インド(最初期)仏教、原始仏教、上座仏教に出合って感じた事などの折りに触れての日記です(^^;。
ニックネームの「蒼氓・ソウボウ」は山下達郎の曲名で20年以上前に知ったのがはじまりでしたが、「無名の民。生い茂った草のごとく蒼きさすらう民」「普通に生きて、いつかは死んでゆく名も無き民(蒼氓)へ共鳴する、自身の心情を山下達郎が歌ったものらしい」なんていうのがネット検索で出て来ましたので、無名の民草の僕にはいいかな?(^^;と思い選んでみましたが。。。。よろしくお願い致します。
こちらのブログもずっと更新しないでいましたが、もう少し冥想実践、パーリ文献の翻訳をして正確を期してから在家用の初期仏教の学び方でも書こうと思っていたのですが、どうも僕も含めて日本人にはそんな時間がなくなっているような状況のようですね。 そんななか、先ほど今年2月の「興味深い」求人情報を見つけたのでご紹介致します。(^^;。 http://job.j-sen.jp/hellowork/job_3373229/
釈尊が語る「(宗教に)信仰する前に必ずその師の人間性を疑いなさい!」という経典(笑)。
前回『釈尊が語る「たとえ(宗教に)信仰しても、それが本当かどうか?は50%の確率でしかない」という経典(笑) 』http://06647158.at.webry.info/201007/article_1.htmlで「信仰の構造上の欠点・危険性」を学びました(^^;。 今回はその続編で、『信仰(saddhaa 信じること)』する前に、その宗教の信者になる前に、「一般」人は何をすべきか?ということを説いた…
釈尊が語る「たとえ(宗教に)信仰してもそれが本当かどうか?は50%の確率でしかない」という経典(笑)
ブログを書くにあたって、最近なかなか腰が上がらなかったのですが(^^;、本日はまず仏教に限らず「宗教」を学ぶに当たって、我々が常識的に学ぶべき「心構え・理性」を説いたお経が初期仏典(原始仏典・パーリ語仏典)にあります。次第説法を説く前に、「信じること(信仰)の構造上の欠点・危険性」(^^;を今回学んでみたいと思います。 中部経典95 チャンキー経 (原始仏典第六巻 中部 山口務訳 春秋社P337…
仏陀は前世でも「嘘だけはつかなかった」というジャータカ(前世物語)
---ダンマパダ176 偈 --- 唯一なることわりを逸脱し、偽りを語り、彼岸の世界を無視している人は、どんな悪でもなさないものは無い。 (【ダンマパダ】真理のことば 中村元訳 岩波文庫ワイド版 P34~) (本来、前回の「仏教(法)を説く時の「心得」とは何でしょうか?【在家が仏教を学ぶ順序】の続きの (Anupubbi-kathaa 次第説法)その①お布施の事を書こうかと思ったのですが、準備が間に合いませんでしたので、…
仏教(法)を説く時の「心得」とは何でしょうか?【在家が仏教を学ぶ順序】
もともと「仏教」は一般人(在家)に対してどのように釈尊は説かれていたのか?ということを今回はちょっと調べてみました。 長部、中部、相応部経典にしましても、そのほとんどは出家比丘(釈尊在世当時の僧侶は、家族、親族から離れ、財産、金銀を持たず、托鉢を中心とした生活。)に対して説かれたものが多く、その内容は「離欲」を元にした解脱(完全たる、何ものにもとらわれない自由な境地)論で(瞑想中心の話で)、一…
こんなにも人の心を固く捕らえる色・声・香・味・触とは何でしょうか?
