代皇帝の高宗>髙宗は伊藤博文と日本軍の幻想を見ます。「伊藤博文が宮中にいた…。 日本軍も取り囲んでいた…」「…」「お前は見なかったのか?」「…」「ロシアに背を向けるのべきではなかった。 美国も同情してはくれないではないか…」(『ミスターサンシャイン』)勇気ある人たち(4)高宗の苦悩1.日米の密約1905年11月、高宗は在韓の米国人宣教師ハルバート(Hulbert)に、米国の支援を得るべく密書(...
ミスターサンシャイン第12話(1)見つけたのはユージーンの署名エシンには(暗殺)指令が出ていました。…3日後に英国公使の誕生日会がある。イ・ワンイクも招待されたからその時だ。3日後の<英国公使の誕生パーティ>花月楼での主催は林公使ロシアのパブロフ公使がロシア語でしゃべるので、林公使は「英語で話せ」と。パブロフ公使は英語で「林公使の発音では意味が分からない」と…。(日本語で)「生意気な西洋人め!」と言...
ミスターサンシャイン 第11話(5)イ・ワンイクの屋敷に侵入韓国警察に逮捕された満州から来た男「この写真は何なのか?」「ヤクをくれ!アヘンだ! 死にそうだ!」「…。 いつから町をうろついているのか聞き出してくれ」ユジンとヒナ「イ・ドンムン?」「あなたが逮捕した男が、台帳に書いた名前だわ。 (本物の)イ・ドンムンはイ・ワンイクの屋敷の執事だわ」「!?」「それにイ・ドンムンはイ・ジョンムンの従弟に当たる...
ミスターサンシャイン第11話(4)満州から来た男の正体は?済物浦(チェムルボ)港「アレン公使が上海から戻りました。 公使は皇帝からの借款(ローン)の依頼を避けようとして、 上海の米国領事との話があると、 言い訳して出国していたとのことです」「皇帝が米国に頼ろうとするなら、 清にいる米国領事との面談を願うことになるだろう」イ・ワンイクのデスクの引き出しの中には検死報告書(医師:松山真一)宿泊者名簿…...
ミスターサンシャイン第11話(3) ユジンとエシンの配慮「アイゴ~、美国の軍人がまたここに…?」「ああ、ちょっと置いておく物があったからだ」「アイゴ、そんなことのために?」「いや、そのためだ。 これまで何かと世話になったお礼だ」「酒代はすでに清算したはずだから、礼は不要だ。 時間を費やしてまで来たからには、 その他の動機があるんだろう?」「…」「今日は、アガシは来ないと思うぞ」「良かった。 なるべく...
ミスターサンシャイン第11話(2) “さようなら”?病院では(元外務大臣)イ・セフンの流れ弾を受けた少女が元気に回復を見せています。ここは最先端の病院で、彼女をここに預けたのはユジンの指示でした。「とあるナウリが君をここに連れてくるようにと言って、 手術代も薬代も食事代も全部支払ってくれたんだぞ。 早く元気になれ」「どうして私にそんなご親切を…?」「言ったように、早く元気になるんだぞ」「だから意味が解...
エシンは2週間に一度来る行商人から新聞を購読していました。新聞が見つかり、祖父から叱られるエシン「国情からは距離を置くようにと言っていたはずだ!」「…」「閔妃(ミンビ:高宗の王妃)があの若さでなぜ亡くなったのか分かるか?」「この国があまりにも弱いからです」「違う。 西洋文化に染まり、国王でもないのに、 国事に介入したからだ」「朝鮮は変わりつつあります」「それも間違いだ。朝鮮は変わらない」「…」「分裂...
ドラマでの伊藤博文とイ・ワンイク(第1話より)<1875年>日本に来ている訳官(イ・ワンイク)「小生は貧しい小作農の息子として、 何も持たないことを恨んでいましたが、 高価なものを持っていることが分かりました。 売れば相当の金額になります」「何のことだ?」「朝鮮です。 5万ウォンだけ頂ければ、朝鮮を差し上げます」「わずか5万ウォンなのか?」「今は物資の補給もない軍隊です。 開港を求めようが、制圧し...
ミスターサンシャイン第11話(1)みんな同じ朝鮮で生きているSで始まる単語「スノーもサンシャインも、スターも空で輝いているわね」「そうだわ。 空もSで始まるスカイだわ。 アガシはどの単語が好きですか?」「どうでしょう…?」英語学校からのいつもの帰り道でした。駕籠から降りて歩くエシン「サンシャイン…、ミスター…、 ミスターサンシャイン」「!」「街は混乱している。雪も止みそうにない。 散歩するには良くな...
昨日から始まった春節のランタン祭り(長崎市)では2週間で90万人の観光客を見込んでいるとのことです。シドニーの街角にも月齢のLunar New Yearの看板です。(季節は逆で夏です:昨日の撮影)ミスターサンシャイン第10話(4)♬グリーンスリーブスとマイホーム赤い風車「この干し柿は美味しいですよ。 何を作っているのですか?」「あの人に告げたい…。 この風車を薬局の屋根の下に飾る時には、 “使命を受けて去ります”とい...
새해 복 많이 받으세요(セ~ボン マ~二 パドゥセヨ:新年のご多幸をお祈り申し上げます)韓半島では今日が家族が集まる旧正月(ソルラル)、大陸では春節です。また、(ナチス)ドイツ軍および日本軍が起こした侵略戦争(第2次世界大戦)が終結した1945年からは80年目の春節となります。ウクライナに愛を💙💛(平和への祈り:長崎市の平和公園:2025.01.10撮影)<勇気ある人たち:はじめに>朝鮮半島に近代化の波が押し寄せる中...
