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三保小次郎日誌 http://mihojiro.blog2.fc2.com/

人生を真に楽しむために何をすればよいか考え実践する隠居の記録

 三保小次郎はペンネームだ。このほうが余分な力が入らない。  49歳で隠居し十数年がすぎた。楽(隠居)だと決めつけないことだ。退屈はなかなか手ごわい相手、もてあます時間のなかで人生を腐らせてはいけない。  そろそろ聞こえるカウントダウン、しめくくるには早すぎて、やり直すだけの余力はまだありそうだ。考えてみよう、実践してみよう、残る人生を真に楽しむために何をすればよいか。

ミホジロー
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2010/05/07

  • 爆弾が生み出した化学療法(抗がん剤治療)

    「今日は体調が思わしくない」 で、この症状は加齢によるものか、抱えている病の症状か。 老と病とが渾然一体となって、分別できない。 とりわけ化学療法(抗がん剤治療)が長いので、さらに見分けがつかなくなった。 2021年手帳を見ると、新型コロナの流行下ようやくK大学病院に入院できたのは年明けの1月15日であった。 化学療法はこの日から始まった。 現在3週-2週サイクルを単位に数えると36クールになる。 化学療...

  • 宝塚記念馬ブローザホーン、9戦目で未勝利脱出

    宝塚記念(GⅠ)が終わった。次のGⅠ(9月29日、スプリンターズ・ステークス)まで競馬はお休みだ〈個人休業〉。GⅠはかろうじてスポーツの推理を許すが、それ以下のレースはただ博打。毎年「生産」される競走馬は年間約7000頭、勝てない馬は生き残れない。殺処分相当となる。それでも乗馬、ホースセラピー、教育、観光等で3%程度は供用されるそうだが、他はペットフード原料だ。宝塚は428kgの小兵ブローザホーンが重馬場の京都競...

  • 「書を捨てよ、町に出よう」

    寺山修司に会ったのは一度きりだ。1968か、9年だと思う。中大自治会が講演によんだ。当時評判をよんだ『書を捨てよ、町に出よう』をめぐって催された。階段式の小講堂はまばらだったと思う。図書館にこもり司法試験のための「書」を虫のように咀嚼していた一部の学生を除き、書に食らいついていた学生がいただろうか。「書を捨てよ、町に出よう」とは如何にも挑発的なアジテーションであった。「質疑応答」⁉︎で僕は彼に食って...

  • (自+公+維+国)<50%

    岸田を引きずりおろして済むだろうか。過半数の掌握が権力を形成する。国家権力だ。自公では権力は掌握できない。維を取り込む。足らなければ国を抱き込む。これが最終シナリオになる。過半に向けゴキブリが群がる。ゴキブリも過半に群がれば権力になる。これを駆除するのは、一票、たった一票をどう行使するかだ。...

  • インフレはバブルより悪性

    借りて金持ちになった。いっときだった。その時代は、バブルと命名されている。生島ヒロシさんが、十億ばかりの借金を返済するのに、できるだけ負担を軽くできるよう、せっせと繰上げ返済したと語っていた。返済は月五、六百万だったという。数億だったが、返済期間が違うためだろう、私もピークの返済額は月五百万、年間六千万、日割りにすると17万円だった。本業は行き詰まっていた。借金で増やした土地を売り返済を急ぎ、共済で...

  • アンログとデジタルと、真偽

    子供のころ、銭湯には大人の身長大で大顔の重々しい体重計があった。 裸になり、それに乗るのが楽しみだった。 人の数倍の「大顔」には太い針があって、大きく左右に揺れて、やがてに止まる。 すなわちこれが体重だ。 体重計がデジタルになって、つまらなくなった。 ゆれて止まる動作が消えてしまったからだ。 デジタルはアナログの揺れを消し去った。 天秤(balance)を知っているだろうか。 一方に重り(分銅)を乗せ...

  • 局長が叫んだ、「ぶった斬ってやる、表へ出ろ」

    「ぶった斬ってやる、表へ出ろ」 総務局長室に日本刀が置いてあったかどうか、覚えていない。 後になって彼が著名な日本刀鑑定家であると聞かされた。 相手は一等級、こちらは四年目の六等級何号俸かのペイペイである。 どうして局長室で怒鳴られるハメになったか。 五十年も前の話である。 自治労の末端支部の執行委員、合理化対策部長だった。 電子計算課キーパンチャーの職業病(頸肩腕症候群)に対する労働環境改善闘...