ダンマパダ(法句経) 283偈 一つの樹をを伐るのではなくて、(煩悩の)林を伐れ。危険は林から生じる。(煩悩の)林とその下生えとを切って、林(煩悩)から脱れた者となれ。修行僧らよ。 284偈 たとい僅かであろうとも、男の女に対する欲望が断たれないあいだは、その男の心は束縛されている。___乳を吸う子牛が母牛を恋い慕うように。 (中村元訳・ブッダの真理のことば 感興のことば…
子供の『しつけ(躾)』はどうしましょう?「みんな変わっていくんだよ 子供と一緒にダンマパダ」について
「「 277. みんな変わっていくんだよ 子供と一緒にダンマパダ」について 子供の「しつけ」として、ペットの死に際してごまかさず、どんな動物もいずれは死ぬ事だけでなく、母親も皆まわりの生命もまた同じように必ずいずれは死にゆく存在である事をご自分のお子さんに伝えたという、勇気ある、理性ある、賞賛に値する「しつけ」をなさった…
初期仏典に出て来る、慈悲喜捨の心についてはトップページhttp://06647158.at.webry.info/に取り急ぎ、その一例をご紹介してみました。 今回は、慈悲につきまして散文形式の物語から、そのわかりやすい例の一端を垣間見てみたいと思います。 ある羊飼いが、ヒツジの群れを餌場に連れて行くために川を渡らせようとしていました。川は浅かったのですが、ヒツジたちはな…
インド最初期『仏教』を語る時、「僕が」引用する現在購入できる経典群。
僕は「仏教」を語るとき、現在は現上座仏教教団(スリランカ・タイ・ミャンマー国etc)保持のパーリ仏典を元にしています。パーリ語原文としては、イギリスのパーリ聖典協会発行のパーリ・テキスト・ソサエティ (Pali Text Society)版、ビルマ第六結集版、タイのダンマソサエティ財団版etcを参考にしています。 パーリ語の起源としては、2千年以上前に遡り、プラークリット語(紀元前六世紀頃から紀元後十一世紀頃までの間に…
「経典」「知識」に通じていても、四聖諦をわかっていなければ意味はなし。ダンマパダ259偈に因んで
ダンマパダ259偈 たとえ多くを語ろうと 法を保つ者にはならず たとえわずかを聞こうとも 身により法を見通して 法に怠ることがなければ 法を保つ者となる (おそらく『ダンマパダ』全詩解説―仏祖に学ぶひとすじの道 大蔵出版 片山一良 訳から) 上座仏教国(スリランカ・タイ・ミャンマーetc)では有名なこのダンマパダ(法句経)の詩偈で僕が思い出しますのが、増支部経典第4集(南伝大蔵経18巻P181~…
仏道修行(物事)には、何でも『順番』というものがある。ダンマパダ239にちなんで
ダンマパダ239 賢き者は順々に 機会ごとにすこしずつ 自己の垢を除くべし 銀細工師の銀垢の如く (おそらく『ダンマパダ』全詩解説―仏祖に学ぶひとすじの道 大蔵出版 片山一良 訳から) 南伝仏教(スリランカ・タイ・ミャンマー国etc)では良く知られたこのダンマパダ239の「賢者は順々に 機会ごとに少しずつ 自己の垢を除くべし」で僕が今思い出しましたのが、別なお経(初期仏典・パーリ仏典)の南伝大蔵…
菜食は「有効」か?について~スマナサーラ長老の瞑想会に参加して
2010/4/25日に日本テーラワーダ仏教協会のスマナサーラ長老の瞑想会に参加しました。 毎回先ず初心者の方の瞑想指導、瞑想実践会に先立ちまして1~2時間ほど法話があるのですがその中で印象に残ったものを。。。 まず「魚釣りが好きな」質問者に答える法話の中で僕の大雑把な記憶を辿りますと ---------- 仮に皆(日本人全体・世界全体か?)が肉魚を食べず、野菜中心の食生活をするならば、野菜の栄養価が上がる(…
貪りに等しい火炎なく 怒りに等しい不運なし もろもろの蘊(うん)に等しい苦なく 寂静にまさる安楽なし
ダンマパダ202 偈 貪りに等しい火炎なく 怒りに等しい不運なし もろもろの蘊(うん)に等しい苦なく 寂静にまさる安楽なし (おそらく『ダンマパダ』全詩解説―仏祖に学ぶひとすじの道 大蔵出版 片山一良 訳から) 南伝仏教では有名なダンマパダのこの四行の詩偈を読んだ時、実に無駄無く、まさに的確に「道理・真理」が言い当てられている事に大変感銘しました。 格言、至言ですね。。。 今日明日はこのダン…
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