ミスターサンシャイン第10話(3)ヤンキー魂堂上会議イ・セフン外務大臣が即刻死罪となり、次の外務大臣には日本と英国の公使がイ・ワンイクを推薦します。「…」「イ・ワンイクを呼びなさい」高宗はイ・ワンイクの外務大臣就任を却下して、現農業・商工大臣を指名「ソングニマングカオムニダ ペーハー!」「…。ソングマングカオムニダ…」ドンメ「今日の運勢は?」…雲と虹の望み(絶望)ローガン・テイラーの屋敷で子守をしてい...
2025年の年始は、日本と台湾との合作ドラマ『路(ルウ)~台湾エクスプレス』を再視聴していました。ヒロインの春香(役:波瑠)が大学時代に台湾旅行で出会った青年エリック(役:アーロン)との再会、そしてラブロマンス。それに勝るとも劣らない感涙もありました。台湾新幹線の導入にあたって日本の商社から派遣されていた安西誠(役:井浦新)とユキ(役:シャオ・ユーゥイ)とのロマンスのことです。安西が選んだ結論はユ...
ミスターサンシャイン第10話(2)背筋を伸ばして姿勢よく師匠と弟子太腿の傷口に薬草を塗布するエシン「…」「傷は大丈夫か?」「とても痛いけど、練習は積まないといけないわ」スングが水筒を投げるとエシンはサッと受け取ります。「痛いのかどうか信用できないんだが、早く治せ」「師匠。聞きたいことがあります。 師匠は同志仲間の隊長でしょう?」「ああ、少なくともお前の隊長だ。 しかし、最近はお前の命令が多くなった...
ミスターサンシャイン第10話(1) お金と人材~帝国の悩みユジンの過去を聞いてたたずむエシン「きっと私が奴婢だったからだろうな」「…」「朝鮮は私の両親を殺した国だ。 その国から私は逃げ出した。 だから崩壊させて、美国に帰りたいと思った」「…」「しかし、ある女性に出会った」「…」「彼女が私の心を動揺させた」「…」「君のその目も、君のその姿も私の胸を締め付ける。 君が守ろうとする朝鮮は誰のためなのか?」「…」...
極東の光と影~第26代王・高宗の時代イ・サン(第22代王・正祖)が亡くなったのが1800年。韓国人の知人も私も同じ意見で、それまでの半島は国内外に目を向けていた王朝だったと考えています。その当時の海外のことを列挙すると、・アメリカの独立 1776年・フランス革命 1787年・そして明治維新が1868年日本は欧米から80年~90年遅れて、明治維新と共に、いわゆる「富国強兵」のための近代化が急ピッチで...
ミスターサンシャイン第9話(4) 国民主権~誰のための政府なのか?再度イ・セフンの輿の前に立つユジン「…」「…」「ああ、お前だな。 朝鮮人のようなアメリカ人。 日本の軍人を撃った…」「私のことをそのように理解しているとは残念だ」警護の韓国兵士たちをなぎ倒して、「お前はアメリカ人の手では殺されない。 殺されるのは朝鮮人の手による」「いったい!こいつめ!」「私のオモニはお前から逃れるために井戸に飛び込んで...
ミスターサンシャイン第9話(3) ハングル文字~あなたは読めますか?居酒屋ドンメとヒソン「ここに座るのは他に席がないからだ」(ドンメ)「いらっしゃいませ。一杯お酌しよう」(ヒソン)「自分でやってくれ」「杯を酌み交わすのはお互いに毒は持っていないということだろう?」「そうだ」「では乾杯。ところで仕事は上手くいっているのか?」「どんな仕事なのか関心があるのか?」「んん~、人を捕まえたり、恫喝する…、 そ...
ミスターサンシャイン第9話(2) グリーンのチマチョゴリドンメはエシンの背後関係を調べています。死を恐れない義兵「汽車で見かけたが…? 他の者はどこに行ったのか?」「お前のような“紙屑”には、 この朝鮮が置かれて立場など理解できないだろう?!」「…」日本公使館「花月楼の店主です。 釜山まで逃げて、長崎行きの船に乗り込むところを捕らえました」「義兵の奴らではなくて、なぜこいつを捕まえて来たのか?!」「義...
ミスターサンシャイン第9話(1) オルゴール~♬グリーンスリーブス薬剤倉庫「これでいいのかしら?」「…、は~。 そんなに熱心に勉強するなと言ったのに…?」「ちょっとここで待っていて頂戴」「またどこに行くのか?」「思いもよらないことですよ。 ここにじっとしても問題になるから別の場所に行きましょう」「…?」「入って頂戴!」現れたのは侍女と下僕でした。「?!」(ユジン)「正式に紹介することはできなかったけど...
(ドラマ『愛の不時着』のタイトルシーン)「過去の南北問題」といえば先進国と開発途上国の貧富格差、「過去の東西問題」といえば西側諸国とソビエト連邦との冷戦の構図を指していました。しかし、かつては開発途上とされていた中国やインドなどが大きな規模での経済発展を遂げて、その他の新興国などを合わせて地球規模では「グローバルサウス」と呼ばれます。さらには、ロシアのウクライナ侵攻から既に3年にも及ぼうとする中で...
