如月や
如月や電車に遠き山の手のからたち垣に三十三才ミソサザイ鳴く木下利玄木下利玄キノシタリゲン1886-1925明治-大正時代の歌人。明治19年1月1日生まれ。伯父の木下利恭の養子。はやくから佐佐木信綱に師事し,「心の花」同人となる。明治43年「白樺」創刊に参加。口語的な発想,四四調の破調など,利玄調とよばれる作風で知られた。大正14年2月15日死去。40歳。岡山県出身。東京帝大卒。本名は利玄(としはる)。歌集に「銀」「紅玉」「一路」。いよいよ二月の晦日ミソカだ一月は往イぬる二月は逃げる三月は去る冬も終わり春になるその春はあっという間に時が経って四月五月もそう先の事ではないだろう今日は四月に招かれた茶事への手紙を書く下手な字だがお習字をちょっと習ったからってそうそう治らない下手のまま出すしかない諦めた如月や
2023/02/28 22:20