きっともうすぐ誰もいなくなるのさそしたらぼくは 寝転がって 見上げちゃって声にはださずに名前を呼ぶんだまるで呪文みたいだね 煌いているような可愛いもんでもないけどさまぶたの裏の篝火で 照れくさそうに笑うならぼくは何度だって 見る
気持ちがないならいい顔をしてはだめだ。お互いそうなんでしょ。責めることも責められることもできない。本当は誰でもいいはずなのだ。あたしもあなたも。誰もいないからって持て余している空白を埋めるだけの存在にはなりたくないの。あの彼と
微かな期待が浮かぶとすぐに打ち消す。あたしは一人でなんでも消化してしまうタイプだし、一人でいた時間のほうが長いから、今更だれかに頼る気もない。それでも未だに夜にカエルの鳴き声を聞いたり夏のようなにおいが漂うとさびしくて。今年の夏
今年の2月くらいまでほんとうに全くと言っていいほど外へ出ていなかったこと、あの人は知らないんだよね。人が嫌いだったことも言っていない。知らないことだらけなのはお互い様だけど、知らなくてもいいと思ってしまう。知ってしまうことが怖い
自分は覚えていない人が自分を覚えていてくれるとなんだか不思議な気持ちになる。あたしの名前が誰かの記憶にあったことがなんだか嬉しかった。むかしのあたしは「音楽が好きで気の強い女の子」というイメージだったらしい。確かに悪
列車に乗って30分。懐かしい景色が広がる町を友人と歩いてきた。高校のころよく行ったマイナーなコンビニもまだあるし、その店長のおじさんとおばさんもいた。相変わらず店内ではあたしが通っていた高校の生徒がテーブルを囲んでなんか食べてる。大した変
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