  • 殺人事件らしくない容疑者大量逮捕の展開

    六人目の容疑者が逮捕された。 事件は解決に向かっているように見える。 が、逮捕者が六人である、ここに宝島夫妻殺人事件の最大の特徴が現れている。 これは宝島夫妻殺人事件のブログ第三弾である。 推論に推論を重ね楽しんでいるのだから、信憑性は当てにならない。 殺人である、最も知られてはならない犯罪である。「秘匿(ひとく)」を持って旨とすべしである。 知られてはならないのだから、関係者が多いほど、モレが...

  • 犯罪はジグソーパズル化する

    このブログは「宝島夫妻殺人事件」の追記である。 「宝島夫妻殺人事件」は特殊詐欺犯罪の応用事例である、という仮説に立って考察している。 犯罪は、以下の時系列をたどるものと信じられている。 とりわけ警察、刑法(構成要件)は時系列思考にがんじがらめだ。 すなわち、以下の解明によって、犯罪を暴くことが出来ると想定しているのである。 すなわち、動機→計画→準備→実行→始末である。 矢印は因果関係を表している。...

  • 宝島夫妻殺人事件は特殊詐欺手法の適用だ

    宝島夫婦殺人事件が特徴的なのは、特殊詐欺(オレオレ詐欺)特有の手法を殺人事件に適用している点です。 特殊詐欺は手口から10種類に分類されています。 けれど、その犯行手法はたった一つです。 犯罪を構成するパーツが分割・分業され、全ての過程が指示者によって一元管理されている点です。 それぞれのパーツを構成する人物たちは、犯罪のシナリオ(=全体像)を知らない。 パーツそれぞれの相互関係・人間関係・役割も...

  • これは癌の影響なのか、それとも老化か

    わずかな段差がこわい。 つまずくのは決まって数センチの、あるかないかの段差だ。 骨がもろくなっているらしく、注意しないといけない。 それに、腰の痛みが続いていて、時として歩くことがつらくなる。 駅へ向かう道で、流れに付いていけないのでへこむが、これが常態となった。 同輩が歩いているが、いつの間にか並でいる。 まして置いていかれる感覚には馴染めなかった。「若者は加速度がある。」 そんな感覚にはなれ...

  • 円安インフレで、日本国大バーゲンセール

    3月4日、大谷のホームランのように日経平均が四万円を超え、ぶっ飛んだのは驚きでした。1,989年大納会で付けた日経平均38,915円は、日本のピーク、それは歴史的な天井に思えていたからです。分厚い天井が撃ち抜かれました。見ている方の感触としては、するすると抜けていったように感じます。前後して、金、プラチナ、銀も爆上がりです。他方インバウンドで日本の行楽地が外国人で埋め尽くされ、大活況です。小田急一本...

  • 無力で無能な「全国1741市区町村」1741通りの解決法

    4/9羽鳥慎一モーニングショーで「日本は被災自治体主導に限界」と題し、次のフリップが掲げられていた。「災害対策基本法で市区町村が避難所開設の主体となっているため全国1741市区町村で1741通りの避難所のあり方が存在している」以前から公的機関においてデジタル化が進まないのはなぜか、そんな疑問がくすぶっていた。避難所開設と、デジタル化に通底した問題が横たわっている。「全国1741市区町村で1741通り」がキーワードに...

  • 「紅麹コレステヘルプ」、中庸を忘れた現代人の破綻

    欲が出る。もっと若くなりたい。もっと健康になりたい。そう現代人は普通に思う。しかしこれはある種「病気」だと指摘したい。「病気」という表現は筆者の過剰な解釈であるが、現代を読み解くキーワードでもある。その格好の事例として、「紅麹」健康被害事件の背景を考えてみたい。悪玉コレステロールが増え続けると動脈硬化や脳梗塞を引き起こすリスクが高まるから、下げたい。こうした欲求から、悪玉コレステロールを下げる、小...