21世紀に入った半島と大陸~25年を経て(下)20世紀末の「ソ連経済の崩壊」の背景を述べる先日の記事のポイントは、「1987年には、①ソ連の生産に占める消費財の割合は24%にすぎなかった。ソ連政府は、自国民を犠牲にして②前例のない軍備拡大に乗り出していた。しかし、その収入はどこから得られたのか。1970年から1980年にかけて、シベリアの石油生産量は10倍(3100万㌧から3億1200万㌧)に増え、ガス生産量は95億立方メートルか...
새해 복 많이 받으세요(セ~ボン マ~二 パドゥセヨ:新年のご多幸をお祈り申し上げます)21世紀に入った半島と大陸~25年を経て(上)20世紀初を背景にした韓国ドラマ『ミスターサンシャイン』に登場する国々について、これまで歴史と政治の観点から半島(韓半島)と大陸(中国)を中心に、20世紀末までにかけての出来事を記事にしてきました。今度は視点を変えて、各国の21世紀の経済について考えをまとめてみようと思います...
(ソビエト連邦の崩壊により取り払われるレーニン像)20世紀末の半島と大陸(下)~ソ連型社会主義の崩壊(以下はネット記事『Russia Beyond 』よりの引用です)「社会主義と共産主義を区別することが重要」と言うのは、エレーナ・マリシェワ氏。彼女は歴史古文書研究所・古文書研究科を率いている。「社会主義は、ソ連の国家行政の形態であり、共産主義は支配的なイデオロギー。この社会主義国家のプロジェクトは、当初はユートピ...
# 『ミスターサンシャイン』は20世紀初めの半島と大陸を舞台背景にしたドラマ。今日と明日は20世紀末にロシアとアメリカが起こした国際関係の激変についてまとめて考えようと思います。20世紀末の半島と大陸(上)~市民の手で崩壊させたベルリンの壁1989年11月9日、ベルリン市民の手によって東西を分断していた壁が崩されました。この歴史的な壁の崩壊は国際関係の変化だけでなく、国際経済にも「グローバリゼーションの大...
Very Merry Xmas💙💛(南半球は夏:シドニーの友人から届いたクリスマスツリー)左はオーストラリアが誇るシラーズ種(shiraz)の赤ワインです。ワインの世界の生産量統計(2023年)は上位から順位に以下です。なお、ワインの生産量の計測単位はhL(ヘクトリットル:100リットル)でボトル133本分に相当します。示している数値はその1000倍のmHLです。オーストラリアはチリと並んで5~6位ですね。 1位、フランス(45.8) 2位、イタ...
日本を愛した台湾の政治家1.李登輝の人柄李登輝(り・とうき)は第4代(1988~2000年)の中華民国の総統です。1923年〈大正12年〉に台湾で生まれ、まだ記憶に新しい人が多いと思いますが2020年に97歳で亡くなりました。コーネル大学農業経済学博士、拓殖大学名誉博士で、日本の台湾統治時代には父親から授けられた岩里政男(いわさと・まさお)という名で京都大学に学び、日本の軍隊にも入隊の経験がありました。(総統就任時の...
20世紀に入った半島と大陸(8)~半島での侵略戦争(1950年)# ソウルの知人に「朝鮮戦争」という言葉を使った際に、「朝鮮という国はもうないから、韓国では韓国戦争と言うよ」と言われたことがありました。また、第2次世界大戦(韓国併合後)の頃、大陸の北東部の満州地域には、約70万人の韓国人が住んでいたとのことで、こうした背景があるのか「今では中国からのキムチの輸入量が韓国での生産量ほどある」とか…。話は戻っ...
(漢陽の米国公使館前)(ドラマ『ミスターサンシャイン』より)20世紀に入った半島と大陸(7)1.イデオロギーの違いイデオロギー(ideology:理念、観念)または政治・社会思想の違いはいつの世までも続くのでしょうか?そのイデオロギーの対立に暴力・武力が介入してきた時こそが危険。同じ民主主義においても右派と左派があるように、人々は十人十色なので、その多様性を寛容の精神で認め合うことが平和への道だと考えていま...
ミスターサンシャイン第8話(3)ソアを上海へ(# 後に臨時政府と義軍は上海と満州で活動します)ユジンはカイルの言葉によって、王朝の隠し資金(閔妃によるもの)は王朝に返すことに決めたようです。イ・ジョンムンの屋敷を訪ねます「…?」「あの日の通訳は私の言葉を違えていました。 美国と朝鮮のためではなく、日本のための通訳でした」「…?!」「…」「なぜ私にその話をしに来たのか? 陛下に直接話をしなかったのはなぜ...
20世紀に入った半島と大陸(6)~『宗家の三姉妹』1.宗家の三姉妹(the Soong Sisters)1997年の香港・日本合作映画に『宗家の三姉妹』があります。大陸の時代背景は清王朝末期。大富豪となっていた宗家で生まれ育った長女・靄齢(あいれい)、次女・慶齢(けいれい)、三女・美齢(びれい)の三人姉妹の物語です。左:美齢、中央:靄齢、右:慶齢靄齢(あいれい)は同じく富豪の孔家に嫁ぎます。夫はバンカー(銀行家)として...
20世紀に入った半島と大陸(5)~米国を動かした一人の中華民国女性# 1941年の12月8日(米国時間)はフランクリン・ルーズベルト大統領が対日宣戦布告を議会で行った日です(日本時間では12月9日)。日本帝国海軍が真珠湾(ハワイ)を奇襲攻撃したのが7日(日曜日)の朝、その翌日の米国ワシントンの連邦議会でのことです。第2次世界大戦がヨーロッパで勃発した後の太平洋戦争への米国の参戦の日、そして合言葉「リメンバー・パー...
