題を「困った時はダンマパダ」から「困った時はダンマパダ、スッタニパータで悟りを開く」に変更しました。
ダンマパダ423詩の解説を何回か終えた段階で、少し趣を変えて、異なるお経の勉強を始めようという思いに至りました。どのお経を選択するかいろいろ迷いましたが、毎日少しずつ勉強するのに都合がよく、仏教を勉強する人たちに人気のあるお経として、スッタニパータを選びました。
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 51偈
51 村において、林において、快感や苦痛に触れられた人は、それを自分のせいにしてはならぬし、他人のせいにしてもならぬ。迷いの条件に依存して、触れられる事物が触れるのである。迷いの条件の無い人に、触れられる事物の触れることがどうしてあろうか? (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) (ウダーナ2・4 村で、森で、楽や苦を感じたら、それを自分に由来するとも…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 50偈
50 われらは何物をもっていない。いとも楽しく生きて行こう。身体を自分と見なす(見解に)とらわれることなく、喜びを食(は)む者となろう。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「われらは何物をもっていない。いとも楽しく生きて行こう。」は、44偈と49偈と同じです。 「喜びを食(は)む者となろう。」は昨日説明しました。 …
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 49偈
49 われらは何物をもっていない。いとも楽しく生きて行こう。光り輝く神々のように、喜びを食(は)む者となろう。 (ダンマパダ200 われらは一物をも所有していない。大いに楽しく生きて行こう。光り輝く神々のように、喜びを食(は)む者となろう。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント この偈の前半は、この章の44偈の前半と同…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 48偈
48 他人を悩ます人々のあいだにあって、われらは人を悩ますことなく、いとも楽しく生きて行こう。他人を悩ます人々のあいだにあって、われらは人を悩まさないで暮そう。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 他人を悩ます人々とは、どんな人々でしょうか? わがままな人々です。 ですからこの偈は以下のようになります。 わがままな人々…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 47偈
47 怨みをいだいている人々のあいだにあって、われらはひとを怨むこと無く、いとも楽しく生きて行こう。怨みをもっている人々のあいだにあって、われらは怨むこと無く暮そう。 (ダンマパダ197 怨みをいだいている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは暮らしていこう。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のこと…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 46偈
46 他人を傷つける人々のあいだにあって、われらは人を傷つけることなく、いとも楽しく生きて行こう。他人を傷つける人々のあいだにあって、われらはひとを傷つけること無く暮そう。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント この偈を読んで、ブッダのことば(スッタニパータ)の125偈を思い出しました。 「母・父・兄弟・姉妹或いは義母を打ち…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 45偈
45 悩める人々のあいだにあって、われらは悩み無く、いとも楽しく生きて行こう。悩める人々のあいだにあって、われらは悩み無く暮そう。 (ダンマパダ198 悩める人々のあいだにあって、悩み無く、大いに楽しく生きよう。悩める人々のあいだにあって、悩み無く暮そう。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「悩める人々のあいだにあ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 44偈
44 われわれは何物をももっていない。いとも楽しく生きて行こう。ミティラー市が焼けているときにも、(ここでは)何も焼けていないのである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント ミティラー市とは、古代インドのガンジス平原東部(ウッタル・プラデーシュ州、ビハール州、ネパールの一部にかけて)にあったといわれる王国にあった市でしょう…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 43偈
43 貪る人々のあいだにあって、われわれは貪らずにいとも楽しく生ききて行こう。貪っている人々のあいだにあって、われわれは貪らないで暮らそう。 (ダンマパダ199 貪(むさぼ)っている人々のあいだにあって、患(わずら)い無く、大いに楽しく生きよう。貪(むさぼ)っている人々のあいだにあって、むさぼらないで暮らそう。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) …
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 42偈
42 他人に従属することはすべて苦しみである。自分が思うがままになし得る主であることはすべて楽しみである。他人と共通のものがあれば、悩まされる。束縛は超え難いものだからである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) (ウダーナ2・9 他人に従うことはすべて苦である。主権をふるうことはすべて楽である。なすべき仕事があれば人は悩まされる。束縛に克つことは…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 40偈、41偈