  • 増殖タワマンはステーション・シティに無用、無益

    駅にはホームドアもない貧相で危険な駅ですが、駅周辺には三つのタワーマンションが林立しています。グランタワー小田急相模原ル・ソレイユステーションスカイタワー小田急相模原リビオタワー小田急相模原レジデンスタワーマンションの建設に伴って目立って激変したのはカサや小さな子供を吹き飛ばすビル風で、それ以外にこの街にどんな変化が起きたのか。実ははっきりしません。この町に明らかな影響を与えているのは、背後に古く...

  • ポストコロナ時代の抵抗勢力

    電車のシートに座り込んだ。 周りを見渡せば、六、七割の乗客がマスクをつけている。 左前方のシートは全員がつけている。 ノン・マスクで思わずバッグを探るが、あるはずもなかった。 もうすっかり卒業気分でいた。 たまの交通機関で世間相場を知らされる。 現状にむしろ衝撃であった。 コロナ時代を経て何かが変わった、ようだ。 マスク回避の三割にいる自分の不明を思い知らされた。 僕には、根拠なき現実肯定感が根...

  • 遠いアメリカ、近いアメリカ、見知らぬアメリカ

    かってアメリカは、テレビドラマのなかに広がっていた。『パパは何でも知っている』『奥さまは魔女』『ザ・ルーシー・ショー』『名犬リンチンチン』・・・。初めて実物のアメリカに出会ったのは、基地の街に引っ越して来た1962年(昭和37年)のことだ。五、六メートルはあるフェンスの網目を通して広々としたアメリカが眼前に広がっていた。空が抜けているし、芝生はどこまでも広がっていて、それは次の駅まで伸びていた。広さは59...

  • カント情報断食

    ひたすら考える。これがなかなか出来ない。自分の場合は、本に過度に依存する。実態は、自分の代わりに読書に考えてもらっている感じだ。考えると言いながら、終始外からの情報に頼る。自分以外は頼らず、外からの情報を突き放して、一人考える時間は極めて少ない。とりわけネットが最悪で、スマホはこれを24時間拡大した。情報を遮断しないと、自分で考えることにはできないと思うようになった。一瞬ごとに借り物の思考が自分の考...

  • 地震はカラスのように勝手気ままに鳴く

    2月27日以降、千葉県周辺では1800回を超える有感地震が連続して発生している。 だからといって、これからさらに何が起きるのか、予測することはできない。 多少疑心暗鬼になるのだが、それも地震「自身」のなりゆき次第だ。 広く聞かされてきたのは南海トラフ地震、首都直下型地震、富士山噴火等々だ。 しかしながら、こうして広く流布されてきた「科学的予測」に反し、直近三十年間において日本国・日本国民は「科学的...

  • 老体をリサイクルする方法

    晩年父はカブを乗り回していた。 イクラを入れた餌箱をぶら下げ、近くの相模川へ鮎釣りにでかけて行った。 ビクいっぱいになった鮎をご近所に配るのが、楽しみだった。 そんな父も若い頃はどうだ。 金網で囲った空間でシェパードを飼い、アルバムの中には、ハーレーダビットソンにまたがる父の革ジャン姿が残されてある。 3月で七十六、父の晩年に達する。 昨年白内障手術(水晶体再建術)以降、メガネのいらない生活を満...

  • ちいさなお葬式どこまでも

    端折りたいがはしょれない。 小銭を排除するため、キャッシュレスを徹底した。 PayPay、Suica、ソニーバンク・ウォレット、Oliveフレキシブルペイ・・・。 だが、徹底すればするほど、小銭の復讐にはきついものがある。 世のデジタル化はまだらで、時として連続して小銭が貯まる。 一息ついて、ポケットの隅に隠れている玉玉を指先が触れると、イラとする。 一円、五円、十円、五十円、百円、五百円、玉玉玉。 進化は一様...

  • 第二の福島を阻止した珠洲原発住民抵抗運動

    起こったことは過剰に語られる。 だが、起こらなかったこともそれ以上に大事なことを語っている。 1月30日午後2時石川県の集計によると、今回珠洲市は初めて損傷の内訳を公表した。 全壊2092戸(45・8%)、半壊1036戸(22・7%)、一部破損1444戸(31・6%)だった。 電卓で、パーセンテージを集計し、全半壊は68.5%、被害を合計すれぱ100%である。 つまり、一棟として被害を免れなかっ...