ミスターサンシャイン第8話(2)ヤンキー(yankee)の誇り高宗を前にユジン(ユジンは英語でしゃべるようにと、ヒナから指示を受けていました)「幼い時から美国に渡ったと聞いているが、生まれ故郷に帰って、 また、美国での重要な地位を得て、 さらには日本の軍人に対峙したとも聞いて喜ばしい」「…」「今日は韓国人としての進言を頂きたく、ここに呼んだのだ。 とくに美国と朝鮮との対外関係について意見を聞きたい。 ...
ミスターサンシャイン第8話(1) 3人の男の過去と現在3人の男の過去、エシンを取り巻くお互いの現在を知ることになりました。「若旦那でいればいい。 303号室の客であることで十分だ」「…」「そして、あの女性を我々のことに巻き込まなければいい。 “我慢”という言葉を使わせないでくれ。 次はもう進言したくはない」「…」「二人の旦那には興味あることが起きているようだ」「何もしないでくれ」「いや、これは俺の一番...
ミスターサンシャイン第7話(4)会いたい人はミスターサンシャインユジンは津田と共に留置されます義兵たち「アガシがお前を救ったのか? その場にアガシがいたのか?」「ええ。いつものアガシの薬剤屋の傍でした。 しかし、ひとつ疑問なのはアガシと一緒にいた男です。 アメリカ公使館にいる韓国人の顔の男です」「…」「もうここではアガシには会うことがないでしょうから、 お礼を伝えて下さい」「礼は伝える。 お前は上...
ミスターサンシャイン第7話(3)花月楼事件カイル・ムーア司令官「ユージーン、何が起きたのか?」「…」「奴らは何をしていたのか?」「…、カイル」「ああ、怪我でもしたのか?」「彼は韓国語が読める」「…?何を言っているのか?頭を殴られたか?」「あいつはハングル文字が読めるんだ…」ヒナも話を聞いて心配で階段を上ります「騒ぎがあったようですが大丈夫ですか?」「“無心会”が騒ぐと人が怪我する心配がある…」「ええ、死...
ミスターサンシャイン第7話(2)計画変更日本公使館「日本の皇軍がアメリカ軍に辱められたそうだな。 その噂で私は町を歩けなくなった。 いったい誰がこんな恥ずかしいことをしたのか?!」(林公使)山田軍曹は「止めようとしましたが、津田軍曹が先に軍を…」と。「申し訳ございません」と切腹しようとする津田。しかし、公使は津田ではなく山田を切ります。「軽々しく仲間を売るような告げ口をする者は許さない。 片付けろ...
# エシンはこれが初めての男性へのLOVEだとは気づいてはいないようです。一方のユジンは、朝鮮社会の慣習(身分制度など)を知る中で、アジアを取り巻く国際情勢の暗雲にも気づいています。しかも米国大統領からの使命を受けた武官です。躊躇したうえでのLOVE開始です。ユジンは差別がない米国で育っているので男女関係はフラットですが、まるで霧がかかったような二人の将来においてエシンを守ることだけを決意したのだと思います...
ミスターサンシャイン第6話(4)ふたりのラブを始めよう米国公使館で採用が決まった少年(ドミ)「なぜこんなに小さいのに働かないといけないのか?」「長男だからです」「…。 大人は子供に常に親切だとは思うな」「…」「悲しい顔をするな」と言いながら、自分が涙ぐんでいます。「…」ユジンが入って来て、「おはようございます、ナウリ」「んん。 大人を泣かすなよ」「…」アルファベットを復讐するエシンお金を作ろうとするエ...
ミスターサンシャイン第6話(3) アメリカ人と韓国人と日本人エシンは米国公使館に忍び込んで、警備を殴り…、「すみません、強く殴り過ぎたようだわ」狙撃銃をユジンのデスクに返却ひらりと壁を乗りこえましたが、着地すると…。「ええ、この壁です。 僕も簡単に乗りこえました」「?!」「この人は誰ですか?」「…」「…。おめでとう。 お前は公使館での採用が決まった。 明日は休みにして明後日から仕事だ」「本当ですか?!...
ミスターサンシャイン第6話(2)古いしきたり川岸のタッカンマリ屋「お前は俺の全てだってことを知って欲しい」「どうして突然そんなことを言うの? 馬鹿なことを言わずにタッカンマリを食べなさい。 アガシに聞こえるわ」「…」「時と場所をわきまえなさい」「んん!」「えへん!」「アメリカの軍人があの丘に来た。 お前の婚約者は来たのか?」「ええ。あの丘からは暫く離れていた方が良いわ」「結婚したら、ここには簡単に...
ミスターサンシャイン第6話(1)江華島~野に散った者たちへチマの裾を掴んだドンメでした「何をするの?!」「何でもありません」「…」「俺が朝鮮に帰国した理由を知っていますか?」「…」「あの時も、俺の気持ちはこんな表現しかできなかった、アガシ…」「…」一緒に暮す女性に、「頼まれた使いを忘れていた」「…」公使館に来た両班屋敷の下僕「お前がユジンなのか?」「…」「久しぶりだ。こんなに成長して…」「私に会えて嬉し...
