中山七里『テロリストの家』おもしろかったけど …… 。
図書館で借りた中山七里『テロリストの家』を読みました。「どうなるか」とハラハラしながら。そして、警察の公安部のきびしさを垣間見た気がしました。しかし家庭の人間関係は「ギスギスし過ぎ」でした。男の子/女の子/夫婦/の家庭内の〈やりとり〉は、あんな感じにはならないでしょう。「誤解のきっかけ」や「犯罪」にパソコンやスマホがからむ小説が、これから多くなるでしょうね。老人が、どこまでついていけるかわかりません。その点、時代小説は安心して読めます。電話も車もスマホもパソコンも出てこないから。このところ図書館で借りる本に、今野敏/中山七里/鳥羽亮/佐野洋子/を入れるようにしています。借りても読まない本のほうが多いですが、「読んでみようかな」と思う本が並んでいると「なんとなくうれしい」。年寄りはこの「なんとなくうれしい」...中山七里『テロリストの家』おもしろかったけど……。
2023/06/30 18:45