  • ひなた爆睡

    赤ちゃんはストレスから自由だと思い込んでいた。 一昨年から二階に同居するようになった長男夫婦に女の子が生まれ、2月に一才となる。 初孫である。 七十代後半の老夫婦にとって孫を預かるのはうれしい、楽しい。 彼女はエネルギッシュだ。 好奇心が起動すると、動きが止まらない。 部屋から部屋へとハイハイで動き回る、エネルギーの塊だ。 で、そろそろ寝かせたいと思う 寝かしつけるために抱っこする。 だが腰が...

  • 一次・二次避難、そしてその先

    能登半島の付け根西部にあるかほく市の友人に連絡が取れなかった。やっと落ち着いたのか、あらましの連絡を受けたのは七日だった。 水道が止まり自身も風呂に不自由したが、何より携帯も通じない次男家族の行方が心配だった。居ても立ってもいられず、輪島市の避難所に向かった。 家族は全員無事だったが、避難所の様子は過酷なものでほって置けない。さいわい、家の被害は少なかったので、次男家族を老夫婦の家に引き取った。...

  • 6個3000円「高級蜜柑」、見たい食べたい

    「なにしとるんや! 火事場泥棒!」 石川県輪島市の店舗から出てきた自称大学生が窃盗と住居侵入の疑いで現行犯逮捕された。 盗まれたのはミカン6個である。 6個3000円の高級蜜柑だそうで、一個当たり500円になる。 取り押さえた近所の男性は「被災してみんなが寄り添って暮らしている時に物をとるなんておかしいんじゃないか。本当に許せない」と憤ったそうだ。 弱みにつけこむ悪質で卑劣な犯行だから、「災害時窃盗罪」を...

  • 蛇塚古墳の記憶

    二十六年前だ。 息子二人を連れ北京、洛陽、西安へ旅した。 一月二日、天壇公園を訪れる人はいない。 我々一行だけが取り残されたように、だだっ広い吹きっさらしのなか震え上がった。 今でも鮮明なのは厳冬の体感と、人民服を着込んだ自転車であふれていた北京市内である。 車窓からは人家も見えず、平原が続き、平原のここかしこに饅頭をふせたような土盛が数々現れた。 それが北京から洛陽へ向かう列車だったか、洛陽...

  • ジャニーズは男子児童に対する性犯罪アウシュヴィッツ

    読み返すことで、記憶の底に沈んでいた「歴史に対する知識」がよみがえった。 マックス・I・ディモント『ユダヤ人 神と歴史のはざまで』(朝日選書、1984年初版)だ。「ここでは、死人の歯から収集された金が17トン」、安価な石鹸をつくるのに「人間の脂肪12ポンド・・二時間から三時間煮立てそれから冷ます」P.198 1000人に達するといわれる男子児童が一人の男に凌辱された。 13、14歳の児童の肉体を犯し、心を殺した。...

  • カルロ・ロヴェッリとナーガールジュナ

    エントロピーが効いて、二、三日で狭い書斎は雑然とする。 一週間もすると、手がつけられない。 デスクトップはフォルダが使えるので、整理は行き届いているが、机上はそうはいかない。 物理的空間は煩雑だ。 インデックス一つではまとまらない。 で、仕方なく物理空間の片付けに入る。 この片付けが思わぬ効果を表す。 書庫と書斎の書棚の本を入れ替える、のである。 一部は入れ替えるも、もっぱら書棚の本を減らし、...

  • いまだ性犯罪を性加害問題と言いくるめるメディアの寡黙

    芸能マスコミはさすが口をつぐんた。 一言もらせば、犯罪加担者であることがボロボロと露呈するから。 その親玉であるテレビ局も知らんぷりを決め込んでいる。 犯罪を問題と繰返し言ってのける、恥知らず。 1964年6月29日に創業されたジャニーズ事務所。 それから五十数年、犯罪の被害者は千人を超えると「報道」されている。 なのにマスコミは何一つ知らなかった、そうだ。 誰もが知っていた、ゆえに誰も知らなかった。...