(ウィリアム・タフトと桂太郎)20世紀に入った半島と大陸(4)From INDIA~ネルー首相の日本観1.桂・タフト協定(# ウィキペディアによります)桂・タフト協定(Taft-Katsura Agreement)とは、日露戦争中の1905年(明治38年)7月29日に日本の内閣総理大臣兼臨時外務大臣であった桂太郎と、フィリピン訪問の途中に来日したアメリカ合衆国特使であったウィリアム・タフト陸軍長官との間で交わされた協定。なお、タフトは後に第2...
ハロウィン🎃の翌日はオールセインツデイですね。皆様のご家族にご加護を!KJSミスターサンシャイン第5話(4)なぜ君なのか?~気になる人米国公使館「無くなった銃のことですが、 銃の扱い方を熟知している者だと思い、 思い当たる者たちのリストを作成しました」「良く働いてくれるな…」「いいえ、仕事を楽しんでいます」「あ~、殺してやりたいくらいだ…」「え?!誰のことですか?」「そのリストにはチャンという名の者がい...
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ミスターサンシャイン第20話(2)動く標的~国は生きるイ・ワンイクの屋敷に向かうヒナ「カン夫人が何か言いましたか?」「ええ、確かめに行く必要があるわ。 イ・ワンイク大監の屋敷に行って頂戴」左腕を負傷したユージーン薬剤倉庫の軒の赤い風車を見て急ぎます。ドンメの道場には、エシンから先々の分の支払いが置いてありました。「なぜだ…? しばらくは、彼女はここには来ることができないようだが…。 …、もしやイ・ワ...
ミスターサンシャイン第20話(1)ペンは剣よりも弾丸よりも強し船宿の女将の遺体を公道に吊るした森タカシユージーンは森タカシを殴り倒しますカイルは、「下がれ。 私は腕が悪いから、君の頭を吹き飛ばすぞ」森タカシにユージーンは、「お前は軍人ではない。 戦争では軍人は軍人だけと戦うものだ」「…」「彼女が軍人に見えたのか?!」「どうも知り合いのようだな?」「…」「聞きたかったことだ」「…」スングが来て、「彼女...
ミスターサンシャイン第19話(5) 故コ・サホンの49日グローリーホテル「ナウリは食事もしないんだ」「アガシの家族のことが心配だからだわ」「なぜ心配なのか?」「あんたは知る必要はないことだわ。 ただナウリの傍から離れてはいけないわよ」「解った」「美国公使館で働いているスミの弟だわよね?」「はい、アガシ」「何の話をしていたの? 深刻なようだわね」「あのイ・ワンイクという悪党が、 エシンお嬢様の屋敷と...
ミスターサンシャイン第19話(4)母の写真~そして弔問「大監媽媽。 大監に仕える農夫たちも集まりました」「どうもこれまでのようだ。 我々はこれまでの縁を切らないといけないようだ」「…」「この台帳で、鉄道がとおらない土地を選んでおいた。 その土地は、この30年も仕えてくれた者たちと、 20年仕えた者たちとは違いがあるが、 そなたたちが所有することになる」「大監…」「大監媽媽…」「たとえ土地が狭かろうと...
ミスターサンシャイン第19話(3)国を売る者~国権の乱用イ・ジュニョン「教官!」「今日は夕食を取らずにここで待機した。 いったい何をするつもりなのか?」「なぜご存知なので…?」「訓練の後、戒厳令の前までにやるべきことなのだろうな。 しかも雨の日を選んで来たのだろうな」「…」「夜間練習で腕を上げたのは分かるが、 同時にその間にこの武器庫の合鍵を作ったのだろうな? お前はこの士官学校入学のために偽の推薦...
ミスターサンシャイン第19話(2) 活動家たちのリストグローリーホテルのカフェ一緒にテーブルに座るようにと言われたヒナが断っていたところですが、ちょうどヒソンが戻って来て、ヒソンも一緒に座るようにと言われます。「一人にしないでくれ。 今日は最低の気分なんだ。 あれは俺の父親だ」「私も同様だわ。もう一人の男は私の父親だわ」「…。 え?!」「…」「二人とも悲劇に遭ったようだが、 男にとっては婚約破棄は決...
ミスターサンシャイン第19話(1) ヒソンとヒナのお見合い# ソゲッティングは現代語:ソゲ(紹介)からの造語です。エシンの髪を切り取ったドンメ「…」「!」エシンはドンメの脇刀を抜いて、「本当に私の手で殺されたいの?」「…」「わざと私の足を撃ったようだけど、 あの時の優しさではなくて、 今度は大勢が見ている前で私を辱めるつもりなの?」「以前は両班のアガシの心を切ったつもりだが、 言ってくれ。 本当に胸が...
ミスターサンシャイン第18話(5) ドンメの屈折した気持?漢城病院に入院していたドンメの傷が癒えたようです部下に命令しました。「俺を撃った奴は…?」「漢城の隅々まで、港の魚干場も隈なく探しています。 見つけ出して殺します」「怒りで死にそうだ。 ク・ドンメは生きているという噂を広めてくれ。 向こうの方から姿を現すだろう」そこにヒソン「良く生きていてくれた。心配だった」「嘘つきめ」「本心だ。心配した」「...
ミスターサンシャイン第18話(4)エシンに迫る危険「コ・サホンだ…。 だから彼らはコ・サホンの屋敷に先に行ったのだ…」イ・ワンイクは宮殿に向かいます。「林公使は今朝早くに日本に向かいました。 今度は日本の通貨を大量に運ぶためです」「頭痛があるから、西洋医術で診てもらう予定だ。 要件を早く言ってくれ」「私が頭痛をとり除きましょう。 ともかくコ・サホンを釈放して下さい。 民心の動揺が広がる前にお願いしま...
