子供のころも、そして今も、私の近くにはいつも白鳥がいました。片翼の白鳥が今の私の友達です。
冬に飛来してくるオオハクチョウ。でも、怪我や何らかの事情で北に帰ることのできない白鳥もいます。近くにも、片方の翼を失って、それでも元気に生きているオオハクチョウがいます。その白鳥を「駒ちゃん」と呼び、私は毎日、遊びに行っています。
昨日、背中から出血していた駒ちゃん。 今日は、気温が低いためか、ものすごく元気。泳ぐ姿も軽やかで、食欲もありそうだ。 ちょくちょく動くので、なかなか写真にとれない。 どうも動物は、携帯カメラを好まないような気がする。 それでも何とか、こちらを見つめたまま、カメラに収まってくれ...
なんとなく、最近の駒ちゃんは神経がビリビリしている気がする。 よく羽をむしりとっているように見えるし、ヒステリックな声で鳴いていることも多い。 今日は、昼前と夕方の二度、駒ちゃんに会いに行く。 夕方、既に雨が落ちていたためか、駒ちゃんは静かな湖面に落ちる雨音を聞いているか...
ここのところ、桜が咲いて、岸の散歩コースを歩いたり、釣りをする人が多いせいか、駒ちゃんはめっきり定位置で羽を伸ばしたり、クビを伸ばしたりしている様子しか見ていない。 まあ、私も二十四時間、はりついているわけではないので、何とも言えないが。 桜が咲いたと知らせているのか、それと...
いつものように、夕方、駒ちゃんに会いに行く。 早い時間は、運動部の生徒さんたちなのか、池の周りのコースをひたすら走っていた。 駒ちゃんは、じっと芦の中で座って休んでいたようだ。 ここのところ気温が上がってきたせいか、 湿地や、山肌から、むせるような土の匂いがたちこめている箇所...
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