40 何物ももっていない人々は楽しんでいる。何物ももっていない人々は知慧の徳をもっているからである。見よ! 人々は人々に対して心が縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるのを。 41 何物ももっていない人々は楽しんでいる。何物ももっていない人々は知慧の徳をもっているからである。見よ! 人々は人々に対してかたちが縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるのを。 (中…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 38偈、39偈
38 この世で教えをよく説き、多く学んで、何物をももたない人は、楽しい。見よ! 人々は人々に対して心が縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるのを。 39 この世で教えをよく説き、多く学んで、何物をももたない人は、楽しい。見よ! 人々は人々に対してかたちが縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるのを。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 37偈
37 心のうちには怒りが無く、変転する迷いの生存をとどめ、つねに憂いを離れて、すっかり楽しんでいる人を、神々も見ることができない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) (ウダーナ2・10 その心に怒りなく、こうである、こうでないという議論を超え、恐れなく、安楽な、憂いのない人を、神々の威力をもってしても見ることはできない、と。) (渡辺愛子訳「原始…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 35偈、36偈
35 鉄の火炉で打たれて燃え立っている火が、次第に静まって、その行方(ゆくえ)がわからないように、 36 欲望の泥沼をわたりおわって、完全に解脱して、不動の楽しみを得た人々の行方(ゆくえ)を知らせることあできない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) (ウダーナ8・10 鉄槌で打たれて飛び散った燃える火花は、しだいに消え失せて、その行く先が知れぬご…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 34偈
34 事がおこったときに、友だちのあるのは楽しい。善いことをしておけば、命の終るときに楽しい。互いに満足するのは楽しい。(悪いことをしなかったので)あらゆる苦しみ(の報い)の滅びることは楽しい。 (ダンマパダ331 事がおこったときに、友だちのあるのは楽しい。(大きかろうとも、小さかろうとも)、どんなことにでも満足するのは楽しい。善いことをしておけば、命の終るときに楽しい。(悪いことをしなかっ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 33偈
33 すべての愛執を捨てると、すべての束縛を滅ぼすから、すべての迷いの制約を知りつくして、もはや再び迷いの生存にもどって来ない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「すべての愛執を捨てると」・・・求めるものがなくなったこと。 「すべての束縛を滅ぼすから」・・・そうすると、束縛がなくなる。 「すべての迷いの制約を知りつく…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 32偈
32 重い荷物を捨てたあとには、荷物をさらに引き受けるな。荷物を引き受けることは最上の苦しみである。荷物を投げすてることは楽しい。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 徳川家康の名言に、「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず」というものがあります。 家康は、「重い荷物」を捨てる発想はなかったのですね。ゴ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 31偈
31 この世における愛欲の楽しみと、天上の楽しみとは、愛執を滅ぼした楽しみの十六分の一にも及ばない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) (ウダーナ2・2 この世における愛欲の楽しさも、天界における楽しさも、渇愛(渇きのごとき強い欲望)の尽きた楽しさの十六分の一にも値しない、と。) (渡辺愛子訳「原始仏典 第八巻 ブッダの詩II」講談社より引用しまし…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 30偈
30 つまらぬ快楽を捨てることによって、広大なる楽しみを見ることができるのなら、心ある人は広大な楽しみをのぞんで、つまらぬ快楽を捨てよ。 (ダンマパダ290 つまらぬ快楽を捨てることによって、広大なる楽しみを見ることができるのなら、心ある人は広大な楽しみをのぞんで、つまらぬ快楽を捨てよ。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 29偈
29 すべての欲望を断ち、心のいらいらする思いを制し、ここに心が清らかに静まって、静けさに帰した人は、安らかに臥す。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 心がいらいらするのは、心が何かをしたいのにそれができないからです。 以前のわたしは、いそいで歩いている時、前を歩いている人がのろのろ歩いていると、いらいらしました。自分が…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 28偈