ミスターサンシャイン第18話(3)地球儀では手のひらの距離森タカシ大佐日本紙幣の両替ができなくなりなりました。「あのアメリカ人教師を呼んでくれ」「釈放ですか?」「いや、尋問だ」ユージーンもグローリーホテルにいるところを呼ばれます。「こんな方法でしか私とも話ができないのか?」「…」「先生は大丈夫ですか?」「ええ、幸運にも…」「大日本の軍人は罪なき人には触れない」「しかし、彼らは女性と刀を交えたではない...
ミスターサンシャイン第18話(2) 通貨価値の暴落グローリーホテルのカフェヒナの件は少佐のボタンを撥ねます。「!」「!」ヒナには佐々木少佐は勝てません「この女はどうかしているぞ」「では、大勢でかかってくるのですか?」森大佐「刀をしまえ!」「…」「佐々木少佐。 起立!」「はっ!」「大日本帝国の皇軍が女相手に刀を抜くとは…」「…」「恥を知れ」「部下たちの無礼を許してくれ。 私が代わりに謝ろう」「楽しい対決...
ミスターサンシャイン第18話(1)彼女も守ることができるのだ森タカシ(大佐)が日本軍を連れて、コ・サホンの屋敷に入って来ました。そして、ユージーンと米軍「ではあの時から朝鮮に来ていたのか?」「この再開にはショックだっただろうな。 それとも怒っているのか?」「日暮れまでに公使館に報告しないといけないから、 学校の生徒とお付きは共に美国公使館に来てくれ。 駕籠で…」「説明して下さい」(エシン)「米国の...
続・民主主義への道(10)~市民の手で崩壊させたベルリンの壁これまで20世紀の歴史を振り返るつもりでいたものの、21世紀になって起きた(ロシアが起こした)ウクライナ戦争、(テロ組織のハマスが起こした)中東(ガザ地区)での戦闘激化、そしてアメリカ・トランプ政権が起こした関税(貿易)戦争、さらには根が深かったインド・パキスタンのカシミール紛争の再燃と、ここKJSでも新たに21世紀の記事を加えざるを得ないかな…と思...
ミスターサンシャイン第17話(5)儒学者たちコ・サホンの屋敷に集まった儒学者たち「長旅ご苦労様だったな…。 手紙に書いたように、私は皇帝に上奏しようと思う。 署名する者はいるか? 心では支援するものの、名前を出すのははばかられるのは分かる」「この国は日本からの圧力で弱体化しており、 皇帝不は在と同様です。 若い指導者たちが立ち上がるべきです。 逮捕も覚悟の上です」「その通りだ。私の余命もいくばくか…...
ミスターサンシャイン第17話(4) 師匠と弟子、教官と生徒ファン・ウンサンと宿の女将「隊長、喜んで祝いましょう。 上海からの知らせで、 スンジェが無事に到着して元気でいるとのことだわ」「それは良かった」「今日はチャン・スングを見かけないけど…」「しばらくはここには姿を見せないだろう」「…?」「今度は突然、違った男になって帰ってくると思うが、 驚かないでくれ。 サンモクからは連絡がないのか?」「ありま...
ミスターサンシャイン第17話(3)内禁衛(ネグミ=ロイヤルガード)コ・サホン大監の屋敷「彼が私の空を覆う黒い鳥なのか? それとも他の誰かの…?」(コ・サホン)屋敷にスミと共に花駕籠が来ます。「こんな状況の中で、 なぜヒソン若旦那が駕籠を送って来たのか…?」(ハマン)「エシンに伝えて、話をしてくるようにと言いなさい」グローリーホテルのプールバーでヒソンは待っていました。「今日は私が勝つ」と宣言して、一...
(ヤルタ会談)続・民主主義への道(9)第2次世界大戦の終結と「赤い旗」1.ヤルタ会談(ウィキペディアより)ヤルタ会談(Yalta Conference)は、1945年2月4日から11日にかけて、ソビエト連邦のクリミア自治ソビエト社会主義共和国のヤルタ近郊にあるリヴァディア宮殿で開催された。イギリス・ソビエト連邦・アメリカ合衆国による連合国首脳会談である。第2次世界大戦が終盤に入る中、ソ連対日参戦と国際連合の設立について協...
ミスターサンシャイン第17話(2)日本から来た司令官花月楼ユージーンからは、「その賄賂は貰っておけ」そして「私のありのままを話せば良い」と言われていた通訳のグァンスです。イ・ドンムンとイム・グァンス「何とも贅沢で、皇帝にとっても高価なコーヒーを、 副領事は朝も夜も飲んでいます。 アメリカの風習を持ち込んでいるが、英語はそれほど上手くはない。 ウェスト・バージニアの南部なまりのようです。 あんな発音...
ミスターサンシャイン第21話(2)私が愛する妻ドンメは義兵に撃たれました。また、無心会の親分の信頼を失っていると知って、独自の道を歩むことにしたようです。「しかし、俺は誰に撃たれたのかは無視することにした」ドンメを理解したファン・ウンサンは、「では、しばし我々の活動を支援して欲しいのだが?」「断るかもしれない。 それに身分に関係なく、そちらの方からも礼儀を尽くして欲しい」「…」「いずれ後を追うだろ...