  • 苔とタマスダレの道

    歳をとれば、コンビニへで向くことも、街の医院に通うことも、貴重な歩く機会です。 家の閉鎖空間でウロウロしていては、歩く機会を失います。 体力を失うばかりです。 今日は歯科です。 四十三年前に設計した医院ですが、いまは二代目が後を継いでいます。 医院は住宅街を挟んで、大型団地の前に立っています。 住宅地には縦横に道が走り、入り組んでいますから、数通り以上の行く順が考えられます。 それでも通ううちに...

  • 古事記、日本書紀は全編漢字で半行も進まない

    最後のページに1992年4月12日とありますから、31年前にはじめて読んでいます。その後繰り返し手にとっているのが、加藤周一対談集『日本文化のかくれた形』です。 そのなかでも丸山真男『原型・古層・執拗低音ー日本思想史方法論についての私の歩み』です。 丸山は言います。今度の敗戦で「第三の開国」という時代が来た、つまり全面開国である、と。 ところで、「第三の開国」を思想史的問題として扱おうとすると、...

  • 傍線読書

    今はほとんど使っていない事務所の書庫に行って、段ボールの中をのぞき込む。 いちおうジャンル、テーマ分けはしているが、大小とり混ぜた本がざったに詰まっている。 タイトルを見るためにダンボール内部でひっくり返すだけだから、乱雑になることはない。 松本哉『永井荷風ひとり暮らし』と、渋澤幸子『だから、イスタンブールはおもしろい』を引っ張り出す。 かといって、全編を読み返すわけではない。 どんな豪華本でも...

  • マウイ島山火事焼け跡、東京大空襲東京市内と酷似

    それは東京大空襲で壊滅した東京市内と驚くほど相似していた。 第二次世界大戦末期にアメリカ軍は、紙(木造)でできた日本家屋を焼き尽くすには、焼夷弾が有効だとして、無差別爆撃を行った。 爆撃被災者は約310万人、死者は11万5千人以上、負傷者は15万人以上、損害家屋は約85万戸以上の件数となった。 マウイ島の被害実態はまだ不明である。...

  • 高度成長期の遺物、団地と団塊世代

    「歳取ったら都会にかぎる。」 友人いわく、「しかしね、都会の中の田舎は本当の田舎よりイヤだね。」 そんなことを書いたのは十一年前のことだ。 で、何か変わったか。 東京の下町から引越し60年を超えたが、この街の「構造」について把握できたのはごく最近のことだ。 商店街は駅から一直線、1000mほどある。 その最奥に、旧陸軍病院、現国立病院がある。 和菓子屋と花屋が多かったのはそうした理由からだろう。 途切れ...

  • セミのように生きよう

    ハナミズキの植った庭の地底から、数年の歳月をかけ地上へ飛び立った。 地上への通路は青みがかった緑のトクサの茎。 セミのぬけ殻は透明感のある薄茶で、エイリアン・ボディが瞬間写真のように残った。 一、二週間の地上世界で、恋をし、セックスし、産卵する。 地上は天国、極楽。 セミに今はあっても、あの世の妄想はないのだろう。 だだ地上現世をミンミンと称える。 生まれた時から地上で生きる人は、毎日が極楽、天...

  • ロシアにならクラスター爆弾もok、その論理と倫理

    バイデン政権がウクライナへ供与したクラスター爆弾を、ウクライナ軍が使用を始めたと明らかにしました。 アメリカ政府高官によると、「適切に使っている」そうです。 ロシアもウクライナも、供与したアメリカもクラスター爆弾禁止条約に加盟していません。 法秩序(国際法)においては合法です。 核使用はどうでしょう。 クラスター爆弾と同等、法秩序(国際法)においては合法です。 日本国も加盟国111ヵ国(2023年3月1...

  • 泥でにごった水槽の向こうー白内障手術ー

    昨日、3月に予約していた第一回目の白内障手術を受けました。 術後の左眼を守るため、ゴーグルを装着したまま一晩過ごしました。 今朝、シャッターを開け、外光に左眼をさらします。「左眼」はブルーに発色した透明の水槽に変わっていました。 左眼を通して見える庭がブルーに輝いているのです。 反対に、来週手術を残している「右眼」の状態に気付かされます。 泥でにごった水槽を通して、向こう側を見るようです。 来週...

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