28 すっかり覆いをときほごされてやすらぎに帰したバラモンは、全く安らかに臥す。諸の欲望に汚されない人は、解脱していて、煩悩の汚れが無い。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント ダンマパダの最終章(第26章)のタイトルはバラモンです。その始めの偈はつぎの通りです。 「383 バラモンよ。流れを断って。勇敢であれ。諸の欲望を去…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 27偈
27 尊い生まれの人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生れるのではない。この英雄(=ブッダ)の生れる家は、幸福に栄える。 (ダンマパダ193 尊い人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生れるのではない。思慮深い人(=ブッダ)の生れる家は、幸福に栄える。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「かれはどこにでも生…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 26偈
26 愚人とともに歩む人は長い道のりにわたって憂いがある。愚人と共に住むのは、つらいことである。___まるで仇敵とともに住むように。心ある人々と共に住むのは楽しい。___親族と共に住むように。 (ダンマパダ207 愚人とともに歩む人は長い道のりにわたって憂いがある。愚人と共に住むのは、つねにつらいことである。___仇敵とともに住むように。心ある人と共に住むのは楽しい。___親族に出会うように。…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 25偈
25 諸の聖者に会うのは楽しい。かれらと共に住むのも、つねに楽しい。愚かな者どもに会わないならば、心はつねに楽しいであろう。 (ダンマパダ206 もろもろの聖者に会うのは善いことである。かれらと共に住むのはつねに楽しい。愚かなる者どもに会わないならば、心はつねに楽しいであろう。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「諸…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 24偈
24 岸に下りてゆく階段の整備されている河は楽しい。理法によってうち克った勝利者は楽しい。明らかな知慧を得ることは、つねに楽しい。「おれがいるのだ」という慢心を滅ぼすことは楽しい。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「岸に下りてゆく階段の整備されている河は楽しい。」・・・ガンジス河はゴータマ・ブッダの時代でも大変な聖地でし…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 23偈
23 徳行をたもっている人々に会うのは楽しい。博学な人々に会うのは楽しい。解脱していて再び迷いのうちに生まれることのない真人に会うのは楽しい。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 毎朝ラジオ体操をしに近所の運動広場に出かけます。ほとんど私と同年輩の年寄りの集まりですで、「おはようございます。」とあいさつをするだけの付き合いで…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 22偈
22 仏の現われたまうのは楽しい。正しい教えを説くのは楽しい。つどいが和合しているのは楽しい。和合している人々が修行しているのは楽しい。 (ダンマパダ194 もろもろの仏の現われたまうのは楽しい。正しい教えを説くのは楽しい。つどいが和合しているのは楽しい。和合している人々がいそしむのは楽しい。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 21偈
21 世の中で母を敬うことは楽しい。また父を敬うことは楽しい。世に修行者を敬うことは楽しい。世の中でバラモンを敬うことは楽しい。 (ダンマパダ332 世に母を敬うことは楽しい。また父を敬うことは楽しい。世の中で修行者を敬うことは楽しい。世にバラモンを敬うことは楽しい。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「世の中で母を…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 20偈
20 老いに至るまで戒しめをたもつことは楽しい。信仰が確立していることは楽しい。意義と趣旨を楽しむことばは楽しい。悪を為さないことは楽しい。 (ダンマパダ333 老いた日に至るまで戒しめをたもつことは楽しい。信仰が確立していることは楽しい。明らかな知慧を体得することは楽しい。もろもろの悪事をなさないことは楽しい。) (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 18偈、19偈
18 満足して教えを聞き、真理を見る人が、独り離れているのは、楽しい。世の中で、生きるものに対してみずからを制して殺さないのは楽しい。 19 世にあって、情欲を離れ、諸の欲望を超えているのは、楽しい。「おれがいるのだ」という慢心をおさえよ。これこそ最上の安楽である。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) (ウダーナ2・1 法を聞き、正しく見、満ち足り…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第30章 楽しみ 14偈〜17偈
14 心が真理を楽しみ、覆いをはなれたやすらぎを執著せず、四念処を楽しみ、またさとりを得るための七つのよすが(七覚支)を楽しみ、 15 心が真理を楽しみ、覆いをはなれたやすらぎを執著せず、四神足と八つの部分よりなる道(八正道)を楽しむならば、 16 かれらは楽しく食物を味わい、法衣を身につけている。山の中でも薮の中でもかれらのそぞろあるき(経行)は楽しい。 17 かれらは安穏となって、楽し…
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