ミスターサンシャイン第17話(1)王立士官学校京城宮殿「青洲からの甘い桃ですよ。 大切にとっておきました。あなたも召し上がって下さい」「は~、はは」(# エシンが笑ったのは庶民の食べ物だったからでしょうか?)「両班の令嬢が英語学校に通うと聞いていました。 何が動機なのですか?」「…。 とある外国人の名前を読みたいから興味を持ちました」「名前…。読めるようになりましたか?」「ええ、今では書くこともできま...
ドラマ『逆賊』では、ホン・ギルドンの父親・アモゲが中国の皇室が好んだという“黒細麻布(フクセマポ)”に目を付けて生産・輸出のビジネスを展開しました。# 美しい黒い麻布でした。こちらは映画『逆鱗』でのイ・サンの衣装。(製作2013年、日本公開2014年)実際に映画でヒョンビンが来ていた王衣(夏服)です。素材は黒い麻。(2014年の日比谷の映画館にて)# さて、ドラマ『イ・サン』ではサンが奴婢制度の廃止とと...
(イ・サンが建設した京畿道水原の“華城の南の門”:八達門・2015年撮影)# ドラマ『イ・サン』で描かれていた第21代王・英祖は、晩年になっては老論派(守旧派)との対立を避けて政治の安定のみを図っていたことが脚本(セリフ)からも読み取れました。また、認知症の初期でもあったのでしょうか少々短気でもあり、感情の起伏もあり、老論派+貞純(チョンスン)大妃の策略にも気づかなかった点が強調されているようです。そんな...
『イ・サン』再考(2)~サンの仲間たち(テーマソング)https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=youtube+%e3%82%a4+%e3%82%b5%e3%83%b3+ost&&mid=81EE4A1CB6CEBA91D48E81EE4A1CB6CEBA91D48E&&FORM=VRDGAR1.孝懿(ヒョンイ)王后・金氏(ドラマでの王妃役はパク・ウネ)王妃は9歳(1762年)でサンと結婚しました。その後はサンだけでなく義母にあたる恵慶宮(ヘギョングン)・洪氏(ホンシ)にも精一杯仕えて...
『イ・サン』再考(1)~悪女列伝の最悪女帝1.貞純(チョンスン)王后 彼女は極めつけの“歴史的なワル”と言えましょう。まずは時代背景。儒教の教義を巡る論戦は表面上のことで、病巣だと言われ続けていた王朝内の官僚や両班たち。彼らの私利私欲が根底にあり、勢力・派閥争いの渦を巻き起こしていました。そんな王宮では南人(ナイン)派や小論(ソロン)派を退けて老論(ノロン)派が各部署を牛耳っており、中でも外戚・金家...
これまで冊封国になる前の韓半島(ハンバンド)の歴史を、<古代韓半島>として振り返りました。今回アップして来た『王は愛する』の時代背景が、大陸と半島の歴史的関係のちょうど分岐点だったと思います。(冊封制度は、大陸が明の時代に完成したとされ、日本の室町時代にも明に朝貢したとの記録があります)元からの安全保障を得るべく、高麗第24代王が世子をいわば“人質”として元に預け、その世子(後の第25代・忠烈王)が...
大陸の元と高麗王朝1.王氏高麗ソン・ジナ作家は高麗末期を描いた『信義(シンイ)』で、当時の高麗最大の貴族・“奇(キ)”一族の家長キ・チョル(実在)を登場させました。妹は「元」の皇后となった『奇皇后』です。『王は愛する』では、ワン一族とウン一族を登場させています。いずれも貴族ではあるものの、史実としてはワン一族が王家の外戚です。リンの父親の妹が第25代・忠烈王の最初の妻(実在)です。ただし、父親(ワン...
王は愛する 第40・最終話 王は愛した…一度人生を体験して、もう一度人生をやり直してみたい。そうすれば二度目はもっと良い人生で、反省することは少ないかもしれない。(ウォン)# 以下は3人と師匠で作り上げたストーリーだと思います。イ・スンヒュ師匠のナレーション…元からの使節団は重要な情報を得ました。それはワン・ジョンからでした。…「私が反元勢力の主導者のことを知っています」と、ワン・ジョンはその勢力のこと...
王は愛する 第40話(上) 1297年の夏タンとサンサンがすっかり元気になって挨拶に来たので大喜びのタン「大丈夫なのですか?」「ええ、元気です。 ちょっとだけ、胃が痛みますけどね」「良かった!」「胃が悪くてもですか?」「良かった…」「ピヨンによく似て泣き上戸ですね」「そうなんです。 いつもオラボニに笑われていました」ハンカチを渡すチン・グァンでした。サンはこっそりと料理のコツを教えて欲しいとタンに…。家を...
王は愛する 第39話(下) 王は愛した~元からの調査団ウォンが宮殿に戻ると、元からの使節・調査団が到着していました。回復した王が玉座に座っています。「いったい秘書官は何をしているのか?」「使節団の面々にはたくさんの説明が必要でしたから…」「何を知りたいのでしょうかな?」調査を行った使節団が見せたものは小動物の死骸「元成殿の礎石から発見されました」「呪詛だと?!」「ワンビ媽媽は呪詛により亡くなったとい...
王は愛する 第39話(中) 陰謀の果てに(昨日のシーンのつづき)「私を裏切る気なのか? お前を救ったのは私だぞ。 衣食住を与えて、育てて来た」「一度も裏切ったことはありません。 命令に従い、たくさんの人を殺して来ました」 「これからもそうだ」「あなたは高麗のためだと言った。 しかし…」「あの女を殺せと言ったからなのか?」「ナウリこそ、元の国に高麗を歯向かわせようとしています。 国賊です」「ムソク!...
王は愛する 第39話(上) 解毒剤と玉璽~ムソクの良心今は人がいないウン判府事の元の屋敷駆けつけたウォンとリン。まず、リンは縛られたピヨンを見つけます。「助けて下さい!」「何があったのか?」「世子嬪媽媽とサンアガシが…」「どこなのか?」「もとのアガシの部屋の中です」「!」「これを!」「?!」「彼がくれた解毒剤です」「解毒剤?」「ええ、陽が沈む前までに飲む解毒剤です。 日没と共に死ぬと聞きました」# ム...
王は愛する 第1話(下) 娘・サンへの伝言ゴロツキたちのアジト「お前たちよりも役に立つ連中がいるそうだぞ!」「ところでどうしてこんなに武器が必要なのか?」「ウン・ヨンベク商団の荷物を奪う計画だからだ」「ウン・ヨンベクだと? 奴らの私兵は官軍よりも強いと聞いているぞ。 3日に一度は軍事訓練をしているぞ。 正気なのか?」「俺たちも刺客を集めている。 絹の一反もあれば一年分の稼ぎになるのにな~」「奴らは...
高麗(コリョ)の建国は918年。それから1392年(朝鮮王朝建国)までの474年は、後の朝鮮王朝(518年間)と同様に長い歴史です。ドラマ『王は愛する』は、高麗中期の歴史の転換点を舞台背景としています。脚本はソン・ジナ作家。(同名の小説をソン・ジナ作家が脚本にしたもの)また、ドラマ『信義(シンウィ)』も同じくソン・ジナ作家の脚本・小説で、舞台は14世紀末の衰退する頃の高麗でした。『信義』は第31代...
新羅の首都・慶州の仏国寺(プルグクサ)ドラマ『善徳女王(ソンドクヨワン)』と新羅(シルラ)の興亡大帝国だった高句麗が、唐と新羅の連合により足元をすくわれ、北に追いやられて渤海へと転じました。三国時代が終わった7世紀末のことでした。その唐と新羅の同盟関係ができる少し前のこと。新羅初の女王・『善徳女王』が第27代王として即位しています。ドラマはほとんどがフィクションなのですが、当時の時代背景としては、...
歴史を駆け抜けた八咫烏(やたがらす)ドラマ『朱豪』では、初めて国家のシンボルマークに三本足の八咫烏(やたがらす)がデザインされました。新羅と唐の連合軍に滅ぼされても高句麗のヤタガラスは歴史を駆け抜けます。1.南北の二国の時代へ668年、第28代の宝臓(ポジャン)王が新羅と唐との連合軍に屈服し、高句麗が滅びます。そこで新羅は、滅ぼした百済と高句麗の民や軍を吸収して、半島での覇権を我が物にしました。さ...
関西に渡来した豪族1.広隆寺と秦氏半島から4世紀から5世紀にかけて渡来した有力な豪族に、漢(あや)氏と秦(はた)氏の一族がいました。それぞれが奈良と京都に一大勢力を築き、とくに京都の秦氏は養蚕・機織り、農業灌漑の技術を伝播し太秦から嵯峨野にかけての農業用地開発と産業を発展させました。京都・右京区太秦(うずまさ)の広隆寺は、603年に秦河勝(はたのかわかつ)が聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立し...
半島の三国時代ドラマ『朱蒙』のラストの解説ではソソノの次男が百済の建国者ではないかとの余韻を残しました。また、『太王四神記』では高句麗の版図拡大が描かれました。以下は高句麗、百済、新羅の三国時代の話です。1.三国時代後の第19代王・広開土(クァンゲト)大王(テワン)こと、タムドクが16歳で高句麗王となったのが391年でした。 広開土王の高句麗(コクリョ:고구려)が版図を拡大して次の歴史地図のような...
百済から来た王子~および聖徳太子のころ高句麗の王族・若光とその子孫が関東に根を下ろしたように、百済の王族・豪族の一部も日本に渡り、関西(大阪)に根を下ろしました。遡って、新羅と唐の連合軍により高句麗が滅びた話は前回でした(668年のこと)。それよりも少し前の660年に、同連合軍により百済が先に滅びています。しかし、残党によるゲリラ戦は各地で行われていました。1.百済のラストプリンス百済最後の王は義...
(高来神社:2017.11.02)高句麗の王族・若光 (1)1.そのミッション「日本書紀」によると、日本には552年に百済から仏教が伝来。また、聖徳太子が大切にもてなし、師匠として尊敬した慧慈(えじ)は高句麗から派遣(595年)された僧でした。もう一人特筆すべき高句麗からの人が、666年に渡来した「若光」で、彼は高句麗の王族の一人。当時の高句麗は新羅と唐の連合軍との厳しい戦闘状態にありました。日本からの援軍...
高句麗大帝国と『太王四神記』~生きて帰る伝説の王子『朱蒙(チュモン)』は40歳で王位をユリ王に譲り、亡くなります。そして、ユリ王の息子ムヒュルが高句麗の第3代・大武神王(ムヒュル)で、これは同じ作家と主演の『風の国』で描かれます。さらに、ムヒュルの子・ホドンの秘話は『自鳴鼓(チャミョンゴ)』です。高句麗の創世記が楽しめました。そして時は流れ、高句麗第19代・広開土大王の物語は、『太王四神